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広島市民病院との交流会で(長年のトラウマの話)

  昨日は、広島市中区医師会と広島市民病院との交流会でした。一人5000円を払っての参加です。

Photo 私は、二回目の参加です。一回目はもうずっと前。その時もそうでしたが、今回もどうしたことか、私は精神科の先生たちと同じテーブルでした。産婦人科の先生たちのテーブルは、隣でした。

 私は、前回の席で、となりの精神科の偉い先生に言われたことがトラウマとなってずっと続いています。そのことを、昨日、となりの席になった精神科のドクターに話をして、やっとこれで少し心が軽くなりました。

 その意味では、昨日の会に出席してよかったと思います。今日は、その内容について述べますね。

 私たちの診療の場には、更年期やその後に体調を崩して来院する方がとても多くいます。更年期は以前は心の持ちようとされていました。病気ではなく、誰もが通る道。自分の世界を持って、明るく過ごせば、そのうち落ち着きます、なんて。

 その更年期のホルモン補充療法について、そのドクターは「自然に枯れていけばいいじゃないですか。」とおっしゃったのですね。それでも、更年期で体調を崩して精神科にかかって睡眠薬や安定剤などを処方されて、お薬を山ほど飲んでいる人も、そんな治療もしないで、自然に過ごしなさいということになるのではないか、と、その時に思ったけれど、それは口に出していません。喧嘩になるようなことを言いたくなかったのですが。でも、そのことが、ずっと私にはひっかかっていたのです。

 なぜホルモンだけを悪者扱いするのでしょう。それも、ドクターが。

 昨日のドクターにお話ししました。「ホルモンがないままに生きるのは、なかなかつらいことなのですよ。」と。

 だって多くの生き物は生殖の終わりは死なのです。人間だって、昔はそうでした。身ごもっては産み、産む能力がなくなった時点で死んで行く。平均的な女の人生はそうでした。でも、人間は知恵があって、医療や衛生や食べ物などでみるみる長く生きることができるようになりました。ホルモンがないままに何十年も生きるようになって、体のさまざまなことにつらいことが起きるようになりました。

 つらいのだったら、ホルモンを補って楽に生きられればそれていいのでは?と思います。ホルモン補充療法は、決して若さを保つために行われるものではなく、よりよく生きるための手段なのだと。

 以前他のドクターに言われたことの反論を今されて、その先生にはお気の毒だったと思いますが、他の科のドクターに更年期の治療について知っていただくことも大切なことだと思います。聴いて下さって感謝です。

 大きな病院と小さなクリニックとの連携、言うまでもなく、大切なことではあります。信頼できる病院があるということは、小さなクリニックにとって何よりありがたいことです。でも、その市民病院も、知らない先生がほとんどになっていることに、改めてこちらの年月を思った次第です。

 やっぱり300万目の方からの連絡はありません。残念です。

 今日は木曜の休診日。また宝塚の中学生への講演です。

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300万アクセス、ありがとうございました。

 皆様のおかげで、300万アクセス達成しました。本当にありがとうございました。約6年前に始めたブログ、何にもわからないままでしたが、いろいろと発信することができるという場を与えられて、生きる力を与えられたように思います。

 つらいことがあっても、うれしいことがあっても、ここでその思いを発信できる、そしていろいろな方とつながることができるというのは、うれしいものです。でもそれも、このつたない文を読んで下さる方たちがあればこそです。

 皆様本当にありがとうございます。

 しかし、まだ300万アクセスの方が名乗って下さいません。気づかれなかったのか、それともくだらないと思われた?かも・・・。

 実は、私はそろそろ近づいたかな?と思って自分でのぞいたら、3000005で、びっくりしました。それは3時5分です。もっとびっくりしたのは、アクセス分析を見たら、3時からの5分で、丁度100アクセスもあったことです。この5分に集中して、どっとクリックして戴いたのだと思います。考えてみれば、私の5オ-バーというのも、危なかった、自分でキリ番を踏むかもしれない所でした。

 どうぞ、丁度300万アクセスをゲットされた方、ご連絡くださいますように。

 ええっと、⑦パパが気にしているようです。銀蔵さんのこと。銀ちゃんの言っている、そう、昨年のあの夜のことです。これは、銀ちゃん自身がもうブログで書かれたことで、大したことではありません。でも、私にとっては、とても新鮮で・・。

Dscn3489_1280x960 昨年12月1日。⑦パパ・⑦ママ主催の偽レブの会、忘年会でのこと。トイレがすごいと、にしなやの女社長さん、ユカリンさんに教えられて、入って見たトイレ、びっくり。黒い男性の彫刻がトイレに座っているのですもの。トイレはとても広くて、その反対側にちゃんとトイレはあるのですが。何か落ち着かない・・・。

 びっくりして大笑いして、私は、次々とそのあたりにいた人をトイレがすごいよ、と案内していたのです。何人もの方がトイレに入っては、すごいすごいと大笑いしました。次々と案内して、そして私は銀蔵さんにも、トイレが面白いよと、手を引っ張って連れて行ったのです。そこのトイレは三つかな?並んでいて、どれも男女兼用になっています。そのうちの一つにこの人がおいてあったのですね。

 何ですか、とついて来た銀蔵さん、私がここ、このトイレ、と手を引っ張ったまま、中に入ろうとしたら、ピタッと足を止めて、「いいえ、いけません」と言うのですよ。「トイレに女性と二人で入るなんて、いけませんよう」「だめです、入れません」繰り返すので、私、もうびっくりして。エエッ?しばし呆然としました。「違う違う、何にもしやしないから」と言っても、ぴたりと動かない銀蔵さん。それなら、と私はその近くにいた女性たちを何人もつれてきて、みんなで一緒に入ったのです。みんなこの彫刻を見て大笑い。皆さん、次々と写真を撮ってワイワイと騒ぎました。もちろん、銀蔵さんも写真を撮っていました。

 ただ、それだけのことです。一緒にトイレに入るのを拒否した、それだけのことなのですが。私は本当にびっくりだったのです。もう、日頃自分自身、男だの女だのの意識のない世界に入っていましたので。「女性と二人で」なんて言ってもらって、なんだか、ドキッとしてしまったのです。以来、何度も思いだしては一人ニタニタしています。銀蔵さん、ありがとう。⑦パパさん、そういうことでした。

 ともあれ、300万アクセス、皆様の一回ずつの訪問の積み重ねです。本当にありがとうございました。これからもがんばって書き続けますね。時にはつまらないことを書くかもしれませんが、皆様、どうぞ変わらぬお付き合いをして下さいますよう、よろしくお願いします。

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本日300万アクセス達成するでしょうか。

 今日、私のブログが300万アクセスになるだろうと思います。今、一日平均3000アクセスですので、多分今日中に達成するでしょう。日頃の状況からするとお昼過ぎでしょうか。

 丁度300万目に当たった方、よろしければ、どうぞそれをお知らせ下さいませ。できれば、私の記念にしたいので、その映像を戴ければ幸いです。もちろん、ご迷惑でない限りです。強制ではございませんので。よろしくお願いします。コメント欄にお書きいただければうれしいです。その際、もちろんアップはしませんので、メールアドレスも書いていただければ、こちらからご連絡いたします。どうぞよろしくお願いします。お礼のプレゼントも用意しております。

 そんな今、皆様にご紹介したいブログがあります。広島ブログの方は今更で良くご存じですが、私のブログを訪問して下さる方は、東京の方が43%で、ヒロシマの方は18%です。全国47都道府県の方が来て下さっています。広島以外の方にもぜひ知って戴きたいので。

 こちらをクリックしていただくと、出てきます。銀蔵さんの「ドアを開けろ」です。今、佳境に入っています。ある大手のゼネコンとの対決。たった一人で向き合って全力で戦った、その記録です。彼の著書は二冊とも買って読んでいるのですが、文章は明快で面白い!!

 大工としてマンション建設現場での不正に驚愕した彼は、それを告発しようとするのですが、逆に抹殺されようとします。刑事、民事両方で訴えられた彼は、一人、弁護士もなく、原稿用紙に手書きで答弁書を書き、裁判所に出向きます。警察の取り調べも。

 私も裁判は経験していますが、あれを一人でやろうとするのは、ほんとうに大変だったことでしょう。それを考えただけでも、もう涙です。

 銀蔵さんは、そもそも私を「女扱いして下さった方」です。それについて、また書きますね。

 どうも、片頭痛が頻発して、弱っています。こんな時には、難しいことは書けません。性教協の中学の模擬授業、もう少し後にさせて下さいね。

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雪の平和公園

雪の平和公園
出勤途中の平和公園はモノクロの世界です。
商工会議所の黒いビルが写るのがいやなので、慰霊碑と原爆ドームを斜めに撮りました。
結局、半分以上は自転車を引いて歩いて来ました。
ツルツルでも、自転車が支えになって、歩き易かったです。

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雪の広島市です。

雪の広島市です。

昨夜、やまとの湯に行こうとした時、車にうっすら雪が積もっていました。
帰りは、もっとひどく降っていましたので、今日の通勤が少し心配でしたが。

  川沿いの樹木が綺麗です。
我が家から本川を見ました。右の白い建物が中国新聞社です。

今日は橋の上はツルツルでしょう。自転車、気をつけなければ。

昨日、性教協のセミナーで、午前中、中学2年生になって模擬授業を受けました。
「デートDV」についてです。
島根県では、県をあげて、男女共同参画の教育に取り組んでいます。

大変勉強になりました。皆様にも知ってもらいたいので、またご報告しますね。

今から、出勤前にちょっと韓国語の宿題をします。

iPadから送信

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今日は二つの研修会です。

 今日は、朝から「性教協中国ブロックセミナー」の、そして午後は「のぞみの会」の講演会です。性教協のお知らせはここに 。そしてのぞみの会のお知らせはここに 書いています。ぜひ、多くの方に出会えますように。

 性教協の午前中の中学校の模擬授業は、松江サークルの宍倉さんです。松江から朝一番のバスで広島に来られます。雪、どうでしょう。もし、到着が遅れるようなら、その間、私がピンチヒッターをします。その準備は一応、考えています。でも、せっかくの「デートDV」の授業の実践ですので、ぜひ遅れないで来て戴きたいと願っています。

 そして、小学校は、城さんの「生まれてきてよかったな~小学校理科での性教育~」。以前例会で城さんの同じ授業報告を聞きました。いろいろな教材を駆使して、それは素晴らしくて感動しました。何より、子どもたち自身が自分の命をいとおしく思えるような、そんな実感をしてくれることと思います。ぜひ多くの方にこの授業を経験してもらいたいと思います。

 のぞみの会では、更年期障害と婦人科がんがテーマです。が、乳がんを経験した方が多いので、更年期障害の治療は、ホルモン補充療法よりも漢方治療が中心になります。それから、人間関係の作り方とか・・・。それに、一つ癌をしたら、もう他のがんにはかからないということもありません。他のがんについてもしっかり学習して、健康管理をして戴きたいと、そんな思いでお話しをさせて戴きます。

