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村瀬先生との食事会・「デートDV」の講義について。

 昨日は、診療後車で東広島へ。広島大学公開講座の後、村瀬先生を囲んでの食事会に行って来ました。性教協の仲間たちも先生の講義を受けて、その後食事会に参加しています。

2010_10150007  久々に先生たちとお話しできてうれしかったです。食事は、西条のお酒を使った「美酒鍋」でした。鍋を突っつきながら、積もる話です。

 村瀬先生の講義の資料を戴きました。「『デートDV』から恋愛と性を考える」という講義です。配布された資料には、先生が日ごろ教えていらっしゃる学生たちのレポートが沢山使われていました。

 大学生ともなると、多くの学生がカップルとなります。そこに一方的な束縛、言葉の暴力などが頻繁に起こってきます。カップルの対等な関係の中で、お互いを尊重しつつ楽しい関係を作るという、恋愛の基本から程遠い関係の中で、DVは起こっています。

 私の現場でも、その最たるもの、「ちゃんと避妊もしないで性行為を強要する」という例が毎日のようにあります。また、診察室の中でも携帯を話せない子も。ずっとメールが送られ続け、すぐに返信しないと怒られてしまうとか。時にはメールをチェックされていしまうとか。

 パートナー同士となっても、お互いのプライバシーは存在するということが認識されていません。パートナーとなったら、相手は「自分のもの」との思い込み。DVは決して体への暴力だけでなく、言葉の暴力、束縛もそうなのだということも、認識されていません。

 先生の資料には、それらの授業を受けて、初めて自分はDVの被害者だったのだと認識する女性、また初めて自分は彼女にDVで苦しめていたのだと気づく男性の慟哭の手記もありました。

 こうした束縛や性の強要などから、のがれようとすると、それがストーカーの行為となり、ついには殺人にまで発展してしまうことは、数々の事件の報道でみんなも知っています。それがDVの延長であると認識しなければ。

 さらに、DVの加害者の矯正はとても難しいことも。そうなってしまう前の予防的な意味での教育も必要なのです。それは、性教育の中の「関係性」「コミュニケーション」という、もっとも大切な項目でもあります。

2010_10150010 私たちの話は、その後性的虐待の話。それから性暴力、教師による性犯罪の数々へと尽きません。

 広島県の教師の性犯罪の多さ、目を覆うばかりです。教師が性を学んでいない証拠でもあります。少なくとも、次々と起こっている教師の性犯罪につき、これではだめなのだと、根本的に教師に学んでもらわなければダメなのだと、どうして気づかないのかと思います。今は、逆へ逆へと行っていますもの。

 今日も、同じ内容の村瀬先生の公開講座が開かれます。午後二時から四時まで。ぜひ、多くの方が受講されますように。もち論、無料です。

 今日は、午前11時で診療を四方先生へバトンタッチして、倉敷に行きます。「性科学セミナー」で話をしてきます。「若年受診者からみえる性教育への提言」というタイトルです。

 明日は、日曜当番医で診療てす。まだ日本丸の話、またアップさせてもらいますね。


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

ご無沙汰しています。

「性についてはなそう!」シリーズを監修されている
村瀬先生の公開講座に参加してきました。
自分が思春期の時に聞きたかった内容でした。
今日、紹介されていた村瀬先生の参考図書も読んでみようと思います。
このブログで広島大学公開講座の事を紹介して下さり有難うございました。

投稿: r s | 2010年10月16日 (土) 19時02分

先生、こんばんは。
屋久島からご無事で帰って来られて良かったです。先生のブログを拝見して、本当に楽しかったご様子が目に浮かびました。
そして、帰って来られたばかりのお忙しい中、お返事をありがとうございます。
リラックマさんにも、勿体ないお言葉をいただいて、本当にありがとうございます。こんな私に言葉を掛けてくださる、素敵な方々が先生の周りにはいらっしゃって、先生のお人柄はすごいなぁと思います。

