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伊丹からです。「世界平和弁論大会」について

 伊丹の空港前のホテルにいます。いつもは、空港内のホテルに泊まりますが、今回は少し離れていますが、新しいホテルです。ここには、大きなお風呂があります。そこにゆっくりつかってきました。湯冷めしないようにしなくっちゃ。

 さて、この静かな環境で、心してブログを書きます。

 この前の日曜日の午前中、ミヤカグのイベントに行く前、「ヒロシマ・ピース・センター」の「国際平和の集い」に出席しました。第一部は「第21回 日本語による世界平和弁論大会」 第二部が第22回谷本清平和賞 贈呈式でした。

 日本の高校、大学に留学している外国人の生徒、学生たちの弁論です。10カ国から15人の若者が様々な思いを発表しました。それを、「内容・日本語力・発表力・感銘度」で審査されます。

 どの人の発表も、とても素晴らしくて、感動的でした。日本語も、こんな短期でどうしてこんなにしゃべれるのかと思うほどですし、発表も創意工夫がしてあり、楽しく聞くことができました。

 中国からの高校生は、「私のおばあちゃんは、日本に対してとても良くない思いをもっています。でも、私たちの世代は、学習できる。お互いの文化を学ぶことができる」と語りました。

 ドイツからの高校生は、「核爆弾料金」というタイトルでした。核爆弾を一つ作るために必要なお金は、「5兆8210億ドル」であると。このお金があれば、マラリヤで苦しむ地域に、1兆2000億枚の蚊帳を送ることができる。2兆リットルの水を、2兆キロの米を、2兆対の手袋を(素手で農薬を扱っている子ども達のために)、3兆枚のマスクを贈ることができる、と続きます。(それぞれの贈るべき地域の状況も述べられました。)

2010_11070019 表彰されたのは、一位はカザフスタンから山陽女学園高等部への留学生の「平和についての学び」。カザフスタンのセミパラチンスクでは、500回にも及ぶ核実験がおこなわれ、国土は、放射能に汚染されています。

 二位は、コスタリカから安芸府中高校への留学生の「世界平和」でした。コスタリカは中米にある小さな国です。1948年、世界で初めて、軍隊を全廃し「非武装中立」宣言をしました。また、中米和平合意成立で当時の大統領がノーベル平和賞を受賞しています。彼女は、コスタリカの国旗を広げました。青、白、赤の国旗です。青は空。白は平和。赤は、自由のために流された血の色だと。

 三位は、ノルウェーから山陽女学園高等部への留学生による「ボスニア・ヘルツェゴビナでの私の体験」でした。あの、旧ユーゴスラビアでの繰り返された内紛・虐殺それを後に尋ね、学んだことの発表でした。

 このように、誰もがとても内容のある発表で、感銘を受けました。こうして世界中から若者が広島に留学し、平和について学び、発表するというのは、素晴らしいことですね。この若者達が帰国し、やがてそれぞれの国の力となるでしょう。きっとそれぞれが平和についても力を発揮することと思います。

 すべての人へ拍手です。

 第二部、第22回 谷本清平和賞受賞式については、またご報告しますね。

今日は、岩手、盛岡女子高校での講演です。夜には広島に帰ります。


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ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

このところ体調不良をモノともせず日本を縦断し、まさに神出鬼没の活躍をなさる美代子先生に驚いています。
今日のブログでは世界平和弁論大会の模様をUPされていますが、ナルホドと感じると同時に、情報公開が自由な日本は良くも悪くも素晴らしいと思いました。尖閣衝突ビデオの暴露は別にして、中国や北朝鮮、ロシアの他にも情報を国民に開示しない国が沢山あり、外国の情報はもとより国内の情報さえ知ることが出来ず、国民は偏った考え方を教育されているように見えます。発表された方々の国での情報公開はどうなのでしょうか。
日本でも敗戦の事を知らない世代が国政に携わるようになり、国防のために軍事力が必要などと道を踏み外しそうな動きが出てくる時世です。人間が人間を殺すような事を平気で行うようなことは絶対してはいけないし、そんな教育へと進ませてはならないと思います。
先日は秋葉市長のマグサイサイ賞受賞祝賀会に出席され司会進行を務められたとのこと、市長はオリンピック招致を打ち出されていますがどうなることでしょうか。
私は、拙文ながら「民意」についてブログアップしました。多分に傍観者的な表現もしましたが、皆さんも民意の本質について自身で考えて欲しかったのです。

たかが1枚の投票用紙に書いた名前が、思いもよらぬ方向に進んでいくことの重大さを考えて、色々な選挙に行くべき事を含めて訴えたいのです。

投稿: なんでも辛口 | 2010年11月11日 (木) 06時43分

お帰りなさいませ。日本列島を我が庭のごとくスイスイ移動されて講演をなされる日々、驚嘆感服しています。美代子先生のお話はとってもすんなりと心に届きます。日本中で待っている若者・熟年すべての人々にいっぱいの“宝箱”を届けてくださいね。遠く九州からもブログを楽しみにさせて頂いています。

投稿: yuumin | 2010年11月11日 (木) 22時39分

なんでも辛口さま
コメントありがとうございます。ブログもいつも読ませていただいています。同意することが多いですね。ただ、先日人々と話していて、私の見た映画「クロッシング」にからんでですが。北朝鮮の状況どころではなく、この日本も、世界から見ると、とってもおかしな国なのだと。これだけ識字率が高くて、豊かな国で、なぜHIVの感染は増え続けるのか。性教育の現状なんて、世界から見ると、びっくりなのですね。子宮頸がんの予防ワクチンなんて、世界で100番目にやっと認可。低用量ピルは、欧米から遅れること40年。癌の薬も他の国では使えるものを日本は、なかなか認可してくれない。かぞえあげればきりがありません。沖縄返還時の密約とか、まだまだ日本も、成熟した民主国家とは言えませんね。ブログ、これからもよろしくお願いします。うのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年11月12日 (金) 07時02分

yuuminさま
本当にいつも励まして頂いてありがとうございます。今、一番スケジュールが混んでいて、きつい時です。でも、それってすごいありがたいことなのです。お声がかかるかぎり駆けつけたい、それは性教育冬の時代の私の任務なのですね。見ていて戴いて感謝しています。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年11月12日 (金) 07時05分

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