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やっぱり原発は怖い。

 このところ、私が書いたブログでいろいろとお騒がせしてすみません。私の現地に行くか否か、原発のこと。それに変わるもの、娘の猫の話・・・などなど。いろいろとコメントをありがとうございます。それに、コメントはしなくとも、きっと苦笑しながら見てくださっている方もおありでしょう。

 言いたいことはいっぱいありますが。でも、まずは感謝です。

 その上で。娘の名誉のために言っておきますが。娘は子どもを持ちません。彼女にとって二匹の猫は家族そのものです。猫がいるから、余震が怖くとも広島には帰って来ません。一度に二匹を連れて帰るのはとても無理と言います。その猫に、放射性物質が入っている水をのませてもいいのか否か、悩むのは当然だし。猫にペットボトルの水を飲ませたことが、そんなに非常識なこととは、思えなくって。

 それに、買い占めもしません。トイレットペーパーは、「昔おばあちゃんの家で使っていた、四角い紙を売ってたから、それを買って来た。これがあれば十分」と言います。私も、いよいよ紙が少なくなって、その時にも売っていなかったら、こちらから送るからね、と、娘にも息子にも言っています。

 でも、戴いたご意見はどれも貴重で、私にいろいろな立場の方のことを考える機会を与えていただきました。ありがとうございました。

 それから、辛口さんにも記事以外にコメントを戴きました。それでも、私は、これからは原発でなく、自然エネルギーで発電をする方向に行くべきだと思っています。

2010_10100110  昨日に続いて、屋久島の電力を調べていたら、「千尋の滝」にも水力発電所があるとの記述があリました。昨日の写真は、水力発電と知って取ったのですが、千尋の滝の写真を見ると、写っていました。その時には、一枚岩と、滝のその雄大さに心打たれて、発電所の存在にまで気づきませんでした。が、滝の上に確かにありました。

 昨日尋ねた人と別の環境に取組んでいる方に尋ねました。これからの発電はどうあるべきなのか、と。そしたら、彼は、今のように、大きな電力会社の独占ではなく、地域地域での地域請負型の発電となるべきだろうといいました。

 屋久島は、たしかに小さな地域ですが、それでも、島の中で電力はすべて補っています。九電から送電してもらっていません。ここには豊富に水力があります。たとえば、沖縄のように太陽が照りつけるところでは、太陽発電を主にして。風の強いところでは、風力を主にして、山の奥深いところには、水力発電所を、と言う風に、地域の特性を生かしてそこそこで電気を作っていく。もし、足りなくなった時には、屋久島のように火力の力を借りる・・・。または、隣同士融通しあう・・・。なんてダメかしら、と考えていたのですが。私の考えは、まんざらでもなさそうです。

 風力発電には色々と問題があることも知っています。鳥が飛び込むとか。それには、大きなネットをかぶせればいいし。今のように大きなのではなく、もう少し小さな風力発電機を作れば、地響きも抑えられるだろうし。

 そのうち、地熱を利用すること、波を使うこと、などの研究も進めて。 それに、これからの新築の家の屋根には、ソーラーパネルを貼ること。それについてはかなりの援助をすること、という政策も現実にされそうですし。

 これまでの日本の英知と技術を持ってすれば、必ず自然のエネルギーで発電をすることができるはずだと私が尋ねた彼は言いました。

 私は辛口さんの言われるように、あの巨大な装置を必要とする原子力発電が安価だとは思えないのです。 それに、他の発電所では、事故が起きたときに周辺の何十キロもの距離に住んでいる人まで逃げなければならないようなことには、決してならないでしょう。

 こんな怖いことが起こっている今こそ、根底からエネルギー政策について考えなければなリません。原発しかないと言わないで。いろいろな可能性を考えましょうよ。この瀬戸内海に、それも今ある伊方原発の向かい側にさらに上関の原発が作られようとしています。伊方原発では、大変毒性の強いプルサーマル発電が行われています。この上にさらに原発が作られると、海に流される温水で瀬戸内海の生態系がかわりますし、何よりも原発の「安全神話」は壊れてしまっています。

 


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コメント

 本当に 美代子先生の おっしゃる通りです。
終戦後に始まった原子力発電は わずか65年で 55基も作ってしまいました。 
 そして解決つかない放射性廃棄物を 貯め続けている(広島原爆の80万発分)ことは 後の世代にどう申し開きが出来ましょうや。

