両親が切抜きをしてくれていた。
旅慣れた私だけれど、講演などの仕事がらみでなく、完全な休息で、それもたった二泊三日の旅なのに、なぜかそわそわして準備がさっぱりはかどりません。特に必要ない所をがたがたと探したり、引っ張り出したり。
そして、ふと父の日記などが並べてある書棚を見ていると、なんということのない大学ノートにⅠ、Ⅱなどと書かれている数冊を見つけました。何だろうと引っ張りだして見ると、それは両親が私の記事を切り抜いて張ったもの、切抜き帳でした。勤務医の頃、「さらば、悲しみの性」を出版した前後は、マスコミの取材も大変でした。それらを丁寧に切り抜いてあります。家で取っていた新聞は朝日だけなのに、中国新聞も、毎日新聞も、それに日経新聞や週刊誌まで。よくもまあこんなのをどうやって手に入れたのかしらと思うほど、多岐にわたっています。
つい、涙がにじんでしまいました。
子育てをしながらの、救急指定病院での厳しい生活が蘇りました。つくづく、あの頃は大変だったなあと。そして、その私を両親は懸命に支えてくれていたのだと、改めて感じ入りました。
ありがたいものです。
これからしばらくそれらを読んでみましょう。それから、父の日記も。戦争前後は読んだのですが、もっと前も、後も。
今日から三日間東京です。東京には何回も行ってはいても、ほとんど観光なんてしていないものですから。、とっても楽しみなのです。はとバスでスカイツリーに行くことと、二日目の夜なだ万茶寮で食事をすることだけそろって行動。後は自由行動としたので。若い人たちはディズニーに行くらしい。それから築地の市場や千疋屋とか。私と姉は初めて歌舞伎座に行きます。催し物は「義経千本桜」。後は娘と食事をすることくらいしか決めていませんが。すっごく楽しみ。台風が心配だけど。無事に行って帰れますように。木曜日、24日の夕には広島に帰って来る予定です。夫は行きません。女ばかりの一団です。
パソコンは持って行きません。I Padで、時々東京からの報告をしますね。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
私は、お舅さまが大好きでした。
まあ、同居ゆえ、日々いろいろあっても、
本当に私が苦しい時は、
必ず助けてくれた。
そんなお舅さまの日記、
大切に置いてるパパ。
いつか、ゆっくり読みたいと思います。
お気をつけて、
東京の旅、お楽しみください。
投稿: ナナママ | 2013年10月22日 (火) 08時41分
親って本当にありがたいですね。
束の間の休息,すべてを忘れてゆっくりおくつろぎ下さい。
投稿: もみじ日記 | 2013年10月22日 (火) 16時01分
ナナママさま
私は、両親が亡くなってはじめて両親をありがたいと思っています。だから、若い人たちには親がいる間に孝行を、と言いたいですね。今だったら、ああもこうもしてあげられるのに、と。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2013年10月27日 (日) 11時37分
もみじ日記さま
ほんとうに親はありがたいと思います。おかげ様で東京ではのんびりしてきました。またご報告しますね。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2013年10月27日 (日) 11時38分