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「性教育指導セミナー」県民公開講座

2011_07300026_3  別府にいます。今日は日本産婦人科医会の「性教育指導セミナー」です。

 昨日は、そのプレ企画。県民公開講座で、「医師による親子のための性教育」でした。

 まず、一時間、熊本大学の産婦人科教授片渕秀隆先生による「若い女性にしのびよる子宮頸がん:がん検診かワクチンか」の講演でした。

 その後の一時間半が私達「避妊教育ネットワーク」のメンバーによる「児童虐待防止は"望まない妊娠"の防止から~避妊の大切さを考えよう」でした。

 会場のビーコンプラザいっぱいの約千人の人。高校生も沢山来てくださいました。

 私達のメニューは、まず北村邦夫先生の講演、そして私達の寸劇、その後に会場の参加者と共に、討論。写真の真ん中に小さく立って写っているのが、岡山の上村先生です。先生が、マイクを持って会場中を走りまわってインタビューをしました。上村先生は、元放送部。名インタビューアーでしたよ。男子高校生の「コンドームの種類を教えて」なんて質問もあったりして、楽しく進められました。

 その後、九州での性教育の現状を佐賀の大隈先生と長崎の安日先生が報告しました。

 大隈先生の報告では、佐賀県では10代の人工妊娠中絶率がワーストワンであったことをきっかけに県下で性教育への取り組みが行われています。大隈先生が避妊教育ネットワークのメンバーに協力を依頼してアンケートを実施。中絶率の少ない県と自分達の県との比較をしました。「避妊のない性を迫られたらどうするか」「避妊の方法」で有意さが出たと。
「断る」というのが少なかったこと、避妊法では膣外射精が多かったことなど。

 又、安日先生からは、長崎県が唯一で18歳未満のものにコンドームを販売してはいけないことになっていた条例がやっと変わったことなどの報告がありました。

2011_07300002_2 2011_07300008  私たちの劇の練習風景です。何しろ、全国から集まってきたメンバーです。当日しか練習の機会はなかったものですから。必死です。

 段取りを覚えることと、大きな声ではっきり、ゆっくり話すこと、それで精一杯です。

2011_07300014 2011_07300025  妊娠した高校生カップル、生むーと言うカップルに親達は、諦めるように必死です。私は、その女の子の母親役です。

 私達の現場では、なんにも珍しいことではなく、日常によく見られることなのですが。でも、こうして演じてみると、いろいろと深刻ではあっても何かコミカルに見えてしまいます。

 この後もいろいろとご報告したいことがあります。

 今日は、まず佛教大学の若尾典子教授の特別公演があります。「私の身体と私の気持ちー性的自己決定権を考えるー」というタイトルです。若尾先生は、以前広島女子大学の教授でした。広島の地で大きな働きをなさっていたのに、いなくなられて本当にがっかりで。広島という地が彼女を追い出してしまったのではないかという思いをずっと抱いていました。今日の特別公演は若尾先生だと知ったときに私は飛び上がって喜びました。

 また、ご報告しますね。今日のうちに広島に帰ります。


「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

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「レクイエム 碑」のご案内です。

 大分、別府にいます。昨夜、診療後車で出ました。途中、徳山から国東半島の竹田津までフェリーに乗りました。フェリーは久しぶりです。ここのところ、いつも陸を走っていました。この周防灘フェリーは、以前は24時間、ほぼ2時間半ごとに往復していたのですが、昨日電話で尋ねたら、午後9時20分に徳山を出る便があると。その前は午後4時。その後は午前2時だと。すごい間引きになっています。

 それなら、9時20分のに乗ると、11時20分に国東に着いて、丁度いいと、と言うことで、フェリーにしました。2時間横になっていたのでとても楽でした。

 午前1時少し前に家に着きました。今日は、12時集合で、お芝居の練習をします。終わって別府の家に帰るのは、多分朝方になるでしょう。広島には明日日曜日に帰ります。今日の診療は四方先生にお願いしました。

 もう少し皆様にお知らせです。この30.31日のイベントで、大切なのをもう一つ。

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 私の母校、広島観音高校音楽部OB合唱団の「レクイエム 碑」です。観音高校の前身、広島二中の爆死した生徒へのレクイエムです。学徒動員で建物疎開のために、今の平和公園のある本川の川岸に座っていた、一年生の生徒343人。爆心地直下で、多くの生徒が遺体も分からないほどに焼き尽くされてしまいました。その生徒のことが、全9曲の合唱曲となって毎年歌われています。

 指揮は益田遥先生。益田先生は、私が高校生の時に観音高校に赴任してこられました。先生の指導で、合唱部がみるみる力をつけて、合唱コンクールの広島大会で優勝したりと、大活躍でした。そのOBが今も歌い続けています。

 この合唱団で歌っている友人が、聞きに来てとチラシを持ってきてくださいました。今年は、私達と一緒にやっていた演劇部のOBがナレーションを担当するとのこと。本当に聞きに行きたいけれど、これにも私は参加できません。とても残念ですが、皆様にご案内させて頂きました。


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老人大学での講演でした。

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 大阪にいます。朝早くの新幹線で広島に帰ります。診療がすんだらすぐ大分に向けて車で出発します。なんだかめまぐるしく動くハードな日々です。

 昨日は、午後広島市老人大学での講演をしました。元気なお年寄りが330人。本当ににすごいパワーで圧倒されます。でも、広島市の老人大学というのは、65歳から入ることができます。65歳ですよ。若いですね。老人というには、ちょっとかわいそうではないの?という気がします。だって、私、来年にはここに入る資格があるということなのですから。

 私、自分を老人と思っていませんから。人がどう思うかはともかく、自分ではまだまだ若いと思っているのですよね。

 でも、老人大学の学生の最高齢は87才、平均は70.3才だそうです。

 講演では、結構皆様に楽しんで勉強してもらったのではないかと自負しています。笑い声が絶えませんでしたから。

 まず、体の勉強をしてもらいました。仕組みやホルモンの。その上で、更年期というのは、子どもも巣立った後、これからどう生きていくのか、パートナーと仲良く楽しく暮らしていくのか、距離はあってもお互い同居人としてそれなりに生きて行こうと思うのか、それとも、よほどの場合、もう一人で生きようと決心するのか、それがいやでも突きつけられる時なのだと。

 パートナーと生きるのであれば、何よりもコミュニケーション、表現することの大切さを。黙っていても分かるはず、ではなく、言葉でまたは体で表現してこそ、思いは実感を持って伝わるのだと、そんな話をしました。

 シングルの人は、何よりシングルであることがラッキーなのだから、なんていうと、どっと笑いが起こります。だって、わずらわしいことがなんにもなくって、一人で自分のことを決めることができるのですから。これほどありがたいことはないと思うのですよ。でも、やっぱり一人だと寂しいですから、家族ではなくとも、何かと、誰かと、社会と繋がりましょう。子どもに期待すると裏切られることも大いにあるのだから、期待しないほうがいいですね。

 これから限りある人生ですから、楽しく暮らしましょう、と。自分のためにお金を使いましょう、お金を残したって、子どもたちのトラブルの元を作ることになるのだから。

 老後のためにお金を残そうといったって、今、もう老後ですよ、なんていうと、また皆さん大笑いです。

 もう一つ、政治をウォッチングしましょう。そして声も出しましょう。皆さんが声を上げると、それは大きな力になります。大体、後期高齢者なんて失礼な言葉で、お年寄りの医療費を削減するための、本当に失礼なことはまだ生きているのですよ、なんてことも話しました。

 皆さん、とっても元気に話を聞いてくださったので、最後にお願いをしました。皆様の写真を撮ってもいいでしょうか、お元気なお顔、皆様のパワーを私のブログに載せたいのです、と言うと、皆さん、いいですよーと言ってくださいました。お顔が写っては困る方ありますか?と聞くと、そん者おりゃあせん、と言ってくださいました。それで、真正面からパチリです。皆さん、いいお顔でしょう?私の方が、すっかり皆さんにパワーをもらいました!!

 


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「はだしのゲンが見たヒロシマ」上映会とDVDの発売。

 7月30・31日のイベントが目白押しといいましたが。まだまだお知らせしたいことが一杯です。まず、すでにここに一度お伝えした30日の映画「ミツバチの羽音と地球の回転」。「平和と手話通訳を考えるつどい2011」のイベントです。日本語字幕付きです。

そして、同じ日なので困ったな、と思うのですが。

Img234  はだしのゲンの中沢啓治さんのドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」が完成し、DVDの発売開始です。その公開試写会の行ったときのブログはここです。

 7月30日から8月5日まで上映会があります。八丁座(八丁堀福屋内)にて。30日には、中沢啓治さんの舞台挨拶があります。

 私は、はだしのゲンは世界中の人に読んで欲しいと思いますし、このDVDも見て欲しいと思います。チラシの一部から。

「漫画家・中沢啓治が自身の生い立ち、ヒロシマでの被爆体験から『はだしのゲン』を描くまでの半生を語る」

「ーもう黙っていない、自分にできるのは漫画しかない。漫画で原爆をとっちめてやるー」

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「ー子どもたちに戦争、核兵器のない未来を追求し続けて欲しい、それには漫画がひとつの役割を果たしていると思うー」

 中沢さんは8月5日のカープの試合の前に始球式をされるとのこと。まず、マウンドまで歩く練習をしなければ、と、昨日奥様が笑われていました。このチラシの頃よりもずいぶんスマートになられています。

 肺がんになられてからの中沢さんは、目一杯その思いを伝えたいと、頑張っていらっしゃいます。8.6.の広島市の祈念式典にも初めて参加されるし、その後の私達の8.6.平和の夕べにも喜んで参加してくださるとのこと。

 とっても嬉しいことではありますが、でも、どうぞご無理のないように。本当に、いつまでもお元気でいて欲しいと思います。

 

 私は今日は午後広島市老人大学で「高齢の方への心と体のアドバイス」というタイトルでの講演をします。その後、大阪に行って、夜、子宮頸がん予防ワクチンの学習会に参加します。金曜日の朝早い新幹線で帰ってきます。


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のぞみの会の講演会のお知らせです。

今月30.31日はいろいろなイベントが目白押しです。

 のぞみの会の浜中和子先生から連絡がありました。掲載が遅くなってすみません。遅ればせながら皆様にお知らせです。

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 やせ細った体で参議院選に当選し、喜びを語っていた山本孝史さんのお顔は忘れられません。ぜひゆきさんのお話しを聞きたいところです。私は残念ながら別府の性教育指導者セミナーに行きますので聞くことができません。ああ、残念!