Dscn3860_1280x960 Dscn3863_1280x960 先日の有木さんのガラスの器の食事会。お花は渡邊満里子さんのアレンジメントです。その一つ。お花の中には有木さんの作品。中でろうそくの炎が揺れていて、美しい!!こちらは、マカロンのかわいいろうそくです。テーブルの敷物から、オリーブオイルの入れ物まで、一つ一つ心配りが見事でした。

 当日のデザートのお菓子の盛り合わせは、紙の袋に入れて戴いてもって帰りました。それをポチポチ戴いています。島村シェフの手作りのお菓子です。お菓子の一つ一つも絶品でした。

 それでは、そろそろ出かける用意です。会のご報告はまたしますね。

 

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有木久子さんのガラスの作品でのお食事会でした。

 昨夜は、ガラス作家有木久子さんのガラスの食器で食事を戴く会に参加しました。今回が三回目の会です。以前参加したときのブログはここから二日にわたって 書いています。

 タワービル12階の「RESTAURANT  SHIMAMURA」で。SHOMAMURAには後ろに「ラ スピリット ミクニ」がついています。三國清三さんの元で料理をしてきた方です。

Dscn3864_1280x960  女性ばかり15人の食事会。まず、自分の好きなグラスを選びます。そのグラスにシャンペンで乾杯。昨日は、丁度有木久子さんのお誕生日。おめでとう!!の乾杯ではじまりました。

 有木さんが事前に作った器を、島村シェフに、これでお料理を作って下さいと渡したのだと。有木さんは、どんなお料理になるのか楽しみと言われます。その器も一人ひとり少しずつかたちが異なります。

Dscn3861_1280x960 Dscn3862_1280x960  まず、本日のアミューズは、オマールエビを中心にした甲殻類と人参のスープ。びっくりのお味です。

 続いて前菜は海の幸(鰆、アワビ、ホタテ貝柱、ホタルイカ)の海水ジュレ寄せフランス下ランド産天然塩とアメリカ産きゃびう寄せ。食べられるお花と、真ん中のキラキラしたのは、金箔ではなく、プラチナ箔です、こんなの初めて。

Dscn3865_1280x960 Dscn3867_1280x960 静岡産金目鯛のア・ラ・ヴァプール 福富町 渡辺さんが自然農法で創った彩々かぶら和え)ソースが優しいお味の紅白になっています。

 広島牛のサイコロステーキ フランス産黒トリュフの薫り 春野菜と山菜、ロングマカロニ添え フォアグラ風味ソース和え)
Dscn3868_1280x960 Dscn3869_1280x960 デザートはまず 三次三良坂松原三が創ったフロマージュブラン フランボワーズと紅玉和え)

 それに、お菓子の盛り合わせ“ア・ラ・メゾン”。下に盛られているお菓子の中に黄色のお星さまが入っている人三人が当たりで、卓上のブーケを持って帰ることができます。みんながスプーンでワイワイと探します。子どものように歓声を上げて。私は残念!!

Dscn3875_1280x960 最後に有木さんと島村シェフのご挨拶。みんな大満足で拍手です!!

 自分で選んだワイングラスと初めのデザートの器の二つを戴いて帰りました。おいしい物と楽しい会話。有木さん、島村シェフ、本当に素敵な会をありがとうございました。
 まだお薬を飲みながらでも、体調はほぼ9割戻って、この会にも参加できてうれしかったです。

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宴が始まります。

宴が始まります。
詳しくは後ほど!

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もうすぐ300万アクセス!!です。

 昨日は、無事京都の高校での講演を終えました。午前、午後とほぼ二時間ずつ。久しぶりのダブルでの講演です。午前が高校二年生に、午後が一年生に。高校生には、中学生のように言葉を優しくしたりしなくてすみますので、話しやすいし、それにとても静かに聞いてくれて、どんどん話すことができました。

 今、高校生たちのほとんどは、性教育なんて必要ないと思っています。もう、いろいろと情報は得ているし、と。でもその情報が危ういのです。巷に広まっている性情報は、ウソだらけなのですもの。

 まっぐに体や性の情報を伝えて、知ることで賢くなってほしい、賢く行動を選択できるようになってほしい、そんな思いで話をするのですが。さて、今日の高校生がどんなに受け止めてくれたのでしょうか。少なくとも、一生懸命に伝えようとした大人がいたことくらいは伝わったかもしれないと思います。

 のぞみさまのコメントで気づいたのですが、もう少しで私のブログのアクセスが300万アクセスになります。2011年の10月に200万アクセスだったと思うのですが。その200万アクセスをお知らせいただいたのは、熊本の女性、林様でした。私、その後パソコンが壊れてしまって、パソコンの中の情報も多くを失って、林様のことが分からなくなってしまったのです。その後失礼して申し訳ないことです。

 丁度300万アクセスをゲットして下さった方には、また何らかのお礼をしたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 そうそう、体調のこと。大丈夫です。右の首はまだ触ると痛いのですが、大分腫れも引きました。抗生物質が劇的に効いています。ありがたいことです。完治までもう少し飲み続け様と思います。皆様からのたくさんのお見舞いの言葉、本当にありがとうございました。うれしかったけれど、とっても恥ずかしくて・・・。

Dscn3854_960x1280ベランダのキダチアロエが今年も花をつけました。まだこれからたくさん咲くでしょう。寒くても、全くたくましいものです。

 今日のブログ、いろいろでテーマがなくってすみません。また明日から頑張ります。


 

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ご心配をおかけしてすみませんでした。

 京都のホテルにいます。昨夜遅くに着きました。

 あんまりつらくて、つい個人的なことを書いてしまったものだから、皆さまにご心配をおかけしてしまってすみませんでした。大丈夫。私は元気です。

 昨日お昼時間にかかりつけの耳鼻科に行きました。間違いなく、右の耳下腺炎でした。その前日から飲み始めた抗生物質が少し効いてきていました。白血球は10800から9600に気持ちばかり減少していましたし、腫れも少し引き気味です。熱も測りませんでしたが、たぶん引いていると思います。薬が効くというのは、うれしいものです。痛みは続いていますが、湿布が気持ちがいいです。

 ドクターには片側であること、白血球が増えていることなどから、やはりウィルス性のいわゆるおたふくかぜではなく、細菌性の耳下腺炎であり、抗生物質での治療が必要と教えて戴きました。細菌性の耳下腺炎は、口の中から細菌が入るということです。耳下腺は、唾液を作り口に出す働きをします。そして、そこから先のドクターの言葉がいささかあらっ!!でした。

「どうしても、歳を取ると、唾液を作るのが少なくなり、細菌が入りやすくなる」のだそうです。それから、唾石ができて、それが耳下腺に詰まって炎症を起こすということもあるのだそうです。

 まだ腫れて痛みはあっても、日常生活や食べること、しゃべることには不自由はありませんので、大丈夫です。今日、二つの講演、どうなるかと思ったけれど、大丈夫です。ちゃんとやれそうです。

 片頭痛については、これは子どものころからあるもので、その頻度がここのところひどくなっているだけのことです。脳外科には何度も行き、CTをとったりの検査はしております。ひどい時には、その予防薬も飲んだりしていましたが、飲み忘れるとすぐに発作が起こるので、そのうちやめてしまいました。

 ただ、今になって思うのは、やはり発作が起こる時は疲れている時、特に寝不足はいけません。だから、私への警告と思って受け入れています。

 車の運転をしている時にこれが起こると、全面的に見えなくなる前に小さく予兆がありますので、早くどこかに止めて、鎮痛剤を飲み、治まるまでじっと待ちます。15分か長くても30分もすれば少しずつ見えるようになります。その頃、痛みどめも効いてきます。すっかり見えるようになるのには、一時間近くかかります。後遺症で、その日一日は肩がひどくこってつらいので、これも湿布の登場か、時間があったらマッサージに行きます。

 そんなことで、これにも付き合ってい行かなければならないものなのでしょう。つい、ぽろっと書いてしまって、少々反省しております。すみませんでした。

Dscn3855_1280x960 Dscn3856_1280x960 Dscn3857_1280x960 この前釜山に行った時に買ってきたものをアップしていませんでしたので。ポシャギの簡単なもです。大きい本格的なのは、高価でとても買えませんので。上左はテーブルセンターです。クリニックにおいています。淡い色がとてもきれいです。上右のは、ポシャギ風の巾着袋やポーチです。下にあるのは、韓服を着たウサギのストラップです。下の写真のは写真が悪くてすみません。長いテーブルランナーと上のは大きな巾着です。

 ポシャギ風のグッズは高価ですが、これは韓国でしか手に入らないので・・・。それに、韓国でも中には安いのがありますが、中国製のことがあります。韓国で中国製の物を買って帰ってお土産にするわけにはいかないので、必ず免税店で買います。高めでも、物には間違いがないので。

 さあ、これから朝ごはんに行きます。昨日は、朝はイチゴとリンゴとコーヒー。昼はちからの中華そばミニのテイクアウト、姉に買ってきてらいました。夜は新幹線の中で駅弁でした。食欲もほとんどなかったのですが、今、久しぶりにお腹がすきました!!

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政治を見る⑬崎山比早子さんの国会での証言

 低線量の放射線が、癌を作るのは、ほんのわずかだと言う人がいます。東京大学の中川恵一氏もそうなのですが。 

 国会事故調査委員会委員として「低線量放射線の健康影響」を担当、報告書を書いた医師の崎山比早子さんは、

「放射線は遺伝子に傷をつけ、それががんへの一歩だってことは、どの教科書にも書いてあります。人間は放射線を浴びてはいけない生き物なのです」と、おっしゃっています。

 特に、細胞分裂が活発な子ども、胎児への影響が懸念されます。

 その崎山さんが国会で証言している画像です。



 

 個人的なことなのですが、ここの所、体調不良です。

 立て続けに片頭痛の発作が起きています。突然目が見えなくなり、激しい頭痛が起こります。これが、いつ起こるかわからないので、まったく厄介です。痛みは即鎮痛剤を飲んでなんとか抑さえますが、また目が見えるよえになるまで不自由します。診療中だと、本当に困ります。

 そのため、初めっから必ず行っていた「男子駅伝」の前日のイベント、NHKの下でやるご当地の食べ物、または同時に開かれる島根フェアは、行くことができませんでした。クリニックでおとなしくしていました。食いしん坊の私が、まったく、珍しいことなのです。みなさんのブログを見ながら、カニ汁、食べたかったなあ、とか・・・。

 それに、一昨日から別なことが起こりました。右の耳下腺がひどく痛んで腫れてしまいました。そのうち治まるだろうなんて考えていたら、腫れがどんどん膨らんで、右だけおたふくになりました。痛みが尋常ではありません。私が時々行っている耳鼻科のドクターは、昨日は休診でした。血液を測ると、白血球が一万を越えています。熱を測ると、37.2度。耳下腺炎に違いないと、抗生物質を飲み始めました。

 昨夜は、診療後、のっびきならない会合があったので、そこに行き、家に帰ると、38.2度。首には湿布をし、熱冷まシートを頭に貼って、うんうんとうなりながら寝ました。 今日はお昼に耳鼻科に行くつもりです。

