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子どもの権利条例について④議長宛の請願書

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 これは、広島市議会議長宛の請願書です。九月議会に子どもの権利条例が提案されるそうで、それに向けての署名集めだとJ先生に伺いました。これまでもなかなか制定がむずかしく、今回も制定されるのか否か、分からないとのことでした。それは、反対する人たちの動きが活発で、議会もそれに応じている議員さんが沢山いらっしゃるからということでした。

 請願書に書かれている文章を読んでくださいませ。

 「私たちは、いじめ、虐待、その他あらゆる暴力、障がい、貧困などにより困難な状況に置かれた子どもをはじめとして広島市のすべての子どもが安心して今をしあわせに生きることができるまちをめざし、広島市に対し、子どもの権利条例にもとづいた、子どもの権利に関する条例を制定するよう求め、請願します。」

 これに反対する人たちのことを聞きます。積極的に反対する人たちの多くは、ある政治集団の人たちなのですが、いろいろな会、たとえばPTAの役員会や研修会に出かけて、反対するように働きかけています。

「こんな子どもに権利を認めるようなことをしたら、授業中に生徒がマックドナルドにハンバーガーを買いに行きますと言って、それを教師が止めようとしたら、これは僕の権利だと、権利を振りかざす子ができる。」

「こんな条例を認めたら、子どもたちがみんなセックスをするようになる」

などと。私は笑ってしまいます。授業中にハンバーガーを買いに行くのが権利だと主張する子を、それは権利ではないと、説得も出来ないような、そんな大人に教師になられては困ります。

「子どもの権利条例」が認められたら、なぜ子どもがセックスをするようになるのでしょうか。現実に、「なぜですか」と、そう質問した人がいます。それには、さっぱりちゃんとした答えがありませんでした。

 本当にすべてでっち上げの、ありえないことをさもあることかのように語るのが、彼らのこれまでのやり方でもあります。

 請願書にあるように、子ども条例は、困難な状況にある子どもたちのためにあるのです。放っておいても幸せな人は、それでいいのです。親子とも幸せな人たちは、そのままです。条例が出来たからと言って、なんら変わることはありません。条例が出来たから、不幸になることではありません。

 でも、今幸せな状況の人が、いつ突然状況が変わるかも知れません。まさかというような事故があって障がいを持つようになるかも知れないし、いつ突然親が職を失うかも知れない、そんな社会だからこそ、せめて子どもたちには、どんな状況であっても、幸せになる権利があるという、そんな場を確保したいのです。

 多くのPTAの方がよく分からないままに反対の署名をされていると思います。

 請願書は、クリックして頂くと、別の枠で表示されます。それをプリントして戴くと、そのまま使えます。どうぞ、沢山の方の署名が集まりますように。

 それから、知り合いの市会議員さんがいらっしたら、この条例に賛成して下さいと、頼んで頂けませんでしょうか。政治勢力の力関係で、反対している議員さんも多いと、ある議員さんが嘆いています。こんな条例は、それこそ全会一致で通ってもいいと思うのです。


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ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

河野先生こんばんはnight
先日はワクチン3回目が終わった
ごほうびdiamond
韓国のおみやげをいただき
本当にありがとうございましたhappy02

先生のブログを見てeyeオランダを作ってみたら
とても美味しかったですnotes

いつまでも元気で先生を続けて下さい!!

投稿: 親子でファンの子 | 2010年8月24日 (火) 20時57分

 ごぶさたしておりますm(__)m
 毎日暑いですね…。

 この度のシリーズを拝読しながら、この条例に反対する人たちの主張って一体どんなものなのだろう、とずっと思っていました。
 今日の記事で具体例が示され、驚きました。
 んー、どうしてそうなるかなぁ。

投稿: うさこ | 2010年8月24日 (火) 22時01分

先生、こんばんは。
夜分遅くのコメント申し訳ありません。
本当に色々な人がいますよね…先生のブログを読んでびっくりします。
少し、先生に聞いて頂きたくなったことがあります。書いてよいものか、迷いました。きっとお読みになって、気分のいいものではないからです。ですが、先生に聞いてほしく書きました。よろしければお付き合いください。
長くなってしまい申し訳ありません。

