性教協広島サークルセミナーより①小学校の授業その3.
彼の授業の中で、広島市の男女共同参画室が作った「みんなかがやけ」が使われていました。びっくり。とてもうれしくて。その使ったところのコピーを送ってもらいました。
いろいろなしごとをしている人が写真入りで紹介されています。
女性の造園技師さんは「さいしょは、べつのしごとをしていましたが、花や木のしごとをするのがゆめだったので、はたらきながら学校へ通い、造園技師のしかくをとりました。造園技師には、女の人がまだ少ないですが、自分がやりたかったしごとなので、がんばっています。」
男性の看護師さんは、「小さいころは野きゅうのせん手になるのがゆめでした。高校生になってはじめて看護師というしごとを知りました。患者さんから「あなたがいてくれて、あん心した。」と言ってもらえる看護師を目ざしてがんばっています。」
男性の保育所の先生は「小さいころから子どもがすきで、中学生のころには保育所の先生になることをきめていました。わたしも子どもたちのお父さんだと思って、かわいがったり、しかったりしています。毎朝、子どもたちの「おはよう」の声を聞き、え顔を見るとファイトがわいてきます。」
女性のパイロットは「中学生の時、ひこう中のコックピットから見た外のけしきをテレビで見て、ひこうきのそうじゅうせきにのってみたいと思いました。ゆめがかなってしあわせです。のるたびに天気、風などがちがい、きちょうさんから教えていただいてべん強しています。」
この本の最後には、金子みすずの「みんな違ってみんないい」の詩が載せてあります。
この本を作る過程で、市のPTAからの様々な圧力、妨害があって大変だったことを私は知っています。(その人たちを相手として私は裁判をしたのですがー当時のPTA会長を相手にした裁判は、私の著書「続 生きる底力を子どもたちに」に詳しく載せています。)
その本がこういう形で使われている、本当に感無量でした。
また次の詩も授業で使われていました。
大切なこと
マーガレット・ワイズ・ブラウン
あなたは あなた
あかちゃんだった あなたは
からだと こころを ふくらませ
ちいさな いちにんまえになりました
そして さらに
あらゆることを あじわって
おおきな おとこのひとやおんなのひとに
なるでしょう
でも あなたに とって
たいせつなのは
あなたが あなたで あること
そして、これらの授業は、学級通信として保護者の方たちにも報告してあります。計算してみると、夏休みなどを除いて週一回のペースで発行してあるこの新聞もまた素晴らしくて。先生の子どもたちへの熱意がひしひしと伝わってきます。
この保護者むけの新聞に掲載されている、子どもたちの授業をうけての感想文、それから、これらの前に行われた「体の発育」の中の男の子の包茎の話しについていろいろと論議されたことについて、また報告しますね。
一昨日の日曜日、県北にご一緒した音♪さんに頂いた手作りのお雛様です。以前から音♪さんのお雛様はブログで見て、いいなあ、うらやましいなあ、と思っていました。もう、うれしくて。家の中だと勿体ないので、クリニックに飾りました。多くの方に見ていただくとうれしいです。
「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。
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