大人になること、と、コスモス薬局についてご回答ありがとうございます。よくわかりました。五巻とも先生が書かれているとばかり思っていたので、教えていただけて良かったです。
他人の批判を恐れず、生きていければよいのですが、神経症になったことで、周りにクスクス笑われるようになり、本当は傷付くのに、気にしないふりをしたり、最近は学校などで、普通に明るくしていることに疲れてきました。他人と言っても大学の先生や、河野先生や、こちらで出会った皆さんのように優しい方々もいらっしゃっるのに、つい負けてしまいそうになります。
私は、本当に半年前から何一つ気持ちが変わっていません。済んだことを考えても仕方のないことだとわかるし、その時は、やっぱりその選択しかできなかったとも思うのです。なのに、自分に腹が立ち、悔しかったり、悲しくてどうしようもなかったり、立ち止まったままです。何で私が…という自分勝手な気持ちや、あの時もう少し、本当に頑張っていれば、両親に助けてもらえたかもしれない、今頃は…と思う気持ちや、彼の言葉なんか信じず、愛されていなかったことに気付いていれば、ちゃんと冷静でいれば、という気持ちばかりの人間です。

私があの時、産むと決断できたなら、もうすぐこの世に生まれることができたのです。考えても、もう今更どうしようもありません。
軽率で浅はかな私が、命を大切にできなかった私が、子どもの命を預かる職業に就くことに抵抗があるのです。教師が相手にするのは、人間です。お前は、赤ちゃんのせいにしているだけだ、勝手に決めつけて、逃げているだけだと周りにも言われます。中絶したから教師になってはいけない法律もないんだから、と言ってくれることもあります。全部その通りだと思います。私自身の問題なのに、私は私の人生のために中絶を選んだくせに、本当に死んでしまえたら楽になるのに情けない人間だと思います。

目は見えるのに真っ暗です。こうして苦しくなることも中絶を決めた時にわかっていました。中絶をしたら、絶対私も死んでやるなんて思っていたのに生きています。
母に対して、産んでくれなんて頼んでいないのにと思ったり、心の中で他人のせいにしたり、完璧な八つ当たりです。
生理前で、手術をした日が近いこともあり、涙が出てきます。

私の連絡を待ち遠しいと言っていただけて、本当に、本当に嬉しかったです。

投稿: まな | 2010年10月16日 (土) 22時39分

日本丸や屋久島のお話も、ありがとうございます。とてもなつかしく読ませていただいています。(二十数年前に、「青年の船」で日本丸に乗りアジアを回りました。その時も、とてもおいしい食事でした。)さて、「教師自身が性を学んでいない。逆の方向に行っている。」おっしゃる通りだと思います。正直申しまして、時折無力感に押しつぶされそうになります。…微力ですが、力を尽くしていくしかないですね…。先生のご著書やブログにどれだけ励ましていただいているか、計りしれません。本当に、本当にありがとうございます!!

投稿: 美代美 | 2010年10月16日 (土) 23時37分

まなさま。横から失礼します。

避妊に失敗した知り合いがいます。きちんと教えてあげられなかったことを悔やみ、落ち込み、死にたいとさえ思うこともあります。
命を大切にできなかった私が、教師なんて続けられるのだろうか、と無力感にさいなまれることもあります。
私でさえそうなのですから、中絶をしたご本人はどんなにか辛いことか…。
彼女も彼も、本当に真面目な子どもです。コンドームで避妊ができる、と信じてしまったのです。きちんと伝えられなかった自分が情けない!

自動車事故を扱う保険会社に、腹を立てたりしていた自分も情けない。
腹を立てるべきは、自分自身じゃないか。自ら死ぬことはできないけれど、死ねたらどんなにか楽だろう。中絶されて息ができず死んだ赤ちゃんは、どんなに辛かっただろう。

妊娠をなかなか打ち明けられずに悩んでいた二人は、どんなにしんどかっただろう。

…河野先生のご本やこちらのブログが、心の支えでした。
仕事上、守秘義務がありますので、誰にも話すわけにはいきません。

…あれから約1ヶ月、経ちました。

やっと、少しだけ前向きになれました。この辛い、あまりにも大きい犠牲を通して、何かをあの赤ちゃんが教えてくれたとがんばるしかないのではないか…。

まず、自分がよくよく勉強すること。

自分も友達も大切にするなかま作りをすること。

インターネットの情報に惑わされることなく、本から読み取る力をつけること、などなど。

「困ったときには卒業後でもいつでも力になるよ。」そう何度も何度も伝えること。

……小学生に、直接、避妊を教えることはできません。

けれども、本当に微力ですが、このようなことに取り組むしかない。そう、言い聞かせています。

とはいえ、暇さえあれば、苦しくなります。

一生抱えていかなくてはなりません。

まなさんのコメントを読んで、彼女の気持ちを推しはかることができます。ありがとうございます。おかげさまで、私も思いの丈を書かせていただきました。表現することで、少しずつ自分の気持ちを整理できているような気がします。

