大学生の感想文
10月7日の広島大学公開講座2010「恋愛と性の講座」の感想文が届きました。
今年は、大学では、広島大学以外にも、佐賀大学、日赤看護大学、先日の三重大学などの学生さんに話しに行っています。
大学生というと、もうしっかり大人で、様々な勉強をし、賢いように思われているかもしれません。しかし、私の現場では、大学生の「産めない妊娠」は、とても沢山あります。性感染症も。多くの若者は、今のとても貧しい中・高の性教育の状況で、ちゃんと知識を持たないまま大学生になっています。そして、大学生ともなると、中学生や高校生よりもはるかに多く恋愛をし、性行動も活発になります。知識を持たないまま行動をとると、その結果は目に見えています。
また、受験勉強優先の教育の中で、人間関係を作ることの基礎も学んでいません。伴侶探しにも結びつく恋愛の現場で、デートDVも頻発します。時には、事件となってしまうことも。私たちの頃には、「デートDV」という言葉もありませんでした。相手を束縛し、常に自分のことだけを見ていて欲しいという熱い思いが、時には、相手の人権すら侵してしまうDVであるということをも知らないままでした。
その私たちの頃よりもはるかに行動を活発にとるようになった今の若者たちに、DVという意識・認識もちゃんと育っていません。
そんな中での大学生への講義です。
・ 両親から教えられたこともないので、初めて知ったことがたくさんあったです。性教育がきちんとされることは大切だし、将来そうなるといいなと思いました。(19歳、女性)
・ 月経痛の痛み止めの服用について、先生の仰っていたように私はまさに母から、依存性がある、効かなくなる等の理由で禁止されていました。そのため、ひたすら寝て耐える、ということをしていました。また、ピルについても副作用についての不安などから服用には反対されていました。以上二つの事が全くの間違った情報、偏見であるということがわかり、それだけでもこの講座を受講できて良かったです。この講座は今回で終わってしまうということでしたが、是非ともまだ続けていただきたいです。あと、この講座に来る途中で友人に出会ったのですが、彼女は「この講座に興味はあるが、授業外だと行きづらい。」と言っていました。まだまだ性に関して、恥ずかしいことといったイメージが心の中にあるようです。先生がお元気で、このような講演を続けられるようにお願いいたします。ありがとうございました。(19歳、女性)
・ 今日はありがとうございました。来年から教職につくので、何かの役に立てば・・・と思い受講しましたが、自分のためにもすごく勉強になりました。また、高校生の頃、保健の授業で「さらば悲しみの性」を読みました。それて同じことが今だに起こっているのを知り、とても残念です。改めて思い返すと、自分も無知なことだらけです。しっかりと勉強したいと思います。本当にありがとうございました。(21歳、女性)
明日、男性の感想も含めて、もう少し報告しますね。
今日は、久々に宝塚の中学生への講演です。大学生だと静かにに聞いてくれますし、規制もありませんので楽なのですが。様々な規制の中で、中学生に分かるように、そしてやんちゃな子もいる生徒達にしっかり聞いてもらうには、とてもエネルギーが要ります。今月は、毎週宝塚に通います。
急いで帰ってからは秋葉市長のマグサイサイ賞受賞のお祝いの会です。以前した会よりももっと沢山の人たちが参加される予定です。遅刻しないように頑張って帰って来ようと思います。
以前富山に行ったときの食事会で出てきたカニです。茹でたり焼いたりは知っていますが、蒸し焼きでしょうか。こんな料理の仕方は初めてでした。香ばしくて、とても美味しかったです。別に甲羅のみそ焼きもありました。カニ味噌をつけて食べると絶品でした。

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ぜひ、覗いてみてください。

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