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今の政治・選挙情勢について

 中川智子さんと一緒のミニ旅行の間、ずっと話していたのは、当然政治、選挙の話でした。

 民主党の凋落は当然として、今注目されている維新の会と自民党。これらの主張がとっても怖いということです。自民党でも、安倍氏は「我々はマニフェストでできることしか言わない」と言っています。憲法改正、自衛隊を国防軍へという、この主張が大変危険で怖いということです。この先に見えるのは、アジアの近隣の国々の反発、緊張関係、さらにはきっと核武装が出て来るのでしょう。

 だって、上関の原発でも、もう建設をすると言っています。今島根原発もすべて停止していいて、それでも中国電力管内の電気は余っている状態なのです。温水を瀬戸内海に垂れ流し環境を破壊し、核廃棄物を作り出し、それはいつでも核兵器に変えていくことができる、これが狙いなのでしょう。当然放射線の危険に住民はさらされる、それは福島原発の事故でわかっていることなのですね。

 それに、維新の会、橋下氏のくるくると変遷する言葉。政治家は言葉に責任を持つべきものなのですが、その意味では、まったく素人、かつ危険な人です。憲法を変えよ、という主張は自民党の安倍氏と一緒。この二人が手を組むと、もう日本の行く末が見えてきます。

せっかく政権を取ったのに、民主党はなんて情けないことになったのでしょう。いっぱい期待することはあったのに。

 ここで、二人の意識が一致した一つは、田中真紀子さんのこと。私はもう少し文科大臣として活躍してほしかったのです。マスコミは散々叩いたけれど、あの人の言ったことは正しいし。それは、受験をしようと思っていた生徒たちが可哀そうという声にかき消されてしまいましたが。

 真紀子さんがやったことは、官僚、いわゆる公務員との対決でした。それは彼女が辞めされられた後に露見した数々の外務省の実態で明らかになったはずです。それを文科省でも発揮してもらいたかったのですね。大学の認可なんて、このきわめて政治的なこと、利権が働くことを、文科省のお役人が勧めるのですね。その先にあるのは、文科省から大学への天下り。天下りの人口なんて、ものものすごい数です。なんのことはない、自分たちの就職先を作るために大学を乱立させているという、その実態に真紀子さんはメスを入れてくれたのですが・・・。

 それに、肝心の教育も、文科省からの教育委員会への締め付けがどれだけ現場の学校で学ぶべき生徒たちと教師を苦しめてきたか。他の省庁で働く人たちの中でも、一番批判が強いのは、文科省のお役人です。

 生徒がかわいくて、 生徒の方をしっかり向いている教師よりも、教育委員会の方ばかり向いている先生が、現場では出世していくというこの実態は文科省が作りだしたものです。そこにメスを入れてくれることを真紀子さんに期待したのですが・・・。こんなに早く野田さんが国会を解散するから、それもかなわなくなってしまいました。

 マスコミも、今は権力者の方ばかり向いていますので、真紀子さん叩きがひどかったけれど、それでも私は真紀子さんに期待していました。テレビでやっていた「真紀子さんの大臣を辞めさせるべきか」という、シール貼り、圧倒的に80%が「やめさせるべきでない」でしたよ。

 いったい今は何に期待したらいいのかというよりも「誰に期待したら」と考えなければならないでしょう。あえて政党というと、「みどりの風」かな?亀井明子さんたちが作っている政党だけれど、社民党を離党した安倍知子氏も合流するかもと言われています。彼らに頑張ってもらいたいけれど、なかなか選挙情勢は厳しいですね・・・。(お分かりでしょうが、「みどりの党」と「みどりの風」は違います。「みどりの風」は政党要件を満たしたちゃんとした政党です)

 私、個人的には、反原発をはっきり言っている人、憲法を守ると言っている人を選ぼうと思います。当然、自民党でも維新でもない人ということになりますね。

 それにしても、私は広島一区ですが、一区の民主党候補は出ないのでしょうかねえ。

Dscn3430_1280x960 Dscn3431_1280x960 中川さんと泊まった越前市武生の「しきぶ温泉湯楽里」のエントランスを二階から撮ったものと、朝ご飯です。

 のんびりした時間をありがとうございました。

 
 


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