「2013.8.6ヒロシマ平和の夕べ」⑥
今日は、プリントの裏面の呼びかけ文を掲載します。
呼びかけ
『「平和の夕べ」はヒロシマの原爆被爆者の悲願である核兵器廃絶と、原子力発電の問題は一体であるとの思いから、企画をしてまいりました。始めた当初は、原子力発電所の大事故が「いつかは起こるかもしれないこと」でした。そして、予想していたがごとく、福島原発の大変な事故が起こってしまいました。
今、福島の子どもたちに甲状腺がんが起こり始め、高濃度の放射能のために故郷を追われた人たちは、帰郷のめども立っていません。高濃度の放射線を浴びながら原発事故の現場で働く人びとは、下請けの下請け、6次7次の下請け会社により集められ厳しい労働を強いられています。政府や電力会社は原発の再稼働に向けて着々と準備を進めています。そして今では、時の権力者たちは、「原爆をいつでも作れる体制にするために原発は必要である」と、堂々と言うようにもなりました。
今こそ、ヒロシマの原爆の被害者である三村教授の、まだ被爆から7年しかたたない時の演説をかみしめたいと思います。
広島・長崎の被爆者も次々と亡くなっています。一昨年、私たちの会で悲壮な被爆の体験と、平和を望む激しい訴えをして下さり、昨年の会にも車いすで駆けつけて下さったはだしのゲン中沢啓治さんも昨年暮れに亡くなりました。
これ以上あらたな被爆者を出してはなりません。急がなければなりません。再度、私たちの思いを新たにしたいと思います。
今回の平和講演は、昨年の小出裕章さんと同じ京都大学原子炉実験所の今中哲二さんにお願いしました。今中さんは、ヒロシマの被爆二世であり、今もまだ未解決である広島の黒い雨地帯などの低線量被曝について研究を続けていらっしゃいます。
低線量被曝の影響を心配している福島の人たちのことを考えるためにも、今中先生のお話を聞きたいたいと思います。今、私たちに必要なものは何なのでしようか。どうぞ皆様、今年も「8.6.ヒロシマ平和の夕べ」に集いましょう!語り合いましょう!』
それから、今年も関連企画として「上関・祝島現地交流ツアー」と「被爆電車・平和学習」を行います。
写真は、上関の原発建設予定地。2010年、この企画に私が参加したときに撮ったものです。周辺では、イルカの群れがピョンピョン跳ねて、大変美しい瀬戸内海でした。
「上関・祝島現地交流ツアー」は、原水禁山口主催です。8月5日(月)7:15JR広島駅「新幹線口集合、貸切バス・船で上関・祝島へ。現地では、祝島の漁師さんの船に分乗して、魚釣りをし、手作りのお昼ご飯を戴きながら、現地で頑張っている方々、全国からこのツアーに参加している方たちとの交流を行います。船で上関原発予定地にも行き、今もその場で反対のキャンプを張っている人たちの激励も行います。これは、要予約ですので、チラシにある電話番号に申し込んで下さい。今年の参加費などは、その際にお伝えできると思います。
「被爆電車」は、昨年施行したときに、もう電車の限界が来ていて、来年は運行できるか否かわからないということでした。が、今年も無事運行して戴けることになりました。8月7日(水)11:00~JR広島駅南口噴水前集合 11:30 電車出発。電車内で、その電車に乗っていて被爆した米沢鐵志さんに解説して戴きます。原爆ドーム前まで行き下車。その後は13:00から平和記念資料館地下会議室(2)で平和学習「原爆と原発」。米沢さんのお話しを聞きます。被爆電車の乗車と平和学習合わせて参加費は500円です。
多数の皆様の参加をお待ちしますね!!
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