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紙屋町周辺のランチ。

 広島そごうの10階はレストラン街ですが、ここの処、次々とお店が変わります。イタリアンのブッフェ、香港中華のブッフェがお店を閉じました。イタリアンはすでに次のお店が開店してますが、中華の後はまだ閉じられたままです。そして、今回、とんかつの双葉亭も閉店しました。

 閉じた全てのお店に時々行っていたので、寂しいです。厳しいですね。沢山の食べ物やさんがある界隈で、経営を健全にして行くのには、なかなか大変なことと思います。超零細企業の私に取って、全く、他人事ではありません。

 そんな街中ど真ん中で仕事をしている私にとって、ランチには恵まれています。日替わりであちこち行っています。

Dscn4031_1280x960 そごう地下に出店した島根県頓原が本店の奥出雲そば「一福」。開店の日に行って、二度目に行きました。今度は、温かい山掛けそば。それに前から気になっていたマイタケごはんもお願いしました。

 もみじおろしの辛みが入って、おいしいお蕎麦です。それに、ごはんのおいしかったこと。炊き方も上手なのかもしれませんが、お米が抜群。どこのお米か尋ねました。あの近くの有名ブランド、仁多米かと思ったのですが、頓原の「ひかり」なのだそうです。まだまだいろいなメニューを試さないと、と思いました。

Dscn4030_1280x960 本通りの真ん中の二階に上がっていくインドカレーのお店「ガナーシュ」。先日の会議のために初めて行ったのですが、そこでのランチに行ってみました。

 これはスペシャルランチセット、880円です。カレー二種、ナン、ライス、サラダ。飲み物は100円ですので、後、アイスコーヒーを頼みました。カレーは8段階で辛さが選べます。私は中にしたのですが、少し物足りませんでした。次はもっと辛いのにします。

Dscn3915_1280x960 カロリーが高そうなので、あまり度々は行かないようにしているのですが、やはり何と言っても、私の中でのランチの王座は、ここ紙屋町のウェストブラザビルの地下のリゾート(RESORT)のレディースセットです。時々とっても食べたくなるのです。ハーフサイズのお好みのドリヤかグラタン、サラダ、小さなピザ、それに手作りデザートと飲み物(私は後でホットコーヒーにしました)で900円です。

 「今日は、お昼何にする?」というのが私の楽しみの一つであり、エネルギーの一つでもあります。

 今日は、いまから宝塚の中学生に話しに行きます。帰ると、お楽しみ、倉本聡さんの富良野GROUPの演劇、「明日、悲別で」を見に行きます。

 

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郡山にて。その③ 会津木綿のピアスとストール。

 福島の女性たちの「女子の暮らしの研究所」。彼女たちは今、「Peace Project」を立ち上げています。ここに彼女たちのプロジェクトの記事があります。今、会津木綿を使ったピアスを作成し、それの販売をしようとしていること。もう一つ、会津木綿のストールを初めとした商品の販売も。

Dscn4014_1280x960 サンプルとして作られたピアスを見せてもらいました。透明なアクリルに会津木綿を挟んで、それはかわいく美しいピアスです。

 すぐに持って帰りたくなりました。

 それから、会津木綿のブランド「IIE」。その会津木綿の展示会のハガキをもらってきました。そのハガキの裏に書かれているのを転記しますね。

 「IIE(イー)は、原発事故の影響により福島県の大熊町と楢葉町から会津に避難してきたお母さんたちの仕事を作るため2011年秋に始まりました。会津木綿を中心に会津の地に脈々と伝わってきた素材を使って商品を考え製作・販売しています。」

001「IIE」をひっくり返してみて下さい。そう、「3.11」なのですね。これを作っているのは、会津の仮設住宅に住んでいるお母さんたちなのだそうです。この木綿のプロジェクトは、若い男性たちが中心となって取り組んでいるのだそうです。

 しかし、ご案内したface bookにあるように、3月の終わりまでに彼女たちが100万円集めれば、この木綿のピアスが作成され、商品化されるという約束なのだそうです。でも、まだまだ100万円にはほど遠くて。

 資金集めとして。3千円を提供すれば、ピアスが。1万円を提供すれば、ピアスとこの会津木綿のストールが戴けるということなのですね。私、物を見てすぐに欲しくなったので、2万円をお預けして帰りました。

 資金集めはとても大変だけれど、頑張って集めてほしいと思います。無事ピアスが作られるようになったなら、彼女たちはそれを持って五月の広島のフラワーフェスティバルに来て販売するのだそうです。

 皆様の応援を、どうぞよろしくお願いします。

 スタッフのみなさん、寒さの中、駅のプラットホームまで送って来てくれました。ありがとう、私もすっかり元気をもらいました。お互い、頑張ろうねと、名残り惜しくって・・・・。

 ところで。余談なのですが。このハガキにストールを巻いて写っている彼女。彼女も駅まで送りに来てくれました。顔が小っちゃくて背が高くて、抜群のプロポーションで、とてもかわいいし、びっくりしました。このスタイルなら、モデルになれるね、と言ったら、みんな東京に行くように言っているのだと。私もそう思いました。

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郡山にて。その②

 郡山での「からだミーティング」は、市内のお店「AKIRA」の二階が会場でした。

Dscn4016_1280x960 Dscn4018_1280x960お店の中に入ると、キャッ!ステキ!オーガニックや手作りの品が所狭しとディスプレイしてあります。その奥の階段から二階に上がると、そこはライブ会場としてしばしば使われているという、広間になっていました。

 会場の写真撮り忘れてしまいましたので、Peach Hartのface bookから画像を戴きます。
Photoこんな風に座布団にすわりながら、アットホームな雰囲気で。

 私が広島の地に生まれ、どんな風に過ごして来たかから始まって。学生時代に悩んだこと。被爆者や被爆二世の女性たちと話しあって、「自分たちは子どもを産もう」と結論を出したこと。そうしたら、とってもすっきりしたこと。自分がいざ第一子を産むとなった時はとても怖かったこと、それを夫とどう話し合ったか、などなど・・・。

 そして、体の基本も。体をちゃんと知って、自分で自分のからだの管理ができる、そういう大人であってほしいと思うので。


Photo_2 あの、富山の種部先生から戴いた「いい女・いい男の見分け方≒愛と暴力の見分け方」、これは、とってもよくできていてうなった物です。DVとつながることが言い尽くされています。これも提示して話しました。いい関係づくり、コミュニケーションの取り方なども。

 約二時間話しをした後、参加者のみなさんとミーティングをしました。これからを生きるみなさんたちです。恋愛中の人もいて、頑張って、たくましく生きています。そう、これからも大丈夫。それに、若い彼女達と話していると、私まで元気を戴きました。
Dscn4011_1280x960 男性も二人参加してくれましたよ。右の若い男性は、高校時代に私の「さらば、悲しみの性」を読んだのだそうです。

 短い時間でしたが、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 さて、これからも福島の地で生き続ける彼女たち。すでに素敵な取り組みも初めています。私たちにできることは何なのか、それらのことを明日、お話しさせて戴きますね。

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郡山にて。その①

 昨夜遅くに福島県郡山市から帰ってきました。短い滞在でしたが、楽しく過ごすことができました。

 今回の会の主催者でもある「女子の暮らしの研究所」 日塔マキさんが駅に迎えに来て下さいました。彼女とは、昨年の春と夏の二回広島で会っています。それ以来です。まず彼女が連れて行ってくれたのが郡山の子どもの室内の遊び場です。

1280x956 Dscn4004_1280x960 外はまだ放射線濃度が高くて外遊びができない子どもたちのために作られた物です。スーパーマーケットの経営者がこの建物を提供し、北欧のおもちゃ会社がコーディネートと遊具の提供をしたものだと。


Dscn4003_1280x960 Dscn4006_1280x960 中には砂場やただ走るコースなどもあって、子どもたちが本当に楽しそうに遊んでいます。このような遊び場は郡山にはここ一か所しかないので、とても多くて、今は時間制にしてあるとのことです。本来、子どもたちは外で走り回って遊ぶもの。楽しそうな子どもたちに、良かったねと思います。

Photo これは、広島県・市のホームページから取りました。2月21日の全国の放射線濃度です。ここには 各県の濃度のグラフも出ています。やはり福島は飛びぬけて高くて。もう郡山も外で遊ぶ時間の制限は解除したとのことですが。

 マキさんは、車の中に放射線濃度の検出器を置いています。0.3μシーベルトを超えるとチッチと音が鳴ります。


Dscn4023_1280x960 Dscn4024_1280x960

年間の濃度も出ます。これはミリシーベルトです。
Dscn4025_960x1280 土の近くに持って行くと、グンと濃度が上がります。

 目に見えない物ですが、やはりこうして数値を見るといやでも厳しさを実感します。

Dscn4008_1280x960その後、お昼ご飯に連れて行ってもらいました。一生懸命商い中という看板のかかったお店「トンチキてい」です。

 私が戴いたのは、ランチの中の「炙りしめサバ」の定食です。


Dscn4009_1280x960 Dscn4010_1280x960しめサバが炙ってあって、それをからししょうゆで戴くという、これまで経験したことのない食べ方でした。デザートと飲み物もついています。みんなが選んだのは、健康酢のドリンクです。これで850円。安くておいしくて。完食しました。人気のお店らしくて、次々とお客さんが来ます。

 そしていよいよ会場へと移動しました。会については、また明日ご報告しますね。

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東京駅で買った駅弁です。

東京駅で買った駅弁です。
ちょっと豪華に特製幕の内御膳、1300円です。
美味しそう!!今から食べます。

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東京に向かっています。

東京に向かっています。
空気がとても冷たくて、雪が溶けません。
つかの間の滞在でした。
福島の人たちとの会については、また帰ってから御報告しますね。
今日は0時頃に家に帰り着くでしょう。

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子どものための室内の遊び場です。

子どものための室内の遊び場です。
外で遊べない子たちが、生き生きと笑顔で遊んでいます。

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もうすぐ郡山です。

もうすぐ郡山です。
わあ、真っ白!!
吹雪いています。

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東京です。明日は福島・郡山です。

 東京のホテルにいます。足がぱんぱんに膨らんでいます。やはり一日診療をした後、新幹線に乗って東京までというのは、かなりきつくて。それに、東京駅について、はじめてのホテルを探すのに、ずいぶん遠回りをして歩きました。荷物をガラガラと引きながら、また例によって泣きそうになりながら。

 キャリーバッグの中には明日福島のみなさんにお配りする基礎体温表やら、子宮頸がんの予防ワクチンのチラシやら、プロジェクターやら、どっさり荷物が入っております。やれやれ、その荷物が重くて。

 はあ、しんどかった!!

