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子宮頸がん検診の結果の表記が変わります。

 子宮頸がんと乳がんのクーポンの使用期限は、3月31日で締切となります。(海田町は2月一杯で締め切られました)

 子宮頸がんのクーポンは4月1日の時点で20才、25才、30才、35才、40才の人に。乳がん検診(触診とマンモグラフィ)は40才、45才、50才、55才、60才の女性に配布されています。

 無料ですので、できるだけこれを利用して検診を受けましょう。

 それから、4月1日から、子宮頸がんの検診、細胞診の結果の表記が変わります。

002これまでは、クラスⅠ、Ⅱ、Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、Ⅴと分類、表記されていました。クラスⅠ、Ⅱは異常なし。Ⅳ、Ⅴはまず癌の可能性が強いという風に。

それが、今度は次の如くとなります。

その1、扁平上皮系は、1)陰性、NILM、2)意義不明な異型扁平上皮細胞、ASC-US、3)HSILを否定できない異型扁平上皮細胞、ASC-H、4)軽度扁平上皮内病変、LSIL、5)高度扁平上皮内病変、HSIL、6)扁平上皮癌、SCC、と表記されます。

その2、線細胞系は、7)異型腺細胞、AGC、8)上皮内腺癌、AIS、9)腺癌、Adenocarcinoma、10)その他の悪性腫瘍、other malig.

 これらの結果のうち、1)以外はすべて要精密検査となります。精密検査は、コルポ診と言って、拡大して子宮膣部を見、怪しい所の組織を取って病理組織新に提出します。

ただし、2)のASC-USは、精密検査といっても、HPV検査による判定が望ましいとなっています。HPVとは、子宮頸がんを作るヒトパピローマウィルスのことですが、そのウィルスに感染しているか否かということを調べます。もし感染していれば、その後、コルポ診、組織診となります。ただし、このHPVハイリスクの検査は、県に届け出をしている医療機関のみで実施されます。もしもHPV検査ができない場合は、6か月以内の細胞診の実施をとなっています。

 表記がかわりますので、しばらくは、混乱するかもしれません。もし自分の検査結果の意味がよくわからなければ、実施した医療機関、または検査機関にしっかりと尋ねて、納得することが何よりですね。

 子宮頸がんは、検診をちゃんと受けていれば、命どころか、子宮を失わなくとも済みます。一年に一回の検診をぜひ受けて下さいね。

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