橋下氏と元従軍慰安婦の方たちとの面会中止について。
私は、今日日本に来ている元従軍慰安婦の方たちが橋下氏に会うということに、心を痛めていました。でも、今朝起きると、会わないということになったとネットで流れているので、正直、ホッとしました。
お二人の方が橋下氏に会って、さらに心を傷つけられるのではないかと、それを心配していたのです。
橋下氏は異様なほどに「強制連行はあったのか否か」、それが大切なことだとをツイッターでも繰り返しています。
強制連行があったか否かが世界から日本が非難される元ととなっているのだから、それをはっきりさせよと。そして、記者会見では、元従軍慰安婦の方に会って、それをしっかり聞きますと言っていました。
広島で講演をされたキル・ウォノクさんは、11才で「工場で働く」と言われて、行ったところ、慰安婦とされたと。「お母さん、お母さんと泣き叫んだ」と話されました。
ネットでは、キルさんが13才と言ったり11才と言ったりして、うそつきだと主張する人もいます。なんと、浅はかな。彼女の話はちっともぶれていません。韓国では以前から現在に至るまで、年は「数え年」で言います。私たちの小さいころも、数え年でした。だからお正月が来ると一歳「年を取っていた」のです。今も韓国に行くと、年は「韓国の言い方では○才で、日本の言い方では○才です」と自己紹介される方がいます。ただそれだけのこと。彼女は13才と言い、それは日本の言い方では11才だと通訳されるだけのことです。
私は、そんな話を聞くと、そんな11才で、たくさんの男を相手にしなければならなかったのは、さぞ本当につらかっただろうと思うのです。それをうそつきだなんて言う日本の若者たちが少なくない、一体その人権感覚はどうなっているのかと思います。
西村氏もそうなのですが、ネットではあまりにひどい彼女たちや、韓国人に対しての差別的な言葉が展開されています。橋下氏はその人たちの発言の根拠の一翼をになっています。
以下は彼のツイッターのコピーの一部です。こんなことをずっと繰り返し言っています。
強制連行の有無はどうでも良いと言うあいまいな態度は国内では良いのかもしれない。強制連行があろうとなかろうと恥ずべきことをやったのは事実だ。ただ強制連行の有無は世界的評価には大きく影響する。日本だけが特殊な性的奴隷を活用していたと認識されている。ここだ問題だ。(5月15日) この点を日本政府はあいまいにしている。強制連行があったのかなかったのか。日本政府は明確にすべきだ。日本の責任を回避するためではない。世界からの不当な評価について異議を申し立てるために。もちろん、強制連行の有無にかかわらず日本が反省することは言うまでもない。(5月15日) 文献証拠だけでなく、慰安婦の証言、第三者の証言を重ね合わせて事実認定をすることもできる。人の供述のみで事実認定するノウハウは裁判で確立されている。日本政府は、慰安婦の強制連行の有無について、本気で事実認定すべきだ。そしてこの論争に決着を付けるべきだ。(5月15日) 日本は慰安婦を強制連行したと言う事実をもって、アメリカは、日本人は特異で性奴隷を活用したと非難している。強制連行の有無は、世界的評価に大きな大きな影響を与えているのだ。ここを日本のリベラルは全く意識していない。国内だけ、元慰安婦の方だけしか見ていない。(5月16日) 日本のリベラルは、日本の責任を認めることしか考えていない。日本の責任は認める。しかし世界でどう評価されているのかにまで目を向けなければならない。世界と論争するには慰安婦の強制連行の有無が重要となるのだ。そして日本政府はこの点を明確にしない。これがこの問題の元凶だ。(5月16日)
私は、わずかの間ですが、キルさんが広島にいらっしゃる間の健康管理のお手伝いをしました。キルさんは、連日、一日も欠かさず講演をなさいました。福山→広島→女学院大学→広島市立大学→そして岡山に移動と。それは大変なお仕事を毎日なさって疲れ切っていらっしゃいました。講演以外はほとんどベットで休まれていました。