 新幹線の中ではずっとパソコンです。明日話す中身をあれこれ変えたり、追加したり、削除したり。一応、なんとか出来上がって。これでいいかな? と思いながら、またまたホテルでパソコンを開いています。

 明日会うのは、広島で二度会って話をした彼女たちの主催です。その後、たくましく福島で活動しています。彼女たち「女子の暮らしの研究所」と「Peach heart」の共同企画です。彼女たちのface bookを転載しますね。明日朝早く新幹線で郡山に行きます。お互い元気が出るような会になるように、頑張ります。

【イベント情報】
今週末、イベントを開催します。
どなたでも参加可能なイベントですので、
お申し込みはお早めに♪

女子の暮らしの研究所×peach heart共同企画-
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『 * からだミーティング * 』
日時:2013年2月24日(日)
   13:30~15:30
場所:AKIRA - NATURAL & ORGANIC - 2F
参加費:お一人様¥500(お土産付き)
定員:約20名

広島から河野美代子先生をお迎えして
"あなたのカラダについて”お話会をひらきます。
これからのパパ&ママ
子供を育てているパパ&ママ
妊娠・妊活・生理不順・不妊治療
デリケートだからこそお話しにくい問題たち。
そのせいで間違った理解をされがちかもしれませんね。

「知らなかった」でチャンスや幸せを逃してしまわないように
あなたのからだの”ホントのトコ”をお話ししましょう。

初めての方、お一人様、女の子同士、カップル、ご夫婦
どなたでもご参加いただけます。

お申込はFacebookの参加ボタン
http://www.facebook.com/events/486981381349003/

もしくはメッセージにてご連絡ください。

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〔河野美代子先生プロフィール〕

広島大学医学部卒業。
総合病院産婦人科部長を経て
1990年に河野産婦人科クリニック開業。
ボランティア団体「広島エイズ・ダイヤル」の代表を務めている。
思春期から更年期まで、さまざまな世代へ
いのち・からだ・性について熱いメッセージを送り続けている。

「さらば、悲しみの性 産婦人科医の診療室から」(1985年)
「さらは、悲しみの性 高校生の性を考える」(1999年)
その他、多数の著作を発表している。
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 昨日お昼は、開店したばかりのそごうの「一福」でお蕎麦を食べました。働いている人たちは島根弁でした。腰があっておいしいお蕎麦とつゆもばっちり。そば茶と蕎麦湯の両方出してくださったし、小皿のお漬物は、わさびの葉と茎で風味たっぷりでした。

Dscn4000_1280x960 Dscn4002_1280x960 夜、新幹線の中ではむさしのお弁当「花篭むすび」です。昼も夜もどちらも美味しかったあ!! です。

 さて、明日早いので、早めに休みましょうかね。

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世界料理オリンピック金メダルのメニュー

 昨晩は、市医師会のブロック会。近隣のドクターたちとの集まりです。この会は、先生方の薀蓄のある楽しい話が聴けるので好きです。

__ 会場はANAクラウンプラザホテル。このホテルのレストランLe PLATINEの大森一憲シェフは、四年に一回、ドイツで開かれる世界料理オリンピックで昨年金メダルを受賞しています。その受賞記念のメニューでした。オリンピックで出された料理を中心のメニューです。それは、美しくて美味な料理のオンパレートでした。

 シャンペンで乾杯の後、まず「食前の楽しみ」。前菜の前に出されました。



Dscn3985_1280x960 Dscn3987_1280x960 続いて「炙りサーモンとたらば蟹の彩どり野菜テリーヌ ケッパーーとヨーグルトクリームソース」

 次に「鴨胸肉とフォアグラの真空調理 テリヤキソース」オリンピックの課題に世界の食材を使いながら、自国のアピールをして下さいというのがあったのだそうです。
Dscn3988_1280x960真空調理って何だろうね、なんて言いながら、出されたのを見てびっくり。鴨肉にフォアグラが埋め込まれていました。これを真空パックに入れて低温でローストしてあると。高温だとフォアグラが溶けてしまうからだそうです。
 テリヤキソースには淡くわさびが効かされています。納豆のイメージのかごはそうめんで作られていると。このかごもパリパリと戴きました。手が込んでいます。


Dscn3990_1280x960 「軽く泡立てた蕪と豆乳のポタージュと広島産燻製牡蠣」牡蠣が沈んでいるので、スプーンで持ち上げて写真を撮りました。蕪の甘さがやさしくて。

「帆立貝の蒸し焼き手長海老のあられ揚げ 季節の野菜とトマトハーブソース」



Dscn3991_1280x960 Dscn3995_1280x960真っ白なお皿に美しく絵が描かれているようです。真ん中の上のおまんじゅうの中からはカニが出てきました。
 「お口直しのグラニテ」。


Dscn3997_1280x960 Dscn3989_1280x960 この後にメインの「広島県産竹原峠下牛ロース肉の炭火焼き スモーク塩とボルドレイズソース」です。

暖かいパンはオリーブオイルにつけて戴きます。私は、パンは持って帰りました。


Dscn3998_1280x960デザートもまた美しい!!「アーモンドムースとさくらソース ジャパニーズ風2種のマカロンと黒ゴマアイスクリーム」これとコーヒーです。

 なんとも、楽しくおいしいお料理たちでした。

先生方のお話し、例えば、あの雪で大渋滞となった日、呉にお住まいのある先生は、マウンテンバイクで車2000台を追い抜いて無事時間までに出勤したとか。どんな病気になってそれを克服したとかいう話も沢山ありました。また機会あればそれらのお話しもしたいと思います。

 今日は、いよいよ診療後福島に向かってゴーです。

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福島の子どもの甲状腺がんについての記者会見。

  昨日、週末に行く福島の女性たちへの資料を作るために資料を調べていました。

 私が学生時代に悩んだ同じことを彼女たちが悩んでいました。昨年の夏に広島を尋ねてきた彼女たちとお話しして感じたのですが、今度は福島に私が行って、彼女たちとお話しします。

 そして、資料を調べていて、慄然としました。

 先日、発表された福島の子どもの甲状腺がんが新たに三人出て、すでに手術を終えたと。まだあと七人疑いがあるということ。

 その報道に接していたのですが、分からないことがいろいろとありました。でも、ここにその記者会見を丸ごとアップしてくださっていました。それを見ました。この中で、大変なことを言われています。その記者会見の模様をアップさせていただきます。時間がかか理ますが、ぜひ見て戴きたいです。特に、終わりのころを。

 疑いの七人は細胞診で悪性と出ていると。でも、手術をしなければ確定はしないと。それはそうかもしれないけれど。乳がんや皮膚がんなどで細胞診で陽性が出れば、これは悪性ということですね。

 それより愕然としたのは、「チェルノブイリでは子どもの甲状腺がんは四年後から増えているので、今のがんはもともとあったものなのかもしれない」と言われていることです。以前の記者会見では、子どもの甲状腺がんはふつう百万人に一人と言われているので、と言っています。

 そして、同時に言っているのは、「チェルノブイリでは今より超音波の機械が精度が悪かった。今のほうが制度が高い機械を使っているので、それで見つかったということかもしれない」と山下氏は言われています。

 それなら、そのチェルノブイリでは精度の悪い機械だったから、四年後から増えたのではありませんか。四年後からという彼らの言い逃れの根拠も崩れることになるのではないでしょうか。

 もう、今、ドクターたち、科学者たちは言い逃れとか言い訳とかしないで、事実を事実のままに発表することだと思います。それをどう考えるかは、それぞれが考えることです。事実が隠ぺいされたり、ゆがめられたりすることの方が差別を助長するのです。決して個人の特定とか、そんな問題ではなく、これからも子どもの甲状腺がんは増えるかもしれないし、家の子はどうなるのかということを何より福島県民の方たちが心配していることです。

 もう3人もの甲状腺がんが、そして7人もの疑いが出ているということです。これまで、心配ないとばかり言い続けてきた彼らへの信頼は崩れて行っているとそう思わないのでしょうか。彼ら自身が愕然としていないのか、それが不思議なのです。

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二週連続観劇です。

 ちょっと時間にゆとりがあって、というか、時間を作ってかもしれないけれど。今日の休診日、昼は福島行きの資料の準備をしますが、夜には、市民劇場の演劇「片づけたい女たち」を見に行きます。病気で入院している友人の代りにと言って戴いて恐縮なのですが、うれしくて。広島市内ではアステールで23.24.25日なのですが、福島行きと重なってダメなので、21日の安佐南の会に行きます。「片づけたい女たち」なんて、さっぱり片づけられない私は楽しく見られるかしら。

