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歓迎できない人②不動産会社、証券会社。

 診療中にもかかわらず、しょっちゅう電話がかかって来るのは、不動産の会社と、証券会社です。ほとんどは、受付でストップしてくれますが、それでも個人名でうまく繕って私に電話が回ってくることがあります。私が出ると初めて会社名と個人名を言い、そしてたとえば

「大阪の駅前にマンションが出来ているので、投資のために買いませんか」

等と言います。そんなときには、すぐに失礼します、と言って切ります。

 証券会社は、たとえば外国の投資信託?等の説明をしようとします。これも、私には用はありません、と言って切ります。

 中には、クリニックにまで尋ねてくる証券会社の人もいます。診療中にもかかわらず、です。受付の人が渡された資料を持って、私に取り次ぎにきますので、私は、会いませんと言って、これを返して、といいます。

 先日は、「帝〇データバンク」と言う人が来ました。受付から、用紙が回って来ました。見ると、クリニックの設立時の資本金だとか、今の年商だとかを書くようになっています。冗談じゃない。どうして私のそんな情報を人に言わなければならないの、と、診療中ではあっても、私は出て行って言いました。そしたら、うちのデータベースに入れます、と言うのです。

「入れていりません。内は赤字なのに、そんなデータを公表できません」といいました。本当に大ききな御世話です。そんなことは、調べようと思えば税務署かどこかの役所で調べることはできるでしょう。本気でうちのデータを知りたい人は、そうやって自分で調べればいいはずです。でも、大きな企業が倒産だとか、不渡りを出したとか言うときには、そこのデータが結構報道されているので、それなりに信用のある調査会社なのでしょうが。

 私のクリッニクは、自分の給料を削って、やっと経営が出来ているような、そんな状態なのに。なんだか、よほどお金が余っているように思われるのでしょうか。それとも、社会全体が不景気で、どんなところにでも、片っ端から尋ねて回るのでしょうか。

 そんな人が来た後は、しばらく、気分が悪くって。私は、倒産しては困るけれど、医療で大もうけしようとも思っていません。患者さんには十分な医療をして、喜んで頂いて、従業員の給料をちゃんと払って、みんなが気持ちよく生活できれば、それで十分なのです。今、お金儲けのために回すお金なんてありません。

 もう、お金に関して、忙しい診療中に来るのはやめてほしい。そんな人は、歓迎しません。冷たいようでも、ぴしゃりとお断りすることにしています。そうでないと、待っている患者さんに悪いですもの。

2010_09290001  またまた、そごうで北海道展です。このごろ、よくありますねえ。少々やりすぎではないの?と思いながら、でも、そわそわと。昼時間が余りなくっても、走って行って来ました。前回の北海道展でのラーメンは、辛いし、濃いし、脂っこくって、年の身にはつらくって、全然美味しくありませんでした。

 今回は?前回と異なるラーメン屋さんです。新味噌ラーメンを頼みました。とっても美味しかったです。美味しくって、つゆも飲みたくって。ただ、日ごろ中華そばミニに慣れている私には、全部食べられませんでしたが、おつゆは飲んでしまいました。大きなチャーシューだけでなく、ミンチが入っています。ラーメンをすすっていたら、ミンチがひょっと喉に来て、むせてしまって。周りに迷惑をかけないように我慢したら、死ぬかと思いました。皆様もお気をつけて。


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歓迎できない人。①患者さんとしてだけの付き合いにして。

 ある日、お昼時間のランチからクリニックに戻ったら、一人の女性が待合室に座っていました。そして、私を見ると、「先生!」と駆け寄ってきました。

「私は7年前に先生に診察をしてもらった〇〇です。」と。「あの時にお世話になって、ずっと先生のことを忘れていませんでした。」と続きます。

 私は彼女のことをよく覚えていました。その後どうなさったかなあと度々思い出していた人です。

「とてもとてもお世話になって。いつもお礼を言いたいと思っていました。」

 彼女は、韓国から日本に嫁いだ人です。お連れ合いは日本人。広島居住です。

そして、あのときのお礼として、と、一冊の本を差し出しました。この本を上げます。ぜひ先生に読んでほしくて、と。

見ると、分厚い本。著者は「文鮮明」さん統一協会の創始者です。

「あなた、統一協会だったの?」実は、私はそうではないかと思ってはいました。集団結婚で日本に来たのではないかと。でも、それは、彼女自身が話さない限り聞けるものではありません。

「はい。でも、あの時には言えませんでした。統一協会っていろいろと言われているけれど、悪い宗教ではありません。この本を読んでもらえば分かります。」

「うん。私は、あなたのことをとてもいい人だと思ってたし、あなたが悪いなんて思わないよ。でもね、統一協会は私は敵としているよ。」と言いました。「世界女〇平〇連合」って知ってる?その団体と一緒に活動をしている人と、私は裁判をしたのよ。

 「私の性教育は、あなた達にとって、敵の教育と捉えられているのよ。知らない?」

「ええ?どうして?先生はとてもいい人なのに。」やはり全く知らないのですね。

今、どうしているの?と尋ねると、今、韓国語の教室をしています。生徒さんがとても沢山いて、時々キムチを作って持っていってあげると、みんなにとても喜ばれます。と。私が行っているYMCAとは比べ物にならないほどの生徒さんの数です。

 悪いけれど、私はその本を読めないわ。もらうわけには行かないわ。と言うのですが、どうしてもと、置いて帰りました。

 その後、平和公園への橋の上で、その本を持って歩いている人に話しかけている人を見ました。ああ、彼女達は、あの本を売るノルマがあるのだなあと思いました。

 「純潔教育」を言う彼らが、集団結婚を受け入れる、その精神的な構図が分かりません。でも、彼女がとても優しく「いい人」であるのは、間違いありません。長い間、彼女の治療をしてきて、それは私の実感としてあります。

 でも、私は統一協会はごめんです。名乗ってきた彼女にはもう、医師と一患者としての関係以外の接触はしません。患者さんとしてきたなら、私はそれは拒否はしません。

 エホバの人でも、何人も来ます。「輸血はしません。」という彼女達と、宗教的な論争は一切しません。勤務医時代に散々やって、もうそれは疲れるたけだとよーく分かっています。

 エホバのえらそうな男性二人がお話しがあるからと、本を手にしてこられたときには、お断りしました。そんな話を聞く耳は持ちません。私は、患者さんと向き合うだけです。

 いろいろな人が患者さんとして来ます。それは拒否できません。すべての状況にある人を受け入れます。でも、それは、あくまでも患者さんとして、だけです。

2010_09230007 23日、フランスから赤ちゃんを引き取りに来た人や近藤さんたちと一緒にしたランチです。メルパルクの二階のレストランでの日替わりです。1050円。豪華で美味しくて、フランスからの方にもとても喜ばれました。

 ここの従業員の方は、赤ちゃんのために、ベビーベットやベビー椅子も用意して下さって、とても親切でした。


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検察の村木さんへの事件についての私見。

 しきりに報道されている、検察の大阪特捜部による「証拠フロッピー改ざん」について。

 この問題を、単に「一人の検事(それも広島大卒ですって!!)が書き換えたもの」というところに終結させそうで。

 私の思いを少し。この事件は、一人の公務員、「村木厚子さん」の人権侵害だと思う。まったく無実の人を逮捕、長期拘禁するということが何を意味するか。

 連日報道される、殺人にしても、窃盗にしても、誰かが逮捕されると、まるでその人が極悪人のように扱われる。報道もしかり。しかし、今回の例が示すように、無実の人がこのような目にあうことはありうる。私たちは、有罪が確定するまでは、「推定無罪」と言うことをつい日ごろ忘れてしまう。

 私が我慢できないのは、無実であっても、村木さんのように、一貫してはじめから否認していても、逮捕され拘置所に拘置されるときには、まず素っ裸にして体を調べられる。何かを隠し持っていてはいけないという名目であるが、まずここでプライドをつぶされてしまうという。

 逮捕経験のある沖縄の活動家と話したとき。

「運動で逮捕されて拘置されたとしても、自分にはプライドがあって、毅然としてやりぬくことはできると思うけど、裸にして調べられるというの、あれはいやだなあ」と私が言うと、

「ああ、それはそう。あのね、素っ裸にされて、足の形の絵が描いてあるの。そこに足を置いて立つのよ。その前に手が書いてあるの。そこに手をつけ、と言われるの。そこに手をついて、尻の穴まで見られるんだよ。」と。

 もちろん、村木さんがそんな手をつくということまでされたがどうかは知らない。ただ、裸にして調べられるというのは、そうでしょう。

 それに、どこに行くにも、手錠と腰縄である。医療事件で逮捕された医師だって、法廷に出るときには、手錠に腰縄で、法廷にいた家族が呆然としたと聞いた。

 逮捕、拘禁されている女性が必要があって私のクリニックに連れて来られたとき。私は、診察室では手錠をはずして下さい、と言う。診察室では、一人の医師と患者の関係でありたい。

 裸にして調べられたり、手錠に腰縄だったり、罪人であれば当然というような扱いは、たまらない。その上に、留置場や拘置所に長い間入れられて、家族とも触れ合うことも出来なくて、仕事も奪われて、村木さんは、本当にひどい目に合わされた。

 それは、検察全体の問題であって、一人の検事だけの問題ではない。

 無実の人でも、このような目に合わされることがあるのだということを、忘れてはいけないと私は思う。推定無罪ということを考慮した上での、被疑者への対応を再考してほしいと思う。

 それに、報道も。逮捕されたというだけで、極悪人のような扱いをしてはならない。この事件の初めの頃、多くのマスコミが、検察の描いた構図をそのまま報道した。それらの報道により、まるで村木さんが指示したかのような、腐敗した官僚のような印象を持ったのは、私だけではないだろう。今回の無罪の判決で、その前には、無罪が推定できたけれど、初めの頃の自分達の報道について、自戒した記事には、さっぱりお目にかかれなかったのが、残念だ。

