宮城県の物産と観光展で。
広島そごうで宮城県の物産と観光展が開かれています。昨日は、そこで「海鮮はっと汁定食」を食べてきました。
震災、津波で大きな被害を受けた南三陸町の松野やさんの出店です。
海鮮はっと汁とウニの炊き込みご飯、わかめ、くずきりともずくの和え物などがおかずが少しついています。
まず、お汁にびっくり。ものすごく沢山の具。アサリのあけみ、ベビーホタテ、エビなどがぎっしり。底の方には幅広の手打ちのおうどんが少し入っています。潮汁がとてもいいお出汁で、おいしい、けど多い!!
食べながら 松の屋さんの奥さんの話を聞いて、またびっくりです。この方は、5年ちょっと前に胃の進行がんで、胃は全部なくって、胃と小腸がつながっていて、胆のうも腎臓もどっさり削り取ったと。そして、3年半抗がん剤の治療をしたと。仙台の病院で治療をしたけれど、地元に帰ってそれまで作っていた漁師さんから戴いた具のはっと汁を食べて、少しずつ元気になったと。
でも、内臓がごっそりないので、貧血になるため、一年に一回地元の病院に入院して輸血や点滴をしていたと。ちょうどその入院中、お風呂に入っている時にあの震災が起こったと。お風呂の中であっちすべり、こっちすべりして、どうにも動くことができない時に、どっとお風呂に水が入って来て、ドアを突き破り、その水と共に、廊下にすべり出されたのだと。そこで看護師さんが「いたーっ」と見つけてくれて、早く逃げろと連れて逃げてくれたと。裸にバスタオル一枚。でも、何とか自分の部屋に入って、そんなことをしていたらダメだといいながらも、看護師さんがパジャマを着せてくれたと。
そして、非常階段に出て、この人は患者さんだから先にと、屋上に引っ張り上げてくれて、屋上に上がったとたんにどっとまた水が来て、他の人たちは流されてしまったと。
胃癌で命を生かされ、またこの震災で命を救われ、これは神様が生きろと言うことだと。皆さんにも感謝しながら、こうして南三陸の料理を食べてもらうために回っていると。
何か、そんな話を聞いていたら、涙が出てきて、泣きながら食事を戴きました。でも、このボリューム、とても全部は食べきれませんでした。ウニの炊き込みご飯、おいしいのに、残してしまって、ちょっと残念でした。
その前々日に食べたのは、この辛みそラーメン。マイルドで甘口の味噌のお汁に辛みそを溶きながら戴きます。おいしくて、麺完食です。ほかにもゆべしだとか、小さな最中とか、駄菓子とか、魅力的な物がいっぱいです。
そして、非常階段に出て、この人は患者さんだから先にと、屋上に引っ張り上げてくれて、屋上に上がったとたんにどっとまた水が来て、他の人たちは流されてしまったと。
胃癌で命を生かされ、またこの震災で命を救われ、これは神様が生きろと言うことだと。皆さんにも感謝しながら、こうして南三陸の料理を食べてもらうために回っていると。
何か、そんな話を聞いていたら、涙が出てきて、泣きながら食事を戴きました。でも、このボリューム、とても全部は食べきれませんでした。ウニの炊き込みご飯、おいしいのに、残してしまって、ちょっと残念でした。
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コメント
河野先生、こんにちは。
私も宮城の物産展に行きました。いつも行くお店があります。そこのお店の人が、募金よりもここで品物を買ってもらった方がありがたいと言われていました。直接届くからだそうです。100%そうかどうかはわかりませんけど、そうかもしれないなあと思いました。
投稿: 迷い人@広島っ子 | 2013年12月 2日 (月) 12時24分
そういったお話を聞くことは近場で仕事をしないと伺えません。むしろ先生のブログで知るってことが同じ建物で働いていても遠い存在なのかもしれません。
以前、高速道路の料金が無料だとかは聞いたことがありましたがまだまだ支援が必要なことですね!2~3年で終わるわけはないので、これからも自分で出来るだけの応援は続けていきたいです。
投稿: ふぁん | 2013年12月 2日 (月) 19時33分
いつもありがとうございます♪
壮絶な経験をなさった方が、こうして短期間でも広島で働いていらっしゃることに感動いたします!
なによりそういった話に至る先生のリサーチ力?に感嘆いたします♪
わたしもこのフロアを何度か通過しましたが、買い物には至りませんで申しわけございません。。
投稿: ふぁん | 2013年12月 2日 (月) 20時05分