 そして、28日には、倉本聡さんの富良野GROUPの公演「明日、悲別で」を見に行きます。この日は宝塚で講演なのですが、飛んで帰って行くつもりです。

Photo  倉本聡さん、ここに書いたことがありますが、憧れの人です。叶うことなら、富良野塾に入れてもらいたいなんて。

あらすじ(サイトから)はこんな風に書いてあります。

『 二十年前に閉山した炭鉱の町、悲別。散り散りになった若者たちは、2011年大晦日、ここに集まろうと約束する。彼らの交わした約束とは、大昔この炭鉱の第一坑道の地下三百メートルの地底に先人達が埋めたという「希望」を封印したタイムカプセルを、探しに潜ろうということ。

 だが二十年の歳月は、若者たちを変えてしまっている。

 福島の原発労働者となって原発事故に遭遇した者、

 懸命にふるさとにしがみつき空しい町おこしに励む者、

 そしてこの街の町会議員になり、行き場のない原発廃棄物を引き受けて、悲別炭鉱の地下一千メートルに閉じ込めようと策す者。

 三百メートルの地下に希望があり、千メートルの地下に今絶望を埋めようとしている悲別。約束を守ったたった二人の若者が、空しくしか思えない希望を求めて、かつてのなつかしい第一坑道へ二人っきりで入って行った。』

 倉本聡さんが、原発の問題などをどう考えられるのか、とっても期待しています。二週連続して演劇を観劇できるというのは、とてもうれしいのです。

 

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サックスとピアノの演奏で。

サックスとピアノの演奏で。
サックスは小草比佐雄さん、ピアノは水入恵さん。
龍ちゃんは一段と歌がうまくなって、しびれています。
ペンライトを振って応援してたら、バラの花を頂きました。

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今日は谷龍介デイナーショー

今日は谷龍介デイナーショー
なかなか時間が合わなくって、本当に久しぶりです。
ショーが始まると写真はダメかもしれないので、今の内に。

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大川小学校について、もう少し。

 昨日の大川小学校について、書き足りないとの思いが一日中付きまとっていました。もう少し、保護者の思いを追加したいと思います。

 遺族は、2012826日の説明会で、「大川小学校被災について」という文章を作成し、発表しました。その文章の一部を転載します。

『大川小学校の体育館脇にはだれでも登れる山があります。椎茸栽培や野球のボール拾いなどで子どもたちが日常的に目にし、登っていた山です。あの日、私たちは津波がきてもあの山があるから大丈夫だろうと考えていました。

地域の方に見守られ、子どもたちが大好きだった学校で、多くの子ども、先生方が亡くなりました。「行ってきます」と手を振って家を出た、あの日の姿が胸に焼き付いたままです。毎日、駆け回っていた近所の子どもの姿も消えました。このことをどう受け止めればいいのか、多くの人が心のバランスを崩しています。まさに前例のない事態です。教育委員会には前例のないことなのだから、この事実にしっかり向き合って知恵を出し合いましょうと、話しあいの必要性を呼びかけてきました。初めはかみ合わなくても話し合いを重ねていく中で、何らかの方向性が見えて来るはずです。


 昨年(2011年)49日の第一回目の説明会で「倒木があったので山には避難できなかった」そして「三角地帯の避難の途中で津波が来た」(三角地帯とは北上大橋のそばの堤防です)と説明をうけましたが、山には倒木が一本もなく、子どもたちは学校のすぐそばで波に飲まれています。

 大川小学校だけが、こんなに多くの子ども、先生が管理下で亡くなったという事実に向きあったとき、単に「想定外」という言葉は使えません。ましてや、一本も木が倒れていないのに「倒木のため山に逃げなかった」で済ませてはいけないと思います。

(中略)


 先生方を責めるのではありません。事実を隠し、そっとしておくことが先生方を守ることではないのです。教育委員会・遺族の立場を超えて、それ以外の方々とも一緒になって「命」について、考え、話し合い、伝えていきたいと思います。

 あの日まで、大川小学校の教室で、校庭で光り輝いていた命の話をしたいのです。「行ってらっしゃい」と笑顔で送り出された命。恐怖の中黒い波に飲まれてしまった命。それは、守られたかもしれない命です。私たちはその命に真剣に向き合わなければならないと思っています。目指す方向は対立でも暴露でもありません。

 学校管理下でこれだけ多く犠牲を出しながら、これまでの市教委の対応はあまりに残念で、説明会の度に失望しています。肝心なところは、「メモは捨てました」「メールは削除しました」「忘れました」「記憶がはっきりしません」というばかりで、はっきりしないまま、時間がかかってしまいました。「誠心誠意」とか「重く受け止める」などといくら言われても、これでは信用できません。

 教育委員会のこうした体質は、学校の信頼を取り戻すためにも正していくべきです。いままでの見解が事実と違っていたのであれば認め、真の検証をしてほしいと思います。』

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あのとき、大川小学校で何が起きたのか

 昨日書いた、あの津波の中で生き抜いた中学生たちのNHKの番組の感動が、暗転して、心が暗くなってしまいました。

852x1280 帯の裏に書いてあることです。

『なぜ、「山さ逃げるべ」という児童の懇願も受け入れず避難が遅れたのか?
なぜ、石巻教育委員会は児童の聞き取り調査メモを廃棄したのか?
なぜ、真相解明を求める遺族の声は聞き入れられないのか?
膨大な資料開示請求から得た
新事実と、行政・遺族双方への綿密な取材によって
再検証する、渾身のノンフィクション!』

 この大震災と津波では、先生方の尽力で児童生徒のほとんどが助かっているという事実がある中で、この大川小学校では、多くの教師と子どもが亡くなってしまいました。

 その報道を見るにつけ、私は、これまでこの筆者と同じように、「先生方も子どもたちを助けようと必死だっただろうし、想定外の自然災害で仕方がなかったことなのだろう」と思っていました。

 ところが、どうも違うという声に接して、気になっていました。

 この本の中の保護者の声です。

「子どもたちは『早く山へ逃げよう』と訴えていて、山へ向かったのに、戻された子どももいる。なぜ50分もの間、避難しなかったのか」

「子どもたちは、見えない魔物に殺された。怒りをぶつけても、黒い影のように、何も反応がない。人としての温もりが感じられないんです」

「先生たちを責めてるわけではなく、正直に話してほしいだけ。失敗例として検証できない組織に問題がある」

 暗く、重い心で確信をもって言えるのは、子どもたちがかわいそうだということです。それにつきます。大人たちは、今後繰り返さないためにも、きちんとそのままを話すべきなのだけれど。多くの子どもが亡くなったことを考えれば。でも、教委は、こんな事態でも、東電と同じように、いろいろと小細工をしたりするものなのかという、絶望感に襲われます。

 まだ遺体が見つかっていないお子さんたちもいます。ただただ可哀そう!でも、それだけで済ませてはいけない。それは多くの遺族の方たちの思いであるということです。

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南三陸町の中学生たち。

 昨日の日曜日朝、パソコンに向かいながら、何となくNHKテレビをつけていました。特に何が見たいということもなく。そして、私にとっては偶然なのですが、テレビから目を離せなくなりました。

 「明日へ」。南三陸町を襲った地震と津波。町が壊滅状態になりましたが、その時の中学生を中心とした命の記録です。一人ひとりがどうしたか、そしてどうやってその命が助かったのか、また沢山の人々の命を救ったのか、丁寧に検証してありました。

 大きな地震に襲われた後、少し高台にある中学の教師。津波が来ているのを見つけて、校庭に集まった生徒に「山さ逃げろ―、上がれー」と叫びます。そして自らも山に上がろうとした時。おじいさんとおばあさんが逃げて来ているのを見つけ、同僚の教師と共に、その二人を助けようとします。そのために同僚と共に、津波に巻き込まれてしまいました。一度だけ上に顔が出て、息をし、また沈みます。が、山の斜面の木をつかむことができて、何とか助かりました。同僚もおばあさんたちも亡くなってしまいました。山を駆け登った中学生のほとんどは助かりました。

 私が涙が止まらなくなったのは、山に駆け上がった中学生たちの救助活動です。山の途中までの人を引っ張り上げたり、人工呼吸をしたり。みんなのジャージを結び合わせて、ロープを作ります。それで赤ちゃんを連れた女性などを引っ張り上げたりもします。

 そして。はるかに遠くから消防士が流れついてきます。生きてはいるけれど、低体温で意識を失ったその人を、自分の夫も消防士である女性の教師が助けようとします。濡れた服を脱がせて布団に寝かせ、そして。体温を温めるのには「子どもの体温だ」と考えます。そして、男子中学生を何人か連れて来て、服を脱いでこの人にくっついて温めろと言います。下着姿になった中学生は、布団に入り、その人を抱きしめて、背中をこすり、ほかの中学生は足をこすり。そして6時間。その人は意識を取り戻し、助かりました。

 一人の中学生の証言で。小学生の妹はどうなったか心配でした。自分が逃げた山から見える小学校の屋上からはわかめがぶら下がっているし。屋上に逃げても完全に水没してしまっているので、ダメなのかなあと。ところが、教師たちは生徒を山に逃がせていました。

 小学生と教師たち、それに逃げ延びた町の大人たちも、極寒の山の中で一晩過ごします。小さな神社の祠に4年生までの生徒を入れ、大きい生徒は外でたき火をして夜を過ごします。「キャンプファイアーだぞ!!」と言うと、生徒たちは「イエーイ」とこぶしを上げたりして。自分たちの町が飲み込まれていくのを見た子どもたちはどんなにかつらかったことでしょうが、明るくふるまう姿にまたまた涙です。

 何とか生き延びた生徒と教師たち。でも、何も食べる物も水さえもありません。町役場の人が助けを求め、隣町に行きます。隣町ではただちに救助隊を送ろうとしますが、がれきに阻まれて近づけません。そこで、南三陸町の助かった生徒と住民たちは、隊列を組んで、町を脱出します。がれきの上をよじ上り、線路を通り・・・。長い時間をかけて、やっと食糧のある安全な所に辿り着きます。

 こんな大変な中で助かった一人ひとりの命です。みんなこんな思いをして助かったのですね。その体験は、傍にいる私たちが何のかの言えることではありません。ただ、その助かった命を、彼らは、これから先大切に生きるでしょう。それは、壊れてしまった中学校で行った卒業式での生徒の答辞によく語られていました。

 一人ひとりの命に迫るすごい番組でした。偶然とはいえ、こんな番組を見ることができて、感動を与えてもらって、私はラッキーでした。

 今週末、私は福島に行きます。そこの女性たちのために私に何ができるのか、重い課題を戴きました。頑張りましょう!!
 