2010_09250002 この度東京に行った夜遅く、子どもたちと行った赤坂「まいうKOREA」でのダックハンマリです。ダックは鶏、ハンは一つ。マリは匹。「鶏一羽」です。

 鶏一羽がたっぷりのスープで煮込まれた後、お店のお兄さんが、はさみで骨ごとジョキジョキ。器用にさばいてくれます。そこに浅漬けのキムチと、たっぷりのお野菜をいれ、さらに煮込みます。それぞれの自分のたれをつけて食べます。たれには、唐辛子の山とからしが入れてあり、好みで唐辛子を調節します。たれは、ポン酢風。スープはコショウがたっぷりです。野菜は、とくにジャガイモがホクホクして美味しかったです。

2010_09250003 ほとんど食べつくした後は、麺を入れて食べました。スープが美味しくて、しっかり飲んだので、麺を入れるときにはスープを追加して下さいました。他にも、蟹の生のコチジャンづけ、ケジャンや、キムチの盛り合わせ等を食べました。キムチの盛り合わせ、これが抜群に美味しかったです。韓国料理の店、ずいぶん食べ歩きましたが、キムチの味はそれぞれです。キュウリのオイキムチ、大根のカクテキ、それに白菜のキムチ、どれもおいしくて。

 次の日の会議、私はきっとにんにくくさかったと思います。皆さん、ごめんなさい、です。


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子宮頸がん予防ワクチンについて⑥公費助成その他いろいろ。

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 子宮頸がんの予防ワクチンの公費助成の状況です。これは、新聞報道に基づいて作ったものですので、これ以外にも助成しているところはあります。たとえば、私が個人的に知ったところでは、島根県のここに載っていない町では、中学生85人中84人がすでに一回目の接種を終えています。それは、新聞には報道はされていません。

 前回の6月の時点での助成の状況から見ると、ずいぶん増えて来ました。今後、国が予算措置をしようとしていますので、それが実行されるともっと増えるでしょう。

 国の助成は、「公費助成をしている地方自治体に助成する」というものです。おそらく、半額を国が持つということになるでしょう。それでも、自治体は、半額を自分の予算で出さなければならず、人数の多いところでは、結構大きな金額になってなかなかしんどいところです。また、議会などにこれまで述べたような論拠なく反対する人たちがいるところでは、さらにしんどいことになるでしょう。

 また、ワクチンを接種したいけれど、高額なので、公費助成を待っているという人もいます。でも、公費助成のほとんどの対象は、中学生です。一部、東京の渋谷区のように、「19歳まで」と決めているところはありますが、他はほぼ全部小6か中学生が対象です。大人の方にはまず助成されないと考えた方がいいと思います。

 それから、当然なのですが、接種はあくまでも任意です。強制ではありません。今、あらゆる予防接種は任意です。まるで国策のように強制するのは問題だという人もいますが、それは間違いです。

 また、若い女性の性的な行動の結果に貴重な税金を使うのは許せん、と言う人もいます。いえいえ、子宮頸がんは、ほとんどが主婦の病気なのです。ウイルスを持っているパートナーから繰り返しそのウィルスが入ってくることによってがん化するものです。感染=即癌というわけではありません。子宮は命を生み出すところ。このがんにより、自分の命を脅かすだけでなく、あらたに命を生み出すことが困難になってきます。

 さらに、「女性だけでなく、男性にもうったらいいのでは」という意見も寄せられました。それは、私もそう思ったし、またカナダなど男性への接種も許可された国もあります。

 しかし、男性自身が性器にこのウィルスを持っても、「ペニスの癌」の発症率は極わずかです。その費用対効果から見て、「癌を発生する当事者」である女性に接種をとなっています。ただし、「男性の喉の癌と肛門の癌」は、このウィルスが関係しています。ですから、男性同性愛の人には、がん予防として接種したほうがいいと思います。現に、アメリカではそれが真剣に考えられています。日本では、「女性にうつこと」になっていますので、自由診療といっても、男性にうつことは今の段階では許されていません。

 公費助成の地図を見て、大分広がっても、やっぱり広島県はゼロです。悲しい思いをしています。

 以上でワクチンについては一旦終わります。これから新しい情報があったら、また、お知らせしますね。

 昨夜東京から帰って来ました。全国から産婦人科医が沢山集まって、それぞれの地域での話を聞きました。地方によって、ずいぶん状況が異なります。異なる状況の中で、若い医師たちがとても頑張っている姿を見て、本当にたのもしく思いました。まだまだ捨てたものではありません。おおいに力を戴いて帰ってきました。さあ、私もまたひとふんばりです。


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落札しました!!

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 背番号6 梵(そよぎ)選手の直筆のサイン入りユニホームです。リレーフォーライフのイベントで、カープの選手が提供してくれたユニホーム、入札に応募しておりました。

 私は梵、姉は赤松に同じ金額で。応募したまま私たちは出雲にいったので、閉会式での入札の結果を見ないままでした。そしたら、昨日、馬庭さんがクリニックに来てくださって、二人とも、落札したのだと教えてくださいました。

 いやあ、何ともまあ、うれしいことでした。落札したお金も、少しでもリレーフォーライフのお役に立てることができてよかったです。

 私はこれまで球場に行くときには、前田智徳選手のユニホームを着ていたのですが。さあ、これからどうしよう。悩みますねえ。

2010_09190001 カープのユニフォームとは全然関係ないのですが。久々のランチです。少し恥ずかしいのですが。私のクリニックのすぐそばにある 牛丼の「松屋」です。今、期間限定で、「豚と茄子の辛みそ炒め定食」をやっています。ポスターを見て、ふらふらと入りました。遅い昼、一人で入るには多少勇気が要りました。周りの客はすべて若い男性達。女は一人もいません。

でも、その美味しかったこと。豚と茄子とたまねぎをしっかり炒めたおかずもですが、新米の御飯がとっても美味しいです。「今、期間限定で御飯は大盛、特盛無料ですが、どうしましょうか。」と言われて、「ええっ?いえ、あの結構です。小盛にして下さい、と、減らしてもらいました。それが、もったいなかったなあと思うほど、御飯が美味しいです。男性達は、皆さん、「おおもり」と言っていました。キャベツのきざんだのもたっぷりですし。これで580円は安いなあと思いました。

 今、東京のホテルです。今日は、今からピルや女性の健康についての研修と会議があります。昨夜は久しぶりに息子夫婦と娘に会いました。やっぱり子どもに会うのは、うれしいです。最終の飛行機で広島に帰ります。


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子宮頸がん予防ワクチンについて⑤再度副作用について。

 私は副作用についても、以前の6月29日からのブログで書いていますが、それでも、もう一度。

 子宮頸がんの予防ワクチンについて、これをうつと死ぬだの、不妊になるなどのデマがネットを中心に広まっています。それによって、うつのをためらう人がいるのは、悲しいことです。

 これらのデマについて、丁寧に検証をして下さっているドクターのサイトを二つ紹介します。

このサイトは、東京大学医科学研究所付属病院の内科のドクターが書かれています。丁寧に書かれていますので、悩んでいる方には、ご一読をお勧めします。とくに、巷に広まっている副作用についても、丁寧に説明がしてあります。

こちらのサイトは、まだお若い?ドクターがとても丁寧に医療について語ってくださっているブログです。このブログの「予防注射のワクチンで不妊になるというトンでもなうわさ」というタイトルの上に続きのタイトルがあります。何回にも渡る力作です。是非、ご一読を。

 私もいつもそうなのですが、ブログに書くときには、事実の確認にとても時間がかかります。ワクチンに反対する人のブログに、医師は、論文など読むこともなく、ただ製薬会社からの情報を一方的に鵜呑みにしていると、書いてあるのがありました。

 私でも、コレまで、英文も含めて、どれだけの論文を読み、また研修会で様々な大学の教授も含めて、研究者の講演をどれだけ聞いてきているか。患者さんの命や健康に関することですので、簡単に飛びつくことはいたしません。

 ブログには、それらの集大成のつもりで書いております。うそのないように検証をしながら。また、反対する人たちの論拠をも漁るように読みました。そうでないと、あんな怖い人たちへの反証は出来ません。

 ご案内したブログを読んでいただくのが一番ですが、ここにまた、はっきり言っておきます。このワクチンで不妊になることはありません。一度でもうてば不妊になるなんて、とんでもない。私のところでは、二回接種した後に妊娠し、三回目は出産を終えた後にすることにした人もいますし。さらに、流産との関係もありません。たまたま、これを打った人で流産する人があっても、打たない人との確率を比べると差がないと、そうやって危険があるか否かを検証するもなのです。

 それから、死ぬなんてとんでもない。イギリスの少女が接種したあとに亡くなったというのは、実は心臓の近くにまで及ぶ肺がんであったことが論文に出ております。(イギリスでは、今400万件の接種が行われています。)

 インドの例については、ご案内したブログにも書かれていますが、マラリアに伴う貧血や、自殺や、溺死などで亡くなった人たちが4価のワクチンをうっていたというだけの話です。いずれも、ワクチンとの関連はありません。

 このワクチンの有効性は、今はまだ打ち始めて6年余りですが、2価のワクチンは、免疫力は変わらず維持していますし、20年はこの免疫力は続くであろうとされています。20年続くということは、その後は消えてしまうということではありません。20年は続くということは、おそらく一生続くということと考えられます。

 先日の、帝王切開の動画を生徒に見せるとの大学教授のに話では、今していることが子宮頸がんに罹る人の減少につながる、その評価は20年後にはっきりするでしょう、と言われました。

 ああ、そう言い切れることはすごいなあ、と思いました。(だって、私は性教育に必死でとりくんで25年以上経つのに、未だに効果が見えませんもの)

 それから、上流階級の人はこのワクチンは打っていないという、これもどうしようもないうわさも飛び交っています。情けない!!私は上流階級という言葉自体がとてもいやなのですが。ちなみに、自治医科大学の教授の言葉をご案内します。

