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養護教諭養成課程の学生への講義

 ある国立大学の養護教諭養成課程の非常勤講師として、学生たちに講義をしました。

 その後の学生のレポートを送って頂き、ブログに載せることも了解を頂きましたので、いくつか掲載させて頂きます。

 学校現場では、性教育には保健室の先生、養護教諭がとても大切な立場にあります。養護教諭の養成課程や、教育学部で学ぶ人、これから学校の先生になろうとする人は、学生時代にしっかり性や性教育を学んでいてほしいと思い続けています。以下、掲載です。

『 今日の講義をきいて、私が中学生や高校生のときにこのお話しを聞いてみたかったという思いと同時に今の私にとっても大変役に立ち、また色々と考えさせられました。私は、中・高校時代は女子高だったので、女性の性についてのみ取り上げられて、男性の性については全く教育されていなかったので、男性の性について今日の講義で学べて本当によかったと思います。

 今まで私は、子どもを産むということは、大変清い、尊いことだと考えている反面、その前段階である性交に対しては非常に嫌悪感を抱いていました。思春期のころは特に、VTRでもあったように、私が生まれたのは親が性交したから生まれたという事実に少しショックを感じていたこともありました。

 性交に対して、なぜそんなに嫌悪感を感じていたのだろうかと考えると、やはり雑誌やテレビ、インターネットからの情報やあまり学校で性交については触れておらず、逆に避妊をせずに性交した人で妊娠してしまい中絶に至ってしまうという、どちらかというと性交に対してはマイナス的な意見の教育をうけていたからだと思います。

 性交の低年齢化がメディアで叫ばれている今、私のように性に対して抵抗を感じている学生や逆に性についての知識が乏しく性を軽視している学生達に対して、河野先生が言われるように正しい性教育、性の実際を教えるべきだと思いました。男・女両方が、お互いの性について学習し、お互いを理解し合えた時、相手の体を大切にしようという思いやりの心が生まれるのではないかと思います。今日は、貴重なお話しがきけて本当に良かったです。ありがとうございました。』


 2012_02280001 私のクリニックは大野塗料店さんの大野ビルに入っています。大野塗料店では、土曜日に漆芸教室が行われています。金城一国斎先生の指導です。そこに行っている姪の作品。日本酒の盃と携帯用のお箸です。写真が下手、というよりぴかぴかと光っているので、うまく写せないのですが、盃の底には、金粉がそっと振られています。お箸は真ん中がねじになっています。きれい!美しい!本当に上品で素敵です。姪は、これまでお盆や菓子器などを作っています。うらやましいことです。


「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

漆画像を娘が拡大表示して
まじまじと見ていました^^
金城一国斎先生 広島の(たぶん全国的に見ても)
漆芸家としての超有名人ですよね
そんな先生に教えていただけるなんて
きっと幸せなひと時なのでしょう
ちょっと私も習ってみたくなったかも^^;

投稿: せんごくテンペ | 2012年3月 5日 (月) 23時11分

せんごくテンペさま
ええ、とっても素敵な作品がゆっくりと出来上がっていくのは、うらやましいです。お箸、二重塗りになっていて、二度目の塗りをこすって除いて、下の塗りを浮き上がらせるのですって。手が込んでいます。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2012年3月 8日 (木) 08時14分

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