オペラ「はだしのゲン」
昨夜は、オペラ「はだしのゲン」を見に行きました。はだしのゲンにすっかりはまっている私ですが、このオペラにも大変感動しました。演劇は大好き、でもオペラを見るのは初めての私です。
できれば、主演、総監督、演出を全部お一人でするのではなく、だれか演出に専念する人がいれば、もっともっとよくなるのに、と少し残念ではありました。ああ、この演出はこうすればいいのだが・・・と思うことは多々ありましたが・・・。でも、よかった!!
迫力もありました。
特に、ゲンのお母さんの藤田真弓さん、本当に素敵でした。ゲンの母親にはこの人しかいないと思っていたのですが、その通りでした。美しい歌だけでなく、演技も。やさしいお母さん、その嘆き・・・。胸を打ちました。
でも、何と言っても、何より残念なのは、原作の中沢啓二さんがお体の具合が悪くて、見に来ることができなかったことです。お誕生会の時にはあんなにお元気で、このオペラをとっても楽しみにしていらっしたのに。今は入院なさっています。かわりに奥様、お嬢様、お二人のお孫さんが見ていらっしゃいました。中沢さんのかわりに、このお身内の方たちの紹介でもあったらよかったかな?アンコールの舞台で、ゲンの家族が並んだときに、実在のご家族が並ばれたら、もっと感動したかな? これは私がかってに思ったことです。だって、ゲンは中沢さんそのものなのですから。
このオペラ、全国でできないでしょうか。いえ、もっと世界中でできたらいいのに、と思います。
上演中は写真は撮れませんが、すんだ後、みなさんが舞台で写真を撮っていらっしゃいました。多くの人が客席からその写真も撮っていましたので、私も。前から二番目の真ん中にゲンとお母さんが写っています。
今日はキャストを変えて演じられます。多くの方に見ていただけますように。
「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。
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コメント
河野先生のブログでオペラはだしのゲンを知り、本日鑑賞してきました。
原爆のシーンが印象的でした。
火傷をした人達がずるむけた皮膚をぶら下げて歩くシーンも原作のように表現されていて、原爆のむごたらしさが迫ってきました。
オペラはあまり鑑賞したことがないので、部分的には違和感を覚えたところもありましたが、全体的にはわざわざ行って良かったと思いました。
ご紹介ありがとうございました。
原爆について原発について考えながら、帰りました。
投稿: のぞみ | 2012年3月25日 (日) 19時34分
のぞみさま
わざわざ尾道から来られたのですね。大変だったでしょうが、よかったです。もっともっとゲンがひろまりますように。8.6では講談「はだしのゲン」をしてもらいます。ぜひ、参加してくださいませ。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2012年3月30日 (金) 08時07分