「下ネタ」について。
活字に飢えていて。むさぼり読みたいのだけれど、今、しなければならないことが多すぎて。常にハンドバッグに文庫を一冊入れておいて時間がちょっとでもあれば読むのだけれど、今、時間があれば i Pad もしたいし。なかなか進みません。そうすると、よくしたもので、猛烈に読みたくなって、本に集中するようになります。もう、i Pad何てどうでもよくって、本、本となって。
この度の福井行きでトランクに入れていた本たちです。その時の気分で選んで読みます。夢中で一気に読んだのは、岸恵子「私の人生ア・ラ・カ・ル・ト」。なんと、岸恵子というのは、すごい人だと。これについては、また書きます。
今回は、「下ネタの品格」について。佐賀の鳥栖のゆるきゃらがわいせつ発言をしたとの騒ぎを知りました。いったいどんな発言なのかと興味をもったら、ラジオを録音している人がいるのですね。それをネットで聴きました。
なんと、貧しいですね。女性の性器の俗称を連呼することが、下ネタの中でも、もっとも下品で貧しくて、サイテー!!聞いていいて、おもしろくもなんともない、ただただ不愉快なだけ。ゆるきゃらの音声を担当する人が、それだけ貧しい感性の持ち主だったということなのでしょう。
私は、仕事が下ネタに関することが多いので、それをいかにいやらしくなく対応するかが仕事の一つでもあるので。下品な下ネタには、厳しくなっています。それには、しばしば女性に関しての差別的な見方が下地に合ったりする物だから。
品良くさらりと下ネタを話すことができ人は、余程教養を積んで、生き方そのものも魅力的な人だと思うのだけれど。
本の中で、いろいろな人が下ネタについて話し合っているけれど、中でも石田衣良と村山由佳の対談がすっごく面白かった。この二人には、薀蓄があって、まあ、元からこの人たちが書いている物は好きだったのだけれど、今回のを読んでみて、やっぱりと思いましたよ。生き方が素敵なのですね。
中でも衝撃だったのは、石田衣良が、素敵な女性と食事をする時、相手に下着を脱いでと頼むと。それをテーブルに置いてもらって折りたたんでレースの所を出して胸ポケットに入れるのだと。あの顔で、あの話し方で、そんなことをされると女性はたまんないですね。
まあ、今回の鳥栖のゆるきゃらについては、音声担当者を入れかえて、少し時間をおいてまた復活させることですね。そうでないと、ゆるきゃら自身には何の罪もないのだから、可哀そう、と思ってしまいます。
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コメント
『少年 H』も読まれたようですが、それに合わせて『間違いだらけの少年H』(山中恒・典子著)もお勧めします。『少年 H』はフィクションですが、後者を読むと事実はどうだったのかについて勉強ができます。
投稿: お節介 | 2013年11月16日 (土) 11時14分
週刊文春の人生エロエロが好きです。
今「夜の流行語大賞」を募集していて、年末に大賞を発表するそうです。
ノミネート61作品中、1番笑ったのが「そこ違う!」です。
失礼しました・・・品格がなくて
投稿: ⑦パパ | 2013年11月16日 (土) 12時43分
石田衣良さんのお話。
とても色っぽくてポッとなりました。
投稿: nancy | 2013年11月16日 (土) 14時13分
下ネタにも生き方や品格が現われるのですね。
投稿: もみじ日記 | 2013年11月16日 (土) 22時34分
お節介さま
はい、その同時を知る人たちに沢山お話しは伺っています。私は、小説はこれでいいと思っています。大切なのは、当時、人々が、特に子どもたちがどんな生活を強いられて来たか、それを知ることができれば十分です。その意味で野坂昭如氏の火垂るの墓もそうですね。コメントありがとうございました。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2013年11月17日 (日) 07時52分
⑦パパさま
私、最近はあまり週刊文春は買わなくなってるのです。それに、時々買っても、そんな三浦氏の記事なんて読んだこともありませんでした。この度、初めて読んだけど。まあ、パパと私の好みが異なるのは当然ことですね。私、パパの鼻、すっごく伸びてると思いますよ。とくに「ちょっとだけ○○を変えてみた」にサイテーのを載せたでしょ。それもあって、パパにも当ててのつもりもあって、あれを書いたのですよ。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2013年11月17日 (日) 08時25分
nancyさま
ありがとう。ね、素敵ですよね。同じように感じてもらって良かった!!こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2013年11月17日 (日) 08時26分
もみじ日記さま
はい、その通りと思います。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2013年11月17日 (日) 08時27分