原爆と原発の比較。
ここにタウンNEWS広島 平和大通りで工場長さんが「原発と原爆の大きな違い」について書かれています。そこへのコメントも興味深いものがあります。
先日の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」での小出裕章先生の講演から、少しご紹介したいものがあります。
これは、広島の原爆と原発で使われたウランの量です。いかに原発か沢山のウランを必要としているかが、こんな絵にすると一目瞭然です。もう一つ。この度の福島の原発事故で飛散したセシウム137の量です。しかも、これは日本国政府のIAEAに提出される報告書なのです。
セシウム137は、半減期30.1年。水に溶けやすく、体内に入ると甲状腺や筋肉に住み着いて、内部被爆を起こします。チェルノブイリの事故により未だに立ち入り禁止の区域になっている地域の主な汚染物質がこのセシウム137です。
放射線管理区域とは、小出先生などの研究の場でもありますが、出入りなどが大変厳しく管理されていますし、汚染された衣類などは、放射線汚染物質として、これも厳重に保管、遺棄されるものなのです。ここに記されている地域をこんな状態にして、しかもそこで多くの人々が生活をしています。
少々の放射線は体にいいんだよ、なんていう人のコメントが載っています。では、チェルノブイリでどうして多くの子どもたちが甲状腺がんになってしまったのでしょうか。
この項、もう少し続けたいと思います。今日は、みちがみ病院に来ていて、もう診療に行かなければなりません。
疲れていて、昨夜早くに寝てしまいました。そして、朝4時に目覚めて、さあ、ナデシコを見ようと思ってチャンネルを回してもやっていませんでした。バカですね。明日なのに、てっきり今朝と思い込んでしまって。
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コメント
実は原発の方が厄介だ、というのは、
案外知られていませんね。
どのように厄介なのかについて説明するのは、極めて重要なことだと思います。
投稿: 元安川 | 2012年8月 9日 (木) 14時59分
お疲れさまでした。またもや小出先生のお話聞き損なってしまいました。しかし、この3つの資料だけでも、とんでもないことが起きているんだと思い知らされます。河野さんから伺った福島の子どもたちのこと、8/6の朝、子どもたちに話しました。自分たちにとって当たり前すぎて気にもとめていない日常を奪われている子どもたちがいるんだということを、3年生の子どもたちもしっかりと受け止めてくれたようです。ありがとうございました。
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投稿: 城 | 2012年8月 9日 (木) 15時39分