「はだしのゲンの英訳について」の講義を受けました。
このたくさんのカープグッズ!! 広島カープ球団で昨年まで働いていた方が持ってきてくださいました。私のブログを読んでいると。福島から来た子どもたちに上げて下さいと。ノート、栗原や前田などの下敷き、クリアファイル、これらはみんな子どもの数と同じ10枚ずつ。ほかにも、スポーツタオル、バッグなど、どっさりです。福島の子の中には、野球やましてやカープには興味がない子もいるかもしれませんが、その方が言っていらっしゃいました。「ヒロシマに来たという記念になれば」と。そう私も思います。何より、こうしてどっさりともってきて下さったことがうれしくて。今日、子どもたちに届けます。本当にありがとうございました。
15名のみなさんは、今日広島市にきてお昼ご飯の後、平和公園、資料館を見学し、それから甲状腺の検査を受けます。そして神田山荘へ。神田山荘は、被爆者の保養施設です。大きなお風呂もあります。ここで食事、お風呂、そこから私も合流できそうです。まだ私もお昼時間にふれ愛プラザで、作業所の人たちが作ったフェルトのお弁当のままごとや、少しばかりおやつなどを買おうと思います。今日は神田山荘に私も泊まります。やっと少し暖かくなりました。残り少ない時間を広島で楽しんでくださいますように。
昨日は、「英語で読むはだしのゲン」の講座でした。二月から講座に参加されている広島県立大学のオーストラリア人の先生、ロナルド・スチュアートさんの講義をしていただきました。「広島から世界へのメッセージ 『はだしのゲン』の英訳について」。これは、3月7日に庄原市民公開講座をされてもいます。
通称ロンさんは、はだしのゲンを中心にした日本の漫画を研究していらっしゃいます。その膨大な資料。正確な歴史、調査。大変に面白い講義でした。多くの外国人たちが、この漫画を世界中に広めたいと努力してきたことも知りました。さまざまな人が、何度も英訳をし、出版をしようとし、でも、なかなか困難な状況があって悪戦苦闘されました。それは大変な苦労でした。
英訳する人によって翻訳の仕方、せりふの書き方の違い、絵の反転の仕方など、いろいろと異なっていました。さまざまな人が苦労したこともあり、今や、英語圏だけで1000箇所以上の公的なまたは大学の図書館に「英訳はだしのゲン」がおいてあるとのことでした。
2009年7月には、全10巻の英訳が完成し、激励の会も広島で開かれました。ほかの言語にも次々と、18か国語に翻訳されています。 まさにはだしのゲンは、今や世界に羽ばたいています。もっともっと世界中のたくさんの方がこの漫画を読んでくださいますように・・・。久々に大学の先生の授業を受けました。大変に面白くて、充実していました・・・。
| 固定リンク
コメント