敦賀市長の講演と前福島県知事のブログ
昨日は、関西からの友人とお昼にお好み焼きほ食べた以外、ずっとクリニックにこもっていろいろと残っている用をしました。しばらくサボった後には、沢山のことが溜まっています。当たり前ですけど。
こもっていると、何人かの患者さんから電話がかかります。中でも、大変だったのは、フィリピンに帰るという妊婦さんから、関空からの電話でした。片言の日本語、何だかよく分からないので、英語でのやり取り、でも、はっきりしません。どうやら、妊娠していることの診断書がいると。
飛行機に乗るときには、診断書が必要なことがあるのは知っていましたが、彼女の場合、まだ中期で、必要とは思いませんでした。でも関空で、診断書がないと飛行機には乗せないといわれたようです。
結局急いで診断書を書いて、空港にファックスをしました。何回も何回も電話でやり取りしたあげく、最終的に「先生、ありがとう」という電話がかかって、一見落着です。やれやれ。でも、私がクリニックにいるときで本当によかったと思いました。
雑用がてら、パソコンでネットを見ていて、何かすごいブログを見つけてしまいました。原発と地域振興というこの文章は、内橋克己さんの「原発への警鐘」という文庫から引用されたもので、敦賀の市長の講演録を起こしたものです。
原発の建設を許可した地域にどんな風にお金が落とされるのか、それが詳しく、本当にいやらしいほどに堂々としゃべっています。でも、最後には、すごく怖いことまで言っています。こんなことを言うのは、地域の市民の安全より金が大切と言っているようなものです。
ああ、これでは、貧しい地域の人たちが原発を容認したくなるかも、と思ってしまいます。やはりお金で顔をひっぱたくようなことをして、原発が作られているのだということがよく分かります。
また、前福島県知事の佐藤栄佐久さんのブログもみました。福島の原発に反対の立場、というよりその安全性に疑問を持っていた知事は、賄賂の疑いで逮捕起訴され、今も裁判中です。この佐藤さんの著書「知事抹殺」は、なかなか手に入らず、友人は一ヶ月待ってやっとアマゾンで手に入ったと聞きました。ブログで、その本の重版が出て、やっと書店でも購入できるようになったと書いてありました。しかし、この方の判決は、賄賂の金額ゼロ、それでも賄賂は成立するというまことに奇妙な判決でした。しかも彼の事件の取調べには、あの村木さんの事件の証拠改ざんした検事も加わっています。
佐藤さんの外国人特派員記者クラブでの講演録や、さかのぼると、逮捕されその取調べの様子など本当に怖いことが書かれています。
今の福島県知事は、同じ佐藤さんですが、この栄佐久さんが逮捕された後、原発推進派として知事になった人です。
この二つのブログは原発建設をめぐる話ではあっても、日本の構造そのものが見えてきます。私も早速「知事抹殺」の取り寄せを夢しょぼうのはるめさんにお願いしました。
家に帰ってからは、はるめさんに送って戴いたたけのこで食事作りをしました。昨日、三回に分けて茹でておいたものを一部娘に送り、残りでたけのこご飯、鶏との煮物、木の芽和え、そしてお味噌汁にも入れました。どれもこれもとっても美味しく出来ました。まだあります。さて、残りでどうしようかと考え中です。たけのこ入りの肉じゃがかな?はるめさん、ありがとう。
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