実り多い日でした。
昨日は、お昼、米澤鐵志さんのお話しを聞きました。「戦後平和運動(主として原水禁運動)を語る」。米澤さんは、11歳の時、爆心地から700メートル、超満員の電車の中で被爆し、現在ただ一人生き抜いている電車内被爆者として、様々な証言活動をしていらっしゃいます。一緒だったお母様は、一月もたたないうちに亡くなられ、直接被爆はしなかったものの、お母さまの母乳を飲んだ妹もやがて髪が抜け、なくなられています。
戦後、ずっと原水禁運動の渦中に身を置いていらっしゃる、その生の証言を聞きました。緻密なレジュメも頂きました。これは、今後私も利用させて頂けるありがたいものです。ご自身と、戦後医師をしながら、共産党の市会議員を続けられたお父様との軋轢など、とっても面白く聞かせていただきました。
昨日は、実りの多い日でした。
5時からは、のら屋で懇親会です。そこで沢山の有益な話を伺いました。
とても一度では書けませんので、また明日も、二度にわたってお話します。
何よりもびっくりしたのは、私が予告したイベントには、いつものように駆けつけて下さるKさんが、実は二歳の時に被爆し、両親が亡くなった原爆孤児であったと、初めて名乗られたことです。これまで、そのような背景があってたこと等、全く知らないままにお話ししていました。
ウクレレとハーモニカで力強く歌ってくださったのは、小林一彦さん。彼のおじいさんは、原爆の焼け野原に被爆後三日目から家を建てたと。それを素晴らしい歌声で歌ってくれて、感動しました。
みんないろいろなのですね。人を知るということは、感動を重ねることなのだとあらためて思いました。
また、明日に続きます。
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