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「性教協中国ブロックセミナー」から①

 昨日は、岡山での「性教協中国ブロックセミナー」に参加しました。広島駅で仲間二人と合流、午前中に着くつもりで、車で行ったのですが、途中、事故が会って大渋滞。午後0時半からの大切な講演にも少し遅れてしまいました。

 午前10時から模擬授業二つ。一つは広島サークルの城さんによる「気持ちを伝えよう~わたしもあなたもOKのコミュニケーション力を~」もう一つは、島根松江サークル長谷川さんの「生命の誕生~卒業をひかえた6年生に伝えたいこと~」このどちらかに参加します。

 昼食をはさんで12時半から1時間「問題提起」。大阪児童養護施設の中井良次さんの講演「心のゆらぎと性文化」でした。

 その後「トーク&トーク」「受けとめ応える~それでも希望を見出すために~」スピーカーはウィメンズクリニックかみむら 院長 上村茂仁さん、中井良次さん、岡山県真庭市立小学校の養護教諭 藤田照子さん 司会は元高校養護教諭の福本光子さん。

 上村さんの話も素晴らしいのですが、仲間内として、もう何回も聞いています。今回、私は主に中井さんの話を聞きたいと思って行きました。中井さんには、広島にも来て戴いていますが、私はこれまでどうしても時間があわず、話を聞く機会がありませんでした。

 期待したとおり、本当に素晴らしいお話しでした。言葉一つ一つが実績を積み重ねてきた人の重みがありました。それに、何と言っても、子どもたちへの愛があふれていました。

 中井さんは、元シャープの液晶開発技術者から転職して25年。現在大阪の児童養護施設に勤務なさっています。まだ勤務し始めの頃、施設の15才の少女がいなくなってしまいました。当時、はやっていたテレクラで知り合った男性と会い、それっきりになってしまったと。中井さんは毎晩夜の街を探し回ります。「この町をさまよっているのか」と不安を持ちながら。怖いお兄さんにすごまれながら、でも「この子を捜しているのです。知りませんか。」と写真を見せながら。警察からは、にたような年恰好の女性の死体が見つかると、連絡が入ります。「今度は、そうなのか」と、おびえながら確認をします。その繰り返しで、そのうち、もう死んでいるのでは、と言う思いが強くなります。その彼女は、幸いにも二年経って帰って来ました。

 その頃、テレクラとは一体何なのか。テレクラに通いながら、調べます。そこに来ている男性達、もちろん、少女と知り合って最終的にはセックスのために少女と会おうとするのですが。そのかれらは、とても素晴らしい電話の受け応えをするのだと。いわゆる「カウンセリングマインド」ですね。うんうん、そうか、と、共感をもちながら話を聞いてあげる。そして、そのうち「電話では何だから、会おうか」となるのですが。後で補導された彼女達はみんな「いい人だった」と言うと。私たちから見ると、「セックス目的の男」なのですが。思春期の揺れる心、どんな環境の者でも持っている「寂しさ」にすっぽりとはまるように、その犯罪は行われていました。

 いま、そのテレクラに変わるのが「携帯」による「出会い系サイト」です。誰でも持っているこの携帯が、その出会いの場となっていること。「出会い系サイト」といわずとも、ゲームサイトの「掲示板」がその役を果たしていると上村先生は指摘します。掲示板は、ゲームサイトだけでなく、学校単位の物もあります。自分のメールアドレスを明らかにすることがどれだけ危険であるか、このあたりが若者には伝わっていません。ただ携帯を禁止すればいいと言うのでなく、使い方をおしえなければ、と思います。

 中井さんの話、児童養護施設での性教育のとりくみ、まだまだ続きます。今、養護施設に入っている子の6~7割が「虐待」で入っているのだと。その虐待されている子にどう接しているのか、など本当に胸が詰まる話も聞きました。

 もう少しこの話を続けたいと思います。

2010_11220001  帰りは、一緒にいた三人と、せっかく岡山まで来たのだから、ちょっと足を伸ばしてと、私の好きな総社の国民宿舎「サンロード吉備路」に行って温泉に入り、バイキングの食事をして帰りました。日帰り入浴もいいものでしたよ。温泉はきれいで露天風呂は気持ちいいし、食事は、地産地消の新鮮な地のもの中心でどれもとても美味しかったです。


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

先生、こんばんは。
お体の調子はいかがでしょうか?
開業20周年おめでとうございます。
私もちょうど二十歳なので、長い歳月だなぁと思います。
あれから、前の前の美代美さまや、先生のコメント拝見いたしました。どうもありがとうございます。

私は、中絶してから、ずっと一人で背負い切れず、お薬や、カウンセラーに助けてもらいながら、今も生きています。進路に向かって進む時期に、真っ暗で前が見えず困ったなぁ…と思っています。
ふとしたきっかけで、周りに言われた言葉が蘇りパニックを起こしてしまいます。
赤ちゃんの生でなく、自分の人生を取ったくせに、なにも前に進んでいないし、そもそも、そこまで私の人生は大層なものじゃないのに…と赤ちゃんに申し訳なく思います。だからこそ、しっかりしなければいけないのはわかるのですが、普通のフリをしていることがまだまだ辛いです。外で何も知らない友人たちと笑っていると罪悪感がもたげてきます。
先生は、今まで、私みたいな女性の味方をされ続けてきたのだなぁと、すごいなぁと思います。いつか直接お会いしてみたいですが、先生が眩しくて見えなさそうです。
話がバラバラですみません。

先生の事故の後遺症が早く治りますように。それから、どうか、お体にお気をつけてください。

投稿: まな | 2010年11月22日 (月) 21時28分

まなさま
しんどいですね。頑張っていきていたら、少しずつ傷はいえていきますよ。時間が何よりの薬です。どうぞ、無理して元気になろうと思わないで。自然体でいたら、と思います。でも、就職は頑張らないといけませんね。大切なとき、どうぞ、しんどいながらも、すべきことはこなして行ってください。コメントいただいてとても嬉しかったです。きっと、他の方たちもほっとしていることと思います。また、お知らせくださいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年11月28日 (日) 19時24分

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