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福島からの親子と宮島でした。

Dscn0897_1024x768Dscn0907_1024x768昨日は、一日宮島で過ごしました。とってもいいお天気に恵まれて、子どもたちは海と遊びながらよく歩きました。

 その前日、広島に来てお昼ご飯の後、甲状腺の検査をしてもらう前の時間、平和大通りを歩いて平和公園に、そして原爆ドームを見て、電車に乗ったのだと。ところが、平和大通りを歩く時に、子どもたちが葉っぱを拾い、草をむしり、草を食べてもいいかと聞き、なかなか前に進まなかったと。それを聞いて、私たちはうなだれました。福島では草や葉っぱには触れてはいけないのだと。それらは、放射能がたまっているものなのだからと。

 布野で、一日だけとてもいいお天気がありました。運動場は雪が溶けてぺちゃべちゃだったと。そこで、子どもたちは思いっきり、泥んこになりながら遊んだのだと。お母さんたちは、久しぶりに泥んこの服を洗濯したそうです。「お母さん、お外で遊んでもいいんだね」と子どもが叫んだのです。宮島でも、海辺でしゃがんで砂をすくい、海に投げ、それをあくことなく繰り返します。

「子どもは外であそびながら成長するもの」なのですね。

 ほんの少しの間、思いっきり外で遊んで、でも今日からは、またお外で遊んではいけない生活に戻ります。
 

Dscn0901_1024x768 おかあちゃんたちはたくましいものでした。右の三人の子のお母ちゃん、背中で赤ちゃんがひっくり帰りそうに横向きになって、でもにこにこしていて、二番目の子はしっょちゅう肩車です。子どもが10人もいると、誰かが「おしっこ」。待ってると、すぐにまた今度は別の子が「おしっこ」と、その繰り返しです。鹿がいると「あっ、しかさんだ」と取り囲んで写真を撮ったり、なでなでしたり。ゆっくりゆっくり進みました。

 途中、坂本菓子舗さんで、みんなで焼き立てのもみじまんじゅうを頂きました。定番のもみじまんじゅうに加えて、ここだけの桜あんのもみじまんじゅうと、両方頂きました。焼いたばかりのは、外はかりっと香ばしくて、中の餡はアツアツで、本当においしくて。福島からの子どもたちだと聞いた坂本さんは、ほとんど無料で提供してくださって申し訳ないことでした。観光客がいっぱいでお忙しいのに、大人数でおじゃまし、またごちそうまでしていただいて、坂本様、ありがとうございました。

Dscn0899_1024x768そこには、素敵なお雛様が飾ってありました。今、宮島は雛めぐりをしています。あちこちのお店や家にお雛様が飾ってあります。私は、毎年のように雛めぐりに行くのですが、今年はここの坂本さんのだけ見ておしまいです。子どもたちも座り込んで眺めていました。

 宮島からまた船に乗って帰り着いた宮島口の「田の久」で、お好み焼きとソフトクリームを食べました。やっぱりここのお好み焼きはおいしいです!!子どもたちもよく食べました。

 福島の子どもたちと過ごして感じたことは、まだまだあります。また続きを書きますね。


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ぜひ、覗いてみてください。

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コメント

本当に恥ずかしい話ですが、福島からの親子のこと知りませんでした。布野に住んでいながら「辛口」のアンテナは他のことばかりキャッチして機能していませんでした。

投稿: なんでも辛口 | 2012年3月31日 (土) 06時33分

なんでも辛口さま
また彼女たちが行ったときには、よろしくお願いします。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2012年4月 5日 (木) 18時37分

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