徳洲会病院と猪瀬都知事
徳洲会病院の選挙とお金の問題は、何を今さらというほど、いわば公然のことではありました。以前、南の島に講演に行った時、選挙の時だけでなく、徳田氏側ともう一人の自民候補の側の対立は、日常の生活の隅々にまで入り込んでいました。
徳洲会が全国の病院を上げて選挙運動をすることと同じことがいろいろな企業においても行われていることであります。広島でも、選挙事務所に企業の社員が駆り出されていることも公然のことです。
選挙に強いということは、お金があるということでもあります。
しかし、今回の猪瀬東京都知事へのお金の「貸し」については、びっくりしました。さもありなんではありますが。
山下徹さんのフェイスブックにもありましたが、猪瀬氏の記者会見ほど、わかりやすい物はないと。ウソを言っている、またはどうごまかそうかと逡巡している姿が、もろに見えます。瞬き、目線が定まらず、必至で言葉を探そうと言い淀んでいる姿は、まあ、みっともない!です。
五千万円ものお金を無利子、無担保で貸してもらうということが、政治の世界でまかり通るということの不快感!まだまだいろいなことが出てきそうです。
ただ、いやだなあと思うのは、たかる側の問題と同時に、コメンテーターの誰かが言っていました。病院の経営はそんなにもうかることなのかと。
今の医療体制で、全国の徳洲会病院のような規模の病院はふつうに経営していれば、とても苦しい物なのです。国立や県立病院など、公的病院が赤字で自治体の経済を圧迫しているというのは、よく聞かれることです。
それが、あんなに誰かに貸す(?)時、即座にお金を動かすことができるというのは、余程どこかで無理をしているに違いありません。
「少ない職員を安い給料でこき使っている」「十分に研修をしていない医師をアルバイトで使っている」と、評判は芳しくありません。病院の職員が一生懸命に働くいうのは、ありがたいことではあります。でも、それがどこかに無理が来て、医療の質を落とすということもあり得ることなのですね。
今回の一連のことも、発端は内部告発と言われています。こき使われた職員のだれかが、告げ口をしたということもさもありなんです。
ただ、今の政権が猪瀬都知事を必要とするか否かで、特捜部の今後も変わるのでしょうね。
猪瀬氏の今後の動向を含めて、目が離せません。
昨日は、朝10時10分に家を出発して大分へ向いました。スイスイ気持ちよく来ていたのが、山口から大渋滞。工事だと。何と関門大橋が上下線とも3車線を1車線にしての工事なのですね。渋滞するはずです。大分に着いたら、もう暗くなりかけていました。前日の夜来るつもりだったのですが、少し疲れていたので、朝の出発に変えました。やはり明るいうちの運転が楽です。しかし、渋滞にはまいりました。昨日は、性教協の中国大会が松江であって、行くつもりだったのですが、身内の病気で急きょ大分に帰ることにしたものです。性教育の仲間のみなさんには申し訳ないことです。
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