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産婦人科医のための女性保健医療セミナー

産婦人科医のための女性保健医療セミナー

昨日は、朝から夕方まで、ずっとぶっ通しでセミナーで勉強をしました。
全国から、各地で性教育の実践をしている人たち約70人が集まりました。

特に今回興味があったのは、「中絶薬をめぐる我が国の状況」と、「低用量ピルの安全性情報」の二つでした。

前者は日本家族計画協会の北村邦夫氏のお話でした。日本では昨年の人工妊娠中絶の発表がありました。全体としては中絶はだんだんと減少傾向にあります。それでも10代と40代の人工妊娠中絶の割合は横ばいの状態です。

我が国においては人工妊娠中絶の方法は、子宮頚管拡張と子宮内容除去、全く外科的な手術によって行われています。しかし世界的には現在は人工妊娠中絶薬すなわちお薬の内服によって中絶が行われているという状況です。

  人工妊娠中絶薬は1988年に中国とフランスが認可したのを始め現在ではスエーデン、オーストリア、ドイツ、アメリカ、ノルウェー、台湾、スペイン、ニュージーランド、スイスなど57か国が承認しています。

  そしてWHO、世界保健機構関も機械的手術よりもお薬による中絶の方が安全であると言う勧奨を行っています。

  日本ではまだ認可されていないため、使う事は出来ません。でもインターネット等による個人輸入で密かに使われているとい状況もあります。

  医師が関知しないところで個人的に使われ、事故が起こり、そして深刻な状況になるとこともあると報告されました。

  しかし低用量ピルや緊急避妊薬、子宮頸がん予防ワクチンなどの認可をなかなかしなかった日本ですから、この中絶薬の認可もまだまだ国としてはしないのではないかと思われます。

  私はまだ東京にいます。これらのことについてはデータも示しながら、また詳しくお話ししますね。

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コメント

この問題は,常に安全性,倫理性,方法の相当性などの問題が絡んでくるので難しいですね。

投稿: もみじ日記 | 2013年11月 4日 (月) 16時19分

もみじ日記さま
大切な視点は、女性の体と心への負担。それこそが、もっとも重要に考えられなければ、と思います。低用量ピルや、緊急避妊薬に反対する人たち、組織的に運動をする宗教団体の動きが厳しくなるでしょう、この人たちが政治も動かしています。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2013年11月10日 (日) 08時56分

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