夏期セミナーについて。
性教協の夏期セミナーは、今年で29回。来年は30回の記念大会となります。プログラムとしては、基調報告、記念講演、トーク&トーク(パネルディスカッション)。
そして、模擬授業、テーマ別分科会、講座、あなたにフィットプログラム等が34。参加者は午前に一つ、午後に一つの参加をして学びます。
理論講座が二つ。
内容としては、小学校、中学校、高校、障がい児、児童養護施設、それぞれの場で、いのちの始まり、誕生、性被害、STI(性感染症)、デートDV、性同一性障害、貧困と性教育、男性、女性のそれぞれのライフステージと性の健康、など多岐に渡ります。
これらを、それぞれの現場で実践して来たことのその報告です。
広島からは、先日の広島セミナーで行った、城さんのアサーションの授業、「気持ちを伝えあおう~私もあなたもOKのコミュニケーション力を~」を持っていきました。部屋一杯の参加者で、例年城さんのファンが増えていることがわかります。その実践力は素晴らしくて、皆さんの感想文にも、感動があふれていました。
速報からです。「人間には、いろんな感情があって、どんな感情を持っても良いんだよ。という切り口は、改めて考えさせられた。問題は、どんな感情を持つかではなく、その感情を堂表現して、どう伝えるかなんですよね。・・・城先生が言われたとおり、日常で何が起こっているのか、子どもはどういう背景を背負っているのかを一人ひとりにきちんと向き合うことの大切さを学びました。」本当は、すべての感想文を読んでいただきたいのですが。
「子どもたちのコミュニケーションに関しての課題(それは、大人社会の反映なのですが)は、年々深刻になっているようです。「自分の感情をうまく表現できず、乱暴な言動をとったり、押し黙ったりする」「傷つくことを恐れ、気を遣いながら表面的な関係しかもてない」など、日々接する子どもたちの中に当たり前のように見られる姿です。」これは、城さんの資料の最初に書かれている文です。城さんは、生徒達への愛情あふれた教師です。
日々報道されている凄惨な事件の加害者が、どれだけコミュニケーション能力を鍛えられてきたか、いつもそれを考えます。私自身が接する若者達も、また、長い間共に暮らしていながら、お互いコミュニケーションが取れあっていない更年期の方がたにも、このような教育を受けていない、むしろ逆に自分を抑え続けて、そしてついに大爆発してしまう、そんな姿を見るのです。
性教協のことを、政治的意図を持って「過激な性教育」をしているグループと、デマを広める政治集団がいます。実際、このような実践を見てもらいたいと、会に参加するたびに思います。
土曜日の9時過ぎに金沢駅についたのですが、広島のメンバーが金沢駅にある「金沢旬料理 八兆屋 駅の蔵」で待っていてくれました。金沢の料理は和食と言っても、一工夫も二工夫もしてある、きめ細かい配慮があって、楽しいし、美味しいものでした。これは、生麩の田楽です。味噌が全部異なっています。
また他にも食べたものをアップしますね。
コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。
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コメント
先生~、恥骨結合乖離になってしまって・・・
もしよろしければ、治療方法おしえていただけますでしょうか?
痛くて・・・上の子を抱っこできません。
投稿: N | 2010年8月 2日 (月) 18時25分
Nさま
わあ、大変。まだ女の子の誕生、おめでとうございます。と、お祝いも言わないままで、ごめんなさい。ええっと、恥骨結合離解は、珍しいものではないのですが、痛くて歩けなくてつらいですね。マジックテープつきのだて巻きを恥骨の位置でしっかりきつめに巻いてください。そして、歩くのは、できるだけ後ろ向きに。前向きだと、痛くて足が上がらなくとも、後ろ向きだと歩けるはずです。それから、張り切りすぎないように、のんびり、ごろごろがいいのだけれど。お二人もお子さんがいると、そうも行きませんかね。授乳していても、痛み止めはのんでもいいですよ。つらいときには、どうぞ。痛いより痛くないほうがいいですね。我慢するより、お薬の力を借りてでも、快適なほうがいいと、そんな発想が必要です。どうぞ、お大事に。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2010年8月 3日 (火) 02時05分