工場で働くと騙されて慰安婦になったということ、それだけで十分ではないか。レイプされた被害者がその時のことを警察でしつっこく聞かれ、逃げることができなかったのかとか追及され、それを「セカンドレイプ」と言うことくらい橋下氏は弁護士なのだから知っているはずなのですが。
私は、それをとても心配していました。でも、会わないと結論出されたのは、本当によかったと思います。これ以上お二人が心無い言葉で傷つけられることがありませんように。
高齢とお具合が悪いのに日本に来て、多くの人たちにそのつらかった体験をお話しして下さって本当にありがとうございました。お話しをしっかり受け止める人たちも日本には沢山いるということを、どうぞ受け止めてくださいますように、そう申し上げたいと思います。
私は、そんな話を聞くと、そんな11才で、たくさんの男を相手にしなければならなかったのは、さぞ本当につらかっただろうと思うのです。それをうそつきだなんて言う日本の若者たちが少なくない、一体その人権感覚はどうなっているのかと思います。
西村氏もそうなのですが、ネットではあまりにひどい彼女たちや、韓国人に対しての差別的な言葉が展開されています。橋下氏はその人たちの発言の根拠の一翼をになっています。
以下は彼のツイッターのコピーの一部です。こんなことをずっと繰り返し言っています。
強制連行の有無はどうでも良いと言うあいまいな態度は国内では良いのかもしれない。強制連行があろうとなかろうと恥ずべきことをやったのは事実だ。ただ強制連行の有無は世界的評価には大きく影響する。日本だけが特殊な性的奴隷を活用していたと認識されている。ここだ問題だ。(5月15日) この点を日本政府はあいまいにしている。強制連行があったのかなかったのか。日本政府は明確にすべきだ。日本の責任を回避するためではない。世界からの不当な評価について異議を申し立てるために。もちろん、強制連行の有無にかかわらず日本が反省することは言うまでもない。(5月15日) 文献証拠だけでなく、慰安婦の証言、第三者の証言を重ね合わせて事実認定をすることもできる。人の供述のみで事実認定するノウハウは裁判で確立されている。日本政府は、慰安婦の強制連行の有無について、本気で事実認定すべきだ。そしてこの論争に決着を付けるべきだ。(5月15日) 日本は慰安婦を強制連行したと言う事実をもって、アメリカは、日本人は特異で性奴隷を活用したと非難している。強制連行の有無は、世界的評価に大きな大きな影響を与えているのだ。ここを日本のリベラルは全く意識していない。国内だけ、元慰安婦の方だけしか見ていない。(5月16日) 日本のリベラルは、日本の責任を認めることしか考えていない。日本の責任は認める。しかし世界でどう評価されているのかにまで目を向けなければならない。世界と論争するには慰安婦の強制連行の有無が重要となるのだ。そして日本政府はこの点を明確にしない。これがこの問題の元凶だ。(5月16日)
私は、わずかの間ですが、キルさんが広島にいらっしゃる間の健康管理のお手伝いをしました。キルさんは、連日、一日も欠かさず講演をなさいました。福山→広島→女学院大学→広島市立大学→そして岡山に移動と。それは大変なお仕事を毎日なさって疲れ切っていらっしゃいました。講演以外はほとんどベットで休まれていました。
工場で働くと騙されて慰安婦になったということ、それだけで十分ではないか。レイプされた被害者がその時のことを警察でしつっこく聞かれ、逃げることができなかったのかとか追及され、それを「セカンドレイプ」と言うことくらい橋下氏は弁護士なのだから知っているはずなのですが。
私は、それをとても心配していました。でも、会わないと結論出されたのは、本当によかったと思います。これ以上お二人が心無い言葉で傷つけられることがありませんように。
高齢とお具合が悪いのに日本に来て、多くの人たちにそのつらかった体験をお話しして下さって本当にありがとうございました。お話しをしっかり受け止める人たちも日本には沢山いるということを、どうぞ受け止めてくださいますように、そう申し上げたいと思います。
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