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奥出雲そば「一福」がそごうに。

 私の両親のお墓は出雲にあります。最低年に二回はお墓参りをかねて出雲に行きます。その行き帰り、三次までは高速道路で。そこから先は、54号線を通って。または、一部高速道が無料の時は浜田道を通って、山陰道を行っていたこともあります。

 54号線は山道をくねくねして、しんどい道ではあります。でも、その途中のお楽しみは道の駅ゆめランド布野奥出雲そば一福の頓原本店 の二か所です。このどちらかか、時には両方に必ず寄っていました。

 ゆめランド布野は、裏に鴨が住む川がゆったり流れていて、時には鴨にえさを上げて遊びます。またはアイスクリームを食べたり、産直のお野菜を買って帰ります。ここのバイキングは手作りのお野菜の料理がふんだんで、おふくろの味を堪能します。時には辛口さん にお会いすることもあります。広島と島根各地を結ぶ高速バスも必ずここでトイレ休憩をします。

Image  「一福」は、込む時には、車の整理をするためにガードマンさんが出るほどの大混雑です。名前を書いて順番待ちすることもしばしばです。打ちたてのそばがとってもおいしくて、マイタケの天ぷらそばにするか、割子そばか、温かい山かけか、いつもどれを食べるか迷います。写真は以前行った時の琴弾割子です。

 この二か所があるから、この道も苦にならなかったと言えます。

 さて、尾道松江線がこの3月30日に開通して、三次から松江または出雲に一気に高速で行けるようになります。報道で皆様ご存じと思いますが、ここにその予告があります。ありがたや。四時間かかっていたのが、二時間半で行けるようになります。しかも、報道によると、三次から三刀屋木次 までは無料なのだと。まあ、至れり尽くせりで。

 しかししかし・・・。辛口さんがいつも言われていたように、これで54号線は寂しくなることでしょう。ゆめランド、人があまり行かなくなるでしょうね。気の毒だとは思っても、私も高速を一気に行くようになるでしょう。高速道に第二ゆめランド、道の駅のかわりにS.A.を造られたら、と思っていたのですが、S.A.は作らないと書いてありました。うーん、野菜を買って帰るのも、アイスクリームもなしにならざるをえません。

 「一福」。どうしても食べたくなったら、高速を降りて行くでしょうか、と思っていたら、何とうれしいことに、「そごう」に店舗ができるのだそうです。2月23日開店と。さすが!!高速の開通に合わせて、ちゃんと手を打っていたのですね。ありがたい。これで、私の昼のメニューはさらに賑やかになります。しばらくは、日替わりでメニューをこなしに通うでしょう。日頃に食べられるのだから、わざわざ島根の行き帰りに寄らなくてもよくなりました。

 時の流れ。広島市民球場がなくなると、中心地がさびれると反対する人もいましたが、それも時の流れ。今の所、中心地は相変わらず賑やかです。市民球場跡地は、イベント会場になる空間にすると議会でもきまっていたのに。その第一弾として菓子博が準備されていいたのに。まだなんだか跡地利用をどうするかなんて後戻りしたような議論をしているようですが。

 私のような零細企業も含めて、その時の流れにどう対応するかが、企業の課題でもあります。一福の見事な対応にうなりました。

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チョコづくしと体のメンテナンス。

これ、なあんだ!!

Dscn3946_1280x960Dscn3948_1280x960あはは、どう見てもたこ焼き。でも、チョコレートが一杯かかったシュークリームなのです。

 ネットで面白い物を見つけるのが得意で、いろいろな人にプレゼントしては、びっくりさせるのが好きなひまちゃん、ありがとう。見かけだけでなく、おいしかったです。

他にもバレンタインだからといろいろと戴きました。
Dscn3950_1280x960 Dscn3951_1280x960 ところが大失敗。はるめジュニアさんに手作りのチョコのカップケーキを戴いたのに、ちょうど帰っていた娘と夫と私で歓声を上げて食べてしまって、アッと気づいた時には、なくなってしまっていました。写真を撮り忘れてしまって!!本当にごめんなさい。オイシカッタです。感謝です。

Dscn3953_1280x960 そしてこれ。透明の包装のままなのでちょっとはっきりしない画像ですが。この時期、バレンタインデーの前後にだけそごうの地下のBOSTONに出現するチョコのカップです。昨年、これを沢山買ったのですが、全部人にあげてしまって、自分のがなくなって。自分用に買いに行ったら、もう売ってなくって、がっかりしていました。じっと待って、今年現れたので、即買いました。今年は自分で食べます。左右のは、一緒に買った割れチョコと割れホワイトチョコです。自分で食べるのにはお買い得です。

 2月。少しスケジュールが楽なので。休みの日にはもっぱら体のメンテナンスです。

 11日には、本当に久しぶりにリンパマッサージに行きました。前から行っている廿日市サティの中のリンパマッサージ。施術する女性がとても好きで、せっせと行きたいのですが、いつもその日に思いついて電話をするものだから、予約でいっぱいでなかなか行けませんでした。今回は朝イチに電話したので、午後の早い時間に予約が取れました。本当に久しぶりで。頭から顔から肩、背中、胸、腕、腰、大腿、足の先までゴリゴリと。とっても痛くて、涙が一杯出ました。リンパがたまりにたまって、ゴチゴチでした。

 そのあと、広島大学の産科婦人科の同門会に行きました。その時まではまだよく分からなかったのが、次の日。すっかり体が楽になって。軽くて、何より楽で楽で。毎日のように群発していた片頭痛も、しばらくなりを潜めてくれました。

 一昨日、14日木曜の休診日は、朝から歯医者さん。途中人に会う約束があったので、クリニックに戻り、それがすむとまたとんぼ返りで、午後7時半までずっと歯医者さんでした。なかなか行くことができないので、行ける時には集中して治療して下さいます。ありがたいことです。しかし、疲れました。ただ寝て口を開けているだけなのに、歯医者さんはとっても疲れます。

 もう少しスケジュールにゆとりを持って、日頃からメンテナンスができるように、体をいたわらなければ、と思っています。でも、もう少しでぼちぼちきついスケジュールになって行きそうです・・・。

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福島の子どもの甲状腺がんについて

 一昨日のテレビ、昨日の新聞で報道された「福島で子どもの甲状腺がん三人、疑い七人」と県民健康管理調査の検討委員会(座長・山下俊一福島県立医大副学長)が発表したというニュースについて。

 いろいろなウェブニュースがありますが、このTBSニュースを見て戴くとわかりやすいかと思います。

 三人については、すでに手術を終えたと。疑いのある(細胞検査により約8割の確率で甲状腺がんの可能性があるという)人を含めた10人の内訳は男性3人、女性7人で平均年齢15才。11年度に受診した原発周辺13市町村の3万8114人の中から見つかったとのことです。

 そして検討委員会は、「原発事故との関連はない」と言っています。チェルノブイリ原発事故では最短で4年後に発症が増加しているからと。一方では子どもの甲状腺がんの発生率は「100万人に一人」が通説とも。それに比べ、大きく上回ります。

 チェルノブイリでの子どもの甲状腺がんの発症は、「4年後から急速に増加したの」ですが、それは、「4年未満にはなかった」ということではありません。

 菅谷現松本市長はベラルーシで子どもの甲状腺がんの治療に尽力した人です。その菅谷市長の東京新聞の記事がここに 分かりやすく載っています。

2102092912 そこから画像を戴きました。チェルノブイリの事故は1986年。その1986年の子どもの甲状腺がんは2名。翌87年は4名。88年は5名。89年は7名。90年に29名と増え続けています。4年後から急増したのであって、それまではなかったわけではありません。

 しかも、菅谷市長によると、86~97年の小児甲状腺がんの患者570人のうち、半数以上の385人にリンパ節転移が見られ、16.5%に当たる94人が肺に転移していたとのことです。

 福島の親子に余分に心配をさせたくないという配慮はわからないでもありませんが、でも、それは正しいデータを隠すということに繋がってはいけません。

 さらに、毎日新聞によると、福島健康調査検討委員長の山下俊一氏が座長を退く意向を示したとのことです。

 あの、笑って過ごせば放射能の影響は起こらないと言った、秘密会などをしていて透明性が疑われる、そして甲状腺学会の会員に甲状腺がんの疑いのある子どもの二次検査はしないようにという通達を出した、あの山下氏です。でも、山下氏が退いても、まるで県民の健康の心配をするよりも、電力会社や政府をかばっているとしか見えないような人たちがまだまだ力を持っています。

