大分県の次世代エネルギーパーク
すでに何回も言っていますが、大分県は、県全体をエネルギーパークと位置づけ、「自然のパワーまるごと実感、エコエネランドおおいた」をテーマに、大分県次世代エネルギーパーク推進協議会設置して様々な取り組みを行っています。
この地図の赤い字のところの17箇所がパンフレットに説明してあります。その一部の引用をします。
まず、地熱発電です。先日見に行った八丁原だけでなく、滝上発電所も両方あわせて年間281000世帯分の電力を発電しています。また、別府の杉の井ホテルでは、自家用の地熱発電設備を設置しホテルの必要な電力の半分をそれで供給しています。
太陽光発電では、大分スポーツ公園、大分農業文化公園、大分産業化学技術センターなど県立の施設には、太陽光発電設備を設置しています。
風力では、日田市 椿ヶ鼻風力発電施設は2基の風力発電機を設置。CEF玖珠ウィンドファーム株式会社では、鏡山尾根筋に1100kW風車を11基設置。ここでは年間6600世帯の電力を発電しています。
小水力発電では、日田市の鯛生金山にある砂防ダムの小推力を利用した鯛生小水力発電設備を設置。
企業では、サッポロビール株式会社九州日田工場では施設内に小水力、小風力、太陽光発電設備を設置しています。大分瓦斯株式会社 生産部大分工場では、都市ガスを使用した家庭用燃料電池を設置、また太陽光・風力発電設備を設置しています。新日鉄株式会社 大分製鉄所では、太陽光発電設備を設置しています。
面白いのは、三和酒類株式会社(焼酎のいいちこを作っている会社です) 排田グリーンバイオ事業所では、焼酎粕をメタン発酵技術によりバイオガスに変換し、そのガスを燃やして蒸気を得ています。
もっとすごいと思ったのは、日田市の バイオマス資源化センターです。ここでは、生ごみや豚糞尿などの有機物をメタン発酵処理して発生したバイオガス(メタンガス)で発電をしています。メタン発酵後の消化液の一部は、液肥、堆肥として利用。発電用ガスエンジンの廃熱は施設内の温水として再利用しています。
私は、今度大分に帰ったときには、絶対ここの見学に行きたい、と思っています。だって、豚の糞から電気ができるっていいですよね。ここは、市外の見学者には一人1000円の視察資料代が必要だそうです。1000円で、どんな資料がいただけるのか、楽しみでもあります。
原子力発電に反対するのなら、どんな方法があるのか、といわれる方に。こんないろいろな方法を総動員したら。日本の英知と技術でもって、原子力発電所を作るよりうんと安く、安全に、必要なだけの電気を作ることができると私は確信しています。
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コメント
こんにちわ。
先日、大阪で原発デモがありました。
全国数箇所で一斉だそうですが・・・
内容はまるで広島のフラワーフェスティバルを幼稚化したような、ちんどんパレード・・・。
お開きのあとも、若者が道に座り込み
お酒をのんで、趣味の話やら、原発なんて関係ない話で盛り上がる始末。
「おもしろそうだから参加する」人がおおかったようです。
きっかけはなんであれ、そこから関心を持って進んでくれたらいいのですが、その光景は・・・どうしても複雑な思いをしてみてしまいます。
これでいいのですよね?何もしないよりいいのですよね?
でも、・・・日本のほかの土地で、いまも尚苦しんでいるときに、面白そうだからと仮装衣装で参加して練り歩き、地べたで宴会をし、原発のげの字もでない話をし・・・。
とても複雑です。
それは、私がまだまだ未熟なヒヨっこで、30歳手前だから?偏った考えしかできないのでしょうか・・・。こういうことも、嬉しいことなのでしょうか?
その姿に萎縮してしまい、参加できなかった私のほうが、恥ずかしく愚かなのでしょうか・・・。
よくわからなくなりました・・・。
投稿: A | 2011年5月 8日 (日) 20時53分
Aさま
大阪のデモに参加した人のブログを読みましたよ。それぞれがそれぞれの思いを持って参加すれば良いこと。参加することは意思表示になります。私は、全共闘世代だから、クソまじめなデモしか知らないけれど、どんな人デモ参加しやすい様に配慮したデモがあってもいいと思います。それに参加している人が不真面目な人とは限りませんよ。外見だけで決め付けることもしない様にしなければね。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2011年5月13日 (金) 17時39分