土日しかブログにアクセスできないのですが、今日のまなさんとの出会いに感謝しています。

河野先生もまなさんも、本当にありがとうございます。

投稿: 美代美 | 2010年10月17日 (日) 12時00分

私は、夫に無視されています。これも、DVではないでしょうか?
育児には「ネグレクト」という虐待があります。夫婦間で、これは成り立ちませんか?
話し合いをしたくてもできません。彼は私の顔を見ることも目をあわすこともしません。電車で居眠りして私の頭が肩にかかると、わざわざよけます。
こんな10年もの結婚生活で、私は、自分の人格も人権も否定された気持ちになっています。最初の6年間くらいは、私も様々な努力をし、カウンセリングを受けたりしましたが、最近は諦めています。ただ、このまま不毛な人間関係を一生続けるのは本当に嫌で、離婚をしたいのです。しかし、それも話し合いに応じてくれません。
周りに相談すると、多くの方が「男なんてそんなもん」と言います。でも、話を聞くと、それは、例えば、テレビを見ている時とか、何かに熱中している時、などに話しかけた場合です。我が家は、そんなレベルではありません。常時ですから。
暴力もないし、他に大きな問題はありません。というか、何のコミュニケーションもないので、問題が起きるわけがないのです。
それでも、ネグレクトは離婚理由として成り立つとお思いですか? その場合でも、夫は全く私と話をしないため、離婚の合意が得られません。どのような手段があるのでしょうか?
お忙しいところすみません。先日も、友人との会話で夫の無視がDVかという話題になったので、このブログを拝見して、先生に伺ってみたくなりました。

P.S.ちなみに、夫は、社会では普通に人とコミュニケーションをとっています。会話もするし、笑います。努力すればできないわけではないと思うのです。

投稿: | 2010年10月17日 (日) 18時26分

まなさんへ

本当は苦しいのに明るくしていることや普通にしていることは本当に大変なことですよね。

しかし、笑顔とはどんなに苦しくても逃げることなく頑張ってきたという証なんだと思います。

彼がしたことは本当に最低なことであると思います。
どうして苦しむまなさんの力にならないのでしょうか。どうして責任逃れするのでしょうか。一体何を考えているのでしょうか。そういったことを彼には気づいてもらいたい。そのためには、まなさんがどんなに苦しくても自らの夢から逃げてはいけないと思います。自らの夢から逃げたのならば、彼の思うつぼです。こんな最低なことをした彼の思うつぼになるのだけは何としても避けてほしいと思います。彼の将来のためにも。そして何よりこれ以上、多くの人が傷つくのを阻止するためにも。

私も、2008年の2月と3月にかつてお世話になった2人の方を亡くしています。亡くなった方に愛情を注ぐことはもうできないけれど、今生きている人に、目の前にいる人に、亡くなった人の分まで愛情を注ぐことはできるはずです。

投稿: リラックマ | 2010年10月17日 (日) 20時02分

美代美さんへ

私の好きな言葉に「もしも一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それは一粒のままである。だが、死ねば豊かな実を結ぶ。」という言葉があります。人生は一人ひとり異なりますが、それぞれの場所で、地に落ちた一粒の麦を育むのが今、生きている私たちの役目であると思います。お互い頑張っていきたいです。

投稿: リラックマ | 2010年10月18日 (月) 21時36分

リラックマさま

コメント、ありがとうございます。
最初、読んだときは携帯で読んでいました。
てっきり河野先生からだと思っていました。
最後に画面にリラックマさまからだとわかったとき、とってもびっくりしました。
バスの中で、思わず落涙しました。
目が痛いふりをして、ごまかしました(笑)

見ず知らずの私に、あたたかい言葉を。
本当にありがとうございます。

地に落ちた一粒の麦を育む…
精一杯やっていきたいです。

とはいえ、まだまだ落ち込んでばかりの私です。
平常の生活を営むのが精一杯ですが、そうしているうちに
傷は癒えるものだと、河野先生がまなさまを励ましておられました。

