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政治を見る⑩学問を売った人たち

 昨日は、宝塚市の山間の中学校に講演に行ってきました。

Dscn3845_1280x960 Dscn3844_1280x960玄関でイノシシ君がお出迎え。よっ、一年ぶり!とご挨拶をして。講演は、三年生、18人が聴いてくれました。

 その昨日、安倍政権の教育再生会議のメンバー15人が発表されていました。

 前回の安倍政権の時の「お友達」、八木秀次氏がやっぱり入っていました。彼は、「新しい歴史教科書をつくる会」の三代目の会長をしています。ウィキペディアのここ を見ると、この「新しい歴史教科書をつくる会」の権力争い、内紛はすさまじい物があります。中傷合戦、裁判、怪文書、脱会、分派組織など、あらためて読んでみると、ただ見苦しいです。

 八木秀次氏だけでなく、先日書いた高橋史郎氏の名前もこの争いの中にちらちらと出てきます。

 このような人たちの中から教育再生会議のメンバーが出ていること、さもありなんなのですが。性教育について、ないことないことをまき散らして妨害してきた彼が、さて、これからどのような活躍をするのでしょう。いずれにしても、これからの私たちの活動も、また、とてもしんどいことに追い込まれて行くでしょう。

 講演もできる内に頑張ってやっておこうと思います。

Rscn3849_1280x960 さて、昨日にも少しだけかきましたが、京都大学の今中先生の本、二冊読みました。

 これまで、原発についての勉強をするにあたって、原子力ムラと言われる、中でも特に学者さんたちの発言も見てきました。どうして、専門家と言われる方たちが、こんなことを言うのか、と唖然とする場も何度も見ました。

 たとえば東大の先生がプルトニウムを飲んでも大丈夫と言ったり、笑って過ごせば放射線の影響はないと言ったり、目を覆いたくなるほどの数々の発言は、日本の学者というのは、こんなものなかと絶望したくなるほどでした。

 また、今度広島で講演する東京大学の中川恵一氏の「海の魚は海藻をべているから、ヨウ素を取り込まない、だから魚を食べても大丈夫」「日本人は海藻を食べているから、ヨウ素を取り込まない」こんな話をするなんて。そこにはセシウムが出てきませんし。佐高さんと小出さんの本にあった「専門バカ」ではなく、「専門もバカ」を彷彿とさせます。

中川恵一氏のがんのリスクの発言については、崎山比早子さんのこの発言をぜひ見てみて下さい。

 それらの数々の専門もバカの発言を見て絶望しそうな時、今中哲二先生の本は読み応えがありました。低線量被曝のリスクや飯館の放射線量の計測値など、科学者として丁寧に述べられています。さらに、広島の原爆の黒い雨地域の被爆をこんなに検証なさっていることに感銘を受けました。いまだに広島では黒い雨の地域の人たちの被爆は国として認めていません。

 今中先生の本を読んで確信を持って言えることは、「被曝量が少なくてもそれなりに影響がある」ということ。できるだけ被曝はしない方がいいということ。ここまでは大丈夫という言い方はしてはいけないということなどなど・・・です。

 余談ですが、先生は、広島の原爆の被爆者であるご自分の母親、それに被爆で亡くなった祖母、いとこなどの被爆線量の計算もさなさっていました。これはすごい。私も、父が存命中に、もっと話を聞いておけば良かったのに、と改めて後悔しました。

 科学者としてあるべき姿。まさに「売ったら あかん」の中の「学問を 売ったらあかん」。売った学者のみじめさと、売らない学者さんの毅然とした姿の双方を見させていただきました。

 今、日本の政治は、学問を売った人たちの力を利用して、着々と戦争への道を歩もうとしている、そう思います。


 

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