今、福島の人たちに必要なのは、自ら考える材料とすべく、正しくデータを示すことです。そこに様々な操作は無用です。

 先日、広島で東京大学の准教授の講演があり、聞きました。あまりにひどい講演で、体が震えました。そのうち、その放射線のスペシャリストと言われる人の講演について、しっかり反論をしますが、その彼のデータがあまりにでたらめで、科学者とは思えませんでした。

「チェルノブイリの事故で放射線の影響が出たのは、子どもの甲状腺がんだけです。甲状腺がんは、6000人がかかりましたが、でも死んだのは15人だけです。甲状腺がんというのは、死なない癌なのです。」

 ああ、その15人と、その親たちはどんなにつらいことだったろうか、首の回りの赤いネックレスと呼ばれた手術痕をつけ、一生甲状腺沫を飲み続けなければならない子どもたち。そんなことを思ったのですが、でも、そのデータは間違いでした。6000人と15人は、ウクライナだけです。ほかにも、ベラルーシ8人、ロシア1人など、子どもの甲状腺がんの死者は出ていますし、まだ当時子どもで、今成人となっている人たちの甲状腺がんは増え続けています。

 まだまだひどいことを一杯言っています。まるで放射線の被害は少ないのだとばかり言いたい、そのためのデータの出所があまりに不確かで、そんな人は科学者とは言えないと思いました。このような人が、日本では権威者とされているのですね。

 どうぞ、福島の子どもたちの健康が守られますように。それが一番大切なことなのだと思います。

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広島市民病院産科婦人科吉田先生の講義

 少し前になります。2月7日に広島市民病院参加婦人科Open Conferenceが開かれました。H4年5月からこれまで部長を務められた吉田信隆先生がこの三月で定年退職されます。吉田先生の「広島市民病院産科婦人科の20年(産婦人科手術を中心に)」という講義がありました。

 吉田先生は私と同じ学年です。岡山大学から広島市民病院に赴任されて間もなく、私の大学のクラスメートの故三島康弘先生が、ある会で同席した吉田先生と私の二人の手を取って、「ぼくと吉田は同級生。僕と先生は同級生」と紹介してくれました。吉田先生とは、修道でご一緒だったと。

 私は、それまでの市民病院の産婦人科には、責任者の先生が怖くて患者さんを紹介できませんでした。もちろん、患者さんの希望があれば紹介していましたが。

 そして、三島君がお互いを引き合わせてくれた時、人懐っこそうな笑顔を見せて下さった吉田先生に、これで紹介できるとホットしたものです。

 それから、紹介した時には、お返事には「いつもご紹介ありがとうございます」との一文が必ず添えられていました。それを読んだだけでもホッとします。

 送る側にとっては、ご迷惑をおかけするのではないかという心配がいつも付きまとうものです。

 また、子宮外妊娠で患者さんを紹介したいと連絡した時に、「待って下さいよ。お産の人と一緒の部屋にするとかわいそうだから。ちょっと部屋の工面をしますから」と細やかな心遣いを見せて下さいました。

 市民病院は小児科のNICUも素晴らしく、それを含んだ周産期医療を一手に引き受けて下さっています。何よりも、生まれてすぐの具合の悪い赤ちゃんを転送するのでなく、生まれる前の母体搬送をどんな時でも引き受けて下さる所があるというのは、本当にありがたいことです。

 吉田先生は、開業医が遠慮なく患者さんを搬送できるという、道筋をつけて下さいました。

 そのおかげと思います。広島県の赤ちゃんの周産期死亡率の低さは全国一位ですし、母体死亡率も日本平均の半分という素晴らしさです。

Dscn3924_1280x960 当日の講義では、この20年間の医学の進歩と、手術を中心とした先生の工夫について、産科婦人科全体にわたってお話し下さいました。いろいろと先生らしく細やかな心使いをなさっていたことを改めて感じました。

 まだまだお若くて、定年退職と言うのは、もったいないことです。これからどうなさるのでしょう。取りあえずは、これまでの激務でのお疲れを癒すべくごゆっくりなさって下さいませ。

 吉田先生に、この20年間、心からのお礼を申し上げたいと思います。

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風疹が流行っています。男性へのワクチンについて。

風疹がはやっています。厚生労働省結核感染症課から「先天性風しん症候群(CRS)の発生予防などを含む風しん対策の一層の徹底について」日本産科婦人科学会に通知がありました。その要点をまとめて、私たちに通知がありました。

 妊娠初期に母体が風疹に罹患すると赤ちゃんが耳、目、心などに病気を持って生まれて来ることがあるということは知られていますが、今回の通達には新しいことがありましたので、お知らせしますね。

『1. CRSが昨年5人、今年すでに1人発生しました。

2. 昨年は風疹がこの5年間で最大の流行をみせており、さらに今年は昨年の9倍、しかもその患者の8割が男性です。

3. CRS発生経路からみて夫からが多いです。したがって、夫へのワクチン接種が予防対策としては最善です。

4. もちろん、対象妊婦は風疹HI抗体陰性あるいは16倍以下です。

5. 4の妊婦は産後にワクチン接種を行います。

6. CRSは届け出感染症であることを小児科医で再確認します。

7. この数年の風疹流行の発端は、風疹抗体未保有の20代―40代男性が風疹予防対策を行っていない風疹流行地区(インド、ベトナム、フィリッピン、パプアニューギニアなど)に旅行あるいは出張して風疹感染し、帰国後同僚、家族に感染し流行となっています。したがって、このような地域に渡航する前に風疹ワクチンを接種します。

      平成25年2月1日
                           公益法人日本産科婦人科学会』

かつて風疹ワクチンは、中学生以下の女子のみに接種されていましたが、現在では男女ともに接種すべく定期接種とされています。男性に接種しなかった時期の男性たちに抗体未保有の人がいらっしゃいます。今回の通達では、それへの警告が含まれています。

また、妊婦さんには初期に風疹の抗体の有無を検査しますが、それで陰性の場合、夫にワクチンをうちなさいということなのですね。私も、これから心がけます。

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平野寿将さんのお料理の続きです。

 昨日の平野寿将さんのお料理の続きです。人が食べた物なんぞと思われるかもしれませんが。それを承知で。

15_2 大根の煮物です。これが大根?と言いたくなる程、トロリとして。上にはおぼろ昆布の白い所が載っています。湯葉も素敵でした。

10 焼き物は、のど黒でした。小骨まで丁寧にとってあって、その心使いもすごいです。

 そして、いよいよお楽しみのごはんです。前回はトリュフの卵かけごはんでした。その意表を突く組み合わせとおいしさにみんな歓声を上げ、うなりました。今回は、

9 土鍋が運ばれて来たとたん、いい香りです。蓋を開けると、ジャン!!ナント、今回も意表をついて、アワビとカラスミのごはんでした。からすみは平野さんの手作りです。

8 そのお味は何とも表現のしようがないほどでした。若い人たちはお替わりしますが、もう私たちはお腹が一杯で、残念。でも、残ったご飯はパックに入れて戴いて持ち帰りました。翌日の豪華朝ごはんになりました。

7  これもお楽しみのデザートです。それだけでも甘いイチゴにアマレットのジュレがかかっています。アマレットは、アーモンド風味のリキュールです。それと黒糖のわらびもち。ムニュムニュした食感がいいですねえ。

デザートと同時に平野さんの登場です。

6 テレビでお馴染みの平野さんが、今広島でお料理をされています。それも、一人でお料理なさるとのこと。朝から仕込みなど大変でも。「こだま」のおかみ(私と高校が一緒でした)と双いとこになるのだそうです。地方に住んでいる私たちにとって、何ともありがたいことです。また福島、飯館のお話しなどもひとしきりしました。平野さんの腕は、単なるマスコミに乗っただけの上っすべりの物ではなく、信念に裏打ちされている本物です。もう一二か月はここでお料理をされるとのことです。
 「こだま」のあちこちには、お雛様が飾ってあります。長い間かかって集められた本物の食器も豪華で溜息をつきながら戴きました。児玉さん、平野さん、夢の世界を本当にありがとうございました。

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「こだま」で平野寿将さんのお料理を戴く。

 以前、料亭「こだま」での平野寿将さんのお料理を食する会が開かれたことをご報告しました。ここに その時のことを書いています。 それはそれは美味で豪華で夢の世界でした。その平野さんのお料理をまた戴きに行きました。今度は身近な人5人で。

 前回はスタジオアミューズのカメラマン社長の料理の写真が素晴らしくここの☆幸せな一日☆に載せてあります。

 今回、私は張り切って写真を撮ろうとデジカメを一杯充電して行ったのですが、なんと!!SGカードを パソコンに入れたままで、カメラに入っていませんでした。本当にドジで、がっかりで。で、結局 iPadで写真を撮って、それを私のパソコンに送りました。ああ、残念。

1  そのつたない写真ですけれど。まずお浸し。さまざまなお野菜を一つずつ煮て、最後にお出汁で合わせてあります。蕗はシャキシャキ。ユリ根は甘くって。もうみんな魅入られています。

