養子縁組の一家に会いました。
末っ子の男の子は、私のクリニックから養子縁組で引き取られて行った子です。本当にナイスボイになっていました。会うなり、私をハグしてくれて、涙が出そうでした。お姉ちゃんもハグしてくれました。赤ちゃんを引き取るためにお父さんと一緒に来ていたお姉ちゃんは、まだ小学生でしたが、すっかり大きくなって、やはりナイスレディです。
この子が生まれるときの、とても困難な状況を思い出しまし た。今、甘えん坊で、無邪気で、明るくって、かわいい子です。お父様によると、算数がよくできる賢い子なのだそうです。
お母さんが話して下さいました。ドクターから、もう子どもは産めませんと言われてとても悲しかったけれど、神様にこんなにいい子を授けてもらいました。
近藤紘子さんと、ドクター河野に感謝しますと。それから、産んでくださった実母にも。もし、将来、実母がこの子に会いたいという気になったなら、内の方は、いつでもO.K.ですと伝えていると言われました。
もちろん、彼にも養子のことは伝えていますと。ただ、今、それをどれだけ理解しているかは分からないけれど、そのうち、しっかり受け止めるでしょう、とのことでした。
私は私で、こんなに幸せに育ててもらってありがとうございます。感謝します。そして、彼に会わせて戴いてありがとう。私は、とてもハッピーです。と言いました。
そして、この写真をブログにオープンにすることを、O.K.ですと了解してもらいました。どうぞ、いつまでもお幸せに!!よろしくお願いします。
昨夜は、臨床産婦人科医会でした。東海大学医学部の産婦人科教授三上幹男先生の「子宮頸癌傍大動脈リンパ説転移症例への挑戦」というタイトルでのお話しでした。要するに、進行してずっと上の方のリンパ節にまで転移している癌の方の手術のお話しです。約8時間かけて、集中力を持って手術をやり遂げるというお話しを、動画も含めて語って下さいました。
久々に感動しました。情熱を持って治療に取組んで、患者さんの治癒率を高める、すごい人だと思います。私は、もう今は癌の患者さんの治療はしませんが、私が診た患者さんをどこの病院に紹介するか、そのための情報をしっかり持つことも大切です。病院を選ぶのも、寿命の内、という説が本当だと思いました。
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コメント
ナナママです。
上手く表現できませんが、
ほんとうにほんとうに、
よかったねって、
心から、思いました。
投稿: ⑦パパ | 2010年7月23日 (金) 08時42分
困難な状況で生まれた子どもさんの、こんなに素晴らしい笑顔。
胸が熱くなりました。
先生にはいつまでもお元気でいていただきたい方が、たくさんいらっしゃいますね。私もその一人です。
タイガーバームの件、お役に立ててうれしゅうございます。
痛くて叫びたいお気持ち、よくよくわかります。
表現できない痛さ、やりきれない痛みですよね…。
できることなら首をすげかえたいような痛みですね。
サランラップマッサージの件は、言葉足らずで失礼しました。
痛みのひどい時だけマッサージしても、少しは楽になります。
普段から少しずつマッサージして、筋肉を柔らかくするとよいそうです。
ブログを読んでいる時やテレビを見ている時なども、ごしごしこすりなさい、と言われています。
忙しくて、なかなか実践できないのですが。
1日二分でも、寝る前に。
そう心掛けています。
楽になられますように(^ー^)
投稿: 美代美 | 2010年7月23日 (金) 16時35分
生みの親より育ての親と申します。
健やかに育って欲しいものです。
投稿: めかちゅーん | 2010年7月23日 (金) 21時58分
私もその一人です。先生、こんばんわ。
幸せそうで本当に嬉しいですね。
釜山の食事も美味しそうです。いつか行ける日の為にお店の名前などメモしておこうと思います。
先生のブログのお写真はどれも眼福です♪
投稿: アン | 2010年7月23日 (金) 22時49分
どんな困難な状況で生まれてきても、
その赤ちゃんには幸せになる権利がある!と強く思いました。
いま「権利」というものをしっかり学ばなくてはと思っているところだったので、
この男の子の笑顔、このご家族の笑顔は
「幸せである権利」「幸せになる権利」の象徴に思えました。
幸せな笑顔は、周りのみんなをも幸せにしてくれますね
投稿: Hoch | 2010年7月24日 (土) 10時00分