ぼちぼち、がんばりますね。

本当にありがとうございました。

投稿: 美代美 | 2010年10月23日 (土) 12時44分

先生、こんばんは。
申し訳ありません。少々、こちらのコメント欄を使わせてください。


リラックマさま
再び私に励ましのお言葉をありがとうございます。本当にどうしてもお礼が言いたくて、こちらのコメント欄をお借りします。

私の気持ちを汲んでくださり、ありがとうございます。そのことが、本当に嬉しいです。最近は、本当に疲れ切ってしまって、学校でも他人のいない場所ですぐに泣いてしまう日々に逆戻りしてしまいました。しっかりしたいのに、本当に情けない限りです。
彼に関してですが、もう連絡もとっていません。中絶後は支えるし、何年間かたてば結婚しようと言ってはいましたが、やはりなかったことにしてくれ、友達に戻ろう、友達としてなら君と付き合っていいけど…僕とは二度と付き合えないことを覚悟しといてね、と言われました。君は前を向こうとしていないからだめだ、なんて言われて、中絶してすぐ都合よく前を向いてる彼が理解できませんでした。最後に中絶を決めたのは君だから僕に非はない、という気持ちが伝わってきて、本当に辛く、中絶後、社会の付き合いだからと、遊びに行ったりしている彼をみて本気で復讐を考え、どろどろになり、私自身ももうボロボロでした。もちろん一人で背負いきれませんし、一緒に背負ってほしかったです。だから最初はすがっていました。しかし、私は明らかに馬鹿にされていると感じましたし、カウンセラーの先生に助けてもらいながら、今に至ります。顔をみたら何をするかわからないくらい腹立たしい気持ちもあります。幼稚な考えですが、中絶に関して苦しんでないのだから、会社で失敗して、立ち直れなくなるくらい苦しめばいいのに…と思うくらいです、他人を呪えば穴二つと、頭ではわかるのですが…
私は最初夢を無くしたし大学も辞めるつもりでした。親は、あんな男に将来狂わされて悔しくないのか!と泣いていました。大学の先生や、こちらで出会った皆さんのおかげで今も通うことができています。
リラックマさまのおっしゃる通りです。このまま夢を諦めていいのか…とも考えます。教師という仕事は、道徳的な人がやる仕事だと私は思っています。非道徳的なことをした私にはあてはまりません。今必死で、他の自分の進路を考えています。

長く私の愚痴を書いてしまいました。申し訳ありません。
以前から、リラックマさまに私のことを頑張っていると言って頂けて涙が出ました。
リラックマさまも、どうかお体にお気をつけてお過ごしください。

美代美さまも、こんな私にコメントくださり、本当にありがとうございます。現役で教員の仕事をされている方からのご意見は本当に貴重なものです。私は大学の先生に、私があんたにちゃんと教えとけば良かった…と言われた時、先生は先生で思うところがあるのだと思いました。「いつでも話を聞くからね」の一言に何度も助けられました。私が申し上げるのもおこがましいのですが…、「いつでも力になるよ」の一言はきっと子どもたちの心の深いところまで届いています。今回、困ったときに頼れる人のいない辛さが初めてわかりました。美代美さまのような先生がいる子どもたちは良いなぁと思います。これからも美代美さまのご活躍をお祈りいたします。

河野先生、こちらの場所を貸してくださり、ありがとうございます。先生のことを知るきっかけとなった「さらば、悲しみの性」に出会って、それから、こうして、先生のブログに出会えて良かったです。

投稿: まな | 2010年10月23日 (土) 22時00分

rsさま
広島大学公開講座に行っていただいてうれしかったです。村瀬先生や、河口先生や、もっと他の先生達の講座、多くの人に受けてほしかったのです。村瀬先生、いいでしょう。大学生たちのレポートも。私は、この日配布された資料を戴きました。「恋人とつくる明日」の中に掲載されているレポート、私も使わせていただこうと思います。特に、加害者だと知ったときの男子学生の慟哭の手記、涙が出そうです。コメント抱いて感謝です。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年10月24日 (日) 04時33分

