一人ソウルのランチとマッサージ。
このたびのソウル行きは、書いてきたように、一人でした。一人で広島空港に行き、一人でインチョン空港に降り、リムジンバスのチケットを買い、乗ってホテルに行き、そして、そこには友人のソンさんが待っていて下さいました。ああ、うれしい!! 一人で地下鉄に乗って会場まで行けるだろうかととても不安だったのです。
今日は、ソウルでのこぼれ話を。
会が始まる前に近くのカフェで日本から行った人で打ち合わせをしたことを書きました。その後、開場まで時間があって、散策をしていると、どうもなんだか見覚えがある、雰囲気が似ているところだなあと思っていると、そこは、以前来たことがあるところだったのです。
そう、「コーヒープリンス」があったのです。びっくりしました。会場がこの近くだったなんて。野樹かずみさんを誘って入りました。相変わらず、雰囲気のあるカフェで、そしてやはり日本人がいっぱいで、写真なんぞを撮っています。でも、以前行ったときは、ドラマと同じように男性の店員さんばかりだったのですが、今は、みんな女性となっていました。その分、ちょっと違ったかな? でも、また来ることが出来て感激でした。
ということは、あの金大中さんのお家もすぐそばだということです。以前行ったときには、金大中さんはお具合が悪くて、それから一週間もしないうちに亡くなったと思います。お家の周りには、沢山の装甲車や警察官が警備をしていました。ソンさんによると、今もそこには奥様やご家族が住んでいらっして、警備も続いているということでした。
会の翌日、完全に一人で、さて、飛行機までどう過ごそうかと。朝は食べませんでした。一人でホテルのバイキングも行く気がしなくって。とにかくお昼。デパートの12階にレストランがあるので、行ってみました。すごい人が待っています。そこはあきらめて、ミョンドンに出ました。自分は何が食べたいのかと思いながら、うろうろ。まだ台湾帰りのお腹はしゃんとしていません。
本当に随分歩いて、結局、よし、ここに入ろうと決めたところ。ミョンドンのメインの通りのひとつ裏、ミョンドンギョザがある通りにある「火」という食堂です。そこで、「イカと豚の炒め物定食」を頼みました。何だか分からないままだったのですが。
出てきたのは、こんなもの。野菜やトッポギもおいしそう。若い女性の店員さん(ここには外国人が来ることはないみたいで、ほとんど日本語は出来ません)が火をつけてくれました。辛みは少しだけということにしたのですが、炒めると、真っ赤になりました。また、おかずがありきたりではありません。わかめスープと思っていたら、それは水キムチにわかめやお野菜が入ったものでした。すんごくおいしい。辛い口を冷やすのにもありがたいことでした。また、卵のふわふわしたのが、器から盛り上がっていました。底までふわふわ卵。少しお野菜が入っています。器の周りは少しこげて香ばしくって。こんなの初めて食べました。後は、ピーナッツの炊いたのもコーンサラダもとってもおいしくて。鉄なべにはご飯も入れて炒めてみました。これまた、おいしい。よく分からないままに入ったけれど、大当たりでした。これで、日本円にして約480円です。本当にこれでいいのかね、という思いでした。
その後、まだ時間があるので、マッサージに行きました。一人だと、やっぱり不安。どこにしようかと迷っていたときに、ネイティブの日本語でチラシを配っている女性がいました。「絶対に安全なお店です」と。そこに行くことにして、連れて行ってもらいました。これがまた、大当たり。韓国のマッサージは外れたことがありません。みんな上手。でも、ここは一味違っていました。マッサージは男性ですが、力が強くって、本当に上手でした。
これまでと違うのは、はじめにお湯で足を暖めるのですが、その後。ベットに横になると、足を持って、なにかに浸けるのです。あつっ!!と悲鳴をあげそう。浸けたり出したり。何回か繰り返します。そして、足をごそごそ何かに包んでおいておかれます。後で分かったのですが、それは溶かしたロウでした。ロウで足をくるんで、それを取る。それをはじめと終わりの二回。後で、足がツルツル、ピカピカになっていました。みずむしがある人なんて、これで治るのではないかしら。頭のマッサージなんて、これも経験がないほど、指圧だけでなく、細かく掻くようにしてくれるのがきもちいい!! 肩、腰は力強く、それに足は蒸しタオルでくるんでゴリゴリ。もう、サイコーでしたね。
480円の定食と、マッサージで大満足した一人ソウルでした。
もう少し、失敗談も含めてお話ししたいと思います。今、宝塚です。午前中宝塚の中学生にお話しします。夜は広島で更年期講座です。
「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。
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コメント
はじめまして。
>夜は広島で更年期講座です
と書かれておられるのをよいことに
とてもあつかましいのですが
もしよろしければ、お返事いただければうれしいです。
10月からメノエイドでHRTを受けています。
昨日内診とケイガン検診を受けました。
当然体ガン検診も、と薦められたのですが
以前何度か受けた体ガン検診の痛みが
恐ろしくて「エコーで分かる範囲でお願いします」と
体ガン検診を受けませんでした。
ドクターは、「内膜が3ミリだから、まあ、いいか。
でも不正出血があったら絶対受けてくださいね」と
今回は、了承してくれました。
そこで、教えていただきたいのですが
体ガンは、エコーでどの程度推察できるのでしょうか?
