「性教育指導セミナー」県民公開講座
別府にいます。今日は日本産婦人科医会の「性教育指導セミナー」です。
昨日は、そのプレ企画。県民公開講座で、「医師による親子のための性教育」でした。
まず、一時間、熊本大学の産婦人科教授片渕秀隆先生による「若い女性にしのびよる子宮頸がん:がん検診かワクチンか」の講演でした。
その後の一時間半が私達「避妊教育ネットワーク」のメンバーによる「児童虐待防止は"望まない妊娠"の防止から~避妊の大切さを考えよう」でした。
会場のビーコンプラザいっぱいの約千人の人。高校生も沢山来てくださいました。
私達のメニューは、まず北村邦夫先生の講演、そして私達の寸劇、その後に会場の参加者と共に、討論。写真の真ん中に小さく立って写っているのが、岡山の上村先生です。先生が、マイクを持って会場中を走りまわってインタビューをしました。上村先生は、元放送部。名インタビューアーでしたよ。男子高校生の「コンドームの種類を教えて」なんて質問もあったりして、楽しく進められました。
その後、九州での性教育の現状を佐賀の大隈先生と長崎の安日先生が報告しました。
大隈先生の報告では、佐賀県では10代の人工妊娠中絶率がワーストワンであったことをきっかけに県下で性教育への取り組みが行われています。大隈先生が避妊教育ネットワークのメンバーに協力を依頼してアンケートを実施。中絶率の少ない県と自分達の県との比較をしました。「避妊のない性を迫られたらどうするか」「避妊の方法」で有意さが出たと。
「断る」というのが少なかったこと、避妊法では膣外射精が多かったことなど。
又、安日先生からは、長崎県が唯一で18歳未満のものにコンドームを販売してはいけないことになっていた条例がやっと変わったことなどの報告がありました。
私たちの劇の練習風景です。何しろ、全国から集まってきたメンバーです。当日しか練習の機会はなかったものですから。必死です。
段取りを覚えることと、大きな声ではっきり、ゆっくり話すこと、それで精一杯です。
妊娠した高校生カップル、生むーと言うカップルに親達は、諦めるように必死です。私は、その女の子の母親役です。
私達の現場では、なんにも珍しいことではなく、日常によく見られることなのですが。でも、こうして演じてみると、いろいろと深刻ではあっても何かコミカルに見えてしまいます。
この後もいろいろとご報告したいことがあります。
今日は、まず佛教大学の若尾典子教授の特別公演があります。「私の身体と私の気持ちー性的自己決定権を考えるー」というタイトルです。若尾先生は、以前広島女子大学の教授でした。広島の地で大きな働きをなさっていたのに、いなくなられて本当にがっかりで。広島という地が彼女を追い出してしまったのではないかという思いをずっと抱いていました。今日の特別公演は若尾先生だと知ったときに私は飛び上がって喜びました。
また、ご報告しますね。今日のうちに広島に帰ります。
| 固定リンク
コメント
性教育指導者セミナーはB-コンプラザがいっぱいでの人だったのですね。私も参加したかったです。先生方の名演技も観たかったで~す。
昨日は恒例のトライアスロン大会のボランティアでした。炎天下でしたが熱中症もでず無事大会終了でした
10ヶ月くらいの赤ちゃんを連れた若いママの参加もあり、なでしこジャパンといい若い女性の元気な生き方に拍手でした。
投稿: yuumin | 2011年8月 1日 (月) 07時43分
yuuminさま
本当に楽しい日々でした。やはり演劇をしたいなあって、あらためて思いましたよ。yuuminさまもボランティア、お疲れ様です。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2011年8月 4日 (木) 15時46分