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肺がん人のお見舞いで。

 昨日は、母と夫を乗っけて、二人の方へのお見舞いに行きました。母は、二人とも、お見舞いに行きたいと思いながら、なかなか行く機会がなくって気にしていたのだそうです。国立病院に入院しているとのことだったのですが、一人だけ入院中で、お一人は退院していらっしたので、隣の市の家まで行きました。

 入院中の方は、私は、まだ少し風邪が残っているし、私自身は知らない人なので、外で待っていました。もう命が危ないと言われて、母は毎日新聞のお悔やみ欄を気をつけてみていたと。ところが、お見舞いに行ってみると、とてもお元気になられていて、もう歩いてトイレにも行っているとのこと。一旦心停止して、臨死体験もしたのだそうです。母と夫は、お元気そうな姿に接して、とても喜んでいました。良かったよかったと。

 もう一人の方は、夫のいとこです。肺がんで手術もできず、もう危ないとの情報でした。

 ところが家に行って見ると、とってもお元気なのです。大きな声で、よくしゃべって。もともと明るい性格の人なのですが、笑わせてくれて、その中身もびっくりするお話しでした。

 そもそも昨年終わりごろからふらふらして歩くのが難しくなったと。風呂に入っても、ふらついてパンツが履けないと。どうもおかしいと病院に行くと、すぐに国立に紹介されたと。国立での検査の結果、小細胞肺癌。大きな癌が縦隔をふさぐほどで。小脳と膵臓に転移。胸水も溜まっていて、手術どころではないと。ふらふらは小脳転移のためでした。

 そこで、抗がん剤で治療することになったのですが、その治療のつらかったことは仕方がないことなのですが。歩くことができなくて、トイレに行くこともできず、紙おむつだったのが、ある日ひょっこり歩けるようになったと。そのうち抗がん剤の副作用にも慣れて、食欲も出て来たと。病院の食事がおいしくないというと、何を食べても大丈夫だから、好きなものを食べて下さいと。だから、朝は病院の売店でサンドイッチを買って食べ、昼は奥さんに弁当を作って持って来てもらって食べたと。夜は、せっせと外食をしたと。そしたら、二キロも太ったそうです。

 そして。抗がん剤の治療が効いて、すい臓の転移も二か所あったのがすっかり消えたと。肺にあった大きな腫瘤も消えて。小脳は放射線治療でほとんど消えたけれど、もう少しあるのを今度ガンマナイフで治療するのだそうです。

 今は、家でお酒も飲むし、好きなことをしていいのだと。ドクターも彼の抗がん剤の効き方にはびっくりしていると。今は週一回抗がん剤の治療に行くだけだそうです。

 いつかは、抗がん剤の効果もなくなるかもしれないけれど、そしたら、ほかの抗がん剤もあるからと言われるのだそうです。

 今、治療の効果を喜んでしゃべっている姿は感動的でもありました。ドクターの、外食のための外出許可をせっせと書いてくれたり、好きなことをしなさいという包容力のある態度もありがたいことなのですね。歩けなかった人が歩けるようになり、食べられなくて痩せてたのがどんどん食べられて、体重も増えるほどになったと。これだけでも、治療する効果があったことなのですね。

 その前日、やはり肺がんの身内の人が、「癌治療のウソ」という本を買って、抗がん剤なんか副作用ばかりで、効果もなくって、抗がん剤治療なんかするものではないと書いてあると言いました。私は、そんなことはない、この人がどれだけ癌治療に悪影響を与えているか、困った人なのですよ、とお話ししたのですが。現に、これだけ喜んで治療を受けているいとこの姿を話して上げなければ、と思いました。

 お見舞いに行った私たちが元気をもらって帰ってきました。

Dscn4437_1024x768 Dscn4435_1024x768 夫が実家の庭の松の手入れをしています。裏庭にはえびねが群生しています。

 いつもゴールデンウィークには満開のさつきが今年はまだ少ししか咲いていません。大分も寒いです。

 私はやっとレセプトを終えました。これから、書きかけの論文に取り掛かかります。



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コメント

えびねファンが見たら、泣いて喜ぶ風景ですね
ご主人、すごいですね

今日、《女子の暮らしの研究所》のブースに寄ってみました
先生のブログでって、話したらとても喜んでくださいました
暑い中頑張っておられました

肺がんと抗がん剤のお話し、とても興味深く読ませて
いただきました
周りにもいろんな病気を抱えた人がいます
希は最後まで捨ててはいけないのですね

投稿: | 2013年5月 5日 (日) 23時35分

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