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ヒロシマ・アキバ塾から 「平和宣言」⑧「平和への誓い」

 昨夜のさくら会です。

Dscn3606_1280x960Dscn3609_1280x960 その後、遅目に合宿に着たら、すでに男性たちが食事を作ってくれていました。

 なんと素晴らしい。手の込んだ食事の手作りです。

このままお泊りなので、私もビールを飲みながら、食べながら、話しあいです。
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左下の牡蠣は、近くの牡蠣屋さんに行って「規格外」のを安く分けて戴いたのだと。カナッペはきれいに並べられています。写真に写っていませんが、ねぎときのこの炒め物も作ってありました。

 デザートのブドウは、津軽産の「スチューベン」。これは、ニューヨーク生まれ。デラウェアほどの大きさの真っ黒でとっても甘いブドウです。それも、冬の青森での収穫という、珍しいもの。初めて戴きました。その甘さにびっくりです。食後の片づけも、みんなできれーいに!!私はとても楽でした。ありがたいことです。

 さて、子どもたちの「平和への誓い」です。秋葉さんにとって二度目の式典の時。子どもたちの誓いを平和公園で聞いて、びっくりしたのだそうです。それの最後の方だけ転載しますね。

『私たちは、被爆した人々の平和への熱い思いを胸に刻み、新しい時代に生きる広島の子どもとして、世界の人々と手と手を取り合い、伝え合い、21世紀に向け、平和の架け橋となるよう努力することを誓います。

 世界のみなさん、平和を築くため、できることから始めましょう。

 We all long for world peace.
 We hope we can work towards it together.

            平成12年(2000年) 8月6日

             子ども代表
               広島市立上温品小学校6年 岡田佳那子
               広島市立長束小学校6年   横田  翔  』

 そう、最後に英語が入ったのですね。英語を入れたいと思っていた秋葉さんは、子どもたちがさっさと実行したことに本当にびっくりしたと言われました。

それから、これは秋葉さんの講義にはありませんでしたが、私が平和公園で聞いていて、背筋がゾクゾクとした平和への誓いです。一度、ブログに乗せたことはあるのですが。そして、今年の性教協の全国大会での発表の真っ先にお話ししたものでもあるのですが。転載しますね。

『   平和への誓い

人は、たくさんの困難を乗り越えてこの世に生まれてきます。
お母さんが赤ちゃんを生もうとがんばり、赤ちゃんも生まれようとがんばる。
新しい命が生まれ、未来につながっていきます。それは「命の奇跡」です。
しかし、命は一度失われると戻ってきません。戦争は、原子爆弾は、尊い命を一瞬のうちに奪い、命のつながりをたち切ってしまうのです。

昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。
それは人類が初めて戦争による被爆者をつくりだした時間であり、
世界が核兵器について真剣に考え始めなければならなくなった時間です。

あの日、原子爆弾は、広島の街を一瞬にして飲み込みました。
建物は破壊され、多くの人々が下敷きになりました。人々の皮膚は、ボロ布のように垂れ下がり、「助けて」、「水をください」と何度も言いながら、亡くなっていったのです。それは、人間が人間らしい最後を迎えられなかった残酷な光景でした。
多くの夢や希望を一瞬にして吹き飛ばされたされた人たちの悲しい、「闇」の世界でした。

世界の国々では、今も、紛争や、暴力によりたくさんの命が奪われています。僕たちのような子どもが一番の犠牲となり、体に傷を負うだけでなく、家族を失い心に大きな傷を負っています。日本でもまだ多くの人たちが原爆の被害で苦しんでいます。入退院を繰り返す被爆二世の人もいます。だから、まだ戦争は終わったとは言えません。

これから先、世界が平和になるために、私たちができることは何でしょうか。
それは、原爆や戦争、世界の国々や歴史について学ぶこと、
けんかやいじめを見過ごさないこと、
大好きな絵や音楽やいろいろな国の言葉で、世界の人たちに思いを伝えること。
今の私たちにできることは、小さないっぽかもしれません。

けれど、私たちは、決してあきらめません。
話し合いで争いを解決する、本当の勇気を持つために、
核兵器を放棄する、本当の強さを持つために、
原爆や戦争という「闇」から目をそむけることなく、しっかりと真実を見つめます。
そして、世界人々に、平和への思いを訴え続けることを誓います。

 平成21年(2009年)8月6日

       子ども代表 広島市立矢野小学校6年    矢埜 哲也
               広島市立五日市南小学校6年 遠山 有希   』

これで、今回のアキバ塾の報告を終えます。すでに言いましたが、秋葉さんの講義には出なかった、私がかってに付け加えたことも入っています。この先、きっと「タウンNEWS広島 平和大通り」の工場長さんが動画をアップして下さることと思います。それを見て下さいね。長い間、ありがとうございました。


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ぜひ、覗いてみてください。

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コメント

わざわざ広島に来て、ヒバクシャの気持ちを、ヒロシマの想いを、愚弄した人も、広島で平和教育を学んでしたら、けっしてあのような考え方はできないでしょうね。
安倍元首相の平和祈念式典での挨拶がここにあります。
http://www.kantei.go.jp/jp/abespeech/2007/08/06aisatu.html
たった三年前の事です。
こんな大嘘つきがまた日本の首相になることは、日本の悲劇です。
民主党は、マニフェストを守らなかったと批判されていますが。
自民党は、それにも劣る人達なんですね。
自民党を選ぶ事は、国民の命を奪う事ですね。

投稿: やんじ | 2012年12月 9日 (日) 20時38分

やんじさま
本当にその通りで。今でもこれからのこの国の行く末を考えると、憂鬱です。でも、結局は有権者の問題なのでしょうね。それから、経済界もしっかりしてほしいですね。目先の経営だけを考えるのでなく。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2012年12月13日 (木) 09時43分

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