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8.6ヒロシマー平和の夕べーのご案内③

 一昨日、昨日とご案内しましたー平和の夕べーの最終回です。

 今年は、歌の早苗NENEさんをお迎えします。NENEさんには、憲法9条を歌う「さよなら戦争」を歌って頂きます。

 早苗NENEさんと言ってもピンと来ない方、1968年、「じゅん&ねね」で「愛するってこわい」が大ヒットしたのを覚えていらっしゃいませんか。私なんて、いまでもカラオケでこれを歌うくらいしっかり覚えています。女性二人で「ほほにちいさななきぼーくろ、かわいい人よなぜなくの・・・」というあの歌です。

 あのねねさんは、その後高校生になったり、八丈島に移住したり、ハワイで生活されたり、いろいろと苦労や活動をされながら、愛や地球や平和を考え、歌う歌手になっています。NENEさんのブログはここです。実は、NENEさんのブログを読んでいて、原発の誘致についてすごい文を知りました。これについては、またあらためてお話ししようと思います。

 実は、私の選挙の時にもNENEさんのコンサートとコラボさせていただいたことがあります。素敵な女性ですっかり惚れました。その彼女が私たちの集会に来て歌って下さる、本当にありがたいし、楽しみにしています。

 被爆電車・平和学習は今年も米澤鐵志さんにお願いできます。一緒に被爆電車に乗って、その後、平和記念資料館でお話をうかがいます。今年は7日が日曜日なので、私も参加できそうです。

 米澤さんは、あの日、疎開先からお母様と一緒に広島の家に荷物を取りに帰ろうとしていて、広島駅から電車に乗っていて、今の三越あたりで被爆されました。ぎゅーぎゅー詰めの満員の電車の真ん中当たりに乗っていたので、焼け爛れた電車の中でも、即死することからのがれることが出来ました。その後、お母様と、すでに生まれていた妹が相次いで亡くなっています。妹は、直接の被爆はしていませんが、お母様の母乳を飲んでいました。そして、彼女もお母様と同じように髪が全部抜け、やがて衰弱してなくなっています。

 1955年広島にて原子の子友の会会員として第一回原水爆禁止世界大会に構成詩「原爆はいらない」で参加。同じく広島合唱団で第一回原水爆禁止平和音楽祭に「父をかえせ母をかえせ」合唱で参加。以後50年間なんらかの形で「8.6大会」に参加。1975年ころから小学校、大学病院、各種集会などで被爆体験講演をなさっています。今のうちに米澤さんの話は、何度でも聞いておきたいと思います。

 今、広島平和記念資料館では、「こどもたちの見た戦争ーはだしのゲンとともにー」が展示されています。「まんがはだしのゲン」や「絵本はだしのゲン」の原画や当時の写真などがいっぱい展示されています。7月11日まで。本来なら、8.6までして頂きたいことなのですが・・・。ぜひ今のうちに見ていただきたいと思っています。

 以上、今年の8.6ヒロシマー平和の夕べーのご案内でした。多くの方に出会えますように。

2010_08080007  写真は、昨年の8.6ヒロシマー平和の夕べーで、作家高史明さんにお話しいただいているところです。今年も手話と要約筆記をお願いする予定です。お花はヒロシマで被爆後真っ先に花をつけたといわれる赤と白の夾竹桃です。


「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

河野先生、相変わらずご多忙の毎日ですね。
「8・6ヒロシマ―平和の祈り―」のご案内ありがとうございます。
私はこれまでこのような会に参加したいと思いつつなかなか時間が折り合わず参加できていませんでした。でも今年は土曜日であり、是非参加したいと思っています。
何よりも今年ほど、平和の大事さと核への恐れを痛感したことはありません。
原発が、この半世紀の間にこの地震列島の日本に54基も建設されていたことも、今回の福島原発の事故で初めて知りました。私の周りの人たちも誰も知りませんでした。
国民のほとんどが知らないうちに、知らされることも無く、誰が誰の許可を得て建設したのだろうかと怒りが湧いてきます。
唯一の被爆国の日本に世界で3番目に多くの原発が建設されているという、この矛盾。
「人類は核とは共存しない」更には、生物は核とは共存しないし、【地球は核とは共存しえない】ということを皆で考えなくてはいけませんね。
使用済核燃料を地球上のどこへ持っていけばいいというのでしょうか。
私は3・11以来、【上関町の「原発建設計画中止!」を求める署名】を集めています。
これ以上原発の建設をしてはいけません。どうしても阻止しなければ。

「原水爆禁止山口県民会議」
http://peace-forum.com/gensuikin/kaminosekisyomei110331.pdf#search
こちらから署名用紙がダウンロードできますので、是非皆でたくさんの署名を集めて、経済産業大臣宛に送りましょう。
締め切りは6月末だそうです。
皆様ご協力宜しくお願いします。

投稿: のぞみ | 2011年5月12日 (木) 20時05分

河野先生、はじめまして。

私は広島県内の中学校で教養部の役員をしています。
PTAと生徒に向けた講演会を10月に予定をしておりますが、講師をどなたにお願いするかを検討していて先生のサイトにたどりつきました。
私個人、性の問題について子供たちに伝えるのって難しいなあとかんじています。
情報があふれている時代なのに、性のゆがんだ情報の多さのわりに、自分で自分を守るための情報は少なくて、なかなか伝わりにくいように思います。

ついては、先生に本当に大切な性の話をしていただけたら素敵だなあと思いました。
こちらにコメントする内容ではないかもしれませんが、先生にぜひうちの学校で講演をお願いしたいのです。
まだ、私個人の思いだけで、学校での講師決定のための話し合いは5月の下旬に行われますので、今はまだ検討段階です。
講演の日にちは今のところ10月19日水曜日の予定です。
講演をお願いできるとしたら、予算はおいくらぐらい用意すればよろしいでしょうか。
私のメールあてにご連絡いただければ助かります。

お忙しい中、大変申し訳ないのですが、宜しくお願いいたします。

投稿: 中学生の娘をもつ母 | 2011年5月12日 (木) 20時46分

のぞみさま
ありがとうございます。
8.6の集会に来て戴けるととっても嬉しいです。私も上関の署名を集めています。何か行動しなければ、ですね。またお会いできれば嬉しいです。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2011年5月13日 (金) 16時20分

中学生のお嬢様のお母さま
ありがとうございます。今、中学からの講演依頼の方が高校からよりも多くなっています。ただ、私は講演は基本的に診療のない日、ですから木曜か日曜、祭日にしかしていないのです。水曜日ですと、私は行くことができません。すみません。なお、講演料は決めていません。それぞれのご事情に応じて、ということにしています。これ以上何かご質問がありましたら、クリニックにお電話下さいませ。よろしくお願いします。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2011年5月13日 (金) 16時29分

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