 乳がんだけでなく、様々ながん患者さん、家族の方、それに医療関係者、一般の方、多くの方に聞いていただけますように。

 


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キャンパス・ハラスメント全国集会

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 夏に様々な講演・公演や集会などが企画されていますが、もう一つ、ご紹介です。キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワークの全国集会が広島で開かれます。

 私も分科会の一つを受け持たして頂くことになりました。今、教育現場で何を伝えなければならないかということも含めて、全国の教育現場の方に知って戴くことはとてもありがたいことです。

 事前の申し込みはありません。問い合わせ先は

 広島大学 ハラスメント相談室 横山さま Tel. 082-424-7204 です。

2011_07250130 昨日のお昼は、季節はずれのブタ汁を持ってきましたので、おむすびは小さいのを一個です。後はレタスとみょうがの酢味噌あえとマンゴーです。ブタ汁には、大根、しいたけ、じゃがいも、ごぼう、こんにゃく、それに少し酒かすを入れました。

 夜のウォーキングも毎日続けていますので、一昨日で1.55キロ体重が落ちました。もう少し!頑張りますよ。


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昨日の一日。

 昨日は、朝10時から高校生や大学生に混ざって、韓国語の検定試験の特訓に参加しました。さっぱり覚えの悪くなった頭でも、これまでの経験でなんとかカバーをしなければなりません。何回も何回も繰り返して覚えようとすることで、少しずつ頭に入ってきます。若い人たちと一緒なのは、刺激があって楽しいです。

 終わるとクリニックで今度の木曜日、広島市老人大学で講義をする、その準備です。昨年は老人大学大学院OB会で二回話をしました。その時の老人パワーには、本当に圧倒され、感動しました。今回は老人大学の方ですので、もう少し若い人対象です。スライド作りと配布する資料の準備をしました。

 それがすむと、8.6.平和の夕べの準備です。私が中沢啓治さんにインチビューしますが、そのときに後ろの壁に中沢さんの漫画の場面を写しだそうと思います。「はだしのゲン」「絵本はだしのゲン」「黒い雨にうたれて」等の場面です。

 一度もう作って、スタッフに見てもらったのですが、その時は、漫画の場面をデジカメで接写してそれをスライドにしました。そしたら、場面がゆがんでいたり、きれいでなかったりしたのです。今度はスキャンしてきれいにするようにというアドバイスでした。

 やれやれですが、その通りなので。しかし、それにはとっても時間がかかります。スキャンしてトリミングして、コピーしてと。それに、内容を推敲しながらでしたので、またつい本を読んでしまって、この場面は入れようかとか考えたりするものですから、半分も出来ませんでした。気ばかりあせります。

2011_07180013 2011_07180015  一週間前に行った周防大島、サンシャインサザンセトの夕飯の前菜とお刺身です。なかなかおしゃれで、伊勢エビやオマール海老がふんだんに使われていて、ご馳走でした。残りはまたアップしますね。


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「原発の深い闇」

 今日日曜日は、完全にオフです。今週からまた怒涛のごとき日々が始まりますので、その前の充電の日です。

 今日の朝10時から、韓国語の検定試験に向けての特訓に行きます。午後2時までぶっ通しだそうです。その後は、今週の木曜日の講演に向けてスライドと資料作りをします。クリニックにこもってしようと思います。

 このごろ、診療後に何もない日は、クリニックに2時間近く残って韓国語の勉強やあれこれ仕事をして帰ります。

 そうしないと、家に帰ると、もう何もする気にならないからです。ご飯を済ますと、デレッとしてしまいます。それだけ自分が怠け者になったのか、それとも年を取ったのか・・・。

2011_07240008  原発関連の本ばかり読んでいますが、これを買いました。週刊現代がいろいろとリアルタイムの情報を書いてくれていますが、それを買ってはいるけれど、少しテンションが下がり気味で。

 宝島社は時々面白い企画の本を出しています。

 昨夜むさぼり読みました。気分が悪くなりました。医学、政治、メディア、経済、さまざまな分野での原発についての総力を挙げた記事が満載です。

 何よりありがたいのは、データがきっちりと出ていることです。

 原発労働者を診続けた医師の記事(そんなことをコツコツ続けた医師がいるのですよ!)には、原爆の被爆者と原発下請け労働者の低線量被曝の調査比較が出ています。さらに、放射線の年齢別感受性(白血病をのぞくガン死/1万人・シーベルト)の表を見ると、本当にぞっとします。早く福島の子供達を疎開させなければ。

 それから、各電力会社の役員個人名で自民党にどれだけ献金されているか、これは膨大な政治献金の届けを丹念に調べれば分かることですが、その労力をちゃんとやってデータにしています。

 さらに、福島原発の事故以来、積極的にメディアが使っているいわゆる「専門家」といわれる人たちが原発関連企業からどれだけの寄付を受けているか、その表も出てきます。たとえば連日テレビで解説をしていたある国立大学教授には日本原子力産業協会 関西原子力懇談会から124万円、原子力安全基盤機構から1155万円、日本原子力研究開発機構から6753万円ものお金が出ています。

 「電力不足大キャンペーンの大ウソ」では、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さん(先日のNHKの討論会にも出られた方です)による豊富なデータが示されます。さらに、原発コストが一番安いというウソも、原発が止まれば各家庭の電気料金が1000円上がると(特に読売新聞などの原発推進メディアにより)報道された試算のウソも。

 何より原発からいまだに排出され続けている放射能、その汚染、それらのデータを隠蔽したりウソを言い続けた電力会社へ不信。電力会社と官僚の癒着、天下り、天上がり、などなど、本当に気分が悪くなるほどです。

 けっきょく、私達は、これまでこんな社会を作ってきたのかという何ともいえないむなしさを感じています。


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車椅子ダンスくらぶ公演のご案内です。

Img217 広島車いすダンスくらぶの恒例の公演、今年は8月27日です。今年は15周年記念。ステキなゲストも予定されています。

 チラシにもありますように、この公演では「輝くいのちとやさしさに会える」。本当にその通りで。いつも幕開きの全員のダンスでもう涙、涙です。単なるパフォーマンスではなく、それはそれは舞台は美しく、ダンスはプロ並で、芸術だと思います。

 土曜日なので、私はいつもオープニングだけを見て、クリニックに帰らなければなりません。残念で残念で。いつも後ろ髪を引かれる思いで帰ります。

 是非、皆様にも見て欲しい舞台です。チケット、クリニックにもあります。

 さて、昨日も夕飯後にウォーキング。川風が涼しくても、40分も早足で歩くと、汗びっしょりです。

 その後で「やまとの湯」に行きました。ドキドキで体重計に乗ったら、もう1.1キロ減っていました。バンザイ!です。でも、もう少し。お昼のウォーキングとおむすびは続けようと思います。

2011_07230002  今日のおむすびは山賊むすびにしました。めんたいこのふりかけ少量をご飯にうっすらまぶして、中には鮭とこんぶと梅干を入れて、大判の韓国のりで包みました。ご飯はきっちり200グラム、280カロリーです。

 今日の夜は外食でカロリーが高そうなので、おかずはキューリとトマトのポン酢味と、焼き茄子だけです。

 朝はコーヒーとすいか。夕飯後には、歩いてカロリー消費をします。


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医師会ブロック会で。

 昨日は、木曜の休診日。昼は、ずっとクリニックにこもって昨日締め切りの仕事にかかりっきりでした。本当は韓国語の勉強もするつもりでしたが、意外に時間を取ってしまって、それは全く出来ませんでした。無事終えて送信して、ほっとして。夜は、医師会のブロック会でした。

2011_07220003 リーガの32階からは、台風の後だからでしょうか。空気が澄んでいて、瀬戸内海がくっきりとすぐそこに見えました。

 先生方の近況報告がまた面白くって。長老の先生からは、「人生は縁と運だ」というお話しがありました。これまで生き抜いてこられて、いろいろなことがあったでしょう。原爆も。

 「原爆を見た人は、もう余りいないでしょう」と言われます。私が二世の一番上辺りだという話から、父が偶然助かったから、それも運なのですが、だから私も生まれることが出来たのだという話になって。

 そして、その長老の先生が、私の父を覚えているという話になりました。それまで、先生は、私の父が二中の教師であったことは、ご存知なかったのですが。私はその先生が二中の卒業生であることは私は知ってはいましたが、それまで父のことを話したことはありませんでした。先生は、昔の父の姿を語ってくださって、嬉しくなりました。これも運と縁です。

