「大人の方へ ドクターからのアドバイス」続き
○自分のからだを、自分で管理できる大人に
お子さんが初経を迎えた方々に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。それは、「自分のからだは自分で管理できる大人になるように」子育てをしなければ、ということです。月経のカレンダーは、自分でつけさせましょう。もちろん、はじめの何回かは、保護者の方も一緒に記録されるといいでしょう。でも、あくまでも、主体はお子さんです。
産婦人科で診療をしていると、月経不順や月経痛で来られる和解女性に、お母さんが付き添っていることがあります。そして、お嬢さんの月経について、すべてお母さんが手帳を見ながら話されるのです。お嬢さんが高校生でも、社会人でも、ときには結婚なさっていても!
「私があなたのからだの管理をしてあげます。それがいちばんいいことだから」・・・そんな子育てだと、お嬢さん自身に自己管理の力がつきません。将来のパートナーに対して、自分自身をきちんと主張できる大人になれるのか不安です。
大切なからだの情報については、どんどん伝え、「自分のからだをきちんと知りなさい。知ったうえで、自分で自分のからだの管理ができる、素敵な大人になってね」という子育てをしていただきたいのです。
○子どもが困ったとき、相談できる存在でいてください
また、月経だけでなく、他に困ったことがあったら、何でも相談してほしいということも、しっかり伝えてあげて下さい。「私は、あなだが困ったときには、一緒に考えてあげることができると思うよ」と、日頃から、相談役としての門を開いておくことも、とても大切だと思います。
「親にだけは知られたくない」という気持ちが強かったために、かわいそうなことになってしまった女性たちを、私はたくさん見て来ました。
人生は、いいことばかりではありません。失敗したり、つらい思いをしたりすることだってあるかもしれません。そんなとき、人生の先輩、そしていちばん身近な大人である保護者の方に、真っ先に相談してほしいですよね。
○男女ともに、双方のからだを知ることは大切
男の子をお持ちの方は、男性のからだの発育と、そして女性のからだについても、しっかり話してあげることが大切だと思います。月経や妊娠、出産という役目を担う女性のからだに対して、いたわりの気持ちを育ててほしいのです。世の中には、間違った情報があふれています。それらの情報に接しても、それを見分ける力をつけておくことが必要です。
男の子も女の子も、「男性と女性の双方のからだをちゃんと知る」。そして、「自立した素敵な大人になって、素敵なパートナーと素敵な人生が送れますように」そんな願いを込めて、お子さんの成長を見守っていただきたいと思います。
先日東京に行ったとき、一時間だけ娘と食事をしました。汐留のカレッタにある多国籍料理のお店。左は、たまねぎリング揚げタワーです。大と小があって、これは19センチの小です。大は30センチ以上のタワーになっていると。これにバーベキューソースかケチャップをつけて頂きます。家でも何かを利用して、こうして食卓に出すと、楽しいかも。右は、小エビのガーリックオイル揚げです。このオイルにパンをつけて食べると、とってもおいしくて。以前、広島の紙屋町一丁目にあったスペイン料理の「ふじもり」が閉店してさびしかったのですが、それと同じ味に出会いました。簡単なようですが、なかなか出会えないお味です。
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