 その電気の恩恵もうけた国民の一人として そのことを強く糾弾してしまうのは それで生計を担って働いている方(特に、現場で汗にまみれて働いて下さってる方々)を 責めているのではありません。 この国の未来に向けて もうここで 方向転換しなくては
・・・それは今、生きてる私たちの責任です。

 原発で作った熱エネルギーが 3分の1だけが電気になり 後の3分の2は 熱として海に放出します。その熱を海水で 冷却して放出するのですが 取水温度よりもも7度も高い海水となって出るので、その周りの生態系を壊してしまいます。

 人間でも5度も高いお風呂には入れないのに 海の生き物にとっては その海温上昇にとっても耐えれず自然破壊につながるのです。 
 従って原発立地地域には 多額の漁業補償をするのです。

 この多く尊い命の犠牲に接して 市民一人一人が 再生可能な 自然エネルギーに転換する知恵を持って選挙に臨まねば、 方向転換にはつながりませんよね。

 エネルギーの大量生産ではなくって 地産地消にシフトして 相互にやり取りできる スマートグリットや スーパーグリットに 国民の税金を使ってください。
もうこれ以上の原発には「ノー」といいたいです。

 長々と 書き込んで申し訳ありません。
被爆者の 切なる願いとして お許しくださいませ

投稿: yuumin | 2011年3月26日 (土) 07時56分

自然エネルギー推進大賛成です。「発電時にCO2を出さない」などとクリーンなイメージの俳優を使ってのいい加減な広告。発電するまでにどれだけのCO2を排出しているかは言わないで。またウラン鉱山での沢山の犠牲者も。

30%の電力を維持するために水力・火力を止めている現在、原発に使われている莫大な予算を自然エネルギーの方へ回せば、すぐ転換できると友人は言います。30年間「原発」を研究してきた友人はこういう事態を憂いていろいろ活動してきましたがとうとう起きてしまいました。後は国民(有権者)の世論次第と言うことです。

投稿: ゆっこ | 2011年3月26日 (土) 09時22分

先生の記事を見て、ふだん私が考えていたのと同じことがわかり、とても嬉しいです。
同時に、先生が政治的に敵が多いことが何となく納得できました。彼らは恐れているのですね。利権がらみで。
原発推進派はそれにより、とてつもない権力を得ているのでしょうね。
ふっと、絶望感に襲われます。
私は以前から不思議に思っていました。
風力発電、水力発電、太陽光発電。先生の言われたように地域で違っていいんですよね。
特に太陽光発電。ソーラー発電はずっと以前からありましたよね。
なぜ思ったほど普及していないのか?高額だからですよね。
残念ながら経済的に余裕のある家庭しか、取り付けていません。
我が家も経済的に苦しいので取り付けていません。
せめて、半額くらいにしてくれれば。。。

お水のことですが、私はお水は買いません。独自ルートがありますし。無料です。
昨日、生協に買い物に行きましたが、ある意味びっくりしました。
誰も買占めたりしていないのですね。お水のペットボ
トルが、いっぱいありました。
飼っている猫や犬は家族なんです。単なるペットではありません。
買占めやその他で、どんなに物が不足したとしても、
今だけです。
パニックにならないで、冷静に冷静に。
これ以上やると集団ヒステリーみたいですよ。

投稿: とうこ | 2011年3月26日 (土) 10時22分

家を建替えて改めて太陽光発電と省エネ技術の進歩を実感しています。オール電化で暖房も給湯も電気ですが、それでも発電量の半分で賄えており、半分は電力会社に売っています。このペースなら設備は5年で償却し6年目からは毎年50万円を稼いでくれます。

風力発電も小型で効率の良いものが出来ていると聞きます。後は効率の良い蓄電池とスマートグリッドさえあれば原発どころか大規模な発電所は要りません。それは決して遠い未来ではないと思います。