 そして、さらに隣に座っていた先生から、又、恐い話を聞きました。寝るときに頭の上に物を置かないことと。特に携帯やら、充電器やら。それらは、全部足元に置きなさいと。それだけで体調が良くなった人の例をいっぱい聞きました。

 早速私も昨夜から実行です。電磁波というまだ解明されない世界があることは確かなような気がします。

 さらに、ある先生は、通勤を歩いてするようにして、また夜もウォーキングをして4キロ減らすことが出来たと、すっきりしたお顔です。他の先生は、メタボ健診に引っかかって、それからお昼ご飯はおむすびにしたら、それだけで3キロ減ったと。おむすびは、中身をいろいろと考えて工夫して、自分で朝作るのだと。

2011_07220008  昨夜のウォーキングの途中24時間オープンのスーパーに寄り道してキューリとふりかけを買いました。

 早速今日は私もおむすびです。下から、かつおのふりかけ、のりを巻いているのは中身は梅干、次が鮭のフレーク、一番上のは、中身にたくわんの細切りとやっと手に入った桃屋の食べるラー油です。おむすびだけだとやっぱり寂しいので、少しだけおかずです。

 いつまで続くが分かりませんが、とにかく少しダイエットをしなければ。


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子宮けい癌予防ワクチン、中一も可能になりました。

 昨日の子宮頸がん予防ワクチンについて、メーカーから知らせがありました。

 この度、中学一年生にも接種が可能になったとのことです。これで中学一年から高校二年までの年齢の人すべてに接種が可能になりました。早めに接種されることをお勧めします。

 なお、広島県の通達で、高校二年生については、今年の9月までに第一回目を接種することとなっています。その他の学年については、まだいつまでという通達が有りません。通達があればその時点でお知らせします。が、できるだけ9月一杯までに第一回を接種されたほうがいいと思います。其れでしたら、確実に三回助成されますので。

 さて、昨夜のこと、やまとの湯で体重計に乗って、悲鳴を上げました。これまで見たこともない数値です。確かに、ここのところよく食べています、それでも、ちょっとは気をつけて、夜沢山食べる予定の時には、昼を抜いたり、おそうめんや中華そばミニにしたりしているのですが。

 もう、本当にびっくりで、今回ばかりはマイッタ!でした。それで、やまとの湯から帰るとすぐにウォーキングを始めました。

 家から出て、本川の川沿いを歩きました。まだ台風の影響が残っていて、冷たい川風がそよそよととても気持ちよくって。旧厚生年金会館の裏を歩いて、アステールプラザの裏から階段を降りました。

2011_07210001  川沿いに散歩道は作られていますが、そのさらに下、川面すれすれに道が作られています。この道は二号線まで続いています。

 台風の後で川には上流からの葉っぱや木切れが沢山流れていて、決してきれいとはいえませんでしたが。

 ずっと以前、やはり大雨の後の土用の丑の日、その日に、家の前の本川、写真の少し上流で、夫が1メートルもあるでっかいうなぎを釣り上げました。すごい太さと大きさで、もう、どうしようと途方にくれるほどです。きっと大雨で上流から流れてきたのでしょう。

 結局すぐに殺すことも出来ず、かと言って川にもどすのももったいなくって。お風呂に水を張って入れて、翌日弱ったところを料理しました。

 そんなことを話しながら、歩きました。二号線から東へ。橋を渡って元安川の東の川沿いを歩きました。丁度40分。

 せっかくお風呂で汗を流した後なのに、またうっすらと汗をかきました。これからできるだけウォーキングを続けます。本気でなんとかしないと・・・。あせっています。


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子宮頸がん予防ワクチン助成、すべての学年に可能です。

 供給不足でストップしていた、子宮頸がんの予防ワクチンの助成、6月10日から現在の高校2年生の年齢の人に、7月10日から現在の高1の年齢の人に接種が可能になっています。そして、今日、7月20日からすべての学年の人への助成の接種が可能になりました。

 今接種できるのは、現在、中学2年生から高校2年生の学年に相当する女性です。すでに述べたのですが、今の高2の学年の人はその8割が接種をしているそうです。が、他の学年の人は2割しか接種が済んでいないとのこと。

 なんともったいないことと思います。合計3回の接種で計5万円もするものを、無料でしてくれる(地域によっては、いくらかの自己負担がある所もあります)というものなのですから、それを利用しない手はないと思うのですが。

 それから、これももうお伝えしたことなのですが、今うたなくともそのうちに、とのんびり構えている方へ。この助成は今のところ、単年度の助成であるということを意識しないといけません。次の年も同じ学年の人へ助成がされるとは限りません。何しろ膨大な予算措置が必要とされることです。半分が国の予算で、半分が各自治体のお金でなされることです。

 大震災が起こった今、これからの国家予算はとても厳しいことになるでしょう。一番考えられるのは、次の年度からは、この助成があった次の学年、今の中学一年生のみ助成をされるということになるかもということです。

 癌なんてわが子に限ってなるはずがないと思っている訳ではないでしようが・・・。今や、誰がなってもおかしくない「癌」。その一つである「子宮頸がん」の予防ができるワクチンがやっとできたのですから。

 もし、将来お嬢さんが結婚した相手がウィルスを持っていたとしたら・・・。その人がウィルスを持っているか否かということは分からないのですから・・・。

 なお、接種は原則保護者同伴となっています。事前に電話で予約をして行かれますように。

 それにしても気になるのは、東北地方の女子生徒さんたち。学校も医療機関も壊れてしまった地域の生徒さんたちは、こんな子宮頸がんの予防ワクチンなんてどころではないかも知れませんね。でも、彼女達の将来を見越して、ぜひこの地域の生徒さんたちにも同じように接種ができますように・・・。

 なお、助成以外の人への接種、もう少しお待ちください。

2011_07180014  先日の方添えケ浜のサンシャインサザンセト、食事は、バーベキューにするか、和洋のコースにするかと尋ねられて、コースでと頼みました。部屋から見たバーベキューをする人たちです。これも楽しそう。子供達がいると、こうしてワイワイとみんなで焼きながら食べるのも楽しいでしょうね。

 私達は、レストランの部屋の中で静かに食事をしました。

 食事の内容、なかなか良かったです。写真を撮っていますので、また時々アップしますね。


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方添えと、原発についてもう少し。

 台風が来ていますね。強い風の音で目が覚めました。どうか、ひどい被害が出ませんように。個人的には、今日の診療、早く従業員を帰らせて上げなければならないか等気を配らなければ、と思っています。

 昨日は、早く帰ろうという夫に押されて、11時のチェックアウトすぐに家に向かい、午後一時にはもう家に帰っていました。なんのこっちゃ!です。せっかくの休みなのに。もっともっと楽しむつもりだったのに。どうも夫と二人だと、波長が合いません。私は、寸暇をおしんで其のときを楽しもうと思うのですが、彼は家でのんびりデレデレするのが好きなのですね。休みには、早く帰って時代劇を見たり、パチンコに行ったりしたいのです。

 私は、ホテルでなでしこの決勝戦を見ました。延長でアメリカに一点入れられて、ああ、もう負けた、でもよく頑張ったわね、はじめのアメリカの勢いでは8対0くらいで大敗するのではと思ったのに、これでもうよく頑張った!となるわね、よし、もう寝ようと、それから寝たのです。もう外はすっかり明るくなっていました。8時半に起きたら、アア!びっくり。勝っていました。一番いいところを見逃しましたね。

 結局海には足首まで浸かっただけ。温泉は大風呂に一回浸かっただけ。部屋の露天風呂には3回。夜、星がすぐそこにまで降りて来ていて感動でしたが、雲が多くて満点の星とは行かなくて残念。でも、ホテルが花火をしてくれて、真下から大輪の花火を見るという贅沢な思いもさせてもらいました。

 初めての方添え、とてもステキなところでした。早く帰って、アア、もったいない。今度は夫とではなく他の人と行きたいと心からそう思いました。

 さて、帰ってからもずっと原発関連の調べ物をしていました。こちらに主要国のエネルギー電源や発電量、世界主要国原子力発電国における設備利用率の推移などのとても分かりやすい図表が出ています。

 日本の原子力発電、設備稼働率は2008年でも60%を切っています。2008年の原発による発電量は全体の24.0%。

 中国地方は原発依存度が15%であったのが、今は3~8%にしか過ぎません。それでも何事もなく電気は供給されています。それから、日本の火力発電も2008年発電量全体で見ると、石油12.9%。石炭26.8%、天然ガス26.3%。水力など9.9%。ここにも書かれていますが、天然ガスは、CO2の排出量も少ないし、供給国も中東石油と異なり、ロシア、アジアなどにも分散しており、安定供給への期待も高まっていると。私は、火力発電と言うと、石油、石炭しか思い浮かばないのは、間違いだといいたいのです。

 それから、企業の自家発電は、高くつくという経済会のえらい人、はじめから原発ありきの人の発言があるようですが、企業にとって、電気を買う方がうんと高くて、自分で発電して使うほうが安いのですよ。だからこそ、自家発電量が増えて、今ではその能力は原発60基分もあります。ただ、その余剰電気を電力会社に売ろうとすると、これがなかなか買ってもらうのは困難な状況にあります。http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20110713/zsp1107131122001-n1.htmここに詳しく述べられています。

 とこんなことを書くのも、原発に反対する者は、一切エアコンなどをつかうな、というまだこんなことを言う人のブログを見たからでもあります。100%原発で発電されているのなら、その論も成り立つでしょうが、今、中国地方で最大8%しか原発で発電していないときに、私が使っている電気の原発分8%として、それくらい節電しています。でもね、電気があまっている中国電力は、あまり節電されると経営上困るのではないでしょうか。