「このワクチンは今の段階では一般の方よりも情報を密に持っている医療関係者とその家族に非常に接種率が高いのが特徴です。当院では、真っ先に接種したのは医局員、薬剤師、看護師、医師の娘、医学部の女子学生でした。科別では産婦人科が圧倒的に多く、次いで小児科です。」

 私のところでは、80人の方にほぼ160回接種していますが、注射したところが痛いという人は多かったです。筋肉注射ですので、当然の反応です。それと、一人だけ注射したところが発赤した人がいます。これは、冷やすことで赤みも速やかに消えました。

 もう一度、今度は公的助成についてお話したいと思います。今日は診療がすんだら東京に行きます。バタバタしていますので、なかなかコメントへのお返事が出来ないでいます。遅くなっても必ずお返事しますので、ごめんなさい。


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赤ちゃんがママに会えました。

 子宮頸がんのワクチンについては、まだお話ししたいことがあります。明日、あさって中にちゃんとお話します。

2010_09230014  が、今日は早く皆様にお知らせしたくって。以前から時々お話ししていた赤ちゃんです。やっとフランスのママになる方に会えました。家庭裁判所の調査も終わりました。

 新しいママは、ティーンエイジゃーかと思うようなかわいい人でした。日系の方ですので、日本からの赤ちゃんを望んでいた夫婦です。

 私が時々ブログに書いて、それを読んだ皆さんが無事養子縁組が成立して、フランスに渡ることができるのか、とても心配して下さっていることをお話しすると、ママは涙ぐみました。ママもパパになる人も、何回かあきらめた方がこの子の幸せになるのかも、と、思ったと。だって、アメリカの場合と、あまりに政府の対応が異なって、もう、とっても厳しかったものですから。皆さんに心配して頂いてありがとう、と言われました。

 私たちも、何回ももうフランスは諦めようかと思いました。でも、こうして、涙で赤ちゃんを抱くお母さんの姿を見ると、がんばって本当に良かったと思いました。もう、様子が分かったので、フランスの場合も大丈夫です。

 お昼ごはんを食べながら、お話しをしました。今、フランスでは、三歳までの子を育てている親には、月700ユーロ、約7万円の手当てが出るし、学校は、大学までずっと授業料は免除なのだそうです。こうして少子化で悩んでいたフランスにも、沢山の赤ちゃんが生まれるようになったと。みんなで子育てをするようになって、養子縁組を希望する赤ちゃんは、ほとんどいないのだそうです。うーん、7万円。日本の子ども手当てがばら撒きと批判されている姿とずいぶん異なります。

 以前Chestnutreeさんのバザーで買ったワンピースも、やっと渡すことが出来ました。育ててもらっているうちに、すっかり大きくなって、ワンピースも今、丁度いい大きさになっていました。

 後は、家裁の決定を待って、事務的な手続きをするだけです。近々ママと一緒にフランスに渡ることになるでしょう。

 これまで赤ちゃんをかわいがって育てて下さった病院のスタッフの方たち、それから近藤紘子さんの弟の谷本建の一家の皆様にも感謝感謝です。無理を言って書類を作ってくださった児童相談所の方たち、早くしてくれと催促して、迅速に調査をして下さった家庭裁判所の方たちにも感謝です。何より、こうして無事元気な赤ちゃんを産んでくださった実のお母さん、17歳の少女とその家族の方たちにも感謝しなければなりません。

 それから、ご心配して下さった皆様にも感謝と共に、ご報告でした。


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子宮頸がん予防ワクチンについて④ワクチンと性教育

 子宮頸がんの予防ワクチンに反対する人たちの、もっとも急進的な人たちは、「やっぱり」性教育に反対する人たちです。いわゆる「過激な性教育キャンペーン」で、様々な出来事をでっち上げ、捏造し、「性教育は若者をそそのかす」と、政治をも動かしてきた人たちです。

 このワクチンについて私のブログにも様々な人のひどいコメントが寄せられました。その人たちが言っていることがみな同じです。団体で活動しているのでしょう。(私は、このような「うそ」のコメントは断じてアップしません。)

 このワクチンは、ペットを去勢するために作られた薬。これをうつことによって、死んでしまう、不妊になる、日本民族を滅ぼそうとする外国の勢力の陰謀である、と。でも、このワクチンが認可されたのは、世界の中で100番目なのです。ワクチンに関しては、日本は後進国なのですね。日本民族を滅ぼそうとする以前に、どんどん接種しているヨーロッパや、カナダ、アメリカやオーストラリアなどの民族は一体どうなるのか、と思います。

出所は、ここでした。あの例の人たちなのかとネットで検索してみると、それにもっと輪をかけたような人たちでした。

 「日本の子供の未来を・守る会」=「國體護持塾」という、もうびっくりの世界です。だって、「日本国憲法は憲法として無効です。私達の正統憲法である大日本帝国憲法は今も生きています。」とトップページに書いてあるような団体でした。でも、この中の「日本の子供の未来を・守る会」は、今、活動停止すると表明しています。

 さらに、その会の名前を語って「子宮頸がんワクチン推進の反対活動」が行われているが、6月27日をもって当該案件に関する活動は一切行っておらず当会とは関係ないとまで。うその情報を振りまくだけ振りまいて、そして後はもう私どもとは関係ございません、という、まことにおかしな、そして卑怯なやり方です。だって、その振りまいた情報がすでに一人歩きして、ネットの世界でまかり通っているからです。

 いま、教育界では、まともな性教育がとても難しい状況になっています。

 文科省の指導要領では、中学校で「性感染症とその予防」高校で「家族計画という避妊」が教えられるようになっています。

 しかし、中学校では、「性感染症」を教えると言っても、言葉の規制があります。「性感染症」なのに、「性交」という言葉は禁止です。さらに、「セックス」も、「エッチ」もダメ。そのような言葉を使わないで性感染症を教えよというのですから、現場では「出来ない」ということになるのは当然です。さらに、予防としての「コンドームの使用」についても、決っして具体的には教えてはなりません。ただ、言葉としてあるだけ。

 私は、義務教育の内に、性感染症とその予防と「避妊」をしかり教えるべきだと思っています。それは、長い将来の中で、ほとんどの若者がいつかは性に直面する時が来ると思うからです。今すぐの問題ではなくとも「いつかは」なのですね。そのためにも知識を持っていないと。だって、今、一番沢山人工中絶をうけ、性感染症に罹り、子宮頸がんの検診に引っかかるのは、20代なのです。早いうちから教育を受けていない彼らの行動により、自らの体と心が傷ついていっています。成人した人たちに性教育をしてくれるところなんて、ないのです。学生の内にこそ、です。

 それらを教えることにって、若者をそそのかすことになる、興味を持つではないか、と彼らは言います。とんでもない、若者達は、もうすでにしっかりとそそのかされているのです。

 この情報社会で、面白おかしく、性の情報が飛び交っている、その状況を知らないのでしょうか。その情報により、若い彼ら、彼女達の性意識は作られています。

 その彼らに、まともな情報を真正面から教えることによって、彼らに賢くなってほしいのです。自分の生き方を自分で賢く選択してほしいのです。

 性教育というと、若者達にセックスを推奨して、フリーセックスの国を作って、家族の形態を崩し、国をほろぼそうとしているという、こんなとんでもないことをいう人たちを相手に、私は奮闘して来ました。裁判までして、そうではないということを証明しようとしました。

 それなのに、ここで、また、子宮頸がんのワクチンという材料に飛びついたかのように、彼らがぞろぞろと動いていますし、実際、ワクチンは危険であると、とんでもないことを広めてしまいました。

 性教育をしっかりして、それからワクチンを、という人たちに。一体いつになったら、そのような教育ができる社会になるのでしょうか。今の政治の状況を誰がつくりだしたのでしょうか。文科省に圧力をかけ続け、全くまともな状況も教えられない今日の社会を作った人たち。そんな行動を許してきた責任は、誰にあるのか、それを考えてほしい、そう思います。ワクチンをうつことによって、むしろ、何のためのワクチンなのか、それをしっかり教えるとてもいいきっかけになると私は考えます。


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子宮頸がん予防ワクチンについて③ワクチンで抗体を作る

19日の私のブログのワクチン接種や公的補助に反対する人たちの論の中の2について。

 HPVには様々な型があり、中でも発がん性HPVは沢山あります。ワクチンは、その中の16型と18型の抗体を作って感染を阻止しようというものです。

 ここで、「抗体」について勉強しておかなくてはなりませんね。たとえば、インフルエンザや風疹など、ワクチンがあるウィルスの感染症は、罹ると自然に抗体ができますので、もしかかってしまった人は、ワクチンを接種しなくてもいいのです。

 しかし、このHPVは、子宮頚部の上皮のみに感染し、抗体をほとんど作りません。作らないか、作ってもとても弱くてウィルスの感染を阻止するほどの免疫が出来ないのです。ですから、癌や前がん状態の治療をしたとしても、そのことで新たな感染を阻止してはくれないのです。パートナーがそのウィルスを持っていると、その彼女にまた繰り返しウィルスが入ってきて、また感染し、前がん状態にまたは癌になってしまうということがありうるのです。

 ワクチンは、自然に抗体ができにくいこのウィルスの抗体を作ってくれて、感染を阻止しようとするものなのです。ワクチン接種によって抗体が確実に出来ます。

Photo 発がん性HPVの型です。小さくて見えにくいのですが、クリックして大きくして下さいね。いろいろな型があるのですが、やはり圧倒的に16型と18型が多いのです。さらに、このグラフの色分けを見てください。濃い赤は、腺がんです。普通、子宮頸がんというのは、扁平上皮がんが多いとされています。扁平上皮がんは、その性質はおとなしく、抗がん剤や放射線治療もよく効きます。が、腺がんは進行も早く、治療もなかなか難しくて、厄介ながんの一つなのです。18型の感染は、腺がんになることが多いのです。