毎年、何が何でも痛い体ガン検査を受けなくてはならないものでしょうか?
突然の不躾な質問をお許しください。
投稿: みるく | 2011年12月 1日 (木) 15時06分
何度もすみません。
もうひとつ、分からないことがあるのです。
子宮頸がんの検査です。
私は、結婚以降30年程毎年子宮頸がん検査を受けて異常はありませんでした。
HRTをする以上これから毎年子宮頸がん検査もすることになるのですが、子宮頸がんが性交によるウィルス感染ならば、私のように30年夫としか性交がなく、夫も私以外と性交がないなら、もう子宮頸がん検査の必要はないのでは?といつも思うのです。
でもドクターに質問すると「必ずしもウィルスだけじゃないから、検査はやった方がいいよ」という返事が返ってきます。2人ほどに質問しましたが同じ返事でした。
河野先生、頸がん検査は、痛くないし、毎年やっても別にいいのですが、私の場合必要性があるのか、無いのか分かりません。もし教えていただければうれしいです。
それから、先生の過去ログに子宮頸がんワクチン接種があり
読ませていただきました。
私も娘が2人おります。2人ともパートナーがいるので
検診だけは、行っておりますが、やっぱりワクチン薦めてみょうかと思います。費用は私持ちで。
長々と書いてしまい申し訳ありません。
相談したくなり、相談してしまいました。
どうかご多忙のお体、お大切になさってくださいね。
投稿: みるく | 2011年12月 2日 (金) 11時16分
みるくさま
お返事が遅くなってすみません。メノエイドコンビパッチは、黄体ホルモンもエストロジェンと一緒に入っていて、体癌予防にもなっています。私もすべてのホルモン補充療法をなさっている方に体癌検査をしているわけではありません。出血が続く人、超音波で内膜が厚くなったり、でこぼこしている人には、検査をしたほうがいいと思います。でも、あなたの場合、三ミリですので、全くその心配はありませんね。これからも、超音波で見てもらって、なにか怪しいことがあれば、細胞新も、ということでいいのでは?と思います。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2011年12月 4日 (日) 11時12分
みるくさま
何歳で子宮頸がんのがん検診を卒業していいのか、議論のあるところです。子宮頸がんの原因は、ウィルスです。だから、性交の経験のない方は検診をする必要はありません。でも、あなたは性交があるのですから、検診は続けるべきです。ウイルスは何十年という長い時間をかけて癌を作ることもあります。それに、とても失礼な言い方になりますが、あなたは夫としか性交はありませんが、ご主人は、過去も含めて、あなたとしかしたないかどうか、それはご本人にしか分からないことですよね。結局は、私もそうなのですが、いくつまででも検診は続けるべきなのですね。お嬢様たち、ぜひワクチンを受けられますように。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2011年12月 4日 (日) 11時20分
こうのみよこさま
お返事ありがとうございます。
お忙しい中、恐縮しております。
先生のお返事で、もやもやしていた心配や疑問が
晴れました!
私は、以前やっておられたNHKの「今日の健康」誌上でも先生に相談させてもらったことがあります。
「ロリエ」の相談室もよく読ませていただきました。
とても困っている時、先生に出会えて、その都度助けてもらっています。
私は、神戸に住んでいます。
またいつか講演会などで、本物の河野先生にお会い出来る日を願っていますので、また講演会などありましたらブログでお知らせくださいね。
今回は、本当にありがとうございました。
河野先生、応援しています!
お体に気をつけて頑張ってくださいね。
みるく
投稿: みるく | 2011年12月 4日 (日) 13時48分