2011_07180012  方添えのホテルの前の海。いつかここで思いっきり泳げるように、ダイエットに励みましょう。一応、水着も持って行っていたのですが・・・。


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方添えケ浜にいます。

2011_07180009 昨日午後から、周防大島、方添ケ浜に来ています。ここはオートキャンプ場、海水浴場、温泉などがあり、沢山の人が来ています。

 私達はサンシャインサザンセトに泊まりました。目の前は海、部屋には露天風呂がついています。外はすっかり南国仕様で、ハワイにいるような気分になります。

 お風呂につかりながら海を見ていると、本当に気持ちが良くて、このままここにずっといたい気持ちになりました。

 海は若い人や子ども連ればかりで、私のような年齢の人はあまりいません。

2011_07180010  バナナボートが走っています。乗ろうね、と言ったら、とんでもない、なんで60を過ぎてあんなものにのらなければいけないの、乗るんなら、君一人でのれよ、とすげなく断られました。一人で乗ったって面白くもないので、残念ですが、諦めました。昨年のお正月には息子夫婦と一緒に乗って、二回もひっくり返されて海に投げ出されて、それは面白かったのですが。

 ただ、部屋から海を見て、のんびり。ベットでグーグー寝ている夫を横目で見て、ひたすら韓国語の勉強です。

 今朝は残念ながら雨です。魚釣りをして帰ろうと言っていたのですが、このまま家に向かいそうです。

 海を沢山見て、命の洗濯をしました。


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原発の事故について。

 東北の肉牛に放射性セシウムが含まれていると、報道されています。その肉は、全国へ。広島の焼肉屋さんにも来ていたと今朝の新聞に出ています。まさに、全国の問題となって来ました。東北の畜産に携わっている方たちの心労は如何ばかりかと胸が痛みます。

 震災に続く原発の事故が起こった直後に、やんじさんが「福島一県がまるまるなくなってしまうかも知れないような、そんな大変な事故なんですよ。」と教えてくれたのが胸に刺さりました。事態はまさにそうなりつつあります。

 チェルノブイリの事故で、5000人を超える子どもたちが甲状腺がんにかかりました。この子どもたちは、チェルノブイリの爆発の時に出た放射能を吸ってなったのではありません。その後の食べ物、汚染された牛乳や食べ物を摂った結果がそんな健康被害を作り出しました。甲状腺がんが急速に広がったのは、事故後4年目からです。

 先日の小出先生の講演で、情報公開をちゃんとすれば、おそらく農業を初めとする福島県の一次産業は壊滅状態になるでしょうといわれました。本当にそうなりつつあります。

 福島の畜産を初めとする農家の方々には、気の毒で、言葉もありません。風評被害といわれますが、それでも、汚染された食べ物は子供には与えてはならないのは事実です。

 本当に腹立たしいのは、「専門家」の人たち、きっとこれまで電力会社に鼻薬をたっぷりかがされていたに違いない方たちが、いつも「ただちに健康被害はない」と言い続けたことです。子どもたちの将来の健康を、命を、どうしてくれると言いたくなります。

 ここに来ても、まだ原発は必要だと経済会やマスコミの一部が言い続けていることが信じられない思いです。原発が必要という人は、本当に原発がないと電気が足りなくなってしまうと信じさせられているのでしょうか。

 原発を推進していくという国策により、それまであった火力発電などは発電をストップさせられているだけです。そのデータを示して欲しいという非公開のコメントを戴きました。

 公開されているデータを示します。私は沢山のデータをあさって来ました。これらはほとんど統計局ホームページ/日本統計年鑑-第10章・エネルギー・水 などから、そして発電量についての計算は、政府統計局のデータを参照していますが、最大需要は、電気連合会の統計データです。

 これらには縦横無尽にデータが示されます。日本全国の発電所数及び最大出力、発電電力量などが水力、火力、原子力別に。日本で運転中の原子力発電所の認可、出力、炉型、着工、営業運転日時、主契約者(たとえば福島原発第一はGE、東芝、日立など)2009年度の設備利用率、2009年度の発電総量などの一覧表、電力需要、使用電力量(産業別、都道府県別など)などなど。数字が並んでいますので、慎重に読みこなさなければなりませんが。

 これらのデータを見ると、本当に発電能力は余っているのです。

 たとえば、日本の発電所を見ます。2008年の水力発電所数は1747 最大出力47949(1000キロワット) 火力発電所数は2877 最大出力179324 原子力17か所(54基)最大出力47935。

 発電電力量を見てみます。これも2008年です。水力83504(100万キロワット時)火力798930 原子力258128。

これは、発電設備量と最大需要電力量です。小出先生の講演で使われたグラフです。

広島での講演でははありませんが、小出先生の講演の様子がアップされています。ここで、原発なくとも、発電能力は十分にあることが示されています。データとしても見ててください。小出先生の講演です

 何回も言っていますが、私達は子どもたちの未来、健康や命を守らなければなりません。発電のために、子どもたちが犠牲になるとしたら・・・。他に方法があるのですから、そちらにシフトして行くべきだと心から願います。 


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広島大学ハラスメント相談室北仲千里さんの講演です。

 夏休み中に様々なイベントが開かれますが、もう一つここにご案内です。

広島大学ハラスメント相談室の北仲千里さんの講演です。

時 :8月27日午後6時から8時まで

場所:袋町市民交流プラザ研修室B

内容:「学校・大学でのセクシャル・ハラスメント」ーその特質と現状ー

     セクシャル・ハラスメント問題の特質、めぐる日本社会の動き、

     広島大学のハラスメント相談室の概要、その特徴などです。

主催:性教協広島サークル

会費:会員300円 一般500円

 私は、診療の場での患者さんからの訴えで、明らかにハラスメントだと思う、とても悔しい思いをすることがよくあります。

 先日も職場で同僚にお腹を殴られた妊婦さんが、上司にそれを訴えると、彼女の方が解雇されたという、びっくりの出来事もありました。彼女の職場が広島大学であったなら、ハラスメント相談室に駆け込めばいいのですが。残念ながら、日本の企業では、まだまだこんなことがまかり通っているのです。

Img199 以前にもご案内したことがありますが、広島大学ではこの様なパンフレットを配っています。この裏に書かれているのは、次のようなことです。

 ハラスメントとは、いわゆるセクシャル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、モラル・ハラスメントなどと呼ばれているものがそれに含まれます。

 身体的暴力、言葉による攻撃、容赦のない叱責・罵倒、脅かし、極端な無視・冷遇、事実無根のいいがかり、やつあたり、差別的な扱い、性的な行為のおしつけ、性的からかい、ストーカー行為などによってハラスメントは行われます。

 北仲さんは、キャンパス・セクシャル・ハラスメント全国ネットワークを作られました。

  

 私も、ハラスメントで苦しんでいる患者さんにどう対応すればいいのか、それらの勉強をしたいと思います。ご一緒に勉強しませんか?

 参加の予約は要りません。当日、会場にいらっして下さいね。

        


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美土里中学PTA研修会

 昨日の沼田鈴子さんのお葬式で、言い忘れたことがありました。

2011_07140005  沼田さんのお葬式は、私の父と同じ葬儀場の同じ部屋で有りました。珍しくないことかも知れませんが、私にとっては、それだけで涙が出そうな思いでした。

 沼田さんと夫が共に写っている写真がありました。ほかの方も写っていらっしゃいますので、トリミングをしました。夫の頭の具合からすると、極最近のものと思います。沼田さんは、いつもの優しい笑顔です。おちょぼ口がとてもかわいいです。

 昨日は、お葬式から帰ってブログを書いたら、すぐに出発。県北、安芸高田市の美土里中学での講演です。

 途中、入院している友人のところに行き、沢山お話しをしました。それから吉田町の二か所に8.6平和の夕べのチラシを置いていただくように持っていきました。

 二か所目では、友人とお嬢さんと韓国についての話。修学旅行で韓国に行くというお嬢さんとあれこれお話しをしました。ちょっとでも事前学習になればと思いますが、お役に立てたかどうか。

 それから美土里町へ。

 午後7時から美土里中学でのPTA研修会です。PTA対象であっても、中学生に話を聞かせたいということで、授業がすんで、部活がすんで、それからPTAの方がおにぎりとパンを生徒たちに食べさせて、それから会場に来てもらうという、大変な労力をして頂いて実現しました。

 生徒達の約半分が来てくれたと思います。本当は全部の生徒に聞いてもらいたかったけれど、これて゛精一杯とPTAの役員さんが言われました。本当に努力に頭が下がりました。ありがたいことです。保護者の方にも先生方にも沢山来ていただくことが出来て、嬉しく思いました。生徒さんたちも夜遅くまでで疲れたことでしょう。

 終わったときにPTA会長さんに「こんな話を聞いたのは、私も初めてで。家では親子でこのような話をしたこともないし、今日こうして親子で話を聞けて、本当に良かった」と言って戴きました。ほっとしました。