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私は、このワクチンが、腺癌になりやすい18型をもブロックしてくれることが大変うれしいのです。

 さらに、このグラフを見てください。すでに以前出しているグラフですが。日本の若い人の子宮頸がんは、圧倒的に16か18の感染であるということが分かっていただけますでしょうか。若い人の場合、ワクチン接種によって、ほぼ90%近くの感染を阻止できるのですね。

 でも、確かにまだ16と18以外のウィルスもあるのですから、そこを検診を受けることでカバーしましょうというわけです。

 もう一つ、今、世界には二種類のワクチンが開発されています。日本では、そのうちの一つだけが今認可されています。もう一つも近々認可されるでしょう。それは、16と18だけでなく、6型と11型のHPVの感染も阻止する4価のワクチンです。ただ、この6と11は、発がん性のHPVではなく、尖圭コンジローマを作るウィルスです。

 これも認可された時には、どちらを接種するか、その時点で考えればよいと私は思います。でも尖圭コンジローマは、私の現場ではとてもよくある性感染症です。私のところでは、冷凍凝固で治療していますが、簡単にきれいになりますし、今はお薬も出ています。局所の他に何か影響を与えるものでもありません。これをわざわざワクチンをうって阻止しようとしなくても、あくまでも16と18の付録として考えればよいと思っています。4価というと、まるで4種の発がん性HPVの感染を阻止するかのように思われているようですが、あくまでも16と18のみがブロックされるということには、かわりはありません。

 それが認可されるのを待って公的補助も決めればいいという方がいます。そういう間にどんどんと感染は広がっています。すでに出した私の現場でのデータをみても、若い人の感染、子宮頸がんの発症が広がっています。今、もう打てるワクチンがあるのだから、一刻も早く多くの方に接種してほしいと思っています。

 子宮頸がんは、はじめて予防できる癌になりました。私は、あらゆる癌が予防できるといいと思っています。

 まだまだ公的補助と性教育について述べたいと思います。

 


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出雲への道とホテル。

 昨夜広島に帰って来ました。私の両親や祖父母が眠っているお墓参りが目的です。年に二回、お墓参りに行っているのですが、この日をのがすと、これから全く行けるときがないので、少々無理をしてでも、夜出発で行って来ました。

 私の家は、仏教ではなく、神道なのでお盆やお彼岸はありません。でも、大体それにあわせて行くようにはしています。

 広島から出雲には、もうよく知っている道。ナビを頼ることもなかったのですが。お墓参りの時、いつもはお墓がある出雲市平田町のメープルホテルに泊まります。そこのすぐそばに大好きな温泉の「ゆらり」があります。メープルホテルの宿泊者は、ゆらりの温泉に200円で入ることが出来ます。

 しかし、今回は、そのメープルホテルが満杯で泊まることが出来ませんでした。そこで出雲の旧厚生年金会館、今の「ウェルシティ出雲」に予約を取りました。以前一度泊まったことがあるのみで場所がよく分からないので。出発時にナビにホテルを入れました。そしたら、ナビが浜田の方へ行けと言います。びっくりです。

 いつもは、三次経由です。三次で高速を降りて、後は54号線をくねくねと山道を通ります。夜暗いときには、結構疲れるものがあります。ナビの言うとおりに行ってみようか、となりました。途中、どこかで山道を斜めに出雲方面に行けと言うのではないかと思いながら。

 そしたら、浜田道の最後、いまは江津まで伸びているのですね。そこまで一直線。そこから国道9号を通って出雲へ入りました。二時間半でホテルに着きました。とても早くて、道も楽で。それに、今浜田道は無料の実験中で、しかも祭日だったので、西風新都から江津まで高速料金は何と400円でした。西風新都までの広島高速を通ったのも同じ400円です。計片道800円。何か徳をした気分です。

 帰りも同じ道を帰りました。同行の姉と夫と話をしながら、本当にすぐすぐ帰ることが出来ました。この道を知ったことが、今回の大きな収穫でした。

 朝チェックアウトをするとすぐに出雲で一人暮らしをしている叔母を迎えに行き、お墓参りに一緒に行きました。おばさんにも教会の先生にもお会いして、お願いすることもできて、ほっとしました。

ところで、出雲の宿泊したホテル良かったです。何よりお風呂、部屋についているのと別に温泉があります。夫は着くとすぐに温泉に入りましたが、私は部屋でシャワー。朝、ゆっくり温泉につかりました。ジャグジーや打たせ湯もあって、なかなかの温泉です。

2010_09200001  それに、朝ごはん。バイキングではなく、正統派の朝食です。前日に洋食か和食か頼んでおきます。コーヒーとジュースはセルフで飲めるということでしたので、私は和食です。

 こんな豪華な朝ごはんでした。お味噌汁は、宍道湖のしじみのでした。

 この朝ごはんがついて、ツインの二人分の料金が11680円でしたよ。一人あたり5840円。シングルの姉は6000円ちょっとと、ほんの少しだけ割高でした。部屋も大きくてきれいで、ここは絶対お勧めです。

 子宮頸がんのワクチンや性教育の話、今夜書きます。寄り道してすみません。


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リレー・フォー・ライフ初日のご報告

 今、出雲のホテルにいます。

 昨日は、一日中とても充実していました。朝の内にクリニックへ。そごうでおみやげ物の買い物。そして、前日作ったリレー・フォー・ライフの資料を印刷。ホッチキスでとめて、会場へ。

2010_09190003 開会式のすぐ後でしたが、すでににぎわっておりました。

まず会場の偵察。カープの福袋を買ったり、カープの選手のユニフォームの入札をしたり。

 そして、講演会場に入ると、内科の先生の講演資料が置いてありました。びっくり。私のは、白黒で、それもスライドを小さく沢山並べたので、見えにくいのです。内科のドクターのは、カラーのプリントで、ボリュームもたっぷり、とても立派な資料でした。これは、いけないと。クリニックに帰ってカラー印刷をしようか、どうしようと考えたあげく、一部だけ作っていたカラーの資料を会場の近くのコンビニに持って行ってコピーしました。A3二枚と、A4一枚の三枚の資料を32部。せっせとコピーして、会場に戻りホチキスでとめました。まあまあの資料になったかな?

2010_09190005  すぐに、廣川先生の講演です。癌最前線の話は、とても勉強になりました。先生にはいつもPet-CTでお世話になっています。今日は、診断だけでなく、最前線の放射線治療についてもしっかり教えて頂きました。「癌になるのを防ぐことはできないが、癌で死ぬことは防ぐことができる」という先生の信念に基づいた治療は、ありがたいことだと感動しました。

 その後、ステージで南中ソーランの力強いおどり、韓国の青年の太鼓や美しい踊りなどをみて、それから、やんじさんと運動場を歩きました。一周歩くごとに判を押してもらって、結局7周歩きました。

2010_09190006 2010_09190007 運動場には、ルミナリエが置いてあります。夜になると明かりが灯されるのですが、一つひとにメッセージが書かれています。その中のひとつ、けんだま姉さんへのルミナリエもありました。昨年のリレー・フォー・ライフでは、元気にけん玉をしながら歩いて見せて下さったのですが。

2010_09190010 2010_09190012  歩き疲れた後は、足つぼマッサージをしてもらいました。プロの方たちのボランティアで、無料だなんて。それはそれは上手で、すっかり足の疲れが取れました。

 その後は、冷ぶっ掛けうどんをかっこんで、腹ごしらえをしてから、いよいよ講演をしました。「子宮頸がんとワクチン」の話です。

2010_09190014 2010_09190016  うどんは、これで350円は安いし、おいしいし豪華でした。

 講演会場は、スライドをするので暗くて。写真はやんじさんに撮ってもらいました。

 講演が終わると、外はルミナリエがきれい。真ん中には、HOPEと書かれています。その周りを沢山の人々がぐるぐると歩いています。ステージは、ずっと人々が入れ替わって歌や演奏や、踊りが続けられています。

2010_09190013 24時間人々が歩きますので、今もどなたかが歩き続けていらっしゃるでしょう。多くの方の働きで、昨日と今日の沢山のイベントが続けられています。

 ぜひ、皆様も行ってみてくださいませ。今日は、カープとサンフレッチェの選手のオークションもありますよ。

 私の講演の内容について、また明日か明後日には話したいと思います。講演後、車を飛ばして出雲に来ました。少々疲れています。


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子宮頸がん予防ワクチンについて②反対する人たちへ。

 子宮頸がんの予防ワクチンについて、私は6月29日から何日にも渡って述べています。それでも、あえてもう一度と思うのは、あまりにひどい誤解に基づいた、接種に反対する人たちがいることに、胸を痛めるからです。

 昨日述べたような、不妊になるというような根拠のない一つの宗教がかった人たちのことは問題外として。

 女性の解放運動に関わっているような方たちが反対するのに、びっくりしてます。その人たちの根拠は次のごとくです。

1. 子宮頸がんは、検診を受けることで、早期発見でき、完治するものである。したがって検診率を上げることに金や力を注ぐべきである。

2. すべての発がん性HPVが阻止できるわけではない。

3. 感染前に接種しないと意味がない。

4. したがって、接種するよりも性教育に力を入れるべきである。

 一見もっともな意見のように見えますが、こういうのが一番疲れるのです。

1.子宮頸がんは確かに検診を受けることで早期発見でき、癌になる前に円錐切除などで完治させることは出来ます。しかし、すべての人がそうではありません。私のところでも、高度異型性か、上皮内がん(要するに、前がん状態か、0期のがん)で、円錐切除をと大きな病院に紹介して、やはり同じ診断でいざ円錐切除をすると、実は進行がんであったという人がいます。気の毒なことに、まだ妊娠歴のない若い人ですが、広範性子宮全摘をしなければならなかった人がいました。