 しかし、困リました。今日は診療後京都に移動しなければなりません。明日、京都で午前午後と二回の講演が入っています・・・。やれやれです。

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政治を見る⑫東大児玉龍彦教授の怒りの大演説

 三村広島大学教授の涙の大演説を読んで、この児玉先生の国会での大演説を思い出しました。この全身の思いを込めた訴えは、児玉先生の、決して机上の研究者でなく、除染に必死で取り組んでいるその行動に裏付けされています。


 久しぶりに児玉先生の訴えを聴こうとしたら、なんと、組織的と思われる誹謗中傷がたくさん寄せられているのですね。

 でも、誰が本物で、だれが偽物の研究者であるかというのは、聞いてみれば、自ずから分かることです。

 私が大学病院時代にしていた分析は、染色体レベルでした。この児玉先生の演説を聞いて、今は、染色体にたくさん集まっている一つ一つの遺伝子の問題なのだということもよく分かりました。

 この心からの訴えをただちに実行に移すだけの力量は、今の日本の政治家や行政にはないのでしょう。政治に期待する、だれかの命令や指示を待つのではなく、国民一人ひとりが自分で考え、行動をする、それが自分の、または子どもたちの命を守ることになるということなのですね。むごいことです。

 なお、今さらなのですが、児玉龍彦教授は2011年英国の科学誌ネイチャーの「科学に影響を与えた今年の10人」に日本人としてはただ一人選ばれています。

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乳腺疾患の患者の会「のぞみの会」

 私が尊敬する浜中和子さん。尾道市で皮膚科のドクターをしています。

937x1280 彼女の著書です。ドクターである浜中さんが乳がんにかかり、苦しい闘病生活。そして、その体験から、同じ病気の看護師桜井征子さんと乳腺疾患患者の会「のぞみの会」を立ち上げました。

 今やその会は500人を超える会となり、様々な活動をしています。

 通信の発行、例会、勉強会、講演会、お花見、温泉旅行、乳がん検診の充実のための署名活動・・・。そして、なんといっても、ここ毎年開かれている「リレーフォーライフ」。

 日々、たくさんの患者さんの診療をする一方の、これらの活動に、どれだけの人が力をもらっていることでしょう。

 それらの集大成ともいえる素晴らしい本です。何度か涙をする一方、力ももらいました。乳がん患者さんだけでなく、多くの若い人にも読んで戴きたい本です。

 そののぞみの会の講演会のご案内です。尾道と広島の両方で開かれます。

002
003  私は性教協中国セミナーとダブってしまいますが、同じ会場ですので、何とかなると思います。こちらにも、多くの方にいらっして戴きたく、ご案内しますね。

 それにしても、浜中さんの忙しさ、すごいパワー!お体は大丈夫なのかしらと心配になるほどです・・・。お互い頑張りましょうね・・・。

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政治を見る⑪広島大三村剛昴教授「涙の大演説」。

 宮島の合宿がすんで皆さん帰って行きました。駅伝で通行止めになる前に、と急いで。私は、通行止めが終わるまでここにいて、すこしのんびりしようと思っています。

 今日の学習会で戴いた中に、広島大学の三村教授の資料がありました。さらに調べて、東京新聞のウェブ版に見つけました。

『日本学術会議の総会は1952(昭和27)年10月23日、東京都内で開催された。

 政治主導で原子力研究の再開を目指す自由党の衆院議員、前田正男(39)の提案に賛成したのは阪大教授の伏見康治(43)と学術会議副会長の茅(かや)誠司(53)だった。2人は政府内に原子力問題を検討する委員会の設置を共同提案し、総会の了承を求めた。

 後に学術会議会長を務め、参院議員にもなった伏見は戦前、阪大で原子核物理を専門とする若手研究者だった。終戦直後、連合国軍総司令部(GHQ)が研究室にあった原子核の実験装置「サイクロトロン」を破壊した現場にもいた。その時の心境を自叙伝「時代の証言」の中で「爆破をぼうぜんと眺めた。涙を流した」とつづっている。

 伏見もエネルギー源として原子力の平和利用を夢見ていた。戦後、海外の論文を読みあさり、研究仲間からも助言を得て「日本にも原子炉はできる」と確信していた。茅は伏見の出身校、東大理学部の学部長だった。

 「工業発展に原子力発電は不可欠だ」。会場でそう説明する伏見に、丸坊主の男が発言を求め、激しく反論した。広島大教授の三村剛昂(よしたか)(54)だった。

 三村は広島原爆の被ばく者。爆心地からわずか1・8キロの自宅を出た瞬間、放射能と爆風を浴びた。崩壊した家屋のがれきに埋まり、2カ月ほど生死をさまよった。首筋にはまだ痛々しいやけどの痕が残っていた。

 「私は原爆をよく知っている。その死に方たるや実に残酷なもの」と三村。「発電、発電と盛んに言われるが、政治家の手に入ると、25万人がいっぺんに殺される」とまくし立てた。

 「米ソのテンション(緊張)が解けるまで、いな(否)世界中がこぞって平和的な目的に使う、こういうようなことがはっきり定まらぬうちは日本はやってはいかぬ。こう私は主張するのであります」「原爆の惨害を世界中に広げることが日本の武器。文明に乗り遅れるというが、乗り遅れてもいい」

 感情むき出しで訴える三村の目には光るものがあった。後に「涙の大演説」と語り継がれた。総会では三村に支持が集まり、原子力研究の再開を目指した阪大教授、伏見らは提案を撤回。結局、学術会議内に臨時の委員会を設け、議論を続けることになった。』

 東京新聞では三村教授の演説はここまでですが、小出先生の著書の中にありました。以下引用します。

『1952年10月24日になって、「原子力委員会を政府に設置すること」、つまり原子力研究を始めようとするいわゆる「茅・伏見提案」がなされました。これに対し、自らもヒバクシャである広島大理論物理研究所長だった三村剛昴さんが、広島の惨状を話した後、以下のごとく「声涙共に下る」大演説をされました。

「だからわれわれ日本人は、この残虐なものは使うべきものでない。この残虐なものを使った相手は、相手を人間と思っておらぬ。相手を人間と思っておらぬから初めて落とし得るのでありまして、相手を人間と思っておるなら、落とし得るものではないと私は思うのであります。ただ普通に考えると、二十万人の人が死んだ、量的に大きかったかと思うが、量ではなしに質が非常に違うのであります。しかも原子力の研究は、ひとたび間違うとすぐにそこに持って行く。しかも発電する―さっきも伏見会員が発電々々と盛んに言われましたが、相当発電するものがありますと一夜にしてそれが原爆に化するのであります。それが原爆に化するのは最も危険なことでありまして、いけない」。』

 これまで様々な科学者、学者を見てきました。金にまみれて権力にすり寄り、みずから権力者であることに生きがいを見出しているかのような、そんな科学者。一方、自らの正義感で、信念をまっすぐに貫く科学者の姿も。これらの姿に接すると、本当に元気が出ます。

 私自身、後輩たちに勇気と元気を分けることができるような、そんな存在であり続けたいと思います。

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宮島の夜明けです。

宮島の夜明けです。
人びとの活動が始まりました。
昨夜から宮島口で合宿をしています。
今年の8.6.ヒロシマ平和の夕べの学習会です。
今日は男子駅伝ですね。
ここは、交通規制で駅伝が終わるまで帰れません。
しっかり勉強します。

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性教協中国ブロックセミナーのご案内です。

001私たちの性教育の仲間、性教協中国ブロックセミナーのご案内です。

    中国ブロックセミナー

 共に生きる21世紀の「性」と「生」を見つめ直す
 ―ヒューマンな性を育む・家庭、学校、地域で―

 1月27日日曜日、午前中は分科会二つ。

小学校実践報告は広島サークルの城英介さん:「生まれてきてよかったな~小学校理科での性教育~」子供たちに生の主体者として、自らの生命力を感じてほしい。自分の生について、親から肯定的なメッセージをもらうことのできない子どもたちにも自己肯定のメッセージを届けたいと取り組んだ実践です。

中学校模擬授業は島根まつえサークルの宍倉みどりさん:「デートDV」デートDVの存在を知り、それが身近な問題であり人権侵害であることを知らせる。そして、子どもたちが抱える現実を厳しいものであるが、自分自身で乗り越えていく力となる学びの時間としたい。

 そして、午後は全大会です。

静岡県吉原高等学校の校長先生、奥山和弘さんの講演「「男だてら」に「女泣き」~もっと豊かに生きられる~

奥山先生の著書です。

『「男だてら」に「女泣き」―ジェンダーと男女共同参画社会入門』(文芸社)
『ジェンダーフリーの復権―男女共同参画社会へのステップ』(新風舎)
『モモタロー・ノー・リターン&サルカニ・バイオレンス―昔むかし、ジェンダーがありましたとさ…』(十月社)

 参加費は性教協会員1500円、会員外2000円、学生500円です。

 政治の世界がどんなに厳しくても、どれだけ妨害があっても、私たちは絶えることなく、実践をし、研究をし、セミナーを続けて来ました。

 どうぞ、「過激な性教育」などと、中身も見ることなく安倍首相の仲間たちが意図的に言っている、その実態がどんなものなのか、ぜひ覗きに来て下さいませ。

 一緒に楽しく有益なひと時を過ごしましょう!!

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政治を見る⑩学問を売った人たち

 昨日は、宝塚市の山間の中学校に講演に行ってきました。

Dscn3845_1280x960 Dscn3844_1280x960玄関でイノシシ君がお出迎え。よっ、一年ぶり!とご挨拶をして。講演は、三年生、18人が聴いてくれました。

 その昨日、安倍政権の教育再生会議のメンバー15人が発表されていました。

 前回の安倍政権の時の「お友達」、八木秀次氏がやっぱり入っていました。彼は、「新しい歴史教科書をつくる会」の三代目の会長をしています。ウィキペディアのここ を見ると、この「新しい歴史教科書をつくる会」の権力争い、内紛はすさまじい物があります。中傷合戦、裁判、怪文書、脱会、分派組織など、あらためて読んでみると、ただ見苦しいです。

 八木秀次氏だけでなく、先日書いた高橋史郎氏の名前もこの争いの中にちらちらと出てきます。

 このような人たちの中から教育再生会議のメンバーが出ていること、さもありなんなのですが。性教育について、ないことないことをまき散らして妨害してきた彼が、さて、これからどのような活躍をするのでしょう。いずれにしても、これからの私たちの活動も、また、とてもしんどいことに追い込まれて行くでしょう。

 講演もできる内に頑張ってやっておこうと思います。

Rscn3849_1280x960 さて、昨日にも少しだけかきましたが、京都大学の今中先生の本、二冊読みました。

 これまで、原発についての勉強をするにあたって、原子力ムラと言われる、中でも特に学者さんたちの発言も見てきました。どうして、専門家と言われる方たちが、こんなことを言うのか、と唖然とする場も何度も見ました。

 たとえば東大の先生がプルトニウムを飲んでも大丈夫と言ったり、笑って過ごせば放射線の影響はないと言ったり、目を覆いたくなるほどの数々の発言は、日本の学者というのは、こんなものなかと絶望したくなるほどでした。