私は、…今回初めて実感しました。言葉が悪くて申し訳ありませんが、どうしようもない人もいるのですね。

「妊娠したら責任とって結婚するし産ませる」と話し合ったつもりでした。「彼は社会人になるし、私の家族は怒るけど、最初は助けてもらって貧乏でも3人で頑張ろう」と、いつも言っていました。しかし、結果がわかると、すぐ「今は、おろすしかないでしょ。本当にできると思ってなかったから、責任とる気はない。俺は4月から会社があるから無理だよ。いつか落ち着いてから結婚して産もう。」と言った彼。いつかってなんなんだ!?と言っても、わからない…と言われ。
彼の母親に「今回は赤ちゃん諦めてください、認知もしない。あなたねぇ、人生は思い通りにならないのよ」と言われた時、次回もなにもないでしょう!!あんたが言えた台詞か、と思いましたが、孫がいるけど、私の赤ちゃんは孫として認められなかったのでしょう。土下座され、もうだめだ、思いました。彼やその母親に、何でこんな堂々と中絶してくださいって言われるのか、悔しくって、仕方ない話し合いで、私は産まないと言い、彼とその母親はほっとした顔をみせ、翌日からいきいきし始め、本当に憎かったです。私の両親もきてくれ、最初は「彼なしでも産むならあんたも赤ちゃんも助けるから」と言ってくれました。しかし、何度も話しあい、「あの男の子どもはあかん…親としては産ませたくない…」と言われました。そして私は、本当に色々なことを考え、もう自分も死んでもいいと思い中絶しました。
その後、春から彼は社会人になり、「一旦別れよう。俺も今度は君と結婚できるよう頑張るつもりやったけど、無理や。だから、友達に戻ろう。もう一度恋人になれなくてもいい覚悟あるなら中絶の当事者として連絡とりあおう。君が前を向けるように話しは電話できくから」と言われましたが、1週間後には、
「社会人は付き合いが色々あるから、君の話しを聞けない。君は前を向く気がない。俺は前を向いてるから社会人として仕事したり、飲みに行ったり、頑張ってるのに君は泣いてるだけじゃないか。もう付き合っていられない。」と言われました。本当に憎くってたまりませんでした。

今の苦しみなどは現実と男性を見る目がなく、周囲の反対で負けてしまった自分の責任です。
いつも彼は「これは二人の責任だから」と言っていましたが、最終的には女が決めるから、俺は悪くないという姿勢を、私は感じていました。思い返してみて、彼は、自分のことしか考えていないのだとわかりました。自分の将来に傷がつくのを恐れたのでしょう。
本当に憎い人で、最初は復讐なんて考えてましたが…、そんな人を好きになったのは私です。私はまさか、自分がこんな目に遭う、こういった人たちと出会うなんて思ってませんでした。一番守りたかった赤ちゃんを守れなかった未熟な自分だけど、今、必死で毎日を生きています。
そして、家族、友人、こうしてお顔も知らない河野先生の優しさに気付くことができました。本当に、感謝しています。自殺を考えていた時、母や友人の涙をみて自分は一人で生きていたわけではない、と反省しました。先生やうさこさまに頂いたコメントは本当に私の心を救ったくださいました。
お陰様で、毎日色々なことを考えますが、今は、生きることができています。


このように私自身まだまだ未熟で子どもですが、私も子どもたちが、幸せに生きてほしいと思います。
私は小さい頃、両親が離婚し、経済的苦しさを少し感じつつ、それでも、母が一生懸命働いて、また、周囲に助けられ生活できました。
ですから、どんなことがあっても、本当に子どもたちが幸せだといいな、と改めて思いました。そうである社会を願います。何も行動ができず、ごめんなさい、遠くからですが応援しています。


もし、不適切だとご判断されるコメントなら、本当に申し訳ありません。
また様子などコメントでご報告致します。猛暑が続くようです。くれぐれもお体に気をつけてください。

投稿: まな | 2010年8月25日 (水) 00時10分

28日のシンポジウム,
別の用事が入っていていけないのがとても残念です。


制定に反対する人たちの
それこそ噴飯もののヘリクツが
どうしてまかり通ってしまうんでしょう。
「PTA」という印籠を見せられちゃうからでしょうか。

PTAと言っても
PTA全体がそうなのではないと思います。
政治的な力を発揮しようとしている方がいて,
面倒くさいから,長いものにはまかれろ的に
はいはいとついて行っている方たちがいて,
そんなのはばかばかしいと思いながらも,
それじゃあ,あんたが役員をやりんさいよと言われたら
とてもじゃないが引き受けられないから,
苦々しく思いながらも傍観している多くの方たちがいて・・・というのが実状ではないかと思います。

PTAの研修会で
子どもの権利条例についてこども未来局の方がお話をしてくださいましたが,
たった10分ほどの時間でした。
その3倍以上の時間が質疑応答に費やされて,
ほとんどが反対派の方の質問だったので,
まるで反対派の意見を聞く会のよう。
会の締めくくりのあいさつは
旧市民球場跡地についての意見表明。
政治集会以外の何ものでもないじゃないかと
改めて強く感じました。

PTA活動に熱心な役員以外の一般会員,
一般の保護者のところには,
権利条例の本当の姿はほとんど届いていないと思います。
プリントが何回か配られただけ。
説明会や講演会も今までに何度かあったと思いますが,
参加するのは役員がほとんどじゃないでしょうか。
そこで熱く語られる反対意見や,例のヘリクツを聞かされて,
何となくそれになびいてしまう人も多いと思います。

学校にも市の方が説明に来られましたが,
一般の保護者に向けたものではなくて,
地域の方々の会議の際に,
冒頭の10分ぐらいで大急ぎで説明して帰られただけでした。
それじゃあ,全く伝わらないです。
市の人,本当は説明会などやりたくないのかな?と思ってしまう程でした。
それとも,やりたくても思うように出来ないような構図が出来上がっているのでしょうか。


反対派の熱い(暑苦しい!)ヘリクツをさんざん聞かされた後で,
知人に「でも私はこう思う」と思いを伝え,
自分が知っている限りの情報を伝えたのですが,
熱さが足りなかったのか,
逆に暑苦しいヤツと思われたのか,
あっさりスルーされたようでヘコんでいます。

早くなんとかしないと
どんどん大きな濁流になっていって
押しとどめることができなくなるんじゃないか,
戦争が始まるときも
こんなふうに世論が形作られてしまったんじゃないか・・と,
不安になっています。

条例案を読んでも,よくわからないという人も多いです。
具体的にどんな時に子どもたちにとってどんなメリットがあるのか,
もっとわかりやすいリーフレット等があればいいなと思いました。

長くなってしまってすみません!