 それから、一年前にがん検診で異常なしだったにも関わらず、一年経って、とても進行したがんであったという人もいます。実際、私のクリニックであったことなのです。そんなときには、胸が痛くて、私自身も落ち込んでしまいます。特に、そういう場合は、18型のHPVによる腺がんの場合が多いのですが。

 それから、完治できるといい切る人たちは、たとえば円錐切除をして治った後の患者さんの人生をどう考えていらっしゃるのでしょうか。その人は、もう性交はしてはならないとでも?多くの人がパートナーからHPVが入ってきます。たとえ円錐切除をしても、その後またそのパートナーから同じHPVが入ってくるわけですから、また癌化する可能性があります。子宮頸がんにかかる人の多くが家庭の主婦です。夫との性交にためらいを感じざるを得なくなるでしょう。

 私のクリニックでも、円錐切除をした後、その相手と結婚をし、子どもを産むことを強く望んだ若い人がいます。その彼女に、私は、ワクチンを勧めました。これ以上ウィルスが入ってくるのをブロックさせましょうと。(3は完全に間違いです。すでにHPVに感染した人でも、それから子宮がんの治療をした人でも、それ以上のウィルスが入ってくるのをブロックする意味があるのです。)

 でも、彼女が彼と知り合う前にワクチンをうっていたなら、こんな思いをすることがなかったのに、と残念に思います。

 さらに、日本は、検診率が他の先進国に比べて、びっくりするほど低いのは事実です。

Photo 日本の検診率は23%でしかありません。でも、それは、ワクチンを打たないことにつながりません。たとえば、オーストラリア。ここは、29歳までの女性はこれから二年間、すべて無料にしますからワクチンを接種しなさい。その後は、中学生に無料で打ちます。同時に、検診率をあげることにも力を注ぐ。ワクチンをうって、年一回は検診を受けなさい。この両建てで行くとの方針でやって来ました。どっちか片方ではなく、両方を追求すべきことではないでしょうか。

 日本はワクチンの認可も世界で100番目でした。それに、公費の補助での子宮けいがん検診を二年に一回にしてしまいました。それにより、もっと検診率は下がるだろうと、先日の述べた大学の教授も言われていました。

 まだワクチンに反対する人への反論が続きます。

 今日から、いよいよリレー・フォー・ライフです。私は夜7時から講演ですが、その準備に今もクリニックにこもっています。もうすぐ午前一時です。ほとんど準備はできましたが、ブログを一日分落としてしまいました。ザンネン!!その分、しっかり話しをするつもりでいます。それに、他の先生方の話を聞くのも楽しみです。皆様、会場でお会いしましょうね。


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再度、子宮頸がんのワクチンについて。①大学教授の講演から。

 パソコンの不具合、ほぼ徹夜で悪戦苦闘して、やっと回復しました。ご心配をおかけしました。

 少し前ですが。9月5日日曜日、広島の産科婦人科学会がありました。性教協の夏期セミナーの反省会と重なったので、朝早く学会に参加。しばらく発表を聞いた後、反省会に間にあうように行って、その後また学会へと、行ったり来たりしました。

 午後の特別講演をどうしても聞きたかったものですから。

国立大学の産婦人科の教授の講演です。「子宮頸がんの若年化ー産婦人科医だからこそできること」という教授の講演にしては珍しい演題でした。

 確かに、子宮頸がんの患者さんは若年化しています。私のクリニックのデータでも、子宮頸がんの検診でクラスⅢa以上で精密検査を要する人は、二十代が一番多いのですね。

 でも、大学の教授などえらい先生は、癌治療や、ワクチンの開発、接種などについてはとても熱心で、医師向けの講演をメインになさいます。でも、なかなか一般の国民や生徒、学生に向けての啓発の活動はなさいません。というか、忙しくて、そんなことは出来ないというのが状況でしょう。

 ところが、この先生の話はとっても面白かったのです。その教授は、要請に応じて、中学や高校に出かけで行かれます。ただし、今、教育の世界では、言葉の規制などがきびしくて、こんな言葉は使わないようにという学校には行かない。「性交だの、コンドームだの言葉を使いますよ。」と言って、それを了解した学校しか行かない、と。

 本当に、私が地べたを這うようにしてやって来ながら、でも文科省や教育委員会の規制を気にする学校には行くことが出来ない、それを訴えても訴えても、状況が変わらないという、そのところを「そういうところには行かない」とやすやすとクリアなさっています。そうなのですよね。行かなければいいのです。

 そして、生徒に動画を見せられます。妊娠28週での帝王切開の様子です。手術によって、赤ちゃんが生まれます。小さな赤ちゃんですが、それでも、産声を上げます。スタッフが寄って、赤ちゃんに酸素を吸わせたりのどの吸引をしたりしています。その生まれる姿はとても感動的です。

 そして。でも、普通なら、手術はここで終わるのですが、この人の場合は、これからまだ大きな手術が続きますと。この人は、進行がんです。赤ちゃんが生まれた後、すぐに癌の手術をしますと。子宮の摘出をしなければなりません。それだけでなく、リンパ節のかく清など、大掛かりな手術です。

 生徒たちは、命が生まれるという感動的な姿を見、今度は、「癌」ではっとします。

 生徒の感想文では、男性も女性もその両方について、深く考えたことが記されています。まさに「産婦人科医だからこそできること」です。

 子宮頸がんは、性感染症です。性交により、繰り返しウィルスが入ってくることによって起こります。そのことを、この教授は、性教育の中で「癌」という切り口で、生徒達に伝えられます。

 子宮頸がんのワクチンについて、「ワクチンを打つと、不妊になる。外国の勢力が日本民族をほろぼそうとして広めている」などと、とんでもない、全く根拠のない誹謗中傷を広めている団体もあります。まるでワクチンを打っているのが、日本だけだと言っているかのようです。ワクチンは、日本は、後進国なのですが。

 いろいろとまちがった知識で反対する人もいます。

 私は、癌が予防できるなら、それに越したことはないと思っています。それは、子宮頸がんで悲惨なことになった人たちを見続けているからです。

 今度のクレーフォーライフで子宮頸がんのワクチンについて話をします。それにあわせて、もうすこし、ワクチンの話をここでしたいと思います。


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パソコンがおかしくなっているので。

 私のパソコンの送信機能がストップしてしまいました。ということは、このブログも送れないということなのですね。

Img153_2 今日は、二胡の演奏会のご案内をしたいのです。広島ブログの方たちは、もう十分にご存知でしょうが、 趙栄春 さんのコンサートです。

趙栄春 さんは、私の親しい友人の友人です。初めて演奏を聴いたときに、びっくりしました。二本の糸でどうしてこんな音が出るのかと。それは素晴らしいものでした。

 今回の演奏会も、いろいろな企画がされるようで、楽しそうですね。多くの方に聞いていただけますように。

 さて、今日は、私は恒例の一年に一回のドッグ入りでした。胸のレントゲン、胃カメラ、マンモグラフィー、子宮がん検診、心電図、眼底検査、癌のマーカーや肝・腎などの血液検査などなど。疲れました。

 マンモは痛い!本当に私の粗末なオッパイが壊れるかと思いました。胃カメラは、お願いして、しっかり麻酔を注射していただいたので、眠っているうちに終わって楽でした。

 正式には結果はまだですが、もうすでに要治療を言われてしまいました。やれやれ。日ごろの行動から、気をつけなければ、です。

 さあ、このブログは、一体いつになったら送信できるのか。ドキドキです。受診はできるのに、送信がだめなのですよ。ドッグの後、ずっとパソコンをあれこれしていて、本当にくたびれました。

 一応、送っておきますが。こんな時、どうしたらいいのでしょうか。しばらく、アイパットで書かなければならないかも、です。

 


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気が抜けてしまって。

 韓国語の検定試験が終わったら、しなければならないことが一杯あるのに、何だかがっくり来てしまって、何も出来ません。疲れもあるのかも知れません。なれないことを一生懸命、寝不足になりながらやったので。ウトウトと寝てもしなければならないことがあると、緊張してしまうのか、早く目が覚めてしまいます。今朝も4時に目が覚めて、後はパソコンを覗いていました。

 昨日も一昨日も韓国語の教室でした。夏休みの補講です。試験の答え合わせは散々だったけれど、作文はほめてもらいました。でも、うっかりミスもあって、悔しい思いもしました。ただ、今回の試験に向かって勉強したので、着実に力がついています。面白くもなって来たし。これにめげないで頑張ろうと思います。

 きょうから、立ち直ってすべきことをします。

2010_09150004  さて、自転車を買いました。事故で乗っていた自転車がダメになって、家にある古いのに乗っていました。そしたら、空気が三日も持ちません。すぐにへこんでしまいます。パンクもしてないし、ムシゴムを新しいのにしてもダメ、タイヤが劣化しているのでしょう。タイヤを変えるのにはお金がかかると言われて。それならと思い切って、新しいのを買いました。

 少々高いけれど、電気アシストがあるのを。今、ハイブリット自転車と言うのですね。知りませんでした。私は通勤だけでなく、市内なら、どこに行くのにも自転車です。でも、橋がつらいです。よっこらよっこらと立ちこぎですが、この暑い中、降りるとどっと汗が出ます。前から電動のがほしいとずっと考えていました。それでこの際と思い切って。

 24インチでえんじのイメージどおりのがあって、しかもネットで調べた値段の半額だったので、即決めました。夫が後ろのかごと傘立てを前の自転車からはずして取り付けてくれました。

 まあ、その軽いこと、橋なんて、全く力を入れなくとも、スイスイです。快適ですぐに好きになりました。うれしくて。こんなのだったら、暑い内にもっと早く買えばよかったと思っています。ころばないように、大切にしようと思います。久々に、何か買ってうれしいという思いをしました。


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亡くなった友のお連れ合いに会って。

 高校のクラス会の三日前、先週の木曜日のことです。休診日で、クリニックで人と会った後、そのまま篭って韓国語の検定の勉強をしました。とても疲れて、そしてお腹もすいて、お昼ごはんを食べに出ました。