 その後、場所を変えて今回の会に尽力された保護者の方たちとまたまた大話をして、家に帰ったのは、ほぼ午前0時。あちこちして疲れはしたけれど、充実した一日でした。

 帰りの車を運転しながらも、ずっと頭の中は亡くなった沼田さんのことばかりでした。


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沼田鈴子さん、ありがとうございました。

2011_07140004  今日が木曜日で休診日、活今日の講演が夜であることを感謝して、お葬式に参列することが出来ました。

 沼田鈴子さん、沢山の方が参列し、その死を悼みました。

 大人も子どもも、国内の人もアジアの人も、欧米の人も、一体どれだけの人が沼田さんの証言、平和への訴えを聞かれたことでしょう。

 私は毎日自転車で平和公園を通って通勤します。その途中で、しょっちゅう修学旅行の子どもたちといる沼田さんにお会いしました。沼田さーん!と声をかけると、いつもいつもにこにこと笑顔で手を振ってくださいました。長い間松葉杖で。そのうち、車椅子姿になられました。

 秋葉さんのみこし連の会には、真っ先に出席のお返事を頂き、いつも駆けつけて暖かく見守って下さいました。私が沼田さんの母校の同窓会で講演をした時には、楽屋まで来て、励ましてくださり、心強く思いました。

 本当に温厚な方で、私は笑顔以外を知りません。 

 でも、その笑顔の裏には、沼田さんの壮絶な生き様がありました。婚約者がもうすぐ帰ってくる、楽しみにしていたその直前に一発の原爆が沼田さんの人生を変えました。

 原爆により吹き飛ばされた沼田さんは、瓦礫の下敷きになり、左足を切断しました。燃え盛る炎から助けてくれた人におぶわれ、本当に奇跡的に逃れることが出来ました。でも、放置された足の傷は化膿し、死の寸前、無麻酔でのこぎりで大腿部から切断され、これも奇跡的に命を永らえることができたのです。

 その後学校に入り、教師として28年。退職まで一言も自らの被爆体験を語ろうとしなかった沼田さんが、証言を始められたときは、もう老境に入ろうとした時でした。以来、一体どれだけの方が沼田さんのお話を聞かれたことでしょう。

 最近では、東北の震災に心を痛め、原発の危険性にも積極的に発言されていました。

 亡くなったお顔は、本当におきれいで、静かにお休みになっていらっしゃいました。私は、沼田鈴子さん、本当にありがとうございましたと、呼びかけました。

 また、一人の大切な大切な方が亡くなってしまいました。

 


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ブラジル被爆者平和協会の広島市長への抗議文・続

(昨日の続きです。)

2011_07130015  ブラジル被爆者協会が出来て今日まで249名が会員になり、現在は約120名しか生存していなくて生存率が50%を切りました。平均年齢も77歳。2011年になり6月まで6名の被爆者が亡くなりました。其のうち2名が白血病、あと癌とかそれに類似する病気で死亡しています。死亡前にそれぞれ病院に入院して治療をしていますが、被爆者に与えられた保健医療助成事業の助成金では支払えない金額です。

 今も差別行政がつづいている援助を、日本の被爆者が受けているのと同等の援助(被爆者援護法に則った援護)にしてもらうために私達は権利としての行使を望んでいるわけで、貴方様が発言されたことに対して意義を申し上げます。

 被爆者はどこに住んでいようと被爆者です。今までの厚生労働省が在外被爆者におこなってきた在外被爆者に対する血も涙もない行為を貴方様は厚生労働省職員として身をもって知っておられると思いますし、被爆2世として広島、長崎の被爆者の現状は良く御存じだと思います。それを踏まえたうえでの発言なら、なおさら絶対に許せません。

 広島、長崎の被爆者は歴史の生き証人として生き続けてもらわなければならないのに、貴方の発言はただ銭がかかるというだけの狭い了見から出ているように思います。広島の市長は世界の広島市長です。そのことを肝に銘じて、大きな心と深い見識を持って、世界平和の第一線に立ってもらわねばなりません。お考えを改めていただくよう強く要請いたします。

 貴方様は、新聞などの報道によりますと、騒がせたことについてはお詫びするが発言そのものは撤回しないと言われているようですが、そのお気持ちが変わらないのであれば、どうか今年8月6日の広島市の被爆者を偲ぶ慰霊祭において、世界に向けての貴方様の平和宣言は取りやめて頂きたいと考えます。どのような美辞麗句を述べられようと、心が言葉に込められていないと思うからです。

 私達は長い年月をかけて、厚生労働省などを被告にした裁判を30回以上もしながら、在外被爆者の権利を少しずつ勝ち取って来ました。この間厚生労働省に多くの要望書を提出しましたが、その返事を頂いたことは有りません。今回のこの手紙も郵送では時間がかかりますので、在外の被爆者支援の皆様に添付ファイルで送り、届けてもらいます。

 今後、本当に広島、長崎の被爆者、福島原発の被ばく者、世界30数カ国に存在している在外被爆者の生きる望みを踏みにじるような発言をされることが無いようにお願い致します。

 ぜひとも貴方様のお考えをお聞かせいただくようお願いいたします。

 (連絡先)

  住所  Av.JabaquaraOOOO-Saude Sao Paulo-SP Brasil

  協会名 ASSOCIACAO HIBACUSHA BRASIL PELAPAZ

  電話 : e-mail : 略します

     提出代行者「在ブラジル・在アメリカ被爆者裁判を支援する会」

               代表世話人  田OO之

            Tel/Fax : e-mail  略します。


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ブラジル被爆者平和協会の広島市長への抗議文。

 7月8日に広島市長に提出されたブラジル被爆者平和協会の抗議文を、昨日私にも送ってくださいました。これを読んで、泣きました。

 森田さんには何回もお会いしています。高齢を押して、地球の裏側から在外被爆者の支援を訴えて広島に何度も足を運ばれています。初めてお会いしたときには奥様とご一緒でした。今はその奥様も亡くなられて、お一人です。最後にお会いしたのは、昨年の11月。その時に記事がこれです。当時86歳でした。

2010_11070004 一番左が森田さんです。

 この市長への講義文を読んで、高齢の森田さんにこんな悲しく悔しい思いをさせて、と思っただけで涙が出て来ました。

 「抗議した」ということは報道されましたが、内容はほとんど出ませんでしたので、その全文をここに掲載させて戴きます。

 データで送って戴いたのではありません。そのままを、まちがえないように忠実に再現させて頂きます。少々長いので、二日に渡って再現しますね。

広島市長 松井一美實様         2011年7月8日

  市長発言に講義するとともに、お考えを改めて

  いただくよう要請いたしいます。

           ブラジル被爆者平和協会 会長 森田隆

 新聞のホームページで貴方様の発言を読ませていただき、驚きと、悲しみが私達ブラジルの被爆者の中に衝撃となって広がりました。早速会合を開き貴方様の発言に対し本意はどこにあるのか、問いただした方が良いのではないかとの意見が多くあり、こうして抗議と要請の文書をしたためました。

 色々な事情で外国に滞在している被爆者に対し、厚生省は402号通達を発出し、日本に在住する被爆者との差別行政を長年に渡り行ってきました。

 私達ブラジル在住の被爆者の多くは国の奨励で移住し、苦労を重ねながら1984年にやっと被爆者協会を作り、日本の被爆者と同等の「援護」を求めてきましたが、国が取った施策は2年に一度の医療相談だけでした。そして私達は其れから毎年のように日本に行き、なれない要請行動を起こしましたが、その間に多くの被爆者は何もされないまま病気をし、死んで行きました。

 そして日本にお住まいの多くの方々が、恵まれない在外被爆者に援護をと立ち上がって下さり、その方達のお陰で今日いくつかの援護を勝ち取って来ました。しかし私たちが望んだ「医療援護」は、年間17万円の保健医療助成事業が有るのみで、これはご存知のように被爆者援護法の枠外で行われているもので、被爆者援護法に則ったものではありません。

 今回の貴方様の発言を聞いて、私達は疑念を覚えたのです。それは、日本から2年に一度の健診相談事業がブラジルで初めて行われた時、健診に同道された厚生省の課長補佐が「この2年に一度の健診事業さえしとけば、そのうち皆死んでしまうんだから」と言われたのですが、その気持ちが厚生労働省で働いておられた貴方様にも引き継がれているのではないかということです。

 被爆者援護法により与えられた権利を行使しようとしたら、くれくれ!と文句を言うといわれ、感謝の気持ちがないと申されています。死んだ人が一番かわいそうと言われましたが、生きて差別、健康、心身共におびえながらの人生ははかり知れないものがあります。又、助けようにも助けられなかった被爆者がその罪の意識を背負いながら、今まで生きてきた人に対して、真に酷な言葉だと!

