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菓子博・電動車いすについて。これも差別のパターン。

 今日は、いよいよひまちゃんのお誕生日です。一日ひまちゃんと過ごす予定です。昨日、私のクリニックの車いすの空気を一杯にしようとして、空気注ぎが壊れているのを発見。買いに行くこともできなかったので、今日の朝から動きます。

 一日のことはまたご報告します。が、・・・その前に、どうしても腹の虫が収まらないので、今言っておきます。

 菓子博の「電動車いす入場制限」についてです。

 初日、ひまちゃんのこともあって下見のつもりで会場入り口に行ってみたら、入口の看板に「入場についての注意書き」が書いてありました。例の「危険物は持ち込むことができません」などと一緒に「電動車いすは入場できません」と書いてあって、もう、びっくりしました。これは何とかしなければ、と思っていたら、やはり即動きがあってというか、障がい者や県の障がい担当の方からの抗議があって、「平日だけ」認めるとなって、それが休日でもO.K.となったと報道されています。

 しかし、それでも、混雑時には手動に乗り換えていただく場合があると。それにつき、事前に予約をするように、などと。以下、新しく出された実行委員会の声明文です。


『ひろしま菓子博2013の会場内における障がい者用電動車いすの利用について
この度は、ひろしま菓子博 2013 の会場における電動車いすのご利用に関して、お騒
がせしましたことをお詫び申し上げます。
当実行委員会は、電動車いすの利用者をはじめ、多くの皆様にご来場いただきたいと
考えています。このため、一般社団法人広島県身体障害者団体連合会及び公益社団法人広島市身体障害者福祉団体連合会との協議を踏まえ、全ての開催日にひろしま菓子博
2013 の会場へ電動車いすで入場することを可能としました。
ただし、会場が混雑した場合や車いすの機種によっては、危機管理上の観点から電動
車いすから手動の車いすに乗り換えていただく場合があります。
何卒、ご理解ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。以下略』
 それに、昨日の知事の記者会見を見て、思いました。実行委員会も知事も、障がい者に対しての「お詫び」など一言もありません。「お騒がせしたことへの」お詫びなのですね。どうして「不快な思いをさせて申し訳ございませんでした」といえないのでしょう。

 それに、初めっから今までどうして「電動車いすが危険なのか」の説明が全くなされていないのです。手動は危険でなくって電動は危険。これが私にはわかりません。

 知事が言っていました。「一般の入場する人も車いすの人も両方の安全を考えなければ。安全が一番大切なことです。なにも障がい者来るなとか、そういうことではありませんよ。」

 ああ、この人も、差別が分かっていないと思いました。あたかも、障がい者の安全のためにというスタイルをとって巧妙になされるのが障がい者差別のパターンなのです。

 慣れない人に車いすを押してもらうことほど怖いことはないと言われます。小さな段差に突っかかったりということはしょっちゅうですし、舵を取るのもとても難しいことなのですね。車いす体験で自分が載ってみると分かります。私は、車いすダンスクラブの釜山公演のサポートで付き添って行ったことがあります。その時にも、どうして私はこんなに車いすを押すのが下手なのかと嘆きました。

 それよりも、自分で自分に慣れた車いすで動く方がはるかに安定して安全なのです。何よりも、障がい者自身が、電動車いすで街に出ることがどれだけ怖いことか、しっかり自覚した上で訓練を積んでいます。それに、人に迷惑をかけないようになんて、いやというほど痛感していることなのですね。

 街中の歩道は自動車が車庫に入るために斜めにしてある所が多く、波打っています。そこを斜めになりながら車いすは通らなければなりません。それを避けて車道を通るのは、もっと怖い。そのような中で、しっかり運転の訓練をしています。

 また、電動車いすはそれぞれの障害によって、自分で運転しやすいようにその人に合わせて作られています。

 私のクリニックには、右足が少しだけ動く方がいます。その右足でとても器用に電動車いすを操作します。バックも切り替えも、私やナースが手を出さないで自分でしてもらった方がはるかに上手です。また、彼女は、声も出ません。足元にワープロ式のパネルがあって、それを足で操作して文章にし、自分の意志を表明します。私たちはそれを読み、会話します。

 手動に移動させられたら、彼女はそのパネルも取り上げられることになるのですね。

 混雑時には、入場制限はみんなにされるべきもの。電動車いすの人にだけその負担を強いるのは、それが差別なのですよ。

 本日の毎日新聞に大きく記事がでていました。それによると、『05年に愛知県で開かれた国際博覧会「愛・地球博(愛知万博)」は電動車いす利用者向けの充電コンセントも用意するなどハード・ソフト両面でバリアフリーに力を入れた。開幕間際には1日に約28万人が来場し、計5時間20分も入場制限する混雑ぶりだったが、電動車いすの利用者の事故はなかったという。』

 また、『大阪市で26日開幕する「'13食博覧会・大阪」は、11日間の会期中に約55万人の人出を見込むが、車いす(電動含む)利用者への入場制限はない。担当者は「万が一、過剰な混雑が生じた場合は、車いす利用者だけでなくすべての方に入場制限を実施する」と話す。』

 もうひとつ。車いす利用者駐車場 が用意してあるそうです。が、これも見てびっくり。出入り口の真反対。広島城の横ですよ。何キロ離れているのでしょう。1000円で、それも予約制だそう。これなら、もっと近くの駐車場に止めた方がうんと便利です。

 ひまちゃん、電動車いすでアート祭り堪能したそうだけど。私にもう少しゆとりがあったら、電動車いすごと迎えに行って連れて来るのに、と残念です。電動車いすはバスに乗らないのですよね。

 私、この期に及んでも「危機管理のため」だの抜かしている実行委員会の事務局長って何ものなのだろうと思ったら、県教育委員会の人だったのですね。さもありなん!!

 今日は、ひまちゃんと一緒に楽しんできます!!

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コメント

先生まだありますよ。
ベビーカーも畳めって最初は言ってたそうです。
子供1人と手を繋ぎ、ベビーカーを押すつもりだったが
ベビーカーを畳んで抱えて、赤ちゃんを抱っこすると
手を繋ぐ筈だった子と手を繋げなかったとか。

あと、2時間並んでパビリオンに入ったら中のブースは
終っていたとか。
並んでる途中に「ここまでしか今日は入館できません」
って言わないのかって怒ってる人。
または、並ばせたんだから並んでた人が入るまで中は続けろ
って正論ですよね。
そんな色んなことをラジオや新聞で見聞きして、我が家は
菓子博は行かないことにしました。ま、太る云うのもありますが

投稿: ⑦パパ | 2013年4月25日 (木) 14時15分


すみません ○┓ペコリ

投稿: プティコション | 2013年4月25日 (木) 14時42分

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