 また、今度広島で講演する東京大学の中川恵一氏の「海の魚は海藻をべているから、ヨウ素を取り込まない、だから魚を食べても大丈夫」「日本人は海藻を食べているから、ヨウ素を取り込まない」こんな話をするなんて。そこにはセシウムが出てきませんし。佐高さんと小出さんの本にあった「専門バカ」ではなく、「専門もバカ」を彷彿とさせます。

中川恵一氏のがんのリスクの発言については、崎山比早子さんのこの発言をぜひ見てみて下さい。

 それらの数々の専門もバカの発言を見て絶望しそうな時、今中哲二先生の本は読み応えがありました。低線量被曝のリスクや飯館の放射線量の計測値など、科学者として丁寧に述べられています。さらに、広島の原爆の黒い雨地域の被爆をこんなに検証なさっていることに感銘を受けました。いまだに広島では黒い雨の地域の人たちの被爆は国として認めていません。

 今中先生の本を読んで確信を持って言えることは、「被曝量が少なくてもそれなりに影響がある」ということ。できるだけ被曝はしない方がいいということ。ここまでは大丈夫という言い方はしてはいけないということなどなど・・・です。

 余談ですが、先生は、広島の原爆の被爆者であるご自分の母親、それに被爆で亡くなった祖母、いとこなどの被爆線量の計算もさなさっていました。これはすごい。私も、父が存命中に、もっと話を聞いておけば良かったのに、と改めて後悔しました。

 科学者としてあるべき姿。まさに「売ったら あかん」の中の「学問を 売ったらあかん」。売った学者のみじめさと、売らない学者さんの毅然とした姿の双方を見させていただきました。

 今、日本の政治は、学問を売った人たちの力を利用して、着々と戦争への道を歩もうとしている、そう思います。


 

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政治を見る⑨お食事会での飯館村のお話し

 昨夜は、超豪華な食事会に参加させていただきました。アミューズの新年会ということで、料亭「こだま」で。料理人平野寿将さんのお料理です。

 それはそれはおいしく楽しく戴きました。お料理については、アミューズのぶっちママのブログ☆幸せな一日☆かアミューズの社長・カメラマンのブログアミューズ・スタジオ日記 に掲載されるでしょう。プロの写真での披露が絶対素敵だと思うので、私は少しだけ。

Dscn3818_1280x960_2  初っ端のお野菜のお浸しからノックアウトです。野菜は一つ一つ別のお味で煮たうえで、利尻昆布を80度でゆっくり味を出したお出汁に浸けてあるのだと。お出汁まで飲んで下さいということで、戴きました。ほんのりゆずの香りがします。蕗なんかどうしてというほど、シャリシャリとした食感だし、ユリ根もおいしくて。

 私、写真は控えますが、ウニのプリンというのも、どうしようと思うほど好きでした。

 豊富な食材もさることながら、とにかく、お料理への心遣いがすごいですね。大きなからすみは、ボラからの手作りなのだそうです。

Dscn3827_1280x960 それからお椀は、大きなハマグリのお吸い物。ハマグリの殻の片方には、じっくり焼いた白子が入っていました。

 最後に出て来たごはんは、なんとトリュフごはんの卵かけごはん。大きな鉄なべで炊かれたトリュフごはんの香がすごかった!です。お出汁はカニなのだそう。ほんのりおこげがまた香ばしくて。卵をかけるのが勿体なくって、そのままで戴いて、それから卵をかけると、また一段とお味がまろやかでオイシカッタです。ただ、おいしいとしか言えなくって、うなりながら戴きました。

Dscn3828_1280x960 それまで、もうお腹が一杯と言っていたのに、お替わりまでしてしまいましたよ。

 そして、ごはんを食べている時に料理人の平野寿将さんの登場です。

 テレビでのお顔は存じ上げていましたが、さすが、お名前だけではないということが良く分かりました。これまで、どれだけ精進なさったことか、お料理を戴いてよく分かりました。

 そして、そのお話しがびっくりだったのです。  私の今日のタイトルは、政治を見るをそのまま使いました。平野さんとお話ししている時、福島の話になったのです。
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 平野さんは、震災前から、福島のそれも飯館村へ頻回に行っていたのだと。飯館の阿武隈川のアユをお料理に使っていたし、飯館の畜産のお肉も使っていたのだと。そして、震災、原発事故が起こって一週間後には飯館に入ったのだと。自分は放射線に対してフル装備で行ったのが、恥ずかしくなるほど、村の人々はふつうの姿で、ふつうの生活をしていたと。

 私は、以前、中川恵一氏の講演のウソについて、三日間にわたって述べたことがあります。ここから 三日間です。そのブログに飯館の方からのコメントがありました。子どもたちにヨウ素も飲まさず、マスクも必要ないと言って外させ、そこに京都大学の今中先生たちが来られて、村内の放射線を計測し、「ここは人が住めるような状況ではないのです」と涙をながしながら語られ、村に申し入れをされたと。それでも村長はそれに耳を傾けず、そしてついに国から避難命令が出たと。今、飯館はみんな避難し、バラバラになり、そこには人が住むことはできません。

 私は、今、その京都大学の今中先生の本をむさぼり読んでいます。飯館の村を描いた「までいの力」を読み、飯館から避難した村上真平さんの話しを聞き、そしていま今中先生の飯館の計測の話を読んでいる最中に、平野さんからの飯館のお話しでした。もう、びっくりして。

 平野さんは、飯館の保育園の食事やおやつなどの尽力をされたということです。

 楽しいお食事会の場が急転しましたが、私にも福島の女性たちに対してのさまざまな思いがあって・・・。少しお話しをさせて戴きました。

 今中先生のお話しなどまたさせていただきます。平野さん、アミューズの中村さんご夫妻、そして同席させていただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました。

 私は今日は休診日。宝塚の中学生に話しに行きます。今から出かけます。

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政治を見る⑧男女共同参画会議・高橋史郎氏

 安倍政権となって、マスコミは、ただひたすら「経済政策」ばかりを報道しています。円安、日経平均株価の上昇、もうあたかも日本経済が持ち直したかのような、はしゃぎぶりです。そんな中、ガソリンが高騰して流通業界やハウスの暖房をせねばならない農家の方たちは大変だろうと思うのですが、そんな報道はほとんど見られません。これからデフレ脱却の名のもとに他の物価がどんどん上がるでしょう。物価が上がることが、そんなにうれしいことなのでしょうか。国民の暮らしはどんどんしんどくなるでしょうに。

 そんな報道一色の中、こんな情報がとび混んできたのですが、それについては、産経系統の報道しかされていないのですが。

 政府の男女共同参画会議のメンバーに高橋史郎氏を決めたということです。

 高橋史郎氏について記憶に新しい所では、例の維新の会大阪市議団が出そうとした「家庭教育支援条例案」の中の「発達障害は乳幼児期からの愛着不足が原因」とした、その全く誤った記述はこの高橋史郎氏の「親学」の指導によるものだとされています。この高橋氏の親学は、発達障害児やその親への差別を助長するものとして多くの批判を浴びています。あたかも親の愛情不足が発達障害を作るとし、「発達障害は早くに発見すれば治る」「日本古来の伝統的子育てが発達障害の発症を予防する」とさえ言っています。

 また、高橋氏を男女共同参画の委員に決めたことについて、産経新聞上では、このように言っています。

『 安倍晋三首相は10日、政府の男女共同参画会議(議長・菅義偉官房長官)のメンバーに、教育学者の高橋史朗明星大教授を起用する方針を固めた。高橋氏の起用は、「男女共同参画」に名を借りた行き過ぎた性教育を容認するようなジェンダーフリー(男女の性差否定)や夫婦別姓制度をめぐり、民主党政権下で相次いだ伝統的家族観を崩す方向への動きを是正する狙いがありそうだ。
 高橋氏は「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長や埼玉県教育委員長などを歴任。現在は「親学推進協会」理事長も務める。埼玉県教委時代に日教組などから強い批判を受けたこともあるが、急進的なジェンダーフリー推進論者に真っ向から異を唱えてきた。』

 まるで枕詞のように、内容も検証せず、「行き過ぎた性教育」といい、「ジェンダーフリー」を「性別をなくすことだ」とか「フリーセックス」だと言いふらして性教育をつぶそうとしたその元凶が、この人なのです。

 ジェンダーフリーだからと言って「ランドセルを男女同じ色に決めた」とか、「修学旅行で男女を同じ部屋に泊めた」などと、全くないことをたかもあったかのようにでっち上げ、数々の地方議会で取り上げさせた、そのウソの大元を作ったのです。それらのウソを丁寧に検証したのが、南日本新聞の記者たちでした。

 「ジェンダーフリー」とは、性別をなくそうとするものではなく、性別によって差別を受けたり、生き方を制限されたりすることではなく、すべての人間が多様な個性と能力を発揮できることを目指すものです。

 超右翼で、新しい歴史教科書をつくる会の副会長をした、男尊女卑の権化のようなこの人が、男女共同参画の委員だなんて。着々と彼らの戦略が実行されようとしています。

 今年のたくさん戴いた年賀状の中に、素敵なのがありました。以前、朝鮮高校の無償化への支援のために、韓国・ソウルで開かれた会にともに参加した友人からです。数々の嫌がらせを受けても、毅然として運動を続けている彼女を尊敬します。

『良くないことは良くない
  あぶない物はあぶない
 朝鮮高校に無償化を適用せよ!
  原子力発電所は止めろ!
 2013年は本当のことを言おう
 みんなが勇気を出して言おう
   生きている私たちが言おう
 原発でもうける人も
  戦争で儲ける人も
   差別が好きな人も
    本当はとても少ない
  だから2013年は、
 私たちの声で世の中を変えよう
    2013年1月1日      』

 私も勇気を出して声を上げ続けます。

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「感謝」―一日遅れの同じお題です。

 昨日は「同じお題でブログを書く―緩和ケア医の高橋先生の出題で『感謝』」。私は、今日になってしまいましたが、遅ればせながら。

 昨日。私にとっては二連休の二日目。久しぶりに救急車に乗りました。

 朝患者さんから連絡があって、電話での様子から「これはただならぬ」と考えたので、クリニックへ。休みなので暖房を入れ、診察の準備をし、ごとごと動いている時に患者さんも来院。診察の結果、これは、大きな病院へ搬送しなければ。

 で、患者さんに了解をもらい、お連れ合いに電話で連絡し了解をもらったうえで、大学病院に連絡。休みの日の救急搬送は、気を使います。病院によっては、ベットが空いていないからと断られたり、当直で院内にドクターがいらっしゃらない時には気の毒だし、中にはとてもいやな調子で怒られることもあります。

 でも、大学病院では断られたことはありません。当直の若いドクターでも、教育ができているのでしょうか(それとも、日頃から私がうるさくクレームをつけるからかも??)とても感じよく対応して下さいます。ほんの一分も待って、受け入れO.K.との連絡が来ました。患者さんの名前と生年月日だけを告げました。急ぎ、紹介状にこれまでの経過を書き、これまでのと当日の超音波のプリントを添付します。

 救急車も即来て下さり、私はつきそいで同乗します。日頃はナースが付き添いますが、今日は私一人しかいないので私が。様態の急変を警戒します。

 大学病院に着くと、もう救急外来には救急のカルテと診察券が出来上がっており、私に家族の方ですね、と手渡されました。そこを素通りして、病棟へ。病棟ではもう何人ものドクターやナースが待ち構えて下さっていました。当直のドクター以外は、家から駆けつけたのでしょうか。

