子宮けい癌予防ワクチンの助成が一年延長になりました。
今年度、3月31まで適用されている「子宮頸がん予防ワクチン・ヘモフィルスインフルエンザワクチン(ヒブワクチン)・小児用肺炎球菌ワクチン」の助成が、24年度も延長されるが決まりました。
これによって、平成25年、3月31まで無料で接種することができるようになりました。以下、子宮頸がん予防ワクチンについて、注意すべきことをお知らせしますね。
対象は中学1年から高校1年になる年齢の人。すなわち、今の中学1年から高校1年生までの人は今すぐにでも。4月から中学1年になる人は4月からということになります。それから、今の高校1年生は、今年3月までに少なくとも1回目をうっておかないと、4月以降は接種することができません。
今の高校1年生の人は、要注意ですね。でも、これまで2回は無料でうてても、3回目が4月以降になって、有料になるという人が、無料で受けられることになってよかったです。
それから、これも要注意です。この措置は、あくまでも通達でなされるもので、法律で決まったものではありません。ということは、今後も永久に続くものかどうか分からないということです。来年度も、今度中1になる人だけになるのでは?と懸念されていました。今はまだ中学生だから、高校生になって受けさせよう、なんて思ってたら、そのときはもうこの制度が適用されないということがありえます。
講演に行ったときに、中学生に接種をしたかと聞いたら、接種した人が半分もいなかったので、本当にびっくりしました。せっかく高額な接種を無料でしてくれるというのですから、この機会にちゃんとうっていてほしい、と思います。
若い人の子宮頸がんが増えています。子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルスによって起こされます。ウィルスだから、ワクチンができたのですね。
私のところでも(もう何回かここにデータを出したのですが)、がん検診で引っかかった人、要精密検査となった人は、20代が一番多いのですね。今では、もっと20代の人が増えています。今、子宮頸がん検診は、20代からとなっていますが、私はこのデータを見て、10代から必要だと思っています。
今のうちにワクチンを接種しておきましょう!!
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