 これまで一度だけ行ったことがある、紙屋町ビルの地下の喫茶店兼レストランに入りました。電車通りの一階にJTBがあるビルです。そこでランチを食べて、アフターコーヒーが来たときに、一人の女性が入ってこられました。席は満席です。カウンターに一つだけ空いているところがあって、お店の方が

「カウンターでもよろしければ、こちらにどうぞ」

といい、では、と女性がカウンターに座ろうとしたとき、私が声をかけました。

「合い席でもよければこちらにどうぞ。私は、もうすぐ終えますから。」と。私の席は4人がけで、そこに一人で座っていました。そして、女性が

「よろしいですか? それでは、お願いします。」

と私の向かいに座られました。そして、私の顔を見て、アット気づいたように、「先生ですか?」と言われたのです。私は「はい。」とお答えしました。患者さんから声をかけられることはよくありますので、そうかと思いました。そしたら、その方は「Y」です。と言われました。「うん ? Y ? 」と考えていると、「Y T 」の妻です。といわれます。「あっ、高校の同級生の!?」と気づきました。

 Y君は、前回のクラス会の二次会で、隣に座って話をしました。彼は造園業をしていました。そこで、「ポーチュラカ」のことを尋ね、教えてもらったのです。それから、本当に程なく、彼が亡くなったと聞きました。その知らせを聞いたとき、クラス会のその時、とても元気そうだった彼は、彼自身も気づかないままに、その時にもう病に冒されていたのかと、愕然としました。

 彼は、背も高く、今でいうイケメンさんで、高校時代もとびっきり女性に人気がある、素敵な人でした。その彼のお連れ合いと、もうすぐクラス会というときに、偶然会ったのです。それも、わざわざ私が声をかけて。彼女といろいろとお話しをしました。彼は、結婚しても優しい人だったと。家業は、息子さんが継いでいらっしゃるとも聞きました。

 クラス会では、皆様によろしくお伝えください、ということも。ですから、私は、近況報告の時にその話をしました。

 すでに同級生の三人が亡くなっています。会の初めにみんなで黙祷をしました。そのクラス会でY君のことが話しができたのは、良かったと思いました。こらからも誰かが抜けるかもしれません。是非みんなでまた会いたいね。今度は修学旅行を。一泊でどこかに行こうよ、そんな風に盛り上がって終えました。それまで、もう誰も抜けることがありませんように。

2010_09110002Y君のお連れ合いと会った、 その時のランチです。お袋の味で素敵です。750円でした。


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卒業から45年。高校のクラス会でした。

2010_09120006  昨夜は高校のクラス会でした。担任の先生を入れて26人の出席。遠くは千葉、横浜、愛知、福岡などからも駆けつけてきた人たちも。昔に戻って、本当に楽しく過ごしました。それぞれがどんな風に歳をとったか、というか、どう生きてきたかがテーマでした。それぞれの人生がとっても面白くて。

 私たちの担任の先生がとてもお元気で、それが何よりです。先生のご挨拶の時、涙ぐまれて絶句されてしまいました。「どうも、涙もろくなって」と。気を取り直してなさったのが、「では、出席を取ります。」でした。

 卒業から45年たっても、まだあの当時の名簿をちゃんと覚えていらっして。そらでみんなの名前を順番に呼ばれました。出席していたものは、昔のように「はいっ」と返事をします。階段もとんとんとすばやく降りられて、私たちより若いみたいです。先生も81歳になられたそうですが。まだまだお元気でこれからも私たちの会に参加してくださいますように。

 同級生は、すでに定年退職した人、早期退職した人、まだ続けている人、色々です。男性で多かったのは、自家菜園をしている人。自分で作ったお野菜を食べるという、最高な贅沢、いろいろと仕事で苦労してきた人が、結局はそこに行き着いて安らぎを得る。それは、私も憧れで、よく分かります。5歳年下の男性と結婚した女性には拍手が。離婚して外国の女性と再婚したという男性にも拍手でした。

2010_09120005 お料理を一つだけ。すっかり秋の仕様でした。

 昨日は、検定試験の日でくたびれてしまって。家に帰った後、深夜のマッサージに行きました。まだまだむちうちの首がゴリゴリでシップが離せません。

 明日、もうちょっと、同級生のエピソードで話したいことがあります。お付き合いくださいね。


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試験が終わって。秋です!!

 ああ、やっと検定試験が終わりました。朝9時20分から三時間半、緊張の時間を過ごしました。こうして終わって、やれやれでも。どうしてもっと勉強しなかったのかと、後悔ばかり。本当に難しかったのです。また、来年の春を目指します。

 作文は、もしあなたに時間があったら、何をしますか。誰としますか。それはどうしてですか、というようなことを書くことでした。

 私は、なかなか忙しいのだけれど、時間があったら、韓国ドラマのDVDをいっぱい見たい。もっと時間があったら韓国に行って、学校に入って韓国語を学びたい、そして、韓国の食事を一杯食べたい、というようなことを少しずつ膨らませて書きました。

 ヒアリング、長文読解など、自分の語彙力のなさを痛感して。まあ、いい経験だったと思って。また頑張ります。

 昨日、診療が終わったとき、若い青年が私を訪ねて来ました。彼は良くフラリとやって来ては、話をして帰ります。でも、私は、明日が試験、先生の特訓をうけるつもりでしたので、話す時間はないよ、そう話しました。結局教室に行くまで、歩きながら話をしました。

 私が試験の準備がまだ出来てなくって、絶望的だなんていうと、それで誰かが死ぬわけではない、と彼が言いました。仕事でミスをすれば患者さんが死ぬけれど、先生の韓国語ができなくったって、誰も何の影響も受けない、と言います。

 アラ、そうだわね。そうか、あなたもたまにはいいことを言うね、ととたんに気持ちが楽になりました。だめならまた受ければいいさ、またぼちぼち勉強をして、と。

 でもまあ、とにかく終わりました。これからし残していることに取り掛かります。

 今日は、夕方から高校のクラス会があります。テーマ「卒業して45年!良い年とってる?」だそうです。そう、本当にあっという間に歳をとりました。若い人たち、すぐすぐですよ。今の内にしたいことをしておきなさい、といつもそう思います。

2010_09120002 秋です!!一昨日、kei.先生のお花の日でしたが、この日も韓国語の特訓を受けるためにお花だけ戴いて帰りました。家で投げ入れです。コスモス、私の一番好きな花です。それとススキ。まだまだ暑いけれど、着実に秋は来ているのですね。

 あれこれいいますが。そごうの「私の針仕事展」明日までです。あすの最終日は、午後5時で閉場です。まだ私の手元には招待券があります。一枚で二人、無料で入れます。これは、とても感動的、ぜひ見て置きたい展示会です。どうぞ、チケットを取りに来てくださいね。


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今日のお弁当。

 木曜日、クリニックにこもって勉強していたとき、テレビで、福屋駅前店のヨーロッパフェアのルポをしていました。もしかして、売っているかもと思って、それにちょっと休憩もと飛んで行きました。ありましたね。以前そごうのワインとチーズのフェアで買って、とっても美味しかった、フランスパンです。

 切れ目が入れてあり、そこに一種類はガーリックバターが、一種類はハーブバターがはさんであります。それを丸ごとオーブンで焼いて、後で切れ目から切るという、大変お手軽でしかも美味しいの。冷凍ですので日持ちがします。

 どさっと買いました。あと、パスタとチーズ。その足で宅急便に行って、クールで息子と娘にも送りました。

2010_09110003 そのパン二切れで、今日のお弁当です。

 ところで、いつものことなのですが、そのようなデパートのフェアをルポするとき、レポーターが商品を食べて見せます。それも大口で一口だけ。その食べ残しをポイと置いて、もぐもぐさせながら、しゃべりながら、次に移動。次でまた一口食べて、それをまたポイとおいて、さらに次へ。

 その時もホットドッグ、サンドイッチ、パエリアなどを一口ずつ食べてみせました。残りはどうなるのでしょう。とても気になります。下品に一口食べてみせなくとも、見ただけで、十分においしそうなのだから。それに食べて見せたところで、語彙が乏しく、「うーん、美味しい」くらいしか言わないのだから。もう、いいがげん、そんなルポはやめてほしいと思います。どうしても食べたいのだったら、客に配っている試食用のをちょっとつまんで見せるだけで十分。

 私は、レポーターが食べたものは買いませんでした。

 試験は明日。今、作文の練習をしています。いざ書こうと思ったら、本当に難しい。せめて問題が分かっていれば・・・。と恨めしく思いながら。


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もうすぐ試験。絶望的です。

 昨日は休診日。朝クリニックでお客さんがあって話しをした後も、ずっとこもっていました。お尻に火がついています。

 今度の日曜日が、韓国語の検定試験。過去問をしてみると、もう全然、さっぱり。何しろ単語力がありません。記憶力が低下しているのは、よく自覚しているのだけれど、本当に、もうこれほどとは。同じ単語を辞書引いて、あれ?なんてのが、何回あったことでしょう。

 合格の基準は、単語を2000以上駆使して文章を読んだり書いたり聞きとったりすること。もう、泣きそうです。

 早くから勉強すればいいのだけれど、それもよく自覚しているのだけれど、なんだかんだあって、結局準備不足になってしまっています。

 夫は、どうせ受けるなら、通らなければ、と言います。娘は、「大丈夫でしょう。もうちゃんと話しているじゃない。」なんて、軽く言います。みんな、私のことが分かっていないわ、どれだけ私がバカになっているか。まあ、今回通らなければ、また春に受けます。もう、じたばたしても仕方がない、そんな気持ちで軽く受けようと思います。

Img152 そんな絶望的な日々なのですが。この前、水澄さんとの食事会をした日の夜。電話があって、急遽谷龍介さんの新曲キャンペーンに行きました。カラオケルームに50人ばかりが集まって、ミニコンサートです。谷君は、日々、歌がうまくなります。