 本当にありがたいことです。感謝です。

 病棟を持たない私のような開業医の大切な仕事の一つは、私の所で対応できないと判断したときに、いつどこの病院に患者さんをつなぐかという判断すること。巷の評判と、私たちが内部で得ている情報とが異なることもあります。

 細かく、この病気はどの病院のどのドクターがいいか、そこの外来や病棟でのケアの状況はどうなのか、そんな情報を常にアンテナ高くして得る必要があります。学会での発表で、そこがどんな医療をしているのかを聞き、また、紹介した患者さんにも、常にそれらを聞きます。対応はどうだったかと。

 患者さんを無事繋いで、一人タクシーで帰りながら、ホッとしました。休みの日にも関わらず、気持ちよく受け入れて下さり、ひたすら感謝しました。同時に、私自身の、休みも夜昼もなかった厳しい研修医時代のことをも思い出していました・・・。若いドクターたち、ご苦労をかけてしまうけれど、頑張ってね、すぐすぐ、あっという間に私のような年になりますからね、なんて。

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政治を見る⑦「騙された責任」

 原発を受け入れて来た自治体の長の中に、福島の事故の後、「自分たちは騙されていた」と、発言している方がいます。絶対に安全だと言われて、だから受け入れて来たのだと。でも、実際事故が起きてみると、町全部が消えるほどのとんでもない事態になってしまったと。

 そもそも、受け入れの自治体にどのようにお金がばらまかれて来たか、NHKスペシャルで、とても見応えのある番組を放映しています。ここに その番組が全て動画で案内されています。それはそれは、具体的で丁寧な取材をしています。

 原発三法交付金、電力会社からの寄付、核燃料税などにより、爆大なお金がまかれていること。しかし、そのお金をもっとも沢山もらった柏崎市が実は、その交付金をもらい沢山の箱ものを建てたがゆえに、その維持費がかさんで、累積赤字は年間の予算を上回るほどになっていると。

 ちなみに、このご案内したブログ、「原発・放射能から子供を守る会・塩谷」には、そのNHKスペシャルの前に、例の斑目春樹氏の「最後は結局お金でしょ?」のインタビューが長くアッ゜プされています。結局はお金でしょ?という部分が目立って広まっていますが、実はこの中には、原発というのは、やってみないとわからないことがたくさんあるという怖い発言もされています。

 佐高さんと小出さんの本からです。この中に、「騙された責任」がかなりのページ、語られています。

佐高 いつも講演の中で言うのですが、騙されていたと思っている側の人間には、根っこのところに「自分は騙されるほどいい人だ」という思い込みがある。

小出 もちろん、騙した奴はもっと悪いですけれども。

佐高 それは大前提としてあります。が、やはり騙される人も悪い。しかしそう言うと、善男善女は必ず反発する。

小出 騙されることは悪いことですよ、やはり。騙されて被害を受けるのが自分だけならいい。しかし実際には、周囲にまで大きな影響を与えるのですから。

佐高 戦争の時も同じです。自分は騙されていただけの無垢な人間だから、責任を感じる必要はない。自分は白い手だとみんなが思おうとした。

小出 それは自己欺瞞でしょう。

佐高 反省しなかった結果、日本人はまた同じ過ちを繰り返してしまった。戦争と原発事故は、構造が全く同じなんです。』

 そして、映画監督の伊丹万作氏の長い文章が引用されています。昭和21年8月に書かれた「戦争責任者の問題」という文章です。私は、この本を読んで、いろいろと問題点が整理されたり、新しいことが分かったり、大きな感動がありました。でも、なんといっても、この伊丹万作氏の文章を読んだこと、これが一番意味がありました。

 私が、たとえば戦争責任と被爆者の問題、特攻隊としてゼロ戦や回天に乗った若者の事などを考えた時、なぜこうして騙されてしまったのか、教育の力とは、多くの若い国民の命を失うほど、それほど大きいものなのかといつも疑問に思っていたことを解決してくれました。

 騙された人が一人もいなければ、騙した人はいなくなり、戦争も起こらなかったということが、丁寧に述べられています。騙された人は、次の人を騙していく、その繰り返しであったと。騙した人、騙された人と容易に二分されるものではないと言っています。

『「騙されていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対し、暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。

 「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるであろう。いや、現在でもすでに別のウソによってだまされ始めているに違いないのである。

 一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。この意味から戦犯者の追及ということもむろん重要ではあるが、それ以上に現在の日本に必要なことは、まず国民全体がだまされたということの意味をほんとうに理解し、だまされるように脆弱な自分というものを解剖し、分析し、徹底的に自己を改造する努力を始めることである。』

 戦争直後に書かれた文章が、今の原発をめぐる状況にそっくり当てはまります。

Dscn2023_1280x960 写真は、昨年の8月6日「8.6ヒロシマ平和の夕べ」で小出裕章先生に講演して戴いている所です。今写っているスライドは、今回の福島の原発事故を日本政府がIAEA閣僚会議に報告したもの。空中に放出されたセシウム137は、ヒロシマの原発168発分(ベクレル)であったということです。日本政府がそう認め、報告しているのですが、そんなことはほとんどの国民に知らされていません。
 今回で、この「原発と日本人―自分を売らない思想」の本については終わります。が、「政治を見る」は、もう少し続けたいと思います。

 今日14日は、共通のお題でブログを書く、緩和ケア医の高橋先生の出題「感謝」の日なのですが、行きがかり上どうしても今日、そのお題で書くことができませんでした。私は、明日、そのお題で書かせていただきます。一日の遅刻ですが、お許し下さいませ。そのあとでまた政治に戻ります。

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政治を見る⑥「売ったらあかん」

 昨日の、上関の原発建設に反対し続けている祝島に反原発の歌、その中に 「それでも原発ほしいなら 東京 京都 大阪と お偉いさんの住む町に 原発どんどん建てりゃよい」というフレーズがあります。

 本当に原発が安全なものであるのなら、どこに建ててもいいのであって、そもそも「東京電力」が東京で使う電気を東京でない所、福島だの新潟の柏崎だのに作るということが、失礼な話だと思います。作った電気を延々と送るのも非効率的だし。近く、それこそ東京の中に作ればいいことです。

 それは、絶対に安全であると言いながら、実は安全ではない可能性があるからこそ、人が少ない所に建てるという、事故が起こるかもしれないというのは、「想定内であった」ということなのですね。

 そこで、私は思い出します。もうとても前、私が医者になり立ての頃、「新宿に原発を作ろう」という運動がありました。私、その講演というか、運動の会に参加したことがあります。本当に具体的に、新宿のここに原発を造れるという、土地の図面やら設計図やらを提示されて、単にジョークではなく、真剣に取り組んでいました。自分の身近に原発なんぞができるかもということになったら、東京の人も真剣に考えてくれるだろうと思いました。

 その時のことをネットでさがしたら、そう、広瀬隆さんの「東京に原発を ! ―新宿一号炉建設計画」という本が集英社文庫から出ていました。それが出たのが1981年です。

 危険なものは田舎に押し付けるという、都会人のエゴを、まさに原発が示しているということです。

 原発と日本人―自分を売らない思想」のはじめ頃に岡部伊都子さんの「売ったらあかん」という詩が出てきます。あまりに有名な詩なので、もう知っている人も多いと思いますが、あらためて感動したので、再掲させていただきます。

「売ったらあかん」 岡部伊都子

友達を 売ったらあかん
子どもらを 売ったらあかん
まごころを 売ったらあかん
本心を 売ったらあかん
情愛を 売ったらあかん

信仰を 売ったらあかん
教育を 売ったらあかん
学問を 売ったらあかん
秘密を 売ったらあかん
こころざしを 売ったらあかん
大自然を 売ったらあかん
いのちを 売ったらあかん
自分を 売ったらあかん
自分を 売ったらあかん 

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 豊かな自治体を作るために原発を誘致するという住民の悲しい願いは、分からないでもありません。でも、それは「絶対に安全」という国や電力会社や経済界に騙されて来たということです。騙されて大自然を売り、仕事を売って来た、そして故郷も失ってしまった・・・いえ、そこの住民だけでなく、国民すべてが騙されて来たのですね。そして、安倍政権、電力会社はさらに国民を騙して原発を再稼働させようとしています。「もうぜったい安全になったのだから」と。

 「原発と日本人―自分を売らない思想」のオビの裏には、「私たちには騙された責任、そして二度と騙されない責任がある」と大きく書かれています。
 
 次回、「騙された責任」ということについて書きます。でも、私は私で感想を書きますが、すべての人に読んで戴きたい本です。様々な引用や、お二人の、特に小出裕章さんの人柄がまた素晴らしくて、感動が満載です。


 
 

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政治を見る⑤安倍政権は原発を新設する?

 私は、原発は即停止すべきだと思っています。でも、それを人と話すと、二つのことが心配だと言われることがあります。

 一つは、原発で働いている人の働き場所を奪うことになる、その人たちの生活の補償はどうするのかということ。

 もう一つは、原発立地自治体への補助金がなくなると、その自治体が成り立たなくなるというものです。

 それらは、知ることで、たちまち解決することです。

 第一に、原発を廃炉にするということは、莫大なお金がかかり、かつ、人手もかかるということです。原発が出来上がって、稼働している時には、実はあまり人手はいらない物なのですね。ただ、多くの人の手がいるのは、「定期点検」の時。大量の労働者が、それも下請けの下請けのような所から集められて、危険な作業をする時です。

 以前、私が島根原発を見、講義をしてもらいに行った時に仲間と泊まった松江のホテル。そこはとても安くって、温泉もあり、徳をした気分でした。そのあと、両親のお祭り(仏教の法事)をする時に兄妹たちと泊まったのは、そこのホテルの隣にある別館です。そこは、前に泊まって味を占めた私が手配したのですが、前のホテルと同じ値段でした。が、実は温泉が男性用しかありませんでした。私たち姉妹はどうして女は大きな風呂には入れないのかとぷんぷんと腹をたてたものです。

 ところが、それらのホテルは、原発労働者が定期点検の時に泊まる所なのだと、だから、女性が泊まることはあまりないのだと教えてもらって納得しました。危険で疲れる作業をする人たちが、温泉にゆっくり浸かって、無料でボリュームのある日替わりの夕食を食べて、体を癒す所だったのですね。

 廃炉にする時には、この方たちの何十年という長く危険な作業が必要になります。十分に雇用は発生するのです。

 二番目の疑問について。「原発と日本人―自分を売らない思想」から。昨日も書いたように、彼らは、莫大なお金をばらまいてきました。その事態がいろいろと出てきます。

 中国電力の上関原発は、いったん新しい原発はもう作らないとした前政権の決定を安倍政権が覆して、建設されるのではないかと言われています。あらゆる誘惑を跳ねつけて闘い続けている祝島の人たちが作った反原発の歌をここにも再掲させていただきます。

