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「福島県震災前後の若者の意識調査」

 昨夜遅く、もう今日になってから、無事広島に帰ってきました。

 この度の福島行きは、「福島県産婦人科医会思春期保健研修会」での講演でした。

Dscn4152_1280x960テーマは「10代の妊娠と出産」。

まず報告「福島県における平成23年度反復中絶状況調査」演者は福島県産婦人科医会常任理事の野口まゆみ先生。

講演Ⅰは、福島県立医科大学付属病院性差医療センター産科婦人科学講座准教授の小宮ひろみ先生の「福島県における中学生・高校生の心と性のアンケート調査」。

そして講演Ⅱが私の「若者の性の現状とかかわり方~診療の現場から見えること」

その後、指定発言として「10代の母親を支える「そだちの会・たんぽぽ」」 リプロダクティブヘルスを考える会の吉岡利恵さん。

 このような内容でした。

 小宮先生は、震災前と後での中学生や高校生の意識調査の比較でした。震災前にこのような調査をなさっていたからこそ、それも今回の震災や津波の被害のひどい地域やそれほどでもなかった地域の県内全般になされていました。目的として「中学生・高校生の心と性に関して、経年的な変化と東日本大震災および福島第一原子力発電事故が及ぼした影響について調査・分析し、今後の活動に役立てること」

 もう少し、2枚のスライドから。背景 福島県における10代の人工中絶率が全国で上位にあり、性感染症罹患患者の中に占める若者の割合は幾分減少傾向にあるもののいまだ全国平均より高い。福島県産婦人科医会では平成16年度に高校生と専門学生を対象に「10代生徒への性に関するアンケート」、平成19年に「中学生の性に関するアンケート」を実施し、その結果をとりくみに繁栄させて来た。

 そしてこの度平成24年6月~10月に福島県内の中学生・高校生に、産婦人科医が性教育の授業を行っており、同意を得られた学校に配布して調査がなされています。回収率4761名/5767名(82.5%)

いろいろと詳しく調査と分析が発表されましたが、まとめとしては次のように語られました。

○ 「学校の友人関係」「学校の授業のイメージ」「家庭のイメージ」は震災前後に大きな変化はなかった。
○ 中学生・高校生ともに震災前後「親(保護者)・兄弟姉妹・友人との会話がふえた」が多かった。友人・家族に対する思いについて震災前後で男子は4割、女子では6割が以前より大事に思う」と答えた。
○ 震災後は「自分にはよいところがある」「自分に満足している」「これからの生き方を真剣に考える」が増えた・特に相双・いわき地区でその傾向が強かった。
○「性」に関するアンケートは、前回調査と比較して、「相談できる友人」「特定の相手を好きになったときの行動パターン」「性交することに対する意識」から、「性」に対するより積極的な意識がうかがえた。

 小宮先生は、今年の7月28日に福島県会津若松市でおこなわれる性教育指導セミナー全国大会でのシンポジウム「夢に向かって自分らしく歩ために―震災を乗り越えて―」で基調講演をされます。

 貴重な調査を聞かせて戴きました。これからの若者たちが、この大変な震災と原発の事故を乗り越えて、力強く生きて行かれるように、私たち大人のサポートをどのようにすればいいのかが問われると思います。

 また明日に続きます。

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