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命の尊さ・・・。

 昨日は、安芸高田市吉田町で講演をしました。安芸高田市更生保護女性会、保護司会主催です。テーマは「命の尊さについて」。こんなときに命の尊さというのも、とてもしんどいものがありました。

 私たちの仕事、一人ひとりの命と向き合うこと。一人の命を救うために、どれだけ努力をしなければならないか・・・。こんな時、本当に一瞬にして多くの命が失われるという大惨事を目の当たりにしました。自然の脅威にただ呆然とするばかりです。

 でも、多くの方に集まっていただいて、ありがたいことです。一生懸命にお話しをしました。安芸高田の人だけでなく、広島からもブログ仲間の方たちが来てくださって、勇気付けられました。

2011_03130020 聞いてくださるのは、保護司の方たち。一般の方たちにも公開され、会場からはみ出すくらいの多くの方たちが来てくださいました。保護司。日ごろ少年院を出た少年や少女達と向き合ってきている方たちです。話を聞いて下さる、その反応から、心のそこからの優しさを感じました。

 講演の後、主催の方たちと記念撮影です。

 その前日、⑦パパ主催の下ちゃん応援団の第二回勉強会でした。その勉強会には、児童養護施設を出た人たちの自立の支援施設を作ろうとしている方にも来ていただきました。その施設は、少年院を出た後、自立への支援をしなければならない人も対象だと。今、保護司の方たちが向き合っていることです。

 ところが、その施設を作ろうと、あらゆる努力をし、すでにNPOを立ち上げても、そのための家を借りることが出来ません。5LDKの家が必要なのですが。大家さん、地域の人、みんなに了解を得なければなりません。すでに30軒から断られ続けていると。社会は冷たいものです。

 また、その方に指摘されてはっとしました。今回の震災で多くの子どもたち、親を亡くした子たちが出るはずだと。その子たちを全国で受け入れなければ、と。しかし、全国の施設も一杯一杯で。そしたら、きのう、今日のテレビで、いなくなったお母さんを捜す子どもの姿が写されています。「おかあさーん」と泣く姿に、こちらもただ涙です。

 ここのところ、とても辛い思いで時を過ごしました。全国の人がそうでしょう。まだ行方の分からない方たち、早く救出されますように。私たちにできること。やはりお金を出すことだけでしようか・・・。

 


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ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

トラ吉です。
先生、安芸高田市へようこそいらして下さいました。
講演のお話やブログの文章を読ませていただいて、いつも思うのは、先生が人間としての思いやりや、ぬくもりをお持ちと同時に、医師として厳しい命の現場で具体的な難問を解決してこられた厳しさ、強さをお持ちだということです。
ご多忙な中、僕のプライベートな問題にも、相談にのって下さり感謝しております。
先生には、僭越ながら、ひまちゃん作詞の「凛として人として」がお似合いだと思います。

投稿: トラ吉 | 2011年3月14日 (月) 14時33分

みんなどんなに小さなことでも、募金や節電など、それぞれが自分にできることを心がけるのならば、きっと大きな力になるはずです!頑張ろうね!

投稿: リラックマ | 2011年3月14日 (月) 17時40分

生徒会長です。先日は勉強会に参加させていただいて、ありがとうございました。 また、日曜日の先生の講演を聞きに行きたかったのですが、尾道の児童達との面談調整があったもので、次の機会に伺わせていただきます。

更生保護女性会や保護司の方々もそうですが、先生が感じられたように、内面的にも本質的に優しさと志がないとできません。 叱るのもまた優しさであって、その一つ一つに想いやりと意味合いがあります。そこを子どもや少年達が知っているからこそ、保護司さんをしたう又は心をゆるすんですね。 そこに信頼関係ができるから、なんでも話せる関係ができます。 時には少年達に裏切られても、保護司さんは受け持つ少年達を信じます。何度でも‥

私たちが関わる子ども達の何人かは、次の時点で保護司さん達のお世話に至る子もいます。 私たちもこの保護司の方々と連携がありますが、お互いに情報交換をしたり勉強したりと頼もしくあります。

今日も安佐北区のとある民家を家主さんが貸して下さるとのことで、地域の町内会長さんと話をしてきました。31回目の交渉です。 会長は「こんな話は聞いたことがない!広島市が委託する事業なら、なんで広島市のもんがこんの?‥」私が「市にも同席をお願いしていますが、市は同席しないといいますので、私が‥」と、結局当然断られました。 ハハハ‥いい加減、心が折れそうです。(笑)

先生がブログに書いていただきましたこと、拝見しながら涙がでました。 どうもありがとうございます。
うれしく思いました。 それだけで励まされました。
また、先生を紹介下さいましたK教授の奥様に会う用事がありましたので、K教授の奥様に報告するとともに、先生を紹介下さりとお礼を申し上げさせていただきました。

被災を受けた子ども達の受け入れ先もそうですが、広島県下にいる年間約120名の子ども達の現実も考えていかなければなりません。 広島の子どもは広島の手で育てる!‥  それが私の思いです。 頑張ります。

投稿: 生徒会長 | 2011年3月14日 (月) 23時43分

一つの命を守ることに どれだけの心をくだいて努力していらっしゃるかを このブログで拝見してるので 一瞬に多数の命が奪われる事態を経験して 美代子先生たちが救ってくださった一つ一つの命が ますます尊く重たいものなのだと 更に強く感じています。
 広島・長崎の被爆直後の 人々の頑張りや 沖縄戦での人々の苦しみと頑張りを思い起こして 今の自分にできることを頑張ります。 

投稿: yuumin | 2011年3月15日 (火) 05時32分

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