2 ワタリガニ。もうそろそろワタリガニもお終いなのだそうです。山芋とキューりとの酢の物です。前回と同じようにお出汁も一滴残さず飲みました。

4 美しいハマグリの器には、アワビの煮ものが。金箔も器によく似合います。とっても柔らかくて、おいしくて。

11 ウニのプリンです。中にもどっさりウニが入っています。甘目のワタリガニのお出汁で作ってあります。絶品です。

12 青森の鴨のロースト。これも柔らかく、和からしをつけて。右下は唐辛子です。こんな組み合わせにうならされます。

13 お椀は大きなハマグリと、反対側にはヒラメの焼き物が載っています。それに、菜の花とくちこの焼き物も。ヒラメは分厚いと若い人はびっくりしています。

14 お造りはいかとヒラメとそして鰆がさっとあぶってあります。お醤油もポン酢も平野さんの手作りで、いろいろとお出汁を入れて寝かせてと、手が込んでいます。手作りのポン酢も、後、飲み干しました。

 ああ、ここでブログの容量の限界を超えています。画像を大きく何枚も載せているので、一杯になってしまいました。まだまだお料理は続きます。また明日にしますね。すみません。

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「さらば、悲しみの性」

 集英社文庫の「新版さらば、悲しみの性」。1999年5月に初めて出版しました。それからもう14年になります。

4087470504_21985年に、私の初めての本、原本の「さらば、悲しみの性」を高文研から出版しました。それは評判を呼び、次々と重版を重ねましたが、それをスッパリと絶版にし、全面リライトし、文庫にした物です。

 それまでの「さらば、悲しみの性」はまだまだ売れていましたが、その後社会の動きもあり、実状に合わなくなっていました。当時はまだ「援助交際」なんてありませんでしたし、「エイズ」も一般的ではありませんでした。だから、この元の本には、それらの記述がありません。

 書きなおすと同時に新しくそれらも付け加えました。

 元の本には、分娩室で赤ちゃんが生まれる所を収載して、それはまた感動的だと言われました。当時まだ一般的でなかった立ち会い分娩で、男性も女性も一緒になって赤ちゃんが生まれるのを迎えるという、そんな場面を写真家の英伸三さんが撮影して下さったものです。

Photo_2 こんな表装でした。それは、愛着があって忍びなかったのですが、絶版にした理由があります。

 1998年11月、同じ出版社から「さらば、哀しみのドラッグ」という本が出版されました。もちろん、著者は異なります。

 著者が私の本のタイトルが好きで、どうしても同じタイトルをつけたいと言っていると。でも、まったく同じではなく、「哀しみ」とするからと。

 私はびっくりして、悩みました。私が考えに考えてつけたタイトルです。私の本文に「悲しみの性だったのでしょう」という一文があります。そこからつけました。出版社が考えたのは「さようなら、悲しみの性」でした。それを私は「さらば、」に変えてと言いました。その方が毅然としています。私は、傷ついた少女たちに、しっかり顔を上げて毅然と生きて行ってほしいと思いました。

 私にとって大切な本のタイトルを全く異なる人が付ける、とても抵抗がありました。でも、その異なる人の本の後書きにでも、タイトルについて、何等かの一文があれば許そうと思っていたのですが、なんにもありませんでした。それで、私の本は絶版にしてほしいと言い切りました。それで、私はリライトして、文庫にすることにしました。

 そんないきさつがあった本です。

 先日、ちょっとしたことがあって、本の販売のサイトを見ていたら、私の「さらば、悲しみの性」のタイトルが「さらば、哀しみのドラッグ」のパクリだと書いてあって本当にびっくりしてがっかりしました。そうね、今やそちらの方がメジャーになっているものね、と納得せざるを得ません。

Rscn3941_1280x960 でも、昨日、朗報が来ました。文庫の「さらば、・・・」がまた重版になったと。今度は3000部。これでトータル12万部になります。

 ありがたいことです。印税が入ることもさることながら、若い人たちが読んで下さることが何よりです。

 今日は、ちょっとだけ人の悪口?を書いてしまいました。前にも書いたことがあるし、ちょっと後味が悪いのですが・・・。サイトに書いてあったことがとてもいやだったのと、重版がうれしかったので。お許し下さい。

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田村太郎さんと。多文化共生。

 今日は、国際会議場で「多文化共生シンポジウム」が開かれます。それについては、

ここに ご案内をしています。

 昨夜はそのシンポジウムで講演をされる田村太郎氏を広島に迎えて、小さな会が開かれました。 本通りのインド料理店「ガネーシュ」で。私にとっては初めてのレストランです。
Dscn3929_1280x960 沢山のインド人料理人たちが手際良く、忙しく料理しているのが客席から見えます。早く行った私の特権として、それが見える席に座りました。ナンも、ふつうのバターのナンと、中にチーズがどっさり入ったナンと、ココナッツが上に載っている甘めのナンと、それぞれ作り方が異なります。初めて知りました。同じ釜で鶏やシシカバブ―などを焼いたり、味をつけたり、それは面白くて飽きません。

 様々なお料理もレパートリーが広く、とてもおいしく戴きました。

 会は、広島で多文化共生にかかわっている人たちの話が面白くて。私は、これまであまりお付き合いのない方たちでしたが、それでも通じ合う部分がたくさんありました。

Dscn3930_1280x960 私は、日頃診療でたくさんの外国人の方たちに出会っています。

 田村太郎さんの著書には、日本で暮らしている外国人が「言葉の壁」「制度の壁」「こころの壁」という三つの壁に囲まれて暮らしている、その人たちに対してどのような支援が必要であるかなどとわかりやすく書かれていました。
653x929 これまで私は、患者として目の前に現れた外国人たちに手探りで支援してきましたが、この本ですっきりしました。

 日本は、多くの国の人が住む国です。政治、国の為政者たちがさまざまな外交を展開していても、民間ですべきこと、どんな国の方たちとも仲良く暮らしていくことができれば、という立場で向き合っていきたい、そう思います。

 今日の会が盛会でありますように。

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娘と二人カラオケ。

 今月二月は、私はとても楽な月です。この際、ゆっくりしようと思っています。そんなこの月に、突然娘が帰ってきました。広島の家に帰るのは、二年ぶり、一週間の予定だそうです。

 昨日は、昼は完璧オフなので。娘と本通りに行きました。娘のスマホが突然こわれたので、そのショップへ行くのと、私の知り合いの方へのプレゼントを買うのと。そして、その後の時間・・・。私の希望でカラオケに行きました。

 私、自分でカラオケに行くのは二回目なのです。人について行ったことはあります。そして、これまではあまり歌うのが積極的ではなかったのですが。たまに歌ったそれらがあまり上手でなかったので、練習をしたいしたいと思っていました。でも、チャンスがなくって。というよりは一緒に行く人がなかなかいなくて。一人カラオケに行く勇気もなくって。

 そして、昨日。二人で楽しい時間を過ごしました。娘と一緒に歌を歌うなんて、まったく初めてでした。私は、歌えるのは、演歌。そして、昔の昭和の古い歌。娘は、「少女時代」とか「AKB48」やアニメソングなどの早い歌。上手なものです。

 私はそこそこ歌いましたが、娘がいろいろとアドバイスしてくれました。曲の選び方とか、マイクの持ち方とか。楽しくて。本当に楽しくて。

 娘は、家の中をごそごそと掃除してくれています。台所とお風呂がピカピカになりました。まだまだ張り切っております。私はありがたやと思っていますが、夫はどうも部屋をかってに触られるのは好きではないみたいで、困っております。

 昨夜は広島市民病院の吉田部長が定年退職なさる、その講演を聞きに行きました。それについては、また改めてご報告しますね。

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「体罰」昭和61年の本です。

 いじめ自殺、体罰による自殺、そして女子柔道界の体罰、教育現場やスポーツ界における人権侵害に胸を痛めています。

Photo
Dscn3918_1280x960 この本は昭和61年、1986年に出版されています。当時、NHKのおはようジャーナルで「体罰」のシリーズが放送され、それを当時のディレクター池田恵理子さんが執筆しました。当時、大変な反響があった番組です。

 その前には、「いじめ」のシリーズがあり、その背景に教師による体罰が存在していることが明らかとなり、そこから生まれた「体罰」のシリーズでした。

 目次を見ると、「体罰死事件」や「スポーツ少女の自殺」など、まるで今日のことのような項目が並んでいます。

 あらためて読み直してみました。読み始めるとすぐに涙々です。一体、教育界はこれまで何をしてきたのだろうかと思います。ずっとずっと同じことの繰り返し。その中でどれだけの子どもたちが命を失って来たことでしょうか。

 しかし、これらを読んで今と一番違うのは、生徒たち自身の行動です。

 修学旅行でドライヤーを使っていた(友人が持って来たものなのですが、それを彼は言いません。友人をかばったのですね)ために教師の激しい暴力に会い、死んでしまった生徒。その彼のお葬式の後で、生徒たちが号泣しながら教師たちに迫ります。「○○を返せ―」と。

 今回の大阪の高校でバスケ部のキャプテンが自殺した事件では、市長というトップ主導でその後の取り組みがなされています。生徒たちの会見をしたのを見たのは、自分たちと同じ学校の生徒が亡くなってしまったということへの鎮魂や自分たちの責任、学校への抗議などをすっ飛ばして「入学試験はこれまで通りにしてほしい」「早く部活ができるようにしてほしい」という「橋下市長に対する抗議」でした。彼女たちは亡くなった生徒のことをしゃべったのかもしれません。それをマスコミが意図的にカットしたのかもしれません。それはわからないけれど、結局は生徒たちはこれまでと同じ授業と部活ができるようにしてほしいという希望を持っているという、そんな姿しか伝わりません。生徒の一人ひとりはきっと、胸を痛めていると思うのですが。