9月18日にはデビュー5周年記念コンサートが行なわれます。私は診療があって行けなくて残念です。

2010_09070011 楽しいひと時を過ごしましたが、後が。ああ、勉強しなければ・・・と気が焦るばかり。体はぐったりで。

 皆様からのコメント、ありがとうございます。お返事、試験が済んで、必ずしますので、ごめんなさい。


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水澄さんを囲んで食事会でした。

 7日、針仕事展のオープンの日、搬入のために広島に来ていた水澄さんを囲んでの食事会をしました。急遽、彼女の々クラスだった人たちに声をかけました。平日の昼で仕事がある人が多かったのですが、それでも男性5人、女性5人、水澄さんを入れて計11人のランチです。

2010_09070005 高校時代を共に過ごした仲間も、こうして写真を撮ると、すっかりみんな年をとっているのを感じます。でも、気持ちはアット言う間に高校時代へ。誰かが持ってきていたアルバムのコピーを前に話しが弾みます。

 仲間の中に、波多野洋荘という陶芸家がいます。今、黒瀬に登り窯を持って活躍しています。

 水澄さんに、お花を贈りたいと思ったのですが、そごうに問うとお花は受けられないとのことでした。個人的に渡すのも、旅先ですので、困られるでしょう。それで、波多野さんに何か記念のものをとお願いしました。

2010_09070008  青と白の素敵なコーヒーカップ二セットです。波多野さんは、出席したみんなにもそれぞれカップを一つずつ持ってきて下さいました。色や形がみんな異なるということで、包んだまま、中を見ないでみんなが一つずつ戴きました。

 水澄さんの人形作りのこれまでのご苦労、個展の話など沢山聞くことができました。人形の服も全部自分で縫うとのこと、下駄なども、木を切って自分で作るとのこと。人形が着ているセーター、細い糸で袖や襟はちゃんとゴム編みになっています。本当にすごいことです。

2010_09070010 2010_09070014 女性だけで記念写真。それから、私が戴いた波多野さんのカップ。緑のなんとも味のある色合いで、大変うれしいです。

 昨日、もう一度針仕事展に行きました。初日は大急ぎでしたので、少しゆっくりと見ました。キルト、本当にすごい。一枚作るのに何年かかるのでしょう。私にはとても出来ないことだけど、素敵なものを感動して見せて頂きました。水澄さんの人形の前では、沢山の人々がこれも声を上げてみています。この人の本がほしい、ないかしら、とも。作品の本は、出てもすぐに売り切れると聞きました。私も本がほしいのですが・・・。

 外では、沢山のキルトの生地などのグッズを売っています。その中の一軒で、なんと水澄さんの人形を売っていました。めったに作られないという抱き人形です。おかっぱ頭にきれいな着物を着ています。二点あったのが、一点は売れたのだそうです。

 こんな素敵な時間と癒しを下さった水澄さんに心から感謝です。

 「私の針仕事展」、招待券、まだ沢山あります。どうぞ取りにいらっして下さい。今日は休診日ですが、私は一日中クリニックにいます。


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「私の針仕事展」招待券があります。

Img148 以前にもご案内しましたが、昨日からそごう広島店で「私の針仕事展」が開かれています。私のクリニックに招待券があります。一枚で二人無料で入場できます。どうぞ、取りにいらっして下さい。クリニックは、そごうを背にしてデオデオ本店の右を本通方面に入ります。右に県民文化センター、その向かい、小さな靴屋さんの隣に一階が信用金庫の大野ビルがあります。そこの五階です。まだ沢山ありますので、何枚でもどうぞ。

 昨日、開幕早々に、高校の先輩が券を取りに来て、後でまたクリニックを覗いてくださいました。見に行ったと。もう、すっごく良くって、涙が出そうだったと。

 キルトも良かったけれど、特別展示の水澄美恵子さんの人形たち。もうなつかしくてと。私も、楽しみで。お昼時間に飛んでいきました。人形達の表情が、それはそれはすごくって、先輩の言うとおりです。

 水澄さんは、高校の同期です。昨日のお昼、水澄さんを囲んで食事会をしました。その時に戴いた、展示してある人形達の写真の一部です。

2010_09070015 2010_09070017 写真の写真なので写りが良くないのですが。ぜひ皆様にも見ていただきたくて。

2010_090700182010_09070020まだまだ沢山の人形たちが展示されています。

 水澄さんとのランチ会の様子などはまたアップしますね。 2010_09070019


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

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「素夢子古茶屋」

2010_09020035 行きたかったのは、京都三条の三井ガーデンホテルのまん前。そのお店に行くために、ここのホテルに泊まることにしていたのに。京都についたら、すぐに行こうと思って、必死でホテルまで行ったら、何とそのお店は定休日だったのです。毎水曜がお休みだなて。

 どうしても残念だったので、保津川下りのあと、行きました。今度は明かりがついていて、正解!「素夢子古茶屋」です。

 昨年、それこそ何にも知らないでお店に入って、びっくり。即ファンになりました。お店の中は、ここに詳しく報告されているので、リンクさせていただきます。中は、まるで異空間。韓国の古典の音楽がながれて、静かです。

 様々な席がありますが、私は靴を脱いで板の間へ。そしてカウンターに座りました。カウンターの中で、お料理をしている様子も見えますし、お店の人と話も出来ます。私は、韓国薬膳の「素夢子御前」、宮廷料理を食べようと思っていたのに。ああ、何と、それは私の前で売り切れだそうで。これもどんな料理か、先ほどのリンクで見てみてください。同じカウンターで二人の方がそれを食べています。一足遅かった。ああ、本当に残念。

2010_09020033 で、結局頼んだのが、これ。「黒ゴマ粥」です。粥と言っても、しっかり煮込んであって、米の形がありません。ねっとりと、それはそれは美味でした。周りのおかずも、もち米の形が残っていて木の実が一杯のお餅も美味しい。御前が食べられなくっても、これでとても満足です。

 さて、もう一つの楽しみ、昨年も戴いたパッピンス、韓国かき氷。これを戴こうと思ったら、メニューにありません。尋ねると、それはお盆で終了したとのこと。またまた、ああ、残念。

2010_09020034 かわりにこれ、アイスクリームを頼みました。アイスクリームには、木の実とスジョンガ(以前私も作ったシナモンと黒糖としょうがを煮て作った飲み物です)がかかっていました。ただのアイスクリームでなく、こうして薬膳として工夫がしてあるのがまたうれしいです。

 部屋の隅々まで、完璧におしゃれで、あちこち見とれてしまいます。アクセサリーもガラスのケースに入って置いてあります。韓国のとても有名な人の作品だそうで。気になったピアスがあったのてすが、とてもお高くて今回は諦めました。

2010_09020037 買ったのは、これら。シナモン、なつめ茶、五味茶、しょうがの砂糖漬けなど。前回、ここで買ったシナモンでスジョンガを作って、とても美味しかったので。また作ろうと、沖縄の黒糖も買ってあります。

 それから、これら買ったものを入れるのに、大きなバッグも買いました。コレは、バナナの繊維を編んで作ったものだそうで、1000円でした。私のトランクと並べたら、その大きさも分かっていただけるでしょうか。

2010_090200362010_09040002 ついでですが、これは保津川下りの出発点で買ったおせんべいです。しょうが味のせんべいの船に マメとあられの人形が乗っています。かわいいのでお土産にしました。おせんべいの味も良かったですよ。

京都に行かれることがあったら、ぜひ「素夢子古茶屋」へ行ってみてください。お店の方も、静かで、しっかりして、本当に素敵な方で、しっかり癒されます。

 そんなことで、京都の講演も、ついでは半日しかないのに、十分に楽しんで帰って来ました。以上、京都のご報告です。


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保津川下りです。

2010_09020017 保津川下りの出発点です。このあたりは、ゆったりとした流れです。二時間近く乗りますので、飲み物やおやつを持って乗ってくださいとのことです。私は、お茶を持っているので、飴だけ買いました。

 船は三人の方で動かします。艪をこぐ人、後ろで舵を取る人、そして長い竿で石を避けたり、細かい方向を定める人。三人の息が合って、楽しく進みます。ゆったりと、時には、激しくしぶきをかぶりながら。

2010_09020019 2010_09020027 川には、沢山の鳥がいます。左の写真の真ん中には、サギがいるのですが。ぜひ、写真をクリックして大きくして見てくださいね。

 少々仕事で気になることがあって落ち込み気味だったのですが、何だかもういいじゃないと、癒されそうです。大自然の前では、人の悩みなんて小さいこと、と思えて来ます。

2010_09020029  丁度私も乗ったトロッコが鉄橋を渡るのを下から見上げました。緑に赤がよく映えます。緑が一杯でした。紅葉の頃は、真っ赤だそうで、本当にきれいでしょうね。でも、その頃には、川下りをしようと思えば予約を取るのは大変だそうです。

 約二時間の船の旅も、嵐山、嵯峨野に戻って終了です。ここには以前、スーパーマーケットの懸賞に当たって姉と来たことがあります。この周辺だけの船に乗ったり、人力車に乗って嵯峨野を案内してもらったり、それは楽しかったです。今回はそんな時間はありませんでしたが、懐かしかったです。

2010_09020031 夕暮れの保津川と嵐山です。京都って、古いお寺だけでなく、紅葉や、そして嵯峨野、嵐山の自然など、本当に観光客をあきさせない所が一杯です。それから、映画村などの人工的なものも魅力的だし。客を集めるためには、貪欲なほどでした。広島も見習うところが一杯あるなあと感心した次第です。

 ちょっとザンネンなのは、一人だったこと。誰かと話をしながらだったら、もっと楽しかっただろうにと思いました。

 明日、もう一回京都にお付き合い下さいね。私の大好きな、とっても気に入ったお店の紹介です。


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京都でのトロッコ列車と保津川くだり。

 京都で講演の後、保健師さんたちと一緒にお弁当を戴きながら、午後の時間が空いていること、どこか一箇所行ってみたいことなどを話しました。

 そして、アドバイスも戴いて、急遽、嵯峨野へ。大人気で、予約なしではとても無理といわれているのですが、それでも平日だし、観光シーズンでもないから、乗れるかも知れないと。そしたら、大丈夫。乗れました!!