リラックマさま
まなさまや美代美さまに、優しい励ましをありがとうございます。私からも、熱くお礼を申し上げます。傷つく女性たちが次々とあらわれる、今の状況そのものを何とかしたいと思いながら。私自身も無力感におそわれることがあります。皆様に助けられながらつつけているようなものです。こころから感謝します。これからも、見守って下さいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年10月24日 (日) 04時40分

お名前がありませんが。
私も、あなたのパートナーの行為は、DVだと思います。精神的暴力です。ムシされ続けているのは、離婚の理由になると思います。男なんて、そんなものとは思いません。暖かい心の交流もないままに、同居を続けることはつらいことです。どうぞ、あなた自身の人生を無駄にしないために、離婚に踏み切って下さい。長い時間、どうアドバイスしていいのか、考え続けて来ました。でも、これが私の結論です。あなたが楽しい人間関係の中で生きることができるように、再出発をした方がいいと思います。どなたか、弁護士さんに相談して下さい。そして、離婚の調停のアドバイスを受けて下さい。あなたの味方になってくださる弁護士さんをみつけられますように。また、お知らせ下さいね。お返事が遅くなってすみませんでした。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年10月24日 (日) 04時49分

美代美さま
数々のまな様に対してのアドバイス、ありがとうございます。感謝です。でも、一つだけ。中絶をするということは、本人はとてもつらいことなのですが。それは、今後生きていくうえで、決定的なダメージになるものではないと思います。生きるというのは、これからも数々のつらい経験をすること、その積み重ねであると思います。中絶もその一つに過ぎません。あなたの教え子にも、一つひとつのりこえながら生きる、その力を出せるように、アドバイスしてあげることでしょうね。あなたが落ち込んでいては、どうにもなりません。私だって、振り返ると、気が遠くなりそうなほど、つらいことが一杯ありました。その結果の今なのですね。つらい思いをどう人への優しさに昇華させていくことができるか、ということだろうと思います。私は、ムチウチのあなたのアドバイスがとっても役に立ちましたし、励まされました。とっても感謝しています。ちなみに、まだ示談はしていません。感謝しています。これからも、いろいろと教えて下さいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年10月24日 (日) 05時00分

まなさま
しんどい思いが続いていますね。あなたの場合、男性のひどい裏切りが重なっているので、さらにつらいのだと思います。あなたは彼に怒ってもいいのだし、復讐をしてもいいのですよ。男性が仕事で失敗をするのを期待してもいいのです。私の知っている人でも、相手の会社に、みんなが見ることができるはがきをせっせと出して、うさ晴らしをした人もいます。それで気が晴れるのなら、何をしてもいいのです。それだけひどいことをした男なのですから。
 でもね、それはやっぱりむなしいことですね。一番の復讐は、あなたがちゃんと生きること。彼は、あなたにダメな人の烙印を押しました。そんな彼に、サイテーの彼に、ちゃんとした人になって見せること。それが何よりの仕返しでは、と思います。
 それから、何よりのあなたの間違いは。「教師と言うのは、道徳的な人がなるもの。非道徳的なことをした私は」これにはびっくりですよ。私は、私の患者さんたちが非道徳的な人たちであるとは決して思いませんよ。自分が苦しんだあげく、みずからが生きるために出した結論や生き方を誰が攻めることができましょうか。そんな苦しい思いも何もしないで、何事もなかった人がいい教師であるなんて、全く思いません。恋愛の一つもしないで、「清く正しく」生きている人が立派な教師であるとも思いません。人を好きになったり、嫌われて苦しんだり、そんな思いや経験をした人のほうが、うんと幅のある、包容力のある教師になれるのではないでしょうか。
 人工中絶は、非道徳的なことではありません。育てられない妊娠をした女性の救済策としてあるものです。もう、いい加減、その考えから脱出しなければね。大切なあなたの一生を決める大切なときだから。早く立ち直って、本来の目的に進んでほしいと願います。お返事いつも遅くなってすみません。また、聞かせてくださいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年10月24日 (日) 05時22分

まなさま。
お返事、ありがとうございました。
過去のコメントも、読ませていただきました。
それはそれは、つらい思いをされたのですね。
彼に復讐したいお気持ちになられるのも、無理からぬことだと思います。
頭では、前を向いて生きていかなければと思っても、心がついていかない。
そういう状態になったことは、私にもあります。
教え子自身が、事故で急死してしまったときもそうでした。
前を向くまでに、しばらくの時間がかかりました。
焦らず、自分の心の回復を待つのがいいのかもしれませんね。
(いつも自分に言い聞かせているのです。)
泣きたいときは、泣いたらいいと思います。
忘れられないのは当然ですから。

