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太陽光パネル発電

 原発については、これまでも反対の意志を持っていましたが、今回の大震災、福島原発の大事故、その報道などを見て、知らないことがいっぱいだったと思い知りました。

 大体、使用済み核燃料棒があんな同じ建屋の中に、何にも守られることもなく、プールを作って置かれているという、そんなこと知りませんでした。それも、使用済みでありながらも、延々と何十年も冷やし続けなければなりません。それが、建屋の中に置かれていたという、本当にびっくりでした。

 福島原発の状況は、いっこうに収束の兆しが見えません。この間、色々な自然エネルギーの発電所を見に行ったり、本を読んだり勉強もしました。

 そこで、考えたこと。今、私はどうするのか、ということです。黙って見続けているだけなのか、何かできることはないのか、自分に問い続けました。

 そして、今、太陽光パネルを貼ろうと決心しています。私の住まいはマンションなのでどうしようもありませんが。別府に家があります。いつかそこに帰るつもりでいるのですが、今は年に数回帰るだけで、ほとんど空き家です。その屋根にパネルを貼ろうと思います。発電した電気は九州電力に買ってもらいます。日ごろ電気を使わないので、ほぼ全部の電気を売ることが出来ます。

 どうしたらいいのかいろいろと調べましたが、なにぶんにも離れていますので、具体的に行動するのが難しくて。そこで、家を立ててくれた会社に電話をしました。こんなことを考えているのだけれど、と。実は、その家を建てるとき、太陽光発電のパネルを貼りたいと考えていたのですが、まだそのための経費がとても高くて、諦めたことがあります。今から出来ないかと相談をしました。

 そしたら、会社に家の設計図などがあるので、それでパネルの設計や見積もりや、今後の発電量の予測や、電気を売ったときのシュミレーションなどを全部してくれました。やり取りはファックスです。国の補助を受けるための手続きなどもしてくれると。

 説明のために広島に一度来るといわれたのは、それはむだ、そんなお金を使うくらいだったら、その分値引きをして下さいと言いました。来月学会で別府に行くつもりでいますので、その時に手続き、契約をしようと思います。契約後一月で実際稼動するようになるそうです。

 具体的になったら、また、そのためにいくらかかったか、どれくらいで電気が売れているか、などを報告しますね。

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 昨日は、午後尾道での講演、夜はみこし連の会ととても忙しかったです。沢山の方たちに集まっていただきました。大きな会を済ませて、ほっとしています。

 今日の韓国語の講座の宿題をしていません。今日のお昼が勝負です。

 


「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

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コメント

参考までに我が家の実績をお知らせします。

瀬戸内は日照条件が良いので全国どこにでも当てはまることではありませんが、我が家に設置している三洋の4kW/hのソーラーパネルが1ヶ月に発電する電力は630kWです。

これを今の売電価格で計算すると一ヶ月の売電収入は3万円を超え、年間で36万円を超えます。ソーラーパネルは補助金なしの設置費込みで250万円でしたから、設備費の回収までに7年かからない計算になります。

投稿: 松田 | 2011年6月 6日 (月) 16時41分

アンニョンハセヨ!チョウムペプケスムニダ。
私はきぬさんと友達のチェ・ジウと申します。

ナンタを小きぬさんと見てきました。すごくおもろしくて笑いっぱなしでした。本場をいったらもっと楽しめるかと想像できました。

私自身、昔、結婚したら赤ちゃんはできるものと信じて生活を送っていましたが、出来ませんでした。不妊の病院に通って二人やっとできた子供たちは、協力してくれた主人共々、大切に思っております。
だから、婦人科の先生たちのお仕事は素晴らしいと思っています。
それだから50,000人も診察されてすごいと思います。頭が下がります。これからも頑張ってください。

私も韓国語を習っています。宿題もありますが合間に韓国ドラマを見ながら勉強をしています。そして、ストレス解消にはピッタリです。
だから、このたびの李全の閉店は、淋しいです。李全が復活する日が来ることを祈りたいですね。

投稿: チェ・ジウ | 2011年6月 6日 (月) 19時52分

松田さま
ありがとうございます。参考になりました。ちなみに、何枚のパネルを貼られているのでしょうか。私の見積もりでは、南に14枚、東西にそれぞれ18枚の計50枚。年間の売電は約20万円です。また教えて下さいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2011年6月 7日 (火) 06時46分

チェ・ジウさま
コメントありがとうございます。私もソウルでナンタを見たときは、とっても楽しかったです。広島での上演、観客の方の反応がとっても良かったので、演じる方たちも予定していたのより、もっと長く演じたと聞きました。楽しめて良かったですね。韓国語、私はさっぱり上達しませんが、ボツボツと続けております。またお話し聞かせてくださいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2011年6月 7日 (火) 06時50分

我が家は南に20枚のパネルで、4kW/h分です。

売電出来るのは余剰電力のみなので、もっと大きな5kW以上のものを勧められましたが、省エネ住宅の効果がここまでとは思っておらず、売電は考えずに、ほどほどのもので済ませました。

当時のコストパフォーマンスや保証では中国のサンテックパワーが第一候補でしたが、代理店が岡山にしかなくメンテナンスのことを考えて断念し、発電効率で三洋にしました。また我が家には塩害地区という不利な条件もありました。

知人の何人かもソーラーパネルを設置していますが、どこも事前のシミュレーションより良い結果を出しているようです。やはり結果の方が悪いとクレームになるので控え目な数字を出しているのではないでしょうか。

投稿: 松田 | 2011年6月 7日 (火) 11時02分

太陽光発電に興味を持たれた方が多いようなので記載させていただきます。

業者の出す提案は利点しか言いませんので不利益もちゃんと言ってくれる業者を選択しましょう。


さて業者も言いたくない不利益とは?

