東京での一日。
昨日は、東京で一日中会議に明け暮れました。
まず午前中は、「性感染症罹患者の性意識並びに行動様式に関する研究」の調査結果報告と意見交換会。これは、平成23年度厚生労働科学研究費補助金・新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業「性感染症に関する予防、治療の体系化に関する研究」の一環として北村邦夫日本家族計画協会家族計画研究センター所長の分担として行われたものです。
私達は、今年一月、それぞれの診療現場で患者さん百人にアンケートをお願いしました。全国31の医療機関で百人ずつ施行したアンケートの一方、昨年12月にインターネットを通じてのアンケートも行われました。
両方で、沢山の回答が集まり、そのとりあえずの結果の発表でした。とても興味深いデータが数々ありました。もう少し経って正式な報告がすんだら、公にしてもいいということでしたので、その際には、皆様にもご報告しますね。
セックスの形が変わっている。それを裏付けるデータも。それに、性感染症に対しての無防備なセックスが広く行われているということも。それらを見据えた上での性教育が必要ということですね。今ご報告できないことがザンネンです。そのうちに。
それがすむとすぐの12時から今度は、「避妊教育ネットワーク」の第14回事例検討会でした。
さらに五人の新メンバーを迎えて行われた会もとても多くのメンバーで、中身も豊富でした。
性教育に携わり続けてきた私も、一人よがりにならないように。そして若い人たちからのエネルギーに触れることで、さらにリフレッシュできるこの会はとても大切なのです。みんなそれぞれの地域で頑張っています。
今年の7月に福井でおこなわれる「性教育指導者セミナー」での私達の取り組み。9月に軽井沢で行われる、これはメンバーの家坂先生が会長なのですが「日本思春期学会」、それに、メンバーは全面的にかかわっていくことになります。また、今会のメンバーみんなで取り組んでいる全国調査。これは、緊急避妊を求めてきた人と、人工中絶を行った人への調査なのですが、その中間発表。この会をこれからどのようにして運営していくか、ということなど、盛り沢山でした。
私も、「若年で出産を望む人への対応」というタイトルでのミニレクチャーをしました。前回は、「育てられない出産をする女性たち」への対応、さらにどんな教育が必要かということをレクチャーしましたが、その続きでした。
2時46分には、みんなで黙祷をしました。福島のドクター達も困難な状況の中、駆けつけていました。また、岩手のドクターなど、3.11の取り組みをしなければならないから、また、関西のメンバーの中には、反原発の集会があるから、と欠席した人もありました。それぞれがそれぞれの現場で被災した人へ思いを寄せながら、動いています。
それらがすんで、一時間だけ、会いに来てくれた娘と食事をしました。ちょっとしか時間が無くって、名残惜しいことでした。帰りは、空港からやまとの湯に直行です。夫が風呂道具を持ってタクシーで来ていて、待ち合わせでした・・・。二日に一回のやまとの湯はきちんと守られ続けています。
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