 この本の中にあった陸上部の女子生徒。インターハイの県大会で優勝し、全日本ジュニアオリンピックや国体にも出場するなどの県陸上界のホープとされていた少女が、昭和60年3月に首つり自殺をしています。その時には大きく報道されても、すぐに忘れられて、そして今回の事件までも何度も同じようなことがあって、そしてまた今回なのです。その少女の昭和60年の遺書です。

 お父さん お母さん 私は疲れました

 もうこれ以上に逃げ道はありません

 何で他の子には楽しいクラブなのに私はこんなに苦しまなくちゃいけないの・・・・

 たたかれるのも もうイヤ

 泣くのも もうイヤ・・・・私どうしたらいいのかな

 だから もうこの世にいたくないの

   ゴメンネ お父さん お母さん

  私 本トにつかれたの・・・・

    もう・・・・ダメなの

      もう イヤなの

   私・・・そんなに強くないの

            ゴメンネ

 女子柔道の選手たちの行動も、ぎりぎりの所での大変勇気が必要だったことなのでしょう。これから先、言いだしっぺは誰かなどと犯人捜しをするようなことなく、選手たちの尊厳が守られますように。これからも見守りたいと思います。

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安物買いの銭失い?二点です。

 いい物を安く買うのはうれしいです。これまでに、失敗して正に「安物買いの銭失い」をやっことはあります。でも、私の買い物の“感”は大した物で、スタッフに安く買った物を見せびらかして自慢することが多々あります。

 今日は、そんな物二つのお話しです。

 クリニックのコピー機が壊れました。もう、ずっと使い続けて、これ以上はメンテナンスはできませんと引導を渡されていた品です。寿命ですので、あきらめないといけません。よく活躍してくれました。診療に関してだけでなく、私のさまざまな原稿のための資料や、講演に配る資料など、よくフル回転しました。熱を持って、しばらく待たないといけない時もありました。拡大コピーや、A3のコピーには欠かせない物で、こわれたので、困りました。

 でも、すぐに次を買うのは無理。約30万円するから、そんな余裕はないとと事務長に言われました。A3のコピーがいるのなら、コンビニでしてきてと。

 情けないことです。

 で、昼休みに一人、近くのエディオンに行きました。コピー機はA4までのしかおいてありませんでした。カタログもありません。コピー機は、電機屋さんでなく、事務用品のお店の物なのですね。店員さんはとても親切でした。そして、プリンターではいけませんか、と言われました。パソコンのプリンターです。それのA3まで印刷できるのがあります、と。

Dscn3919_1280x960 それがこれです。右に半分写っているのはこれまで使っていたA4までのプリンターです。

 新しいこれはすぐれものです。A3まで、ハガキも封筒も。拡大も縮小も。カラーでも白黒でも。それに、両面印刷もできるし、配布資料は束になって出てくるし。もちろん、写真のプリントもscanも本のコピーもできるしFaxにもなります。無線で飛ばすこともできるので、iPadの印刷もできます。これまでのコピー機のようにトナーを替える手間はいらず、ポンとインクを入れかえるだけてすむのが何よりうれしいです。時の流れと言うか、技術の進歩はすごい物だと、感心します。プリンターもアッという間にここまで来たのですね。面白くて、今色々と試していますが、大満足です。

うれしいのは、これが37000円だったことです。エディオンのセールだったのもあって、私のポケットマネーで買える範囲でした。うれしくて、配達も頼まず台車を持って取りに行って、ガラガラと持って帰ってセットしました。

 あとは、これからの故障の頻度でしょう。紙詰まりなどは、自分で対応できるように、詳しく説明書に書かれています。それと、インクの持ち具合ですね。インクは結構高額ですので。

Dscn3921_960x1280 これはダウンのコートです。私が持っているダウンは、長くて大きくて、大げさなのです。短いの、それでもお尻が隠れるくらいはあるのがほしくて。

 本通りのニューでちょうどのを見つけました。軽くって暖かくて、満足です。41000円の値札が付いていましたが、セールで、半額のはず。2万円ちょっとの準備をしてたら、4080円ですと言われて、へっ?でした。思わず、どうして?と言ってしまいました。9割引きで買えました。

 セールっていいですねえ。冬は終わると言っても、これはまだしばらくは活躍してくれるでしょう。

 さあ、これらを使ってみて、やっぱり安物買いの銭失いだったか否かです。そうでない自信がありますよ!!

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フキノトウ味噌を作りました。

 採れとれのフキノトウを戴きました。いい香り!恒例のフキノトウ味噌を作りました。せっかく採れとれのフキノトウなのに、時間がなくって少し置いていたので、50度洗いをしました。ぴんぴんのフキノトウになりました。香は全く薄らぎません。

Dscn3907_1280x960_2 Dscn3908_1280x960フキノトウとクルミとほんの少しのゆずの皮を刻みました。

 部屋中が春の薫りに包まれました。

 大きな中華鍋にサラダオイルとゴマ油を入れて、炒めました。香が飛ばないようにさっと。
Dscn3909_1280x960 Dscn3911_1280x960 味噌は、お正月に別府の夫の実家に帰った時に買って帰っておいた物。

 味噌とお砂糖、みりんを入れてまたさっと火を通しました。味を見ながらあれを足したり、これを足したり。

Dscn3912_1280x960 出来上がりを容器に詰めました。スタッフへのおすそ分けです。自分のはタッパーヘ。

 昨年まではかつおぶしやゴマを入れたりしましたが、今回は省きました。却って味がすっきりしたと思います。ゆずも少しにしたので、フキノトウの香を邪魔せず、かつかすかに香って、いい感じです。スタッフには昨日配りました。

 今度は、クルミではなくピーナッツを刻んで入れたらどうだろうか、なんて考えています。

 まだフキノトウが残っているので、昨夜天ぷらにしました。塩だけでたべました。うーん、春!!幸せな気分です。雪の下から採って来て下さった方に感謝です。

 

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日本人住民も外国人住民も。

001日本とアジアの国々との関係がとても危うくなって来ている気がします。政治の世界の話なのですが、それに影響されてか、他国の人たちへの差別意識を口にする人にも出会うようになりました。

 私たち民間で何ができるのかのシンポジウムです。このような会は土曜日が多くてつらいです。私は土曜日は夕方まで診療なので、参加できません。参加できないことを案内するというのは、無責任のような気がして気が引けるのですが。でも、今回は、私も尊敬する人、田村太郎さんの講演がすっごく聴きたくて。行けないのが、とっても残念なので。せめて皆様へのご案内をしたいと思いました。

 どうぞ、多くの方にご参加いただけますように。

 昨日は、産婦人科の研修会に参加しました。この話はゆっくり時間をかけて検証して皆様にご報告したいと思います。

 昨日の夜、昨日二つ目のブログをアップしたので。今日は手抜きみたいでごめんなさい。

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同じお題で「節分」です。

 同じお題でブログを書く日、今回はぽけっとラッキーママ出題の「節分」です。

 今日は節分。外では、巻き寿司を丸かじりなんて言っていますが、我が家はそんなことはしません。豆まき何もしません。子どもも巣立って家にいない今、そのような行事は本当にしなくなりました。ただ、昔は楽しかったなあとの思い出をかみしめております。

 私が子どものころは、いつも豆まきが楽しみでした。それは、豆と一緒に父が後にお金をまいてくれていたからです。一人ひとりが豆をあちこちに「鬼は外、福は内」といいながらまいた後、いよいよお楽しみ。豆を紙に包んだのと、それにお金が入っているのと。お金だけのと。部屋を真っ暗にして、父がまきます。私たち五人の子どもと母は、キャーキャーといいながら、手探りでそれを拾い集めます。

 ひとしきりすんだ後、父が電気をつける時がまたお楽しみ。誰にも拾われなかった紙包みが必ずいくつか残っているのです。それにワアッと飛びついて早い者勝ちで拾います。

 後、自分の戦利金を数えます。五円玉とか十円玉ですが、集めると結構な金額になって、それはうれしかったものです。

 私には、節分というと、そのお金いり豆まきのことの思い出だけなのですね。

考えてみれば、まだ戦後、原爆の後の貧しい時代。生活はつつましいものでしたが、それでも両親は節目節目にいろいろと行事をして楽しませてくれていました。お正月の料理は当然母の手作り。母はお茶の先生をしていた祖母のもとで茶料理を鍛えられていました。とても丁寧な本格的な料理を作る人でした。その多くは父が庭で作っていたお野菜たちです。

 お祭りや運動会には、アナゴ入りの巻き寿司。アナゴの骨を焼いたのをお醤油に浸けて寿司めしに混ぜる出汁を取る、その香ばしくておいしいにおいが今も忘れられません。ひと夏に一回は必ず海水浴。これも母の手作りの大ごちそうのお弁当を持って。よく行っていたのが、楽々園だったり、元宇品だったり。一日かけて海で遊びました。

 また、ひと夏に一回はすいかを食べる日がありました。朝から、丸ごとのスイカをバケツに入れて冷やして(冷蔵庫なんてない時代です)みんなで丸くなって父がスイカを切ります。赤いのが現れると、みんなでワアッと歓声を上げます。