進路について、悩んでおられるのですね。
「教師という仕事は、道徳的な人がやる仕事だと私は思っています。
非道徳的なことをした私にはあてはまりません。」

それは、大いなるまちがいです。河野先生と全く同じ意見です。
これだけは、教師として断言できます。
自分は、道徳的な人間だと思っている人が教師になると、こわいです。
だって子ども達の中にも保護者の中にも、道徳的に生きたくても生きられない人が
たくさんいるのですもの。
うまい例えではありませんが。
万引きを繰り返す児童がいるとします。
その子どもを責めるのは、簡単です。道徳的ではない、として。
自分が道徳的だと思っている教員は、子どもを切り捨てます。
どうして万引きするのか、何か心に抱えているものがあるのではないか。
そういった部分を推し量り、心に迫っていくことができるのは、
悲しいつらい思いをしたことのある教員だけではないでしょうか?

河野先生が書いてくださっていました。
「つらい思いをどう人への優しさに昇華させていくことができるか、ということだろうと思います。」
今の私に、何よりの励ましの言葉でした。

もちろん、まなさまの進路はご自身がしっかり悩んで
お決めになることですが、誤解だけは解いてくだされば幸いです。
あなたとの出会いで、私はこちらのブログにつらい気持ちを書くことができました。
これもまた、「つらい思いを生かした」ことになるのではないでしょうか?
つらい思いを、悲しい思いを経験した人だけが、教員に!!
極論すれば、そんな思いさえいだいています。
あなたのますますのご回復を心から祈っています。

投稿: 美代美 | 2010年10月24日 (日) 11時59分

河野先生。
「中絶をするということは、本人はとてもつらいことなのですが。それは、今後生きていくうえで、決定的なダメージになるものではないと思います。生きるというのは、これからも数々のつらい経験をすること、その積み重ねであると思います。」
ああ、そうですね…。私の人生もそうです。
決定的なダメージではないのですね。
私は、子どもが好きで好きで、情に棹さすところがあります。
私は冷静になって、アドバイスしていくことしかできないですね。

「つらい思いをどう人への優しさに昇華させていくことができるか、ということだろうと思います。」
ああ、本当にそうですね…。

にんべんに憂いと書いて、優しい。
悲しい思いをした人だけが、人にやさしくなれる。

昔、金八先生が言っていたのを思い出しました。
本当にありがとうございます!!

投稿: 美代美 | 2010年10月24日 (日) 12時12分

まなさんへ

 私は「師」とつく仕事にに大切なことは人の気持ちを推し量れること(完全に他人を理解することは無理だと思っています。)だと思います。
 そのためには色んな角度から物事を考えることってとっても大切だと思います。
 子どもたちって、小さいながらもカバンと一緒に色んなもの背負って学校に来るんですよ。
 学校で過ごすのは一日の3分の1だけ。
 家で過ごしている3分の2も推し量ってあげられる先生がいいと思いますよ。
 道徳って、答え出ないですよね。(私だけ!?)
 道徳って、自分の中の現実と理想との狭間で葛藤する過程が大事ってきいたことありますよ。 

 教員採用試験の年齢制限なんて、無いに等しい今日この頃。
 今教師になるか、そうでなければもう絶対教師にならないかじゃなくて、色んな行き着き方がありますよ。
 とにかく今はしっかり教員免許を取得して大学を卒業しときましょう(^_^)
 あなたは、遠回りしても、必ず最終ゴールにたどり着くことでしょう。
 何だか支離滅裂な文章になってしまいましたが、とにかく応援してますよ!

投稿: うさこ | 2010年10月24日 (日) 21時51分

まなさまへ。

河野先生、コメント欄にまたまた失礼します。

突然ですが、
30日土曜日、11:30 BShi。

ハイビジョン特集で、ある劇団のドキュメントがあります。

好きなことにかけた彼ら彼女らを見ていたら、元気が湧いてきました。

子どもが好きで仕事を選んだ頃の原点に、少し近づくことができました。よかったら、みてください。

投稿: 美代美 | 2010年10月29日 (金) 07時40分

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