 町長選挙で五十万
 旅行に誘って一万円
 チラシを配って五千円
 名前を貸すだけ一万円
 印鑑集めりゃ金と酒
 ちょいと顔だしゃ寿司弁当
 金が欲しけりゃ中電さ
 これじゃ働く者がばか
 原発推進よよいのよい

 (二番略します)

 お釈迦様さえ言い残す
 金より命が大事だと
 人間ほろびて町があり
 魚が死んで海があり
 それでも原発ほしいなら
 東京 京都 大阪と
 お偉いさんの住む町に
 原発どんどん建てりゃよい
 ここは孫子に残す町
 原発いらない よよいのよい
 反対反対 よよいのよい

 福島の現状を見ると、「人間ほろびて町があり 魚が死んで海があり」というフレーズは胸が詰まります。

 「自分を売らない」ということ、「騙された責任」ということについて、明日書きます。

 実は、住む場所を追われて集団で避難している福島の中学生に向かって犯罪的な講演をした男。「日本人は海藻を食べるから甲状腺は大丈夫だ」「海の魚は海藻をべているから新たにヨウ素は体に取り入れない、だから魚を食べても大丈夫」と言ってのけた男。
(ここにその動画があります )  その直後に茨城で水揚げされたコウナゴから1キログラムあたり4080ベクレルの放射性ヨウ素131が検出され、出荷停止になったこと、ほかにも多くの魚からセシウムが検出されたこと、そんな事実があります。その講演をした男が、広島で放射線の体への影響について講演をするということが分かりました。このヒロシマに乗り込んで、一体何の話をするというのでしょう。私は頭に来ています。今、その主催者に問い合わせをしています。誰の紹介で、何の目的でそんな男の講演をするのか、もし、その講演がされるのであれば、私はそこに出席して反論しますよ、彼の言ったことをつぶしますよ、と宣言しました。この顛末はまたご報告しますね。

Photo上関原発予定地。祝島の漁師さんたちがテントを張って監視している所。私たちが行った時、この周りでいるかがピョンピョン飛んでまるで私たちにアピールしているようでした。



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政治を見る④経済界のトップとは。

 私は、これまで経済界と言われる方たち、それもトップの方の記者会見にはいつも違和感を感じていました。政治を動かす大きな力を持っている方たちですが、その見識がどうも違う。日本をどういう方向に動かしたいと思っているのだろうか、この方たちの主張が、本当に国民のためと思っているのだろうか、いつもそう思っていました。

 それが顕著になるのは、特に震災の後、それも原発についての主張です。電気代が上がれば、経済会が打撃を受けると。それは、原発が動かないと電気代が上がるという大前提に立っています。

 いくら、電気は余っている、火力発電に使う石油を電力会社が世界的に比べても、ひどく高価で買っている、と言っても、知らん顔で。どうして、この方たちは、電力会社に対して、「電気代は上げるべきでない」「石油はもっと安く買いなさい」と主張しないのでしょうか、そんな風に漠然と感じていました。

 何よりも、福島のこのような事態を見て、これこそが経済界の大打撃で、原発というのは、大変恐ろしい物だと、そう素直に感じないのでしょうか、それが最も疑問だったのです。経済会のトップにいる人こそ、もっと心の広い、国民の生活を一番に大切にするような、そんな人格者でないと、という幻想を持って、もやもやし続けていました。

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 昨日、日帰りバス旅行のバスの中で読んだ本です。小出裕章さんと、佐高信さんの対談。大変面白く読みました。その中に、私が持っていたモヤモヤを払拭させてもらえた部がありました。これですっきりしました。

 この本の一部だけを紹介するよりも、本すべてを読んで戴いた方がよく分かるのですが、それはわかった上であえて一部だけ紹介します。

『佐高 そもそも経済というのは何のためにあるか、という話です。経済は暮らす人間のためにあるのであって、企業のためにあるわけではない。だけど、それが容易に逆転する。あたかも経済=企業みたいに喧伝して、企業が成り立たないと経済が成り立たないと思わせる。

小出 今は電気が足りなくなると経済がストップすると言って脅しをかけていますが、実際のところ、日本の電力はいかなる時でも足りるんです。(少しとびます。)

佐高 おそらく、再稼働については、電力会社にあきらめさせることはできないでしょう。長期的に見て、原発の再稼働が、国はもとより当事者である電力会社にとってもマイナスになるというのを理解させようとしても、絶対にできない。そもそも経営者は会社のことをちゃんと考えているだろうと思うのが錯覚なのです。

 彼らは、自分が社長であり続けるためにどうするかが最重要課題で、自分の代のことしか考えてない。』

 この中には、びっくりするようなエピソードがたくさん出てきます。特に、原発村について。電気事業連合会がいかに巨額の金をばらまいていたかがわかるエピソードです。
『電気事業連合会というのは、電気事業の円滑な運営を目的として、一九五二年に設立された組織で、そのリーダーが東京電力です。彼らは原子力に関する広報活動などもやっていますが、ものすごい額のお金がうごいています。

 それを証言したのは、アントニオ猪木の秘書をやっていた佐藤久美子氏です。彼女が書いた「議員秘書、捨身の告白」(講談社)にこんな話があります。

 青森知事選挙で、推進派と反対派、そして一時凍結派が出馬したことがあった。最初、アントニオ猪木は一時凍結派の陣営に一五〇万円で応援演説を頼まれて引き受けたのですが、推進派のバックにいた電事連から一億円という金を提示され、あわてて一五◯万円を返して、推進派の応援に行ったというのですね。

 学生たちにこの話を紹介して、「電事連は一五◯万円より上の金額を提示したんだけど、いくらだったと思う?」と聞くと、大体三◯◯万とか、四◯◯万円とかいうんです。ずっと待っていても、一◯◯◯万円以上の金額が出てくることはない。それが普通の感覚だと思います。たかだか選挙の応援で一億円を使えるということは、普段は一体、どれだけの金を使っているのかということです。』

 もう少し、この本について話しますね。

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帰っています。

帰っています。
スッポンとハチミツのカメミツの後、宝石屋さんに寄って(当然何も買っていません)
真っ暗な高速を広島に向かっています。
バスの中ではひたすら本を読んでいます。
ああ、楽しかった‼
今日はつまらないブログですみませんでした。
また明日から頑張ります!

写真はお風呂に入ったホテルの裏からです。
写真のほぼ真ん中に立っているのが日田天領水の工場です。

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カメミツ?

カメミツ?
お姉さまが生きたスッポンを持って、楽しく説明して下さいました。
ハチミツとスッポンのコラボ。
美味しいので、つい買ってしまいました。

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お昼ご飯です。

お昼ご飯です。
食べてたら、やまめの焼き魚が来ました。とてもご馳走でした。

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川に面したホテルでお昼ご飯です。

川に面したホテルでお昼ご飯です。
お風呂はそれほど大きくはないけれど、全面ガラスで、明るくって見晴らしが良くって、とても気持ち良かったです。
この川がよく氾濫するのかしら。

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太宰府天満宮です。

太宰府天満宮です。
今年はまだ初詣でをしていなかったので、ここで。
平日なので、もう人は少なくて、すべてがスムーズです。
梅ヶ枝もちを一個買って食べました。
これから日田温泉に向かいます。

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関門海峡です。

関門海峡です。
日頃この橋を渡る時はいつも自分で運転していますので、海を眺めることが出来ません。
バス旅行は楽です。
でも、バスは暖房が効きません。
いつまでも寒くてコートを着たままです。
足が冷たくて。
無料のご招待なのだから、誰も文句を言いません。

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日田に行って来ます。

日田に行って来ます。
「政治を見る」はまた明日から続けます。
今日はスパークの招待が当たったので、姉と一緒に日田温泉と太宰府へ行って来ます。
まだ真っ暗な内に出発です。とても寒いです。

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政治を見る③年金をもらうということ、その2

 私は、これまでの給料袋や明細を全部取っています。それを引っ張り出して見ました。私は、40年間延々と年金を納め続けています。今も給料表を見ると、健康保険料基本保険料と特定保険料合わせて月60681円。厚生年金が51975円、合わせて112656円ずつ払っています。昔から厚生年金料はほぼ月5万円程度。それと同じだけ雇用者が払っています。私の場合は自分が理事長の法人ですので、自分で倍の11万円ほど払い続けているのですね。

 今もらっている月6万円の年金は今自分が払っている年金の半分程度です。

 そこまでは自分のことです。もちろん、私はすべて自分のことだけで年金そのものを論じようとは思いません。

 そもそも団塊の世代と言われている私たちがみんな働いていて、納めていた厚生年金は、これは莫大なものだったでしょう。それらをちゃんと蓄えておけば、せめて国債に替えるくらいにしておけば、今のように年金が足らなくなる、そのしわ寄せが若い人に来ているなどと言わなくてもすんだでしょう。

 集めた莫大な年金を、厚生年金会館だの、グリーンピアだの赤字の建物や遊び場をどんどん作って、累積赤字を賄えないからと、それらを二束三文で売るなどということで、失って来たではありませんか。その責任はどうしてくれる、と言いたいのです。だれがその「お金を失なったことの責任」をとっているのでしょうか。人の金を集めるだけ集めておいて、それをまるで自分たちの天下り先を作るためかのように、浪費してしまって。それらは、行政、お役人がやって来たことなのですね。

 マスコミは、それらのことをきちんと追及しないで、行政が作りだした言い方、ただただ「若い人が支えられなくなる」という言い方を受け売りするだけはおかしいと思うのです。これまで働いて、年金も納め続けて来た人たちに対してあまりに失礼ではないでしょうか。

 今、私は「若い人たちに養ってくれ」とは言いませんよ。ただ、私が払ったお金、厚生年金だけでもウン千万円は払っています、それを返してくれと言いたいですね。そしたら、自分の老後は自分でやっていきますとも。

 もう一点。仕事をリタイアした人は社会の厄介者というような言い方はすべきではありません。退職したら、みんなが健康を害して、寝込むわけではありません。みなさん、大変なパワーです。

2011_07280038 以前出した写真です。広島市の老人大学大学院で講演した時の写真です。みなさん、大変お元気で、平和公園の清掃などのボランティアに精を出しておられました。

 この方たちに、長い間お勤めご苦労さまでしたと尊敬の念を持って接すべきことですね。

 年金の制度としては、やはり国民年金、厚生年金、共済年金の一体化を早くすべきことでしょう。でも、公務員である官僚がこれらを一手に引き受けているものだから、共済年金の一体化は遅々として進まない、そんな嘆かわしい状況であるということを一番追及しなければならないのではないでしょうか。

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政治を見る②年金をもらうということ、その1

 私自身のことです。年金については、これまで散々と手続きに行って行って、何回社会保険事務所に行ったことでしょう。私が参議員選に立候補したころ、ちょうど「消えた年金」で大騒ぎでした。自分自身も確認した所、なんと、私の年金は三つに分裂していました。そのことが分かって以来、せっせと通いました。

 厚生年金と一緒になったはずの「農協病院」に勤めていた時代の年金が全く合算されていませんでしたし、大学病院時代、それも共済年金と厚生年金と両方にわたるのですが、それもバラバラでした。私が開業してしばらく、法人になるまでは、自分で手続きして国民年金に入ってちゃんとつないでいたつもりだったのに、途切れがありました。県病院の麻酔科に勤めていた時は、病院が全く年金の手続きをしてくれていなかったと県病院から報告がありました。そして、私が将来もらえる年金は初めは月11万円なんて状態でした。それをコツコツ証拠を集めて、何回も行って手続きした所、やっと月16万円戴けるだろうという所まできました。

