政治を見る⑫東大児玉龍彦教授の怒りの大演説
三村広島大学教授の涙の大演説を読んで、この児玉先生の国会での大演説を思い出しました。この全身の思いを込めた訴えは、児玉先生の、決して机上の研究者でなく、除染に必死で取り組んでいるその行動に裏付けされています。
久しぶりに児玉先生の訴えを聴こうとしたら、なんと、組織的と思われる誹謗中傷がたくさん寄せられているのですね。
でも、誰が本物で、だれが偽物の研究者であるかというのは、聞いてみれば、自ずから分かることです。
私が大学病院時代にしていた分析は、染色体レベルでした。この児玉先生の演説を聞いて、今は、染色体にたくさん集まっている一つ一つの遺伝子の問題なのだということもよく分かりました。
この心からの訴えをただちに実行に移すだけの力量は、今の日本の政治家や行政にはないのでしょう。政治に期待する、だれかの命令や指示を待つのではなく、国民一人ひとりが自分で考え、行動をする、それが自分の、または子どもたちの命を守ることになるということなのですね。むごいことです。
なお、今さらなのですが、児玉龍彦教授は2011年英国の科学誌ネイチャーの「科学に影響を与えた今年の10人」に日本人としてはただ一人選ばれています。
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