 なぜ被爆者を保護する必要があったのか、本当に分かっておられますか?この被爆者援護法が出来たのは、戦後12年経って当時の方々が、それが本当に必要だと思い実行されたからです。今の福島も同じような例ではないでしょうか。援護の手を差しのべられずにはおられない状況です。広島、長崎の被爆者も同じなのです。過去の問題ではありません。

 今回の貴方様の発言は世界で初めて原爆被害にあった、世界に平和を訴える立場にある市長の言葉としては到底許される言葉ではありません。 (明日に続きます)


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「はだしのゲン」から。

 「8.6平和の夕べ」の準備と打ち合わせをしました。私が中沢啓治さんへのにインタビューをする、その時に後の壁にまんが「はだしのゲン」や絵本「はだしのゲン」の様々なシーンを映し出そうと思います。その写真を撮るためにゲンの全10巻を見直しました。

 「はだしのゲン」は、単に戦争や原爆の悲惨さを訴えているだけではありません。今の社会にも立派に通じる、人として生きるための様々な言葉が、宝物のようにちりばめられています。

2011_07100038_2 中学生のゲンは、学校に行くこともママならず、必死で生きるために働きます。そして、中学の卒業式。

 起立して君が代を歌うことに、わしは嫌じゃと言い抵抗します。そのゲンに来賓として来ている県会議員や校長などは、困ったやつだと怒ります。

 そして、ゲンたちが主導権をとって「青い山脈」などの楽しい歌をいっぱい歌って、楽しい卒業式にしてしまいました。

 そして、その卒業式の後、一部の卒業生達が気に入らない先生達を呼び出して、リンチしようとします。それを聞きつけたゲンは、そこに駆けつけて止めます。集団で、群れて暴力をふるうのは嫌いだと。かれらのボスとな殴り合いとなり、止めた後、ゲンが教師達に言います。

「学校の先生になる人は 本当に心から子どもが好きな人意外は教師になるなっ。 失敗したらどなりつけて理屈を言うよりだまって力いっぱい抱きしめて ともに失敗を悲しむ人になれや。 教師ぶっていばるなっ 子どもはよーく見とるんじゃ なめたらいけんわい」

 こんなところがかっこよくって、ステキで、本当にゲンに惚れてしまいます。

 看板やで必死で働くゲンは恋をします。その初恋の人光子とゲンの会話です。光子は燃えさかる炎の中で、ひどいやけどをした母親と弟を助けることが出来なかったことを、自分は殺人者だと苦しんで元に告白します。

「火の中から母と弟がうちに助けを求める声が聞こえるのをふりきってにげたんよ」「うちやその声がこの耳にこびりついて・・・いつもうちを責めるんよ」「ううう うちゃ どうしてあの時最後まで助け出す努力をせんかったんかと・・・くやんでくやんで・・・」「ううう うちゃ悪い女じゃ 悪い女じゃ」

「み光子さん あんたはええ人じゃ ほんとうにええ人じゃ それだけ思いつづけて おるんじゃけえ」「せめるなよ 自分をそんとにせめたらいけんよ あの時はどうすることも できんかったんじゃけえ」「わしも光子さんと同じ殺人者じゃ」「ええっ」

「お父ちゃんと英子ねえちゃんと進次をすてて逃げたんじゃけえ」「つらいのう あの時の思い出は」「つらいねえ ほんとうに」「うちゃ あの地獄をうちらにおしつけた奴らがにくいよ ほんとうに 憎いよ」「憎いのう 光子さん」「戦争を起こした奴らと原爆を落とした奴らがほんとうに憎いのう・・・」

「広島市が燃え落ちると うちゃ 焼け跡を お母ちゃん ごめんよ 悟 ごめんよと 泣いて骨をさがしまわった・・・」「あまりにも 白骨が多いけえ どれが母と弟の骨かわからず とうとう みつからんかった・・・」「元くん うちゃ 八月がくると あのつらい 思い出が よみがえって やりきれんのよ」「わしもじゃ・・・」

「つらい気持ちを 吹き飛ばそうと ニコニコ 笑っとるけど 心の中は つらくて張り裂けそうなんよ」「はよう死にゃええと思うときがあるんよ」「光子さん ヤケをおこしたらいけんわい 強うならんと」

2011_07100041  その光子さんも、やがて白血病で大量の血を吐いて亡くなってしまいます。

 多くの被爆者がこんな思いを持って生きてきた、それらが沢山「はだしのゲン」には書かれています。

 だから私は、「生きている被爆者はくれくれくれではなく、感謝の気持ちを持て」と言ってのけた広島市長に、「ゲン」を読んで欲しいと言ったのです。


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妊娠した高校生の母親役をします。

 暑い!ですね。昨夜、やまとの湯に行く前にイーオンに行ってクールの敷物と枕を買いました。早速それで寝たけれど、あんまり変わらないように思いました。ちょっとでも寝やすいようにしたいけれど。我が家は、三台あるエアコンがすべて故障してしまって、修理しないままなのです。いつまでこれで我慢ができるか、やってみようと思います。

 さて、先日、妊娠した高校生が両方の家族と話しあった結果、産むことになりました、と言って来ました。そうか、それでは頑張って産もうね。でも、高校は卒業せんといけんよ。うまくしようね、と言いました。今のうちにしっかり出席日数を稼いでおいて、近づいたら少しは休まないといけないからね、と。

Img220

 7月31に大分県別府市で性教育指導者セミナーが開かれます。それにあわせて、その前日、私たち避妊教育ネットワークのメンバーが県民公開講座の一つを受け持ちます。

 そこで、私たちはまた劇をします。以前、私もミニスカートの高校生役をやって顰蹙を(本当は好評だったと思うのだけれど)買ったのですが。チラシの中の小さな写真がその一シーンです。私はどれでしょう?今回は私は妊娠した高校生の母親役です。生むーという高校生を回りの大人たちがなんとか中絶させようと必死で説得します。

 いつも見慣れた光景で、母親役には自信満々ですが・・・。それに大分弁も聞きなれてはいるのですが。でも、オッカシイせりふもあって。「避妊はどうしちょったんか」という父親に「ちゃんと外に出しちょった」と娘が答えます。それに対し父親が「そんなん避妊になるもんか」と言います。そしたら、私のセリフ。「そんなこと言っても、あんただって、いっつも私に外に出すけん大丈夫じゃっち言うじゃないの。」ですって。

 台本を書いたのも、演じるのもみんな産婦人科医です。最終稿が来て、私のセリフがいっぱいあるのでびっくりです。頑張らなくっては。

 今日は私は朝からエイズ電話相談の当番でした。久々で、のんびりブログを書いたりしようと思ったら、びっしり相談が入ってとても忙しくて、パソコンを開くひまは全くありませんでした。午後からは8.6平和の夕べの打ち合わせです。

 今、ちょっと中休み。これからまた打ち合わせです。


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九州電力やらせメール。

 九州電力のやらせメールが大問題となってにぎやかです。私は、さもありなん、と思います。それが電力会社の本質であって、そんなの当然でしょう、と思うのです。地域の独占企業、ライバルのいない企業として、これまで何でもありでした。

 東京電力が当時の福島県知事に対してやったこと。中国電力が上関の原発建設に反対する人たちにやったことを見るだけでも。今さら、彼らに公平性を求めるなんて、と思ってしまいます。原発に賛成する人たち、学者、メディア、政治家に大金を使う一方、反対する人たちには、粘り強い説得ではなく、裁判を起こして運動を押さえ込むという卑劣とも思える手段を散々とってきました。それらは、すでに私のブログの中でも数々報告しています。

 ただ、この時期、今ストップしている原発を早く再稼動させようとしている時期に、こんなやらせが発覚した、こんなことはこれまでやっていたに違いないのですが、今回だけはまずかったと思ってるでしょう。それが面白いと思います。

 再稼動が少しでも遅れてよかったと思います。このまま次々とすべての原発がとまれば、と思います。だって、原発がなくとも、今ある発電能力だけでちっとも困らない、停電することはあり得ないというデータが次々出ているのですから。十分力がありながら、原発政策を推し進めるためにそれらをストップさせているに過ぎないのですから、それらをまた稼動させればいいだけのことです。

 福島の子どもたちの尿から放射性物質が出ていると。こんな報道を見るだけでも胸が痛みます。あの子たちの将来はどうなのか、健康は保てるのでしょうか。これまでの被曝だけでなく、内部被曝は食べ物からも起こります。今、それを明らかにしようとすればおそらく福島の農業などの一時産業は壊滅状態になると、先日の小出先生のお話でした。

 こんな状況は原発だからこそです。絶対に安全なんて、原子力にはあり得ない、一旦事故が起こると、その犠牲は大変なものになるということがそろそろみんなが自覚しなければ、と思います。福島で、本当に現実に起こっているのですから。

 これからの佐賀を見守りたいと思います。

2011_07080004 2011_07080003 昨夜のkei.先生のお花とお茶を楽しむレッスンではアンスリュームを植えました。セラミス・グラニューで、底に穴のないガラスの鉢に植えて、水遣りのインジケーターを挿しました。インジケーターは、水があると青色になります。水が完全に切れると、赤くなります。そしたら、水を底から一センチになるくらいのところまで入れるのだと。初めは真っ赤でしたが、挿したらそのうち、青くなりました。再度赤くなるのが楽しみです。


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岩国での講演、錦帯橋、山賊。

2011_07070002  昨日講演した中学校は岩国錦帯橋のすぐそばでした。早めに出て早めに着いたので、学校に行く前に錦帯橋に行ってみました。何年ぶりでしょうか。平日の雨の中でも、昔と変わらない景色と観光客でした。

 学校では、全校生徒500人と保護者の方20人近く、それに先生方に聞いていただきました。蒸し暑い中、よく聞いてくれたと思います。終わった後の生徒の言葉が良かったです。あらかじめ作られた型どおりの言葉でなく、しっかり聴いてくれた上での言葉でした。こんなのを聞くと、暑かったことも吹き飛ぶほどうれしくなります。

2011_07070003  終わると、気持ち良く帰路に着きました。ここまで来たら、ちょっと足を伸ばして「山賊いろり」へ。ここも何年振りでしょうか。国道二号線沿いで、高速道路が出来て苦戦しそうだけれど、それでも長年根強いファンがいて、わざわざ高速道を降りてでもここに行きます。

 でも、さすがに平日の昼、客は少しで、閑散としていました。七夕の飾りが豪華です。ここで出来たてを食べたいけれど、ぐっと我慢をしてお弁当を買って帰りました。

2011_07070005 2011_07070006 山賊弁当二つと思ったのですが、新しく狼火(のろし)弁当というのが同じ値で出ていました。鶏の山賊焼きではなく、さいころステーキです。ステーキは柔らかいよ、と売っていた女性がいわれたので、歯の調子が悪くて骨のついた鶏は食べにくいと言っていた夫にはそれにしました。

 今日の夕飯はこれと吸い物とトマトです。久々の山賊焼き、美味しかった!です。牛の串も。夫のさいころステーキも美味しいと言っていました。それに食べやすいと。山賊むすびは食べ切れませんでしたので、ラップして冷蔵庫へ。これは今日お茶漬けにしようと思います。中身は梅干と昆布と鮭ですので、お茶漬けにしてもぴったりです。

 しばしのんびりして、玖珂インターから一気に帰りました。さあ、夏休みまでもう一息です。来週は広島県の中学です。


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無事話を終えて帰って来ました。

 昨夜、最終の飛行機で帰って来ました。雨の雲の中を飛行するので、かなり揺れます、シートベルトをしっかり締めて、と、何回放送があったでしょうか。その放送があるだけで気分が悪くなる思いで。新幹線にすればよかったとその度に思いましたよ。でも、無事ついてよかったです。岡山や高松は着陸できない場合は羽田に引き返しますと、空港でこれも何回も放送していました。その方たちはどうなったでしょうかね。

 飛行場から家へ帰るときにも、特に志和の辺りは土砂降りで、すぐ前も見えなくなるくらいで、慎重に運転しました。よくこれで着陸したことだわ、なんて思いながら。疲れました!