投稿: 松田 | 2011年3月26日 (土) 15時51分

広島にもあります。先生が書かれてるような小さな水力発電所。旧千代田町農協が千代田町に持っていました。今は合併して広島北部農協が所有となっています。事業的にどうなのか?はわかりません。でも、保守点検のノウハウのある事業をしている自治体や企業が小さな水力発電(自家発電として利用できるし)を持つことは可能かもしれません。ゆめタウンのような大きなSCもいざって時の自家発電を持っていると聞いています。費用対収益や保守点検とかってことでどうかはわからないけども、電力会社と国で、ビルや個人の家の屋根に太陽光パネルを置いて電力まかなうってことが出来たら、場所もいらないなぁと思いました。ちょっと現実的ではないですけどね。

投稿: はるめ | 2011年3月26日 (土) 17時50分

ペットボトルの水が店から無くなっているそうです。

どうでしょう。
広島は、豊かな水のまちです。
ペットボトルの水を買わなくても、
東京などに住んでいる子どもたちに広島の水道水を送ってはどうでしょう。

少しでもペットボトルの水が必要な子どもたちに届くように。
水道水で間に合うなら使いましょう。
こうしたことが広島から全国へ拡がればいいですね。
奪い合いでなく手をつなぎましょう。

荷造りはどうしよう。
ビニール袋で簡単なものに入れればいいが、ちょうどよいものがあるだろうか。
無ければどなたか作ってくれないだろうか。

投稿: ひろ | 2011年3月26日 (土) 21時07分

原子力発電が、クリーンだという理由がわかりません。
多くの人は、国や電力会社や原発推進派の学者やTV CM を何故信じるのか。
原子力発電に必要な鉱物を採掘したあとな残土が放射能汚染されて問題になったのは、そんなに古いはなしでもなく、最初からクリーンじゃない。
二酸化炭素を発生しないから、クリーン?
普通の生活で発生する二酸化炭素って、害を及ぼすものなんてすか?
温暖化は全て二酸化炭素のせいですか?
原子力発電所は、人の命を奪う放射能を作り出し。
発電所が使用できなくなっても、建物も何もかも放射能汚染されているからリサイクルできない。
建設されている土地も、建物を壊せないから死に地になる。
どこにクリーンだという根拠があるのですか。
原子力発電は、安価だといわれていますが。
例えば、病気に非常に効果のある薬ができても、重大なな副作用があるとそれを解消するために多額の研究費が必要になったら、その薬は高価なものになるでしょう。
原子力発電は、人を殺し汚染された土地や水や物は使い物にならなくなる放射能という重大な副作用がありますが、その放射能は隠すだけでなんら問題を解決しはおらず、そのための費用は発生していないのですから安価になるのは当たり前ですね。放射能対策費も廃棄する原発の維持管理費も含まれていないでしょうから。
今後、東電は、福島原発の経費を電力料金に加算するでしょうね。目立たないように。
今回の事故で、原子力行政のまやかしを多くの人は知ったと思います。
原発を作る電力会社は、周辺住民に対して、どんな事故が起ころうとも安全に処理ができ、住民も土地も水もあらゆるものを決して放射能汚染させない方法を提示する義務があると思います。
想定外、今回の震度は想定外でないし、発電所が海水に浸かる可能性は津波以外にもあります、大型の台風に直撃されたら。

投稿: やんじ | 2011年3月26日 (土) 23時25分

河野先生のブログに寄せられたコメント読ませて貰いました。私も原子力が暴走したときの恐ろしさを感じ、これからどのように展開していくのか予測できない恐怖感に駆られます。

原子力に偏重したエネルギー行政は、ほぼ私の生まれた頃にスタートしておりますが、平和利用という言葉がクリーンさを増幅して、安全はキチンと克服しているのだろうと言う、思いこみの安心感から、多くの人が期待したものです。
しかし、原子物理学の神髄を究めていると豪語しながら、この度の火消しも出来ない迷走は、人類にはまだまだ「核」をコントロール出来るだけの力がないのだろうと感じます。

今、緊急になすべき事は全国の原発に対して安全基準を見直し、安全対策に万全を期す事だと思います。安全を確保しつつ、原発脱皮のエネルギー政策に転換するのが現実ではないでしょうか。恐らく結論になると思いますが、この度の事故の大きさから、政権の如何に関わらず、電力の原発依存は見直さざるを得ないでしょう。

さらに、太陽光発電は安全と感じておりますが、本当に安全なのかどうか、想定外で片づけるようなことが起きては困ります。こちらも上辺だけでなくきっちりと調査していただきたい気がしております。

投稿: なんでも辛口 | 2011年3月27日 (日) 19時45分

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