児童養護施設における性教育。
日々、いろいろな患者さんが来られます。社会人も学生も主婦も。お年よりも若い人も子どもも。一人暮らしも、大家族も、介護をしている人も。そして、家族がいない人も。パートナーと仲よしの人も裁判中の人も。
来る理由もいろいろです。大急ぎで手術を受ければならない人も、じっくりカウンセリングを必要とする人も。今私たちもうれしいのは、合格を報告してくれる人。もちろん、逆もいます。
さて、そのようないろいろな人に対応するには、医学的知識だけでなく、広い見識や包容力など、人と向き合う底力が必要になります。
私が性教育を学び続けているのは、そんなところにも理由があります。
今度の性教協の学習会のご案内をしますね。
これまでも、児童養護施設における性教育の実践の学習会はしてきましたが、今度も職員さんの実践の報告です。
養護施設での様々な出来事は、全国的に本当に大変なのです。そりゃそうですね。子どもが数人しかいない家庭でも、いろいろな出来事が起きて、親がひっくり返りそうになったりしますもの。思春期や幼い子どもたちが沢山いる施設で、何も起こらないわけがありません。
何か起こった時に大慌てするのでなく、日頃からどのような会話をするか、体や性について子どもたちとどう向き合うのか、子どもたちにどんな力をつけてもらうのか、施設における実践について学びたいと思います。
何より大切なのは、職員さん自身の性意識・セクシャリティをどう作っていくのかということだと思うのです。人々の性を包容力もって見、考えることができるのかどうかということだと。
もちろん、施設の関係者ばかりでなく、いろいろな方に来て戴きたいのです。どうぞいらっしてください。共に学びましょう!!
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