安日先生の原稿について&江田島市での講演。
本日二回目の更新です。安日先生の原稿、アップしてみると、読みにくくてごめんなさい。PDFを開いてコピーして、画像として何とかアップすることができたのですが。初め、PDFに直接リンクできるようにしたいと悪戦苦闘しました。または、PDFからワードにならないかとか。が、うまく行きません。また、私が勉強して賢くなったら、改めてアップします。ごめんなさい。
安日先生の原稿を読んで、何より勉強になったのは・・・。若い人たちに向けては、「はずれ」の経験の所、子育ての所、とても大切なことなのですが、それを通り越した私としては、ソフトランディングの所でした。私は、いつ仕事を辞めるかを考える時に、クリニックを閉じることばかり考えていました。
『開業医とは小さな店の主になることであり、ともに働く従業員の生活と人生を保障することであることと、観察できた。そうであれば、自分の年齢、従業員の年齢を擦り合わせながら、次世代の店主にソフトランディングをしていく必要がある。10年間の当院での患者たちの健康記録(カルテ)は貴重なものであり、半分は医師の思考記録でもあるが半分はこの地域における女性の記録でもある。これを引き継がせていくという責務もある。私個人の「いかに終わるのか」というテーマは、この貴重な記録を確実に次世代に残していくことと一体である。本来の医療資源はそうあるべきではなかろうか。』
ああ、そうだ、それを考えないでもなかったけれど、本気でそう考えることなのですね。安日先生、ありがとう。
今日、私は診療後大阪に行きます。明日、福井で講演です。福井に行くときにはいつも京都に一泊するのですが、今回は京都の宿が全く取れませんでした。紅葉のシーズンで一杯なのでしょう。仕方ないので、大阪に一泊です。明日の朝大阪からサンダーバードに乗ります。
今度の日曜日は、江田島市で講演をします。
11月18日午後2時から4時半まで。
江田島市大柿町大原の老人福祉センターにて。
主催は江田島市介護支援専門員連絡協議会ですが、一般にも呼びかけるそうです。
思春期や更年期や熟年や、いろいろな人の「性と生」のお話しをしたいと思います。昨日、スライドを作って送りました。皆様のお役に立てますように。お時間のある方はどうぞいらっしてくださいませ。
鹿児島の武家屋敷です。昔そのままに石垣や庭が保存されています。右の写真は庭の中です。石がとびとびにあるのは、そこに鉢を置くところなのだそうです。植木が雄大な山々を現わすようにきれいに刈られていました。大変優雅ですが、これを維持していくのは大変でしょうね。
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コメント
来年還暦を迎えます。仕事にも一つの区切りができます。安日先生の文章(読みにくいけれどがんばりました)は、まさに私が考えていたことです。結婚と同時に仕事をやめ、転勤族の夫と2,3年で引越しを繰り返しながら子育て、地域活動、パートと自分の居場所を求める日々。一か所に落ち着いてからやっと自分の資格を生かした仕事に就くことが出来ました。自分の仕事とは遠いところにいた時も「いつかはきっと。」と希望は捨てませんでした。仕事に復帰して周りをみると自分の仕事に誇りを持ち、大事にしている素敵な人たちは皆、一度は仕事を離れ子育てや親の介護、等自分の仕事だけでない世界を経験している人たちなのに驚きます。その時は最低と思っていた経験も振り返ると確実に「こやし」になっていました。来年定年を迎えますがやりたいことがいっぱいあってとても楽しみ。順調に仕事を終え数年前に退職した夫は自分の仕事に打ち込みすぎて世界を広げることもなかったのか今はほとんど引きこもり。私が子育ての合間に本屋や文房具や店員、大学生協のパート、等しているのを「生活できないわけでもないのに」、と冷ややかな目で見ていましたが私は本当に自分がしたい仕事ではなかったけれど与えられた場所で、人と出会い、知恵を頂き、世間を知ることが出来たと思っています。かえってラッキーだったと今では思うのですよ。そのことを今がんばっている若い人たちに本当に伝えたいのです。無駄な経験は一つもない!!です。
投稿: | 2012年11月14日 (水) 13時00分
お名前がありませんが。
そう。何とか今頑張っている若い人たちが挫折してしまわないように、エールを送りたいと思います。コメントありがとうございました。
こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2012年11月15日 (木) 10時08分