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中学生の妊娠⑬

 中絶について述べます。これまでも、中絶についてこのブログに書くと、最も批判が大きく寄せられます。でも、どうしてもこれを避けることは出来ません。

 教育現場では、「中絶は殺人だ」というのはけっこういわれてるのです。赤ちゃんの命を奪うことだって。そうして脅すことによって、若者の性行動を抑えてやろうと思っているのですね。まるで若者は「中絶があるから性行動をしている」と思っていらっしゃるのでしょう。でも、これは効果はありません。脅すことによって若者の性行動は抑えられません。

 中絶で脅すことによって起こるのは、堕ろせなくなる子が出てくるだけです。だって、これまで言いましたように、若者の行動っていうのが、妊娠と結びついていないのです。自分が妊娠するとは思っていないのです。結びついていないのに、中絶だけを禁止してもね。

 これだけ簡単に妊娠はするものなんだという自覚がないままに行動し、そして、いざ妊娠してしまったら「赤ちゃんを殺すのは嫌~!」になってしまうのです。もう、若い子は、みんなみんな「産む産む」って言います。中学生の妊娠なんて100%「産む」って言います。

 産んで育てるだけの力があるか?っていうことを、きっちり私は聞いていきますけれども。

 中絶は殺人だと散々脅しておいて、そしていざ妊娠したとなると、今度は「おろせおろせ」になるわけですね。もう、彼女たちはボロボロに傷ついてしまっています。

 私は中絶っていうのは、産んでも育てられない妊娠をしてしまった女性の唯一最大の救済策としてあるんだということをちゃんと提示してあげたいなと思います。
 
 もちろん、あんなものしないにこしたことはありません。辛いから。でも大事なのは、やはりそこから早く立ち直るということ。もう中絶をしたらそれでその子の人生が全てダメになってしまうわけでは決してないのです。早く立ち直って強く生きていくこと。その為には何が必要なんだろうかっていう後のケアです。

 立ち直りのために大切なのは「2度と繰り返さない」ということだと思います。彼とのこれまでの関係の見直し。彼とは、これからも付き合うのか別れるのか、付き合いを続けるのだったら、セックスは?これからもするのかどうか。もし、これからもするのであれば、では、避妊は?これまでの避妊の何がいけなかったのか、これからはどうするのか。それを丁寧に。

 私たちだって、中絶は、好きでも何でもないです。しなければそれに越したことはないのです。でも、私たちが「これで中絶お終いです。もう私たち2度と中絶はしません」って道具を捨てることが出来るときが来たとしたら、そのときは、望まない妊娠をする女がいなくなったとき、望まない妊娠をさせる男がいなくなったとき、そのときこそ私たちは本当に心からの笑顔で、人工中絶終了宣言をすることができるであろう。そう考えています。

 ついでながら。全国の人工妊娠中絶率。人工1000対です。10代7.6。20~24歳16.3。25~29歳13.8。30~34歳11.2。35~39歳9.1。40~44歳4.1。45~49歳0.4(2008年厚生労働省統計)。35歳から39歳までの方が10代の中絶よりも多いのですね。多いのは、大人であるということがお分かりいただけるでしょうか。


2012_01130004先日姉と甥と一緒に行った廿日市の「地御前」。予約なしでいきなり行ったのですが、少し待つだけで入れて頂きました。海を見ながらの食事、とてもおいしくて、お値段もリーズナブルで、素敵でした。海、いいですね。お料理もそのうち、アップします。



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