2011_07060001  昨日は、無事話を終えました。かなりしっかり話せたと思います。予行演習をして、本当に良かったです。後で、何人もの大学の教授や地域の先生などに良かったと言っていただけて、ほっとしました。医師会は、政府へのルートがあるということですので、これからの対策を考えるためにも、話をさせて頂いてよかったと思います。

 特に、これからの課題をしっかり受け止めて頂けて、それが何よりでした。

2011_07060004 終わるとすぐに羽田に行き、富山の種部先生とイタリアンのお店に入り、おそい昼ごはん?早めの晩ごはん?です。向こうにチラッと写っているのは、種部先生のパスタ。一番左のポテトとアボガドと小エビの何とかがとても美味しかったです。後は、生ハムとコロッケ。満足です。

 今日は岩国の中学に講演に行きます。中学生全学年と保護者、先生達にお話します。話をさせて頂けるのは、ありがたいことです。

 昨日の医師会の会議でも、性教育がなかなか普及しないことに、医師会として何らかの働きかけをしなければならないのでは、という話になりました。私としては、お声をかけていただけたところで、精一杯お話しをする、それを続けるだけです。

 私の話を聞くこともなく、ただあいつは過激な性教育をするやつだという人たちのことは無視ですね。聞いてくださった方にはわかって頂けますので。

 相変わらず雨です。早めに出て、慎重に高速道路を運転しようと思います。


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東京の「やさい村 大地」

 東京にいます。昨夜、最終の飛行機で来ました。娘と半年振りに会いました。娘がホテルの近くで捜していてくれた韓国料理のお店で遅い食事です。

2011_07050001 キャ、韓国みたい!次々とお皿が並びます。そしてどさっと運ばれた野菜たち。16種類の野菜です。これらはすべてお替り自由。この野菜でお肉を包んで食べます。味はかぼちゃの種や松の実などがいっぱい入った味噌と、お肉はゴマ油にハーブやお塩のが入ったたれをつけます。

 大きな葉っぱに味噌を塗り、小さな野菜たちを乗せ、たれを付けたお肉を乗せ、最後に唐辛子味の味噌であえてある白髪ねぎを載せ、全部を包んで食べます。もう、サイコー!!知らない野菜も沢山ありましたが、どれもとても新鮮で美味しかったです。お肉は分厚い三枚肉と肩ロースにしました。

2011_07050005 2011_07050006  お肉はお店の人がはさみでチョキチョキ。これも韓国そのままです。働いている人もみんな韓国人?ここ赤坂は韓国料理屋や中華料理のお店が沢山です。

 食事は一人につき一つがついていて、自分で選びます。

2011_07050010 2011_07050011 私はキムチチゲ、娘は冷麺。

 さすがに私は全部は食べ切れませんでした。

「やさい村 大地」また赤坂に行きたいお店が増えました。

 セブンイレブンでにおい消しを買って飲みましたが、さて、今日の発表までに臭いが消えるでしょうか。。

 ずいぶん久しぶりに娘と一緒にホテルに泊まっています。娘がローラーで全身のマッサージをしてくれました。おかげでぐっすり眠りました。ありがたいことです。

 これから、もう一度スライドを見直して、話すことを頭に入れます。


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子宮頸がんの予防ワクチンの助成について。

 子宮頸がん予防ワクチンの公費助成は、品不足のために一時ストップしていました。が、6月10日から今の高校二年生への助成による接種が再開されました。そして、この7月10日から今の高校一年生への接種が再開されます。他の学年、今の中学三年生と二年生へも近々再会されそうです。

 その知らせのために来られたメーカーの方に聞きました。今の高校二年生への接種率は80%だと。ところが、他の学年は、接種率20%なのだそうです。びっくり。たった二割だなんて。

 おそらく、今の二年生は、今年の3月までに一回は接種しておくこと。そうしないと三回の接種は出来ないと、この宣伝は行き届いていたため、要するに期間限定ということが後押ししたのでしょう。そして、他の学年の保護者の方は、おそらくまだ時間はたっぷりあると思われたのだろうと思います。

 でも、ここに落とし穴があります。この助成の予算措置は年度ごとです。今回の助成は、今年の年度末。来年の三月いっぱいで終わります。来年からはどうなるか分かりません。おそらく、今回の助成の次の学年。今の中学一年生のみになるかもしれないということです。ずっといつまででも高校生になる頃でも受ければいいと考えられていると、これは甘いかも知れません。その時には有料となってしまう可能性がありますよ。

 そうなったら、三回の接種をするためには、今年の9月までに一回目をしておかないと、助成では接種できないことになります。三回目は一回目の6ヶ月後なのですから。

 国家の予算が厳しい現在、いつまでも助成があるとは限らないということです。5万円もするのに、これの助成を受けないとは、本当にもったいないと思います。

 これは、保護者の問題です。子宮けい癌なんて、こんな若い内から接種しなくとも、と思われているとしたら。大人になって子宮がん検診をしておけば大丈夫と思われているとしたら。がん検診は予防ではありません。これはあくまでも早期発見のためのものです。検診して置けば、早くに見つけることができる、それはその通りです。でも、その治療のためには、子宮ほ犠牲にしなければならなくなるということ、それが何を意味するかということです。

 このワクチンを接種すると不妊になるなどと、ばかげた全く科学的でないことを言いふらしている人たちがいます。その根拠は何なのか、その人たちはどんな人たちなのかをちょっと調べれば分かることなのに、それにこだわって迷っている人たちもいらっしゃるようですね。

 今、助成の対象の人は、9月までに接種しておかなければ、ということを知って欲しいのです。

2011_06190002  これとは別の助成です。子宮けい癌の検診。20才から40才までの5才刻みで無料で検診が受けられます。毎年ブルー、グリーンなど無料券の色が変わります。今年は紫。この券が対象の方には郵送されてきています。この券の有効期限は今年度まで、3月一杯です。

 日本の女性の子宮頸がんの検診率は、他の先進国に比べてとても低いのです。せめてこんな機会に検診を受けましょう。そしたら、その時に毎年受けましょうね、とお話しすることもできますし。

 以上、子宮けい癌の予防ワクチンと検診の助成のお知らせでした。

 私は今日の診療後の最終の飛行機で東京に行きます。昨日の大雨でなくって良かった!です。今日は広響とあの萩原麻未さんのコンサートの日で、せっかく⑦パパからチケットを譲ってもらっていましたのに、残念。チケットは他の方にお譲りしました。明日は東京、日本医師会で講演です。頑張ってきます。明日は四方先生の診療になります。

 


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素晴らしかった!!小出裕章先生の講演

 昨日の小出先生の講演、超満員の人でした。広島でいろいろな活動をしていた人、みんなが集まったのではないかと思います。

2011_07030006  先生のお話は素晴らしかったです。私自身、ぼんやりと原発は嫌だと感じていたことが、はっきりと科学的に示されて、力を得ました。数々の言葉がとても力強かったです。

 何よりも、今原発をすべて止めても、決して電力不足にはならないということでした。他の方法で発電するだけの力は十分にあると。具体的な数値を示されました。まして、中国地方は、全く原発を作る必要はないと。

 今の中国地方の設備容量をグラフにして示されました。2009年度の中国地方の実績だと最大需要が1071.4万kW。最低需要が622万kW。設備で言うと、火力が780.1万kW。水力290.5万kW。自家発電などの他社受電契約が351.5kW。これだけでも合計1422.1kWと、最大需要を上回ります。現在は、島根原発で128万kWも使われていますが、これが止まってもちっとも困りません。その上になお島根原発の3号機、上関に1号、2号機を作ろうとしています。

 2018年度の最大需要予測は1252万kW。これも原発なしでも十分にまかなえます。

 火力発電は地球の温暖化のためにやめるべきという人がいます。その上、化石燃料は高価だと。それはその通りと私も思います。ですから、その分を徐々に自然エネルギーによる発電に切り替えていけばいい訳です。

「福島原発の事故にチェルノブイリ事故の避難基準を適用すれば、琵琶湖の2倍、日本の法令を厳密に適用すれば、福島県全域に匹敵する地域を放棄しなければならない。」

「ついにおきてしまった福島原発の事故の本当の被害の大きさは? 失われる土地 強いられる被曝 崩壊する第1次産業 崩壊する生活 倒産するのは東京電力だけでない、日本国が倒産しても購いきれない被害」

