「はだしのゲン」40周年記念イベント。
昨日は、はだしのゲン40周年記念のイベント初日でした。診療が終わって駆けつけると、第二部のシンポジウムが始まっていました。
檀上に並んでいらっしゃるのは、はだしのゲンの外国語版の翻訳をなさった方たちです。金沢在住の「プロジェクト・ゲン」代表で、ロシア語に翻訳された浅妻南海江さんたちお二人、英語版を翻訳されたアラン・グリースさん、中国語に翻訳しつつある坂東弘美さん、朝鮮語に翻訳された金松伊さんなどのそうそうたるメンバーです。
残念ながら、私が行った時は、坂東さんからのお話してした。中国人留学生と共に大変なご苦労で翻訳されています。でも、翻訳されたとしても、中国での出版がなかなか難しいことが予想されるとのことでした。
朝鮮語の翻訳者の金さん、この方お話しはすごかったです。大変なご苦労で翻訳なさった後の出版でした。まだ日本の文化が禁止されていた時です。なかかな出版してくれ会社が決まらない時。韓国に行き、出版を決め、いざ出版されると、日本の漫画なんてとそっぽを向いていた大学の先生たちが読んで感動してくれて、そして徐々に広まって行ったと。持っていらっしゃるのは地下鉄に貼られたポスターだそうです。今、韓国のほとんどの学校の図書館に韓国語版が入っているそうです。
金さんは、今年の7月には、「はだしのゲン私の遺書」の翻訳が出来上がると言われました。皆さんのご尽力、頭が下がります。
次に檀上に上がられたのは、現広島基町小学校校長の二宮孝司さん、元広島平和記念資料館館長の前田浩耕一郎さん、京都国際マンガミュージアム研究員の伊藤遊さん、そして先日の動画でも紹介されていた冨恵洋次郎さんの四人です。
どの方も、それぞれゲンの取り組みのお話しがとても興味深かったです。
二宮さんは、小学校での平和教育への取り組み、4回も中沢啓治さんに来て戴いて児童たちにお話しして戴いた、そのお話し。
前田さんは、中沢さんに提供された原画がどのように大切に保管されているか、でも、それを仕舞いこんでいたいのだけれど、中沢さんの声で、フランスに貸し出したなどの、そのいきさつなどのお話しも面白かったです。
そして。圧巻は、伊藤さん。はだしのゲンの第一回目が掲載された少年ジャンプを持ってこられたのです。巻頭に、見開きカラーで掲載されていました。ほとんどの人はこれを初めて見たのでしょう。マスコミを含めて、カメラのフラッシュがすごかったです。
ほかにも、ジャンプの後、ゲンが掲載された「市民」も持ってこられました。さらに、調査をした所、ゲンが小学校の図書館の89.5%に収載されていたこと。大人たちは「平和教育」として図書館に入れたとしても、子どもたちはどんな読み方をしていたかの調査など。子どもたちは「サバイバルの物語」として、また、「怖い物」として読んだことなど。またこれから、たとえばドイツではどう読まれているか、など調査をしたいとか、色々と学問してのはだしのゲンの取り組みもあるんだなあ、とうなりました。写真で話をしているのが伊藤さん、初回のゲンを持っているのが冨恵さんです。
まだまだこの後は映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」の監督の石田優子さんと製作プロデューサーの渡部久仁子さんのお話しと、ペラ歌手の藤田真弓さんの歌などがありました。これは、またお話ししますね。
盛り沢山の充実したイベント初日でした。会場には、若い人たちの姿も沢山あって素晴らしかったです。またお話ししますね。
今日は、私は、昼は「平和を語る会」。沖縄の知花昌一さんと中村周六さん、お二人の僧侶による「平和と平等を問う」。夜ははだしのゲンの替え歌を歌う会です。
金さんは、今年の7月には、「はだしのゲン私の遺書」の翻訳が出来上がると言われました。皆さんのご尽力、頭が下がります。
次に檀上に上がられたのは、現広島基町小学校校長の二宮孝司さん、元広島平和記念資料館館長の前田浩耕一郎さん、京都国際マンガミュージアム研究員の伊藤遊さん、そして先日の動画でも紹介されていた冨恵洋次郎さんの四人です。
どの方も、それぞれゲンの取り組みのお話しがとても興味深かったです。
二宮さんは、小学校での平和教育への取り組み、4回も中沢啓治さんに来て戴いて児童たちにお話しして戴いた、そのお話し。
前田さんは、中沢さんに提供された原画がどのように大切に保管されているか、でも、それを仕舞いこんでいたいのだけれど、中沢さんの声で、フランスに貸し出したなどの、そのいきさつなどのお話しも面白かったです。
そして。圧巻は、伊藤さん。はだしのゲンの第一回目が掲載された少年ジャンプを持ってこられたのです。巻頭に、見開きカラーで掲載されていました。ほとんどの人はこれを初めて見たのでしょう。マスコミを含めて、カメラのフラッシュがすごかったです。
ほかにも、ジャンプの後、ゲンが掲載された「市民」も持ってこられました。さらに、調査をした所、ゲンが小学校の図書館の89.5%に収載されていたこと。大人たちは「平和教育」として図書館に入れたとしても、子どもたちはどんな読み方をしていたかの調査など。子どもたちは「サバイバルの物語」として、また、「怖い物」として読んだことなど。またこれから、たとえばドイツではどう読まれているか、など調査をしたいとか、色々と学問してのはだしのゲンの取り組みもあるんだなあ、とうなりました。写真で話をしているのが伊藤さん、初回のゲンを持っているのが冨恵さんです。
まだまだこの後は映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」の監督の石田優子さんと製作プロデューサーの渡部久仁子さんのお話しと、ペラ歌手の藤田真弓さんの歌などがありました。これは、またお話ししますね。
盛り沢山の充実したイベント初日でした。会場には、若い人たちの姿も沢山あって素晴らしかったです。またお話ししますね。
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コメント
広島には、海外から沢山の人が訪れます。
出版の権利とかややこしい問題はあるでしょうが、逆輸入して中古本として色々な国の言葉に訳された「はだしのゲン」を広島で販売できたらいいですね。
中国から訪れる人も多いですから、中国語の販売も。
投稿: やんじ | 2013年6月 2日 (日) 16時16分