投稿: Hoch | 2010年8月25日 (水) 00時30分

そんな次元の反対なのですか…^^;

何だか、困ってしまいますね…。

それでも、民主主義ですから、
人数を集められたら、
そちらが主流…ということになってしまうのですものね…。

自由とか権利とか、その言葉自体に
まだ、私たち日本人は
何か、偏見を持っていたり、
本当の意味を、しっかり腑に落としていなかったり、
使い慣れてなかったりするのかもしれませんね…^^;

投稿: おやイスト みんと | 2010年8月25日 (水) 01時29分

すみません,横レスになっちゃいますが・・・。

まなさん,がんばれっ!って
ひとこと言いたくて。

本当におつらい経験をなさったのですね。
でもいつかまなさんがお母さんになったら,
きっといのちの大切さ・尊さをお子さんに伝え,
すてきなお母さんになられるだろうなと信じてます。

投稿: Hoch | 2010年8月25日 (水) 12時54分

親子でファンの子さま
私はね、あなたが元気で高校生活を送っているのがとてもうれしいのです。だから、来てくれて、会えたらうれしいのですよ。勉強、大変だけど、どうぞがんばってね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年8月28日 (土) 20時31分

うさこさま
そちらの方では、子ども条例どうなのでしょうか。反対する人たちは全国的な勢力なので、制定しようとすると、やはり大変だと思います。そうそう、うさこさま、次の方のコメント、読んでくださいね。うさこ様のコメントが、本当に彼女の力になっているのです。おかげさまで、わたしからもお礼を言います。ありがとうございました。

投稿: こうのみよこ | 2010年8月28日 (土) 20時36分

まなさま
長いコメント、ありがとうございました。あなたのコメントを読んでいて、泣きました。私のところに来る人の多くが、同じ思いをしているのです。でも、一つだけ言いたいのは、あなたは、その彼と今分かれて本当に良かったということ。そんな母親がいて、その母親に逆らうこともせず、同調する男性と一緒になっても、将来がとてもつらかっただろうと思います。サイテーの人。あなたも本当に人を見る目がなかったのだと、後悔するとしてら、そのことですね。この後のHochさんのコメントも読んでくださいね。またつらくなったら、何回でもコメントください。お返事は遅くても、必ずお返ししますからね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年8月28日 (土) 20時43分

Hochさま
教えて下さってありがとうございます。情けないことですね。どちらも。本当に子どもたちのことを考えると、私は条例が成立してほしいです。真に子どもたちのことを考えていない人たちが、あれこれしているようで。それから、まな様へのコメントもありがとうございました。感謝です。いつもいいますが、いつか会いたいですね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年8月28日 (土) 20時47分

おやイスト みんとさま
ええ、本気で子どもたちの世界を考えなければと思います。声の大きい人に流されてしまうと、いつの間にか、世界が流されてしまっていると、そんな道をくりかえしそうで。ささやかに問題提起しているつもりです。また、ブログも覗かせていただきますね。どうぞ、お体お大事に。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年8月28日 (土) 20時50分

 こんばんは♪ 風が秋めいてきましたね~(^_^)

 さて、こちら大阪南部の小さな市ですが、まだ子ども条例の制定はされていません。ただ、府全体としては子育て支援という視点での子ども条例は制定されているようです。(付け焼き刃のネット調査によると。(^◇^;))
 制定前のパブリックコメントを読んでみると、同じように義務とセットにした権利と捉えたり、わがままを権利の中に入れてしまって反対を唱える人たちはやはりいたようですね。
 客観的に見て、賛成派と反対派は論点が違うので、平行線をたどるしかないであろうと思います(^_^;)

>まなさん
 本当にしんどい思いをされましたね。
 書き込むこともしんどかったでしょう。
 この世の中には本当に色んな人がいて、その色んな人によってこの世の中が出来上がっています。
 そんな当たり前のことに私もつい最近はっきりと気づきました。
 ゆっくりでいいと思います。
 考えて考えて考えたら、きっと前に進んでいると気づく日が来ると思います。
 まなさんは行きつ戻りつしながらも、確実に前に進んでいると思いますよ。
 とにかく私はあなたに生きていて欲しいのです。

投稿: うさこ | 2010年8月31日 (火) 22時49分

うさこさま
引き続いてのコメント、ありがとうございます。うさこ様の思いがまな様に届きますように。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年9月 5日 (日) 07時34分

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