2010_09020002 はい、トロッコ列車と保津川くだりです。嵯峨野のトロッコ列車駅はJR駅とくっついています。JR駅のロッカーに荷物を預けて身軽になって。トロッコ列車も、終点から川くだりの出発点までのバスも、川くだりもすべての切符をそこで買うことが出来ました。

 団体さんなどが沢山いらっしゃいましたが、私は何しろ一人。トロッコ列車は、最前列の車両の前から三番目の窓がわという素敵なところに指定して下さいました。

2010_09020003 切符を買ったり、トイレに行ったりしていると、もうすぐにトロッコが入って来ました。赤くてかわいい列車です。

 中は冷房はなく、とても暑いけれど、動きだすと、開いている窓から涼しい風が入って来ました。

 車窓からの景色は、次々と変わって楽しいです。嵯峨野の竹林。初めての駅、トロッコ嵐山駅はなんとトンネルの中で真っ暗です。

2010_09020008 2010_09020009トロッコは、あせることなく、ゆっくりゆっくり進みます。

2010_09020015  これから下る保津川です。30分足らずの楽しい列車の旅でした。

 ところで、この列車の中で乗客の写真を撮る仕事の青年がいました。私は一人で写してもらいました。その青年の手をふと見ると、タオルのリストバンドをしています。それも、カープ坊やのです。思わず、「それ、どうしてしているの?」と聞ききました。そしたら、「こうして汗を拭くんです。」と額の汗を拭いて見せます。「それは分かるけど、どうしてカープなの?」と聞きました。そしたら、「僕、カープの大ファンなんです。生まれが広島なんです。」だそうです。うれしくて、1000円の写真を買いましたよ。

2010_09020016  終点から続いて5分ほどでバスが出発です。ゆったりした田舎の景色の中を行くバスもなかなかでした。途中、ひまわり畑もあったりして。

 そして、いよいよ保津川の川くだりです。その後も、京都に着いた夜に行けなかったお店での食事など、明日書きますね。

 今日は、朝から医師会館で産婦人科の地方部会です。それから、先日の性教協広島夏季セミナーの反省会もあります。今日も暑くなりそうです。


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「リレーフォーライフ」が近づいてきました。

Img150_2   先日もお知らせしましたが、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2010 in 広島」が近づいてまいりました。今月19日と20日の二日間、今年は女学院中・高のグランドで開かれます。

公式HPはこちらです。様々なイベントのプログラムも載っています。内容が昨年に続いてとても充実しています。

 グランドのイベントとと平行して行われる講演も、癌最前線の話から、ケアにいたるまで、私も聞きたいお話しが並んでいます。

 私は、19日の午後7時から、子宮頸がんの予防ワクチンについて話をします。

 昨年は、女性の癌についての話をしましたが、今回は子宮頸がんのワクチンについて話を絞ります。やっと国が公費助成も決めそうですが、ここに来て、全く根拠のないひどい反対の宣伝がされています。

 若い人、保護者の方たちにぜひ理解をして頂きたいと思います。

 第2弾のパンフレットが届きました。昨年の私の話の写真が出ています。そう夫に話すと、即、言ったことが「頭、薄く写ってた?」です。「ウン、光ってたよ。」というと、がっかりしています。昨年は、外での講演でしたので、パネルを作りました。作るのに、苦労しました。講演中、夫にパネルを持ってもらいました。夫も癌のサバイバーです。

 今年は室内で話をしますので、スライドが使えそうです。子宮頸がんというと、性感染症ですので、ワクチン接種には、性教育が不可欠です。それらも含めて、ばっちり楽しく話をしますので、ぜひ多くの方に参加をして頂きたいです。

 お子様連れでも、しっかり楽しめる内容ですので、休日のひと時をここで過して下さいませ。

Img151 当日参加もできますが、ルミナリエやマンモグラフィなど事前の申し込みは、これをプリントアウトして、使ってくださいね。クリックすると、別ウィンドが開きます。

 この大イベントのスタッフは、皆さん、がん患者さんや家族の方たちです。参加することで支援をしたいですし、自分自身の問題としても考えたいと思います。だって、いつ自分が癌にかかるか分かりませんものね。

多くの方の参加を呼びかけます!!


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京都で保健師さんたちへの講演でした。

 昨日の京都での講演、無事終了して帰って来ました。京都の全域から保健師さんたちが集まってこられ、一日の研修を受けられました。午前が私の話、午後のもう一つは、糖尿病の話です。

 保健師さんたちの仕事、住民の健康と密接につながっています。でも、このお仕事ほど、地域差が大きいのも珍しいのでは、とも思います。国からの様々な指示をこなすだけでも、日々の仕事はけっこう膨大で。でも、その中にも、地域の独自性を発揮して、それも地方の行政の中で予算をしっかり取って、頑張っているところも数々見ています。

 私の分野で特に関係があるのは、何よりも「がん検診」です。子宮がんや乳がん検診が、二年に一回となっていても、その広報の仕方、予算の幅により、ほんのちょっぴりの住民にしか検診をしていないところ。それも集団検診と個別検診では、ひどく個人の負担額が異なるところもあります。これらは、首長の地方政治に対する姿勢によりもろに影響を受けるところでもあります。

 それに、「思春期保健」。この分野は最も差が現れています。学校教育に関わる分野でもありますが、それでも保健師さんたちがその中に食い込んで行って、様々な独自の活動をなさっているところも数々見て来ました。また、学校教育と離れたところで、「エイズ」の問題を思春期をターゲットに頑張っているところも。

 京都の保健師さんたちに今回の講演が少しでもお役に立てたら、うれしいのですが。約2時間、しゃべりっぱなしでしたので、写真を撮るのを忘れてしまいました。残念!!

2010_09020001 そこで。講演の後、お昼御飯を役員の皆さんと一緒に戴きました。その写真を。まだまだ猛暑。京都もとても暑くて。泊まったホテルは三条。講演会場は四条。近いと思って歩いていったら、とても距離があって、それも暑くて。でも、9月です。秋の仕様の美しいお弁当でした。ゴマ豆腐や胡桃が京都らしくて素敵でした。

 最後は、やっぱり食べ物ネタになってしまいました。この後、貴重な午後の京都の時間をどう使ったか、またお知らせしますね。


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京都・ひとり居酒屋初体験です。

 京都にいます。今日は京都府市町村保健師協議会の研修会で話をします。講演は、午前中ですので、昨夜、京都に入りました。

 昨夜、診療を終えると、必死で早い新幹線に乗って来ました。というのも、京都といえば、昨年偶然入った食事どころにもう一度行きたくて、その閉店に間にあうように、というのがありました。そこは女一人でも入れて、落ち着いた素敵なお店です。そのために、そのお店のまん前のホテルを取りました。

 で、行ったところ、そこは定休日でした。がっかり。

 食事をそこでするつもりだったので、おなかすいているし。どこか食べるところとをと、うろうろしました。私は、あまり知らないところで一人でお店に入るのは、すごく苦手です。うろうろしても、あるのは居酒屋ばかり。どうしよう、コンビニでお弁当を買おうか、それも冴えないなあと思いながら。

 思い切って、一件の居酒屋に入りました。六角堂のそばの「いなせや」といいました。お店の中は、若い人たちばかり。それに、一人で来ている人なんていません。何か、緊張してしまいます。

2010_09010003 2010_09010004 カルピスのチューハイと、こんなものを頼みました。トマトは半分食べての写真です。右のは「なす」の炒め物ですが、かつお節をまぜると、中からしし唐やトマト、玉ねぎなどが出て来てびっくりです。トマトの炒め物は初めてです。

 遅くにホテルに帰ると、歩きつかれて、ベットにごろりです。ここ、三井ガーデンホテル三条には、庭園浴場があります。今朝早く入って来ました。お風呂はジャグジーでとても気持ちよかったです。朝ごはんも、京のおばんざいがたっぷりです。まん前の食事どころさえ開いていれば言うことなしだったのですが。

 これから、講演に出かけます。午後時間があるので、どうしようかな、と思っています。


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交通事故の示談をしました。

2010_09010002  6月11日、自転車で通勤途中、横断歩道を渡っていて乗用車にはねられた事故、示談の提示がありましたので、署名、押印しました。これで終了です。

 過失割合は、100対0。私の責任は、0%ということです。両膝打撲、左手首打撲、両肘擦過傷等でしたが、7月30日、50日で治療終了です。通院は4日。主にシップがなくなった時に行っていました。が、膝の腫れが取れなくて、針をさしたり、痛い思いも髄分しました。今、膝も手首もすっかり痛みは取れています。ただ、膝が立つとき、座るとき、カク、カク、と音がして気持ちが悪いです。

 自転車は乗れなくなりましたが、元々古いので、減価償却したら0円です。自転車がなくなった・・・という私に、夫は、「金をせびるようなことをするな」と言われてしまいましたので、なしにしました。

 整形外科の医療費、47351円、薬局6610円。これらは直接支払われます。そして、私への慰謝料が33600円でした。

 痛い思いをしたのに対し、3万円余りのお見舞いということでしょうか。

 私は、交通事故の示談というのは、家族も含めて全く経験がないのでよく知らないのですが、慰謝料というのは、けっこう安いものなのですね。医療の世界では、すぐにちょっとした慰謝料が20万、30万と言うものですから。

 結局、痛い思いをしてもちっともいいことはなし。事故にはあわないほうが、ということです。もっとも、事故にあいたくてあう人はいないでしょうが。

 もう一つ、追突された件は、ムチウチがシャンとしません。それでも、事故から三ヶ月で治療終了としました。これも、示談の提示があるでしょう。またお知らせしますね。参考までに・・・。


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