 両親とも亡くなった今、本当に一生懸命子育てをしてくれたのだなあと感謝の気持ちで一杯になります。

 私たちも真似て、子どもたちが小さいころには、豆まきとお金まきをしたりしました。その子どもたちもいない今、なんにもする意義を感じません。寂しいことですが・・・。

 広島ブログで若いみなさんの子育てに触れて、今のうちですよ、子どもたちはすぐに巣立って、なんにも楽しいことはなくなってしまうのだから、とエールを送っています。

Dscn3903_1280x960まだむはせがわの和み日記 で知った「ゆりね」。なんと、私の職場のすぐそば、歩いて五分もかかりません。今までその存在を知らないままでした。さっそくランチに行きました。節分に何もしない私のためを思って下さるかのように、いわしの煮ものとおでんがメインのランチ。ご飯は十穀米でした。+300円でアナゴ飯にもなるそうです。地産地消のお野菜のサラダもたっぷりです。これにオーガニックのコーヒーがついて千円でした。

 

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「モモタロウ・ノーリターン」

 昨日の続きです。性教協の中国ブロックセミの午後は、静岡県の高校の校長先生の講演「男だてらに女泣き」でした。私は、とても残念ながら、別の部屋で講演をしたので、その話を聞くことができませんでした。

904x1280これは、その校長先生奥山和弘さんの著書「モモタロー・ノーリターン&サルカニ・バイオレンス」(十月社)です。

 この本には、桃太郎・一寸法師・浦島太郎・舌切り雀・瘤とりじいさん・さるかに合戦・金太郎などの昔話がパロディーとされて、面白く、男女の差別やDVなどが語られています。

 これを読むと、とても自然に、差別のおかしさが分かります。

 奥山先生が校長をしている静岡県では、自然に男女混合名簿が使われていると聞き、びっくりです。広島県では、やっと混合名簿が使われ始めた時に、教育委員会からの協力な指導で、別名簿に戻されつつあるからです。

 考えてみれば、私は高校までは男女別で、それも必ず男子が先で女子が後の名簿で育ちました。でも大学生になって、男女の差がなく一緒でアイウエオ順でもちっともなんにも困ることはなかったし、ふつうに自然でした。旧姓長谷川である私の前は野口君、後ろは長谷部君でした。

 それにしても、この本を読むと、男女を入れ替えるととても単純で、それだけでその差別の可笑しさが分かるのですね。この本の冒頭に、DV加害者プログラム/デートDV防止プログラム・アウェア代表の山口のり子さんの「本書を推薦します」という文章が載っています。

 それによると、DV加害者の更生のための教育プログラムでは、はこの本の中の「サルカニ・バイオレンス」と金太郎をモチーフにした「フォーラムin大江山」が使われているのだそうです。

 『DV加害者の「俺は正しい」という信念、妻に対し優位に立ち支配しようとする価値観、男としての特権意識など、また被害者が「私のせいだ」「私さえがまんすれば」などと追いつめられていく心理もわかりやすく描かれています。また周りの人々、つまり世間や常識がいかに被害者を傷つけ追いつめ、加害者に加勢してしまうかも鮮やかに描かれています。』

 私は、この本は性教育関係者だけでなく、DVの被害者が救済を訴えて行く場である警察官や、家庭裁判所の調停員の方など、幅広く読んで戴きたい本だと思います。

 奥山先生の講演はとても好評でした。それを聴けなかった分、この本を一生懸命にでも楽しく読み、そしてみなさんにご紹介したいと思いましたので。

 今日は、夜にもう一つ、同じお題でブログを書く「節分」について書きますね。

 今日は午後から産婦人科医会の研修会です。これについても、後に絶対に皆様にご報告しますね。多分、怒りに満ち満ちてご報告することになると思います。

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中学二年生の模擬授業「デートDV」

 1月27日の日曜日、性教協の中国ブロックセミナーでした。午前中、私は中学校の模擬授業に参加しました。

 担当は島根サークル。中学二年生への「デートDV」の授業です。

 島根県では、「青少年家庭課」で「デートDV」の授業に取り組んでいます。教育委員会も含んで、中学、高校、大学での実践をしています。模擬授業をしてくださった宍倉さんは、元養護教員。今は県の職員として、この事業の中心として取り組んでいます。要請に応じて、職員研修、実際の授業にも出かけて行きます。

 教職員用のDVDも作り、解説用の冊子も作って配布されます。

 模擬授業では、授業の指導案も配られました。50分の授業です。

中学校第二学年学級活動学習指導案「人を好きになるってどんなこと?」
ねらい・デートDVの存在を知り、それが身近な問題であり、人権侵害であることを知る
    ・自分も相手も大切に思う、対等な関係をつくる態度を育てる

DVとは、「domestic violence」の略。身近な人からの暴力。結婚していない間がら・恋人同士でのDVを「デートDV」と言っています。

 授業の初めにはまず、DVDの一部が流されます。教師に配られたDVDは全部を授業でながしてもいいし、一部を使ってもいいように作られています。その一部が使われました。

 恋人同士と思われるカップルが公園のベンチに座ってお話しをしています。そこに女性の携帯に電話がかかってきます。友人からの部活の伝達でした。話をして電話を切った後、彼は彼女に「誰から?」と聞きます。さらに「男?」と。女の子からだよという彼女に、じゃ、携帯を見せて、と言います。しぶしぶ渡した彼女。その携帯を見て、女か、と確認します。そして、メールのチェック。

「男からメールが来ているじゃん。男とはするなよ」と、男名のメールアドレスを消して行きます。全部消して、これでよし、と彼女に携帯を返します。

 そこまで見たら、生徒はグループで、今のを見てどうだったか、という話しあいをします。そして、それらの話し合いの発表をグループごとにします。

Rscn3885_1280x960
 DVはあらゆる力で相手を思い通りにしようとすること。暴力は、・言葉・身体的・心理的・経済的・性的などを含みます。

 人を好きになることは、元気になったり、学校生活が楽しくなったり、豊かになったりすることなのだけれど、DVで束縛されると、友達がいなくなったり、元気が出なくなったり、活き活きできなくなったりします。

 なぜそうなるのか、はじめからそうなのか、などを考えた後、
授業はさらに、素敵な恋愛の法則に入ります。

・暴力を認めない
・自分を大切にする
・相手も大事にする
・対等な関係を作る

 ではさらに「対等」とは?大丈夫だよ、何を言っても安心できる相手。

・認め合える関係・信じあえる関係・協力しあえる関係・相談しあえる関係

 授業で学んだ後の事。テレビ番組などでは、DVのシーンが沢山出てきます。それらを見た時に、おかしいなと気づいてほしい。自分の行動に気づいたら、直そうと思ってほしい、さらに、DVで悩んでいる人の相談に乗ってあげたり、自分も悩んだ時には、相談できるような気持ちを持ってほしいと締めくくられます。

 50分で盛り沢山です。この先、人を好きになったり、個人的なお付き合いもいつかはするようになるかもしれない、そんな生徒たちが、今こんな授業を受けておくことは、とても大切なことだと私は感動しました。そして、このような授業を学校教育の中に積極的に取り入れている島根県を素晴らしいと思いました。

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宝塚での一日。

 昨日は、宝塚で一日過ごしました。

Dscn3893_1280x960 午後、宝塚市立御殿山中学で二年生に「命の教育」のお話しをしました。御殿山中学は、二年生だけで230人余りという大きな学校です。多目的室の後ろまで生徒さんが座っているため、写真を撮りたくても真後ろに回ることができませんでした。

 多目的室、暖房が効く部屋で助かりました。今の季節、体育館での講演は寒くてつらいです。もっとも、カイロなどで寒さ対策はして行きますが。昨日は、楽でした。生徒たちもよく聴いてくれて、ありがたかったです。

 講演後、宝塚の友人に会いました。とてもお腹が空いていたので、まずここで。

Dscn3894_1280x960 お好み焼きやさんです。お好み焼き大好きですが、今なかなか広島で食べに行く時間がなくって。関西風お好み焼き。友人は豚玉。私は、ねぎすじ肉焼きです。ねぎと牛すじとこんにゃくが入ります。それから、カキ焼きをポン酢で。全部半分こして食べました。

 そして、宝塚市内で「宝塚夢の会」というのが開かれるというので、そこに付いて行きました。


Dscn3897_1280x960  そこでは、まずお食事をと、付いて行った私まで手作りのおむびとおでんとお漬物を出して下さいました。とってもおいしいおむすびだったのですが、お好み焼きを食べているので残念。おむすび一個だけとお漬物、おでんは大根だけにしました。

 「宝塚夢の会」。たくさんの人が来ていて、びっくりしました。中には、東北から避難してきている親子さんも。みなさん、これからの宝塚をどうするか、真剣でした。市政というのは、市民の生活に直結します。のこのことついて行った私も、勉強になりました。

 さて、そのあとがまだ続きます。友人と一緒に電車に乗って尼崎に行きました。

Rscn3900_1280x960 そこで会った人、山本太郎さん。また私のお宝写真が増えました。まだほかにも政治に携わっている人五人でお話しです。

 山本さん、好青年です。話しは弾みました。写真は、どうぞ何にでもいい、自由に使って下さいと言われました。「事務所はありませんから」と。

 それならと、使わせていただきますが。彼は「原発反対」と言ったら、芸能界から締め出されました。事務所もやめることになって、無職に近い状態です。電力会社という大スポンサーの方向を向いているテレビ局は彼を使いません。

 私は、彼の出演する「ウルルン」が大好きでした。どんな国の、どんな地域の、ほとんど裸で生きている人などとも、体当たりでコミュニケーションを作り、生活します。そんな彼が、自分の思いを表明すると、仕事ができなくなるという今の日本、やっぱりおかしいことだらけです。

 原発のこと、憲法のこと、これからの夏の参議院選の話など、いろいろと話が弾みました。また、機会を見て、いろいろと話していることなどをアップしますね。

 最終の新幹線で家に帰ると0時半。楽しく、充実した一日でした!!

 

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