 さらに、同じ「Nuclear」を軍事利用では「核」と呼び、平和利用だと「原子力」と呼ぶこの矛盾を取り上げられました。イランでは、ウラン濃縮工場を作ることを欧米各国は核兵器の準備であるととめさせようとしている。しかし、日本では、すでに54基の原発により、膨大な核分裂生成物、放射能を作り出しています。広島原爆で燃えたウランの重量800g。100万kWの原子力発電所1基が1年運転するために燃やすウランの重量は1トン。

「 被爆地・広島が核兵器廃絶のため、活動していることをありがたく思う。 しかし、核と原子力は同じものです。 原子力発電廃絶のために使う力はないということであれば、理解できる。 しかし、原子力の平和利用ならいいということであれば間違いだと私は思う。」

 超満員の若い人も年配の人も、男も女も、十分に納得させられた講演でした。聞きに行って、本当によかったです。これから私たちはどう運動を展開していけばよいのか、考え実践していかなければと思います。

 さて、その後の私のクリニックでの講演の予行演習には、4人のかたがはせ参じて下さいました。その方たちを前に練習することが出来ました。丁度40分。時間はギリギリだということが分かりましたし、スライドの間違いも発見することが出来ました。感謝いたします。急なのに、来て戴いて本当にありがとうございました。

 私は、その後もずっとクリニックに残ってレセプトを全部仕上げましたよ。


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皆様に緊急のお願いです。

 今日は、いよいよ楽しみにしていた小出裕章先生の講演会です。詳細はここに記載しています。福島原発事故の終束は全く見えていないのに、玄海原発を初めとして、停止中の原発の再稼動が行われそうになっています。上関の原発設置も、このまま押し切られてしまうのではないかという危機感を持ちます。

 あれだけ健康被害はないないといいながら、ここに来て、福島の子どもたちの内部被曝が少しずつ報道されるようになりました。子どもたちの命が危ない!のです。

 今日の小出先生の講演をしっかり聞いて、さらに考えたいと思っています。多くの人、特に先日のNHKの討論会で原発は必要と言った小児科の医師たちに聞いてもらいたいと思います。小児科の医師が子どもの命を第一に考えなくってどうする!私はまだ怒っています。

 さて、その講演がすんでからになるのですが。皆様にお願いがあります。

 今月6日に日本医師会でお話しをします。その予行演習をします。30分から40分におさまるのか、スライドはこれでいいのか、話のバランスはいこれでいいか、説得力はあるか、スライドを映しながらお話しをしてみたいのです。

 その予行演習を聞きに来てくださいませんか。

「日本医師会母体保護法・周産期医療などに関する検討委員会  当院における若年者の望まない妊娠 その対応と問題点・今後の課題」というタイトルです。

 講演はすっかり慣れてはいるようでも、このような会での限られた時間でのお話しは初めてなので、緊張しているのです。私にしてはしたこともない予行演習をしたいと思いました。聞いてくださる人が必要です。大学病院や市中の病院に勤務していれば、同僚達を相手に練習もできますが、一匹狼の開業医の悲しさです。

 どなたでも、聞いてくださればとっても嬉しいです。

 5時過ぎから一時間程度で終わると思います。場所は私のクリニック(県民文化センターの向かい、一階が信用金庫の大野ビルの五階です)で。冷房もいれます。涼みがてらにでも来ていただけると嬉しいです。お茶くらいは用意します。思春期のお子様をお持ちの方、聞いていただけると、性教育の必要性も感じていただけるかと思います。

 急なことですみません。でも、私にしてみれば、これでも早く準備が出来た方なのです。お許しください。それではお待ちしますね。お一人でもお二人でも来てくださいますように。どなたもいらっしゃらなければ、一人寂しく予行演習をします。

2011_06260016有木さんのガラスの花瓶に、戴いて帰ったブーケを飾って玄関に置きました。どうも、花瓶がほとんど写っていなくて恐縮なのですが。お花もステキでしたので・・・。


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何もかもストレス。

 7月6日の日本医師会での講義というか、レクチャーというか、その準備が出来たはずだけど、どうも緊張して落ち着きません。スライドも作って、配布資料も送って、後は時間内に収めるように予行演習をするだけなのですが・・・。かなりのストレスになっています。普段どおりに落ち着いてやればいいのでしようが。何しろ聞いていただくのが、えらい先生達だというので、緊張してしまうのです。

 それがすんだら、8.6.平和集会の準備もしなければなりません。私は壇上で中沢啓治さんにインタビューします。何回もお会いした優しい人なので、これも普段どおりに話せばいいとは思うのですが・・・。それでも、集まる人の中にははだしのげんのファンの子どもも来られるそうですし、落としどころをどうすればいいのか、それが悩みです。そのインタビューの間に後ろにまんが「はだしのゲン」の場面を写真で映そうと思います。その写真を撮る作業もしなければなりません。

 それにそれに、9月に行われる韓国語の検定試験。それの申し込みをしてしまいました。一年前に取った級のもっと上を取ろうとするのですが・・・。私はその頃と比べてほとんど力がついていないように思うのです。今度はしんどいので受けるのはよそう、なんて思っていたのですが、先生の前に出ると「はいっ、頑張りますっ」と言ってしまいました。少しでも単語を覚えるように頑張ります。

 クリニックにはレセプトの山がドンと置いてあります。

 ああ、なにもかもストレスっ!!となるとどうしてもしたくなるのが、これです。忙しくなればなるほどしたくなります。「アミモノ」。しばらく自分で封印していました。これを始めると、他のことを何にもしたくなくなるからです。何回も手芸売り場に行って、眺めるだけで帰っていたのですが、でも、とうとう我慢できなくなって、糸を買ってしまいました。それに、本も。

2011_07010003  今日買った本です。「日本中枢の崩壊」と「編み物の本」という、まことに奇妙な取り合わせだわ、と自分でも思いながら、買って来ました。さあ、いつから取り掛かりましょうか。歯止めがかからなくなる自分。それをチャンと短時間で切り上げられるようにコントロールできるようになったなら。いえ、そんなのは死ぬまでできないでしょう。いつか、えいっと手を出してしまうでしょう。怖いことです。本は寝る前に少しずつ読みます。こっちは大丈夫です。


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被爆者の方のお見舞いに行って。

 昨日のお休み、アメリカからの一家とお会いした後、夫と待ち合わせをして夫の買い物に付き合いました。ついに観念して老眼鏡を作ると。近くの眼鏡やさんに行ってあれこれ見た後、私のアドバイスを受け入れて、まずまずのを作っていたようです。

 その後夫と一緒に、気になっていた方のお見舞いに行きました。被爆者で、これまで様々な活動をしてきた方が、とてもお悪いと知っていました。とてもお悪いのだけれど、それでも病院から他に移るようにといわれて奥様が困っていらっしゃいました。

 私も、どこか受け入れて下さるところがないか、いろいろとさがしましたが、そんな状況の人を受け入れてくれるところはどこにもありません。ない以上、そのままにその病院にいるしかありません。そうアドバイスして来ました。どうしても移らなければならないのなら、病院に捜してもらうしかありません。

 奥様も病気で、しんどい体でありながら毎日通っていらっしゃいます。本当に大変です。

 その時にも話に出ました。広島市長のあの発言。被爆者はこれまて゛くれくれくれという要求をした来たのではありません。誰のためにこんな状況にされたのか。それを告発し続けて来たのですよ。そのためにも核廃絶をも訴え続けてきたのです。

 その方には子どもがありません。近距離被爆のせいで子どもが出来なくなったと。火傷のために体も不自由になられました。多くの被爆者がようよう生き抜いても、それでもほとんどの被爆者が結局は一人で複数の癌にかかって、亡くなって行っています。それを感謝せよだなんて。

 今回の市長の発言を受けて、医師のサイトでも年を取ってもどんな病気でも医療費はただのくせにという発言が多々見られています。私は、医師と言うのは、もっと病んでいる人に暖かい心で接する職業だとばかり思っていたので、本当にびっくりしました。

 市長は、「はだしのゲン」でよいから、難しい本でなくとも漫画でいいから、ぜひ読んで欲しいと思いました。被爆の後、被爆者がどんな人生を歩んできたか。原爆でお父さん、お姉さん、弟を亡くした中沢啓治さんは、高校に行きたくとも、早く働かなければならなくて中学卒業後すぐに就職されました。懸命に原爆を告発する漫画を描き続けた中沢さんもついに肺がんに罹られています。それを感謝せよだなんて。本当にごくろうな人生で、大変でしたねと、ねぎらう気持ちを持つべきではありませんか。少なくとも、広島市の市長なのですから。

 お声をかけても眠り続けている方を見ているうちに、またまた市長に対して怒りが湧いてきました。その方は原爆特養に申し込みをしていても、何年待たなければならないかという状況なのです。待つ内に命が尽きてしまうでしょう。お年を取った被爆者が置かれている状況はこんなものなのですよ。

 お見舞いの後、またクリニックに戻っていろいろとしなければならないことをしました。暑い夏、8.6.に向けて頑張らなくっては!!

2011_06260017  セブンイレブンで見つけた扇風機です。単3の乾電池でもパソコンのUSBででもO.K.です。風の強さは二段階。羽は柔らかいので指が当たっても大丈夫です。私のパソコンや勉強をする部屋はクーラーが故障してそのまま直していません。これを買って使ったらとってもいいので、もう一つ買いました。職場で診療する机に置いています。1260円でした。

 


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