1.発電効率について
 ソーラーパネルの発電効率は公称出力ですので実際の発電出力とは異なります。気温による影響が非常に大きくなります。夏などはかなり出力低下します。

 年数経過による出力低下も起こりますので20年ほどで半分の出力になる恐れもあります(太陽光発電の経過年数実績がそれまでありませんのであくまでも予想です)

 メーカー保証は公称出力の90%×90%=81%しかありませんので出力が出ない等の苦情はなかなか受付てもらえないのではと思われます。


2.売電価格について
 現在42円/kWhで10年間固定ですが10年後もその価格で買い取って貰えるかどうかわかりません。通常の買い取り価格15円程度で計算しておいたほうが良いと思います。

 現在の42円/kWhの買い取りにおける通常価格との差額は電力料金の単価値上げに反映されています。ということは太陽光発電で買い取りが多くなればなるほど電気料金は値上げされます。
 これは裕福な方の太陽光発電の設置費用を設置出来ない方から回収することになります。(←ここ重要です)
 私は買い取り価格の差額は税金で補填すべきだと考えております。


3.メンテナンス費用について
 「太陽光発電はメンテナンス不要です!」と言う業者がいますが嘘です。電気設備なので必ずメンテナンス費用が必要です。

(1)売電メーターの交換費用 
 売電するには必ず売電する者が売電メータを取付け、10年に一度交換しなければなりません。この費用は売電者が負担(中国電力の場合で九州電力の場合はわかりません)交換1回が5万円程度となります。

(2)インバータ(パワーコンデショナーの一部)の交換費用
 インバータは故障することが多く通常5年~10年が寿命だと言われています。エコキュートと同じでメーカーの10年保証があると言うのも故障が多いせいだと思います。でなけりゃ保証なんて付けないでしょう。もちろん保証費用もしっかりと販売価格の上乗せされてるはずです。

 インバータは10年に1回の交換費用20~30万円見積もっておいたほうが良いでしょう。


4.結論
 当方は何度もシュミレーションを行い投資の回収が可能か検討しましたが回収不能と判断しました。
 投資の回収が出来なくても環境ボランティアとして設置する分ならお勧めします。


5.今後について
 では太陽光発電よりも良いエコ製品もはないか?
ずばり「太陽熱温水器」(俗に言う天日)です。
 言っておきますが当方は太陽熱温水器の回し者ではありません。

「太陽熱温水器」はエネルギー効率が非常に高いです。故障も少ないです。おまけに日中にお湯を沸かす為に電化住宅みたいに深夜電力を使ってお湯を沸かしません。
 電化住宅に住まわれてるみなさん、原子力政策の片棒を担いでるってことを知ってますか?(←ここ重要です)
 原子力発電で余った深夜電力を処理するために深夜電力を安値で売ってるのです。原子力発電所を少なくするために深夜電力を使うのは止めにしませんか?

投稿: てつ | 2011年6月 7日 (火) 19時06分

太陽光発電を補助金まで出して何故政府が推奨するのか?

表向きは自然エネルギーの推進ですね。
ただし裏があります。

太陽光発電は昼間に発電して余剰電力を電力会社に売ります。
ということは昼間のピーク電力が減って電力会社の設備容量が減らすことが出来ますね。
電力会社はどんなときでも電力供給責任義務があるので夏場のピーク電力の110%程度の設備は確保しています。ピークの時にしか使わない設備はコストアップに繋がります。自前の電力設備の削減に太陽光発電が役に立つ訳です。
おまけに買い取り価格の差額も電気料金に反映できますので自分の腹は痛めることはありません。

ということで、政府、特に補助金を出す何とか特殊法人とか電力会社や電機メーカーには自分たちが美味しい思いができるのです。


ドイツでは2022年までに原発を全廃することを政府が決定しました。
やる気は理解できますが本当に出来るのかどうか疑問に思えます。
産業界の理解も得ていないと聞きます(日本の管首相と同じですね)
自然エネルギーによる発電はまだまだ不安定で電力供給のベースにはなりえません。
風力発電も低周波騒音や鳥類への被害など悪影響も存在します。
電力が足りなくなったときは周辺国から買えば良いという考えも理解できません。
所詮はパフォーマンスの思いつきに思えます。

投稿: てつ | 2011年6月11日 (土) 20時25分

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