福島からの母子と。
まだ福島行きから帰りに寄った東京でのことなど沢山お話ししたいことがあるのですが。それは後回しにして。
昨日、広島に来ている福島の親子の懇親会がありました。みなさん、バラバラに居住しているので、みんなで一緒にお食事をという会でした。私も診療後駆けつけました。
みんなで賑やかにお食事中。子どもたちはお好み焼きを食べていました。まあ、にぎやかです。
懇親会の場所は広い民家。食事の後、子どもたちは走り回って賑やかです。私は、私の孫と一週間違いの赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。
子どもたちが遊んでいる間、若いお母ちゃんたちといろいろとお話しをしました。
放射能が高いと分かっていても、そしてそれが子どもたちの体に良くないと分かっていても、それでもそこを離れられないという厳しい状況にいる、その事情も聞きました。自分と子どもたちだけでなく、夫や舅や姑との関係の中で、そして経済的なこと、夫の仕事のこと・・・。
そんな中で、せめてできるだけ子どもが被曝しないように、でも、そのストレスをどうやって解消するか、そんなことで精一杯と。
確かに。私がこの度、土日で郡山に行ったとき。郡山駅前に設置してある放射能濃度。0.241μシーベルトと高いです。全国どこを見ても、福島県以外、こんなに高い所はありません。(余談ですけど、西日本に逃げている人たちは、かえって放射能が高いところに逃げているのですね、とみんなの笑いを取ろうとした、東京大学の中川恵一氏、ウソを言ってはいけません。ますます怒りがむらむらと湧いてきます。)この高い濃度の中で、子どもたちが外で遊んでもいいという宣言を市が行なったと。
ただ、子どもというのは、外を走り回って育つもの。だから、外で遊ばないようにということはとてもストレスなのですね。母親たちのその深い悩み、苦しみ。
せめて広島にいる間、のびのびと遊んでね。そうとしか言えない自分がつくづく悔しいと思いました。それから、のどに針を刺して検査をした痕を見ると、やはり痛々しいです。これについて多くは言えないことが、また悔しいです。

皆様の数々のご支援、ありがとうございました。
今日は、みなさんで動物公園に行く予定なのです。ああ、雨が上がりますように!!
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