 そして、昨年四月、65才になった時、年金がもらえる時が来たのですが、私は仕事をしていて収入があるので、もらえないとばかり思っていたのです。でも、昨年の秋、私が歯医者さんに行っていた時、そこの歯医者さんが年金をもらっていると聞きました。いくら収入があっても、減額されはするけれど、コアな部分はもらえるのだと知りました。

 それはそれは、で、また社会保険事務所に行きました。そして手続きをして、年金を支給してもらえることになったのです。五月までさかのぼって戴けると。

 ありがたいことです。もらえる金額はほぼ月6万円、年間72万円です。

 実は、私の給料は減りに減って、一時期の半額になっています。あまり貯金ができる状況ではなくなっているので、その年金は私の貴重な貯金になります。うれしいものです。

 でも、この頃盛んに言われている「若者何人で老人一人を支える時代」という言い方。それがとっても腹が立つのです。まるで、若い人が私たちを養ってやっているのだと言わんばかりの言い方に心から腹が立ちます。

 私はこれまで働きに働いてずっと年金を納めてきました。今も納め続けています。私たちの若いころは、年金は自分のために納めて置くものだと聞いていました。年を取ったときに、それを返してもらうのだと。それが年金の仕組みなのだと。

 それがいつから若い人たちが今の老人を支えるという言い方になったのでしょうか。

 そもそも、私は今もらっている年金を若者に払ってもらっているとは思いません。自分が収めた物です。それを長い間預かってもらっていただけだと思うのです。

 この項、長くなりますので、明日に続きます。

Dscn3755_1280x960_2 年末に別府に帰省する時、フェリーに乗る徳山港に人間魚雷「回天」がおいてありました。これまで全く気づきませんでした。夜なので暗い写真しか撮れていません。

 これに一人ずつ入って敵の船に体当たりするというのは、現物を見て、想像しただけで胸がつぶれそうになります。それも、中に入ると、外からカギを閉めるのだと。中からは自分では開けられないのだと。

 飛行機で敵に体当たりする特攻隊でも、この回天魚雷でも、自分の命を犠牲にして敵と戦うという、今、イスラムの世界で行われている自爆テロと同じことを、それを国がやらせていたということに改めて慄然とします。それが戦争というものなのだと。この事実をちゃんと考えたなら、誰も戦争なんてすべきではないと考えるものだと、そう思うのですが…。そう思わない人たちが、若い人たちの命を懸けた闘いを美化し、褒め称えています。そんな人たちが政治家になっているのだから。恐ろしい世の中にまた向かっています。



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政治を見る①景気が良くなって生活は苦しくなる。

 私は今日から診療開始です。一週間の休みはとても充実していて、しっかり充電できました。遊びだけでなく、親孝行も少しできたし、レセプトもちゃんとしたし、それに今日から始まる韓国語の講座の宿題もばっちりできました。さあ、心新たに頑張りましょう。

Dscn3804_1280x960 韓国で買って来た殻を剥いた銀杏。昨夜早速食べました。薄く油を敷いてからからと炒め、塩を振りました。つまむだけで薄皮はすっと剥けます。新鮮な銀杏は、とてもおいしくて。

 たくさん買ってきたので、スタッフのお土産にします。一緒に買った剥いた栗は、半分焼き栗と半分は栗ごはんにします。前、鬼皮だけ剥いて渋皮が残っていたのを売っていたのですが、今回のは全部剥いてあるのしか見つけられませんでした。故、渋皮煮はできません。

 さて、年の初めにブログで少し書いておきたいことがあります。まず景気のこと、そして年金のこと。さらに原発のこと。それも原発の雇用のことと、原発のある自治体への交付金などについてです。

 新政権について、政府もマスコミも景気景気と浮かれ切っています。株価が上がった、円が安くなったと。安倍政権は、夏の参院選までは景気の高揚、経済政策だけで行って、参議院でも自民党が多数を占めたら、そこで憲法改定や自衛隊の国防軍化などに取り組んでいくと、そう報じられます。

 近隣の国々との摩擦が懸念されるし、こんな風にじんわりと「戦争ができる国」が作られていくのでしょうね。

 そもそも、株が高くなって、円安になって、生活者の給料は上がるのでしょうか。今月からは復興特別税が加わって所得税が上がるし、4月からは国民年金料が、10月からは厚生年金料が上がります。それぞれの人の給料の手取りは確実に減るし、年金は半額は雇用者負担ですので、私たちのような零細企業の経営者には、その負担だけでも苦しくなります。

 そのうち、消費税も上がるし、物価も上がるし、生活はちっとも良くならないでしょう。

 特に、年金生活者の人はとても苦しくなるでしょう。

 私は、昨年5月から年金をもらい初めました。それについて、明日報告しますね。

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韓国人と日本人。

 昨夜、広島の家に帰ってきました。一週間前の土曜日の夜家を出発して土曜日の夜帰り、丁度一週間の留守でした。

 大分、福岡、韓国釜山へと。

 釜山には、ひどい海の荒れの中、高速艇では、上下に激しく揺れ、かつドスンドスンと大きな音をた立てながらの航行で、ホント、参ってしまいました。帰りは穏やかで、何ごともなくスムーズで、しかも上映された映画が面白くて、夢中に見るうちに、アッという間に福岡に帰りつきました。

 映画は「おにいちゃんの花火」。久々に大泣きしました。夫と私だけでなく、まわり中が泣いていましたよ。

 福岡港に着いたら、体の疲れもすっかりなくなり、車の運転も楽々でした。だって、その日の午前中がしようもない、ただ疲れるだけの歩きで。

 私は、港に荷物を預かってくれる所があるので、早く港に行ってそこに預けて、近くの市場を歩こうと言ったのですが、夫は、そのままホテルに預けて、ホテルの周りを歩こうと言います。ホテルの周りは、前に歩いた時にも、夜は屋台が出て、それなりに面白いけれど、昼は携帯電話屋さんばかりで、なんにも面白くない、そんな所歩いたってつまらないと言ったのですが・・・。そして、夫の言うことに従ったら、その通り面白くも何ともない、疲れただけでした。

 ホテルの周りがいいのなら、デパートの地下や免税店を歩いた方がよほど楽しかったでしょうに。夫は、免税店は大嫌い。決して行こうとしません。さっさと別行動で、ではあなたは周りを歩いて、私は免税店に行くわ、とでも言えばよかったのにと後で後悔です。

 二人とも、市場を歩くのは好きなのですが。今回は冬の釜山。とても寒くて、帽子と手袋を忘れて行った私は、もう寒いのなんの。国際市場を歩いた時に、帽子と手袋と、耳当てを買いました。どれも安くて、お気に入りとなりました。特に手袋は、柔らかい皮で裏にはちゃんと暖かい毛がついているし、本当に気に入りました。日本円にすると、ほんの千円ほどで買えましたよ。

 さて、ホテルですが、いつものロッテホテル。何回も泊まった所ですが、今回は特にいろいろなサービスが良くなっていました。前に言ったパソコンも無料ですが、途中で知りました。ホテルの中はwi-fiも無料でiPadもサクサクでした。福岡港で借りて行ったwi-fiは、結局、充電してからの蓄電時間が短かくて、7時間しか持ちません。すぐに充電切れになって、だから役立たずだということが分かりました。

 行く前には、「韓国人が嫌いな国民は日本人なんだよ」なんて言ってくれた人もいましたが、釜山では、全くそれは感じませんでした。人々はとても親切でした。ただ一つ。免税店では日本語の標識がほとんど消えています。日本語の替わりに中国語が優遇されています。店員さんは、みなさん日本語が達者で、全然不自由は感じませんでしたし、中国人もほとんど見かけませんでした。日本人だらけでした。店員さんのだれもが日本円のレートが悪くなってと気の毒がって下さいました。

 もっとも、ここは釜山なので、ソウルとは違うかもしれません。

 それでも、釜山を訪れる日本人は、減ったとみなさん言われます。タクシーの運転手さんも、マッサージのお姉さんも、ホテルの人も。

 行くとすぐに乗ったタクシーの運転手さんは、今の大統領はやりすぎだ、そこまでやらなくっても良かったのに、と言われました。竹島・独島のことは、あいまいな所はあいまいなまにしても、仲良くしていけばいいのに、と。私たちもそう思います。

 いろいろな歴史を経て、今、せっかく民間人同士が仲良くする所まで来ていたのに、また両国の政治のおかげで、日本に来る韓国人観光客も減り、韓国に行く日本人観光客も減るという事態になってしまっています。それは、日韓両国の多くの人の生活を脅かす所まで来ています。

 何回行っても、韓国は好きな所です。今回、なんといってもうれしかったのは、少し積極的に韓国語をしゃべってみて、屋台のおじさんがぺらぺらしゃべる韓国語が理解できて、それに答えるこができたことです。ほんの少しの言葉でも、それがうれしくて。やっぱり現地で生活して言葉をしゃべることがまことに身につき、かつ忘れないものなのだと痛感しました。

 少し行かないと行きたい行きたい病になる韓国です。今度はまたソウルですね。いつ行けるかわからないけれど・・・。

Dscn3802_1280x960 Dscn3803_1280x960ホテルでは、レストランではなく、いつ行っても軽い食事やお酒があるというラウンジ、そこで朝ごはんも食べました。帰る日の朝ごはん。前日にはアワビのおかゆやキムチなどもたべましたが、この日は完全に洋食にしました。いつも柿やすいかがたっぷりあってうれしかったです。

 それと、港で買って持ち帰ったキンパ。韓国の海苔巻きはお寿司ではなく、ふつうのごはん。中身はソーセージ、にんじん、タクワン、ホウレンソウ、卵焼きなど。二本で5000ウォン。400円あまり。注文すると、おばちゃんが手早くチャッチャッと巻いてくれます。家に帰ってから食べました。おいしいです。気が付くと、昼ごはんは食べないままでした。

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出国です。

出国です。
釜山港で出国を待っています。
今日の午前中、全く時間を無駄にしました。
でも、港のスナックでキンパを作ってもらって持ち帰ります。
これで、少し気分が良くなりました。

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結局食べた物ばかりです。

 チャガルチ市場の続きです。

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 ほどなく、石鯛の刺身が来ました。切り方は日本と違いますが、どっさりです。こりこりとおいしい刺身です。ちゃんとわさびやお醤油も用意してあります。 

 そしてソイの煮つけ。でかいです。ニンニクやゴマやネギと共に煮てありますが、お味は日本の煮つけと変わりません。それはおいしい。

 ここでごはんを二つ持ってきてもらいました。やっぱりお魚はごはんででなくっちゃ。二人ともお酒は飲まないので・・・。

Dscn3795_1280x960 Dscn3796_1280x960 ズワイガニの塩ゆで。二人で食べるには多すぎ。でも、頑張らなければ。

 ここでウニをサービスと持って来て下さいました。

 ウニのカラごとのを身を出してすぐにもってきて下さいます。それは新鮮で甘くて。
Dscn3797_1280x960 市場の客で食べているのは、日本人より近くの韓国人の方が多いように思います。

 会社の同僚や家族連れなど。やはりチャガルチ市場は釜山だけでなく、韓国中の人々の巨大な胃袋を預かっているようです。

 この市場に来る前には国際市場を歩いて、そのエネルギーにも圧倒されました。栗と銀杏の剥いてあるのを買いました。

 そして、港。次々と収穫物を積んだ船が来ては、荷卸しをしています。ものすごい!!その場でおばちゃんたちが店開きもしています。中には一メートルもあるかのようなイカも並んでいます。

 こんな雰囲気が好きです。

 夜は、お風呂。いつも好きな海雲台の海が見渡せるお風呂に行こうと思ったのですが。ホテルにもお風呂やあかすりがあると聞いて、そこにしました。出かけなくってもいいから、とできるだけ動きたくない夫が言うものだから・・・。ホテルには、入浴だけなら無料の大きなお風呂がありました。サウナも四種類。お風呂も三つ。そしてあかすりもとても丁寧でした。ただ、私は海雲台のに行きたかった・・・。そこの仲良しになったおばちゃんと「また来たよ!」と会いたかったのです。

 チャガルチではお昼ご飯でした。夜は、お風呂の後、近くのお店で。

Dscn3799_1280x960 軽く食べようと、夫は焼き魚定食。私はカニのしょうゆ漬けのケジャン定食。それとごはんと味噌汁程度でよかったのですが。次々とこんなに運ばれてきてしまいました。

 とても食べきれません。韓国では、食べ残すのは、礼儀違反にはならないので・・。食べきれないほどのおもてなしをしていただいたということになるのだそうです。

 結局また食べ物のことばかりですが。

 韓国人の日本人感など、いろいろな人と色々話をしました。また、帰ってから、そのあたりはゆっくり書きます。今日午後の高速艇で帰ります。そこから広島まで運転して帰らなけばなりません。どうぞ、海が荒れませんように・・・。

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チャガルチ市場です。

チャガルチ市場です。
いつものお兄さんが覚えていて下さいました。
今日は二人なので、たくさんは頼めません。
黒ソイを煮付けに、ズワイガニを茹でてもらうのと、石鯛をお刺身にしてもらいます。

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釜山の夜明け

釜山の夜明け

もう7時なのにまだ部屋は暗いです。
博多港で借りて来たWi-Fiは全く役に立ちません。
結局、持って来たeモバイルを使っています。
ホテルで繋ぐパソコンは、以前は一日2万ウォンかかりましたが、今は無料になっていました。

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アワビ粥、海鮮なべ。

 釜山初日は、いつものお風呂に行こうと思っていたのですが、夫がダウンしたので、ひとりで免税店やカジノに行きましたよ。

 カジノでは、ルーレットだの、トランプだのはできないので、スロットを少々。5万ウォン使って16万7千ウォンもらいました。もう少し増やそうかと欲張ると、負けてしまうので、適度にさっと切り上げました。

夫がひとしきり眠って楽になった所で、

Dscn3785_1280x960はい、恒例、済州屋のあわび粥です。それとうにのスープは一人前を二つに分けて持ってきてくださいました。

 おかゆもスープも、もうおいしくって。大満足です。
 そして夜ホテルから見えるマッサージへ。ここはこれまで何回も行って外れが全くありません。みんな上手。すっごく上手。

 夫も私も全身と足つぼの計80分のコース。やはり今回も上手で、大満足です。広島に連れて帰りたいね、何て夫と話しました。

Dscn3790_1280x960  その後は海鮮鍋。たこ、カニ、海老、ホタテ、タラの白子、ムール貝、ハマグリ等海の幸が一杯。

 お腹一杯の後は歩いてホテルの回りの屋台を見て回りました。

 そして、キンパと焼き栗を買って帰りました。

 やっぱり食べ物の話ばかりになってしまいます。

 とても寒くて、耳が痛くなります。マイナス8度だそうです。

 今日は、お風呂や国際市場、チャガルチ市場などに行くつもりです。


 

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釜山に着きました。

釜山に着きました。
海が荒れてて大変でした。
冬の高速艇なんて乗るもんじゃないと思いましたが。
こちらに来て知りました。飛行機は風が強くて飛んでないのだと。
夫は船酔いで部屋で休むそうです。
私は一人で出かけようと思います。
ほら、もう波長が合いません。

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韓国でのwi-fiです。

韓国でのwi-fiです。
博多港で韓国内だけで使えるwi-fiのルーターをレンタルしていました。
レンタル料一日500円です。
これなら、eモバイル一日分で三日間使えます。
7本つながるそうなので、これでパソコンもできます。
早速借りました。
これで安心です。

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博多港です。

博多港です。
空がどんよりというか、黒い雲が覆っています。
今朝は早く、5時に目が覚めました。
子どもの頃から、嬉しい時には早く起きます。脳が興奮しているのでしよう。
高速艇ビートルに乗ります。玄界灘が荒れていないか、少し心配ですが。
今回は夫と二人にだけです。
夫とは波長が合わないので、ケンカになるかも、です。
では、行って来ます‼

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美川憲一のおだまり飴で。

 博多のホテルです。

 昨夜午後2時に大分の河野の実家を出て、博多まで来ました。私の兄夫婦と会って食事をしてホテルにたどり着きました。陶芸をしている兄は九条の会の活動もしています。食事をしながら、もっぱら政治談議でした。兄と私もそうなのですが、お互いいろいろな人がいろいろな所で、いろいろ活動しているのですが、それらが一つの力にならず、結局は負けてしまっています。悔しい思いですが…。

 さて、ホテルです。このホテルを探したのは、昨年12月20日、もう遅い時期です。泊まるのはお正月で、しかも車が停められて、夫はタバコ吸いで、そしてできれば大きなお風呂があるところ、と条件は厳しいのをジャランでいろいろと探して、それらを満たすのがあったのですね。

 西鉄イン博多。博多駅からすぐすぐそばです。条件をすべて満たして、宿泊費は税サービス料込で一人3850円、二人で7700円。ウソみたい。夫は今大浴場に行っています。

 ところで、車を運転していて、眠くて困りました。夜、さすがにお正月番組は気合いが入っていますね、テレビが面白くて、ついつい朝まで見ていたもので。ひどい睡眠不足です。眠気を追い払うのは、雨とガムです。

Dscn3781_1280x960 特にこの「おだまり飴」。昨年末の美川憲一のディナーショーで買った物です。二通りの飴はそれぞれお味も違います。これをなめながら、そして韓国語のスピードラーニングを聞きながらの運転でした。

 

今日は朝早く、博多港からビートルで釜山に行って来ます。2泊3日で、5日に帰ります。

 釜山でWi-fiがうまく使えるといいのですが。使えたら、iPadでの写真をアップしますね。

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iPadでのブログアップ

iPadでのブログアップ


iPadでブログをアップする時に、広島ブログのバナーを貼り付けることが出来なくて。
今工夫してみたら、できました。
笑わないで下さい。素人が一つずつ、一歩ずつ、コツコツと歩んでおります。

昨年の12月27日にヒロシマ・アキバ塾の忘年会をしました。
その時、工場長さんがiPadをプロジェクターにつないで、皆んなに秋葉さんの講演の動画を見せて下さって、びっくりしました。
私もそれができたら、重いパソコンを持ち歩かなくても済みます。
まだまだ学ぶべきこと、工夫すべきことが沢山あるのですね。

それにしても、工場長さんがiPad教室をして下さらないかなあ。
もちろん、有料でいいから。

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久々にニュースで大笑い。

 別府でのお正月初日。

 とにかく持って来たレセプトです。これを終えないと私にはお正月は来ないと、大晦日の夜中から取り掛かって、1日の午後、やっとすべて終えました。バンザイ!これでお正月ができると。

Dscn3776_1280x960 それから実家に移動して、義姉一家と一緒におせちを戴きました。床の間に飾ってあるのは、鏡餅とするめと昆布と干し柿です。母にするめを買ってきてと言われてスーパーに行った時、夫が赤するめが売り切れて白するめしかないと焦っていました。赤するめでないといけないの?そもそも私は赤するめと白するめがあるということすら、知らなくって。結局白するめを買ってお供えしたのですが。

 私は、なんにも知りません。毎年こうしてお飾りがあったのに、気づかなかったの?と言われても・・・。

 それから、買い物の時。鯛のおかしら付きを買ってきてと言われて。塩焼きにして大晦日にそれを一匹ずつ食べるのだと。それが売り切れていました。二件目のスーパーに行ってももうないと。三件目でやっと見つけて、やれやれです。風習は地域によって違うものです。私なんぞは、大晦日は、いつまでも掃除とおせち作りにおおわらわで、食べるのもといえば、ふつうのごはんと、後は年越しそばだけでしたので。

Dscn3782_1280x960 これは、テレビの画面の写真です。NHKの七時のニュースで大笑いして、そしたら夜中にもまた同じニュースをやり始めたので、大慌てでカメラをもちだしました。

 テレビ画面なので、きれいな写真でなくってごめんなさい。

 ローカルニュースで、別府の市営温泉では、お正月の三日間、ザボン湯をしていると。大きなザボンを浮かべて気持ちよさそうにみなさん入っています。私が注目して笑ったのは…。

Rscn3784 左上のこの人。股間に大きなザボンを置いて、まじめくさった顔で座っていたのです。おかしくて。これは、カメラの人がちょっとザボンを置いてでも隠してくれと言ったのか、それとも、この男性が自主的に置いたのか。

 久々に笑いました。

 さて、以前から気になっていたこと。私の「体の相談室」のバナーをやっと変えることができました。私の顔つきのバナーは、ブログのまだうんと初心者の時。アキハバラ塾の河口さんと池本氏で作って下さったものなのです。何年もおんなじ写真を使っていると、まるで詐欺みたいで、気になっていました。どうやって変えればいいのか、ずっと頭を悩ませていました。

 お休みで時間があるのでトライです。機能はそのままに、バナーだけ変えるというのは、私にとって難問でした。パソコンに詳しい人なら何でもないことなのでしょうが。やっとできたので、自分に拍手です。

 今日の午後まで別府にいて、博多に移動します。

 

『河野美代子からだの相談室』
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皆様あけましておめでとうございます。

2013_1280x676 皆様、開けましておめでとうございます。

 私は、別府で新年を迎えています。氷点下の寒い中、実家から家に帰ってきました。

 河野の実家では、義母が一人です。昨年は、お正月になってから里帰りしました。今年は、お餅つきから、おせち作り、買い物、換気扇の掃除など、ずっと義母のお手伝いをしました。それは、今回が初めてのような気がします。これまで、申し訳ないことでした。母も今年は九十才になります。いつまでも一人にしていていい訳ではないのです。これからどうするか、私たちの態度を決めなければなりません。

 今年はいい年にしたいですね。

 個人的にもなかなか大変ではあります。クリニックの経営も性教育の講演も、かなり頑張らなければなりません。

 皆様、どうぞ本年もよろしくお願いします。SOSと言った時には、どうぞ助けて下さいね。

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