「拉致と決断」「宇宙飛行士受験奮戦記」
ここの所、本ばかり読んでいます。最近読んだ本です。
蓮池さんの本は、発売二日後に近くのふたば書店に行ったら、もう売り切れだと。紀伊国屋で、一冊だけ残っていました。ラッキー!で購入です。
拉致と決断。北朝鮮での生活と住民の姿が書かれています。国民は本当に大変。物もないし、自由に語ったり行動もできない、情報も自由に得ることができない、その姿が赤裸々に書かれています。これまで数々の本で知ってはいても、改めて大変だと痛感させられます。いま、この世界で、このように情報が遮断された国があり、国民が苦しんでいるということを、何とかしなければ、と思うのですが。
他の拉致された人々が早く帰って来られるように。そのためには、どうすればいいのか、この本の中にたくさんのヒントが書かれていました。世代交代した今、最大のチャンスです。
これまでのように強硬路線で行くのでは、ますます国を頑なにさせてしまうだけ。この国がもっと民社化され、自由化される中で、国交も開かれてくれば、と思わされました。しっかりと読み応えのある本でした。
宇宙飛行士受験奮闘記。めっちゃ面白かったです。40才くらいまでという年齢制限のある宇宙飛行士に、39才のドクターが、一年発起して応募します。最終の8人まで残って、ぎりぎりの所でアウトだった方。この時に受かった三人は、山崎直子さんや古川さんなど、もうすでに宇宙に行っています。後ちょっとだったのに!!
宇宙飛行士の試験ってどんなことをするのか、以前、向井さんのお連れ合いの本を読んで、これもとても面白かったのですが、今度のは、一年間にわたる試験が詳細に書かれています。
身体の検査が厳重にあるのは当然ですが。隅々まで検査されます。そのために、彼は歯科で虫歯を直し、近視の視力をよくするためにブルーベリーを必死で食べるし、脂肪肝を改善するためにダイエットにも励みます。英語の試験のためにどんな勉強をしたかも。
それに何より二次試験に受かって、三次に臨む時まで、職場に内緒で、それも釧路の病院勤務だったので、飛行機で行ったり来たり、大変だった様子が大まじめに、でも面白く書かれていました。
それにしても。白紙のジグゾーパズルをしたり、LEGOでロボットを作ったり、手で試験管を持った絵を描かされたり(絵がひどく下手な彼がそのために付け焼刃の絵の特訓を受けて大成功)本当に様々な試験があるものです。
最終の試験の一部は、ヒューストンで行われました。たくさんの宇宙飛行士に会ったり、パーティーに参加したり、これらが全部試験なのですね。それに、最高なのは、マスコミにばれないように、内緒でバラバラに、それも二つの飛行機に分かれてヒューストンに行く、その機内で上映された映画が、よりによって宇宙飛行士が宇宙のごみに当たって、あっという間に死んでしまう、そんな映画だったのですね。これには、大笑いしました。
とにかく、楽しく気楽に読みました。これらと並行して、原発の本を読んでいます。そればかりだと、気分が沈んで憂鬱になって、なかなかはかどりません。
昨日は、ノビーさんや銀蔵さん、「FURIFURIしっぽさん」などが出展しているシャレオ地下の古本祭りに行き、本を三冊買ってきました。まだまだ読まなければならない本がたっくさん待っています。
実は、土曜日の夜中、お腹が痛くて気持ちが悪くて、久々にうんうん苦しみました。前の晩の性教協の懇親会で飲みすぎたのでしょう。久々に嘔吐しました。結果寝不足。お昼から友人のお母さまのお葬式に行く準備をしていたら、突然目が見えなくなって、片頭痛の発作が始まりました。こいつは寝不足や疲れの時に突然やってきます。痛みは即飲んだ鎮痛剤で何とか抑え込んだのですが、後々、首や肩や背中がゴリゴリに凝って固まってしまって苦しみました。昨日の日曜日は体調絶不調でした。気を付けなければ。
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コメント
頭痛と目が見えないって、ただ事じゃないような気がしますが、お大事にして下さいね。
投稿